担当者のブログ

2011年3月

2011年3月の記事一覧です。

今月の農業法人: (有)福山特殊農産

 

毎月1回を目標に紹介する「今月の法人紹介」ですが、だいぶ遅くなってしまい、申し訳ありません。

ただ今、農業会議の事務所引っ越し中で、事務所の中は倉庫のように段ボールが積み上げられています。
引っ越しで書類の整理をしていると、おもしろいものを発見しましたよ。

昭和36年(1961年)の鹿児島県農業法人協会の文書綴りや、会員の方々の昔の写真など。
昭和時代の法人協会の会費は、約500円でした!
今で言うと、一体いくら位なのでしょうか?

昭和36年にも鹿児島県農業法人協会があったということは「平成9年設立」というのが嘘だったのか?そうではありません。現在とは別の機関で運営されていた様です。
詳しい内容については、後日ブログで紹介したいと思います。

 

さて、今回は、(有)福山特殊農産に行ってきました!

DSCN1505.JPGのサムネール画像

(有)福山特殊農産 川畑勉 代表取締役

代表取締役 川畑 勉 様(64)は、現在ピーナッツ・さつまいも約15haを生産し、こだわりの加工品を製造していらっしゃいます。

最近は、形がきれいで安い中国産のピーナッツが多い中、川畑社長は、形は不揃いですが、甘み、旨みを持ち揃えた味の良い、安全な国産のピーナッツを作り続けています。
川畑社長は独学でピーナッツの生産を始めました。収穫した殻つきピーナッツは、特注の機械に投入し、殻を砕いて選別し、綺麗なものだけを8台のガスオーブンで焼き上げます。

DSCN1546.JPGガスオーブン(一部)


工場に入ると、こんがり焼けたピーナッツのいい香りが漂います。
ピーナッツを使った加工品では、実演販売から学んだノウハウを活かし、かりんとうや佃煮や味噌などに使っていらっしゃいます。

DSCN1502.JPGピーナッツを使った加工品の一部紹介。

 

「畑のスイーツ」である芋の加工品は、紅はるかと安納芋を原料とし、スイートポテトや芋あんパンになり、ホテルや専門店、物産館などで販売されています。焼き芋では、焼き方や温度、時間にこだわり、糖度が変わらないよう大手食品メーカーと共同開発し、試行錯誤の上、完成した品物です。先ほどのピーナッツで使用するのと同じガスオーブンで、おいしく焼き上げます。


コピー ~ DSCN1540.JPG焼き上がったばかりの焼き芋

「ちなみに、家で焼くときには薄い塩水につけてから、焼くとおいしいよ~。」と自宅でもできるおいしい焼き芋のポイントもうかがってきました。

その他にも、大根やわかめ、うり、生姜、大豆など、県内産のあらゆる農水産物を使用した加工品を作っていらっしゃいます。

DSCN1523.JPG
加工品を作っている様子

多いときには、100アイテムの商品を販売しています。
(有)福山特殊農産のオリジナル商品の紹介【あくまき、ピーナッツみそ、茎わかめ等のみそ漬け、かつお玄米みそ、さしみ芋こんにゃく、昆布みそ漬けなど】

DSCN1539.JPG

DSCN1504.JPG(有)福山特殊農産の代表的な商品を一部紹介

その中でも、芋こんにゃくについては、こんにゃく芋100%、木炭汁100%と強いこだわりを持ち、伝統的な方法で作っています。1日に1000丁売り上げることもある人気商品となりました。
コピー ~ DSCN1538.JPG川畑社長と自慢の芋こんにゃく

地域の農産物を使った加工品や伝統的な芋こんにゃくなどは、県内の物産館や百貨店、スーパーだけではなく、県外のスーパーとも契約し、商品を納めています。

 (有)福山特殊農産には貯蔵庫があらゆるところにあり、冷蔵のもの、冷凍のもの、湿度・温度管理が必要のものと分別し綺麗に整理され、保管されていました。

DSCN1578.JPG貯蔵庫の様子

また、下の写真のように100g~500gのサイズ不揃いの芋を袋に詰め、一定料金で販売するという方法で、サイズ別に仕分ける手間を減らし、価格を落としています。
コピー ~ DSCN1572.JPG販売する青果芋

 

川畑社長は、県外の他産業で働いていらっしゃいましたが、29歳の時、鹿児島県に戻り、他産業で働きながら農業を始めていきました。

周りの人と同じことをしていても、儲かることはできないということから、紫芋を売り始めました。1993年7月に霧島市福山町に(有)福山特殊農産を設立しました。
「地元の地域活性化のため、外国人を入れず、シルバー人材や地元の方を雇い、お互い様に生きている」とおっしゃっていました。川畑社長は、畑から口に入るまで、目の見える範囲で生産・加工・販売を自分の手で行っていらっしゃいます。
実際、社長自ら10年程前まで百貨店や物産館などに立ち、焼き芋を販売されていました。

今後は、「お客様に商品のこだわりを理解してもらえるように、ストーリーを伝えたり、商品に説明者や印刷物をつけたりと、他に比べ直売所に足りないところを充実していきたい。また、現在12月からの販売となっている芋を、今後は年間通して販売できるよう取り組んでいく。」と、力強い目標でした。
後継者募集中の(有)福山特殊農産!興味のある方は、鹿児島県農業法人協会事務局までご連絡下さい。
川畑社長、これからも頑張って下さいね。

(有)福山特殊農産についてもっと知りたい方はこちらをご覧下さい。