担当者のブログ

2013年9月

2013年9月の記事一覧です。

今月の農業法人:(有)ライス郷井手口

夏も過ぎ、もうすぐ平成25年度の新米が店頭に並び始める時期となってきました。

鹿児島県の最北部伊佐市でおいしい米づくりに想いをかけ、自社で肥料作りから生産管理、精米から販売までを行う(有)ライス郷井手口にお邪魔してきました。まずは、ライス郷井手口で中心となって働かれる方々をご紹介!

現在、米20種程度を生産・販売し、数多くの受賞をされ、米作りの達人である井手口 正 氏。

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井手口 正 代表取締役

父の米作りの能力と知識を身に付けながら、お客様へ美味しい米を提供する〝井手口 正昭 氏"(長男)。

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井手口 正昭 氏

徹底した米作りに励み、厳しい指導を行なうが、従業員の方々からも慕われる〝井手口 和也 氏″(次男)

この他、奥様方、他従業員9名、中国人実習生5名の計14名で成り立っています。従業員の1人である内野さんは、異業種から農業法人であるライス郷井手口へ入社し、従業員同士仲も良く、会社でありながらもまさに〝HOME″であり〝FAMILY″の様であたたかさを感じると、充実して働いていらっしゃいました。

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従業員の内野さん

 

他の従業員の方々と、責任感と熱意を持った元気な方々で、一生懸命さがひしひしと伝わってきましたよ!まず、会社へ伺って目にしたのは、針もなく、動いてもいない時計・・・よく見てみると「年中夢求」。探求して、夢を1つずつ叶え、また探求するといった繰り返しが成功を物語っている気がしました。

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おいしい米づくりに必要不可欠の、『水・空気・土』ですが、九州山系の清流水を使用し、標高180m前後の大口盆地の澄み切ったすがすがしい空気は「鹿児島の北海道」と呼ばれるほどで、昼と夜の寒暖差が大きく作物にとっては申し分ない環境の中、屈指の米どころで米づくりに適した豊かな田園で、約100haの生産規模を誇るライス郷井手口です。
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田んぼの様子

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きれいな水が流れていました。

化学肥料や農薬は使わず、アイガモ製法で無農薬栽培に取り組み、自分たちが働きやすく、従業員にも負担のかからない腹8分目程の生産を行い、1つ1つ丁寧な手入れをするよう、心がけることを作業の基本としています。また、美味しい米づくりの為に平成21年から田畑輪換でタマネギを生産し、連作障害をなくし、相互にとって条件の良い土づくりに励んでいらっしゃいます。

もう1つの理由としては、4年前に受入開始した中国人実習生に1年を通して、研修を行いたいからでした。2年間の日本の研修の中で、少しでも多くの知識を身に付けてから、中国に戻ってほしいとを考え、タマネギの収穫や選別などは基本的に中国人に任せていらっしゃいます。

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タマネギの収穫中!

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中国人実習生も一生懸命
日本人の従業員も手伝います!

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収穫した玉ねぎは2トントラックで
会社に運ばれます。
甘くて、臭みのないサラダ玉ねぎです!
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フォークリフトで運ばれる先は・・・
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 徹底した温度・湿度管理された
貯蔵庫です。 
ライス郷井手口のたまねぎは、完熟肥料、米ぬか、竹チップ、塩、海水、ミネラルたっぷりの「奥薩摩玉三郎」として出荷されていきます。
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主な年間スケジュール

 

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

米(早)

 

播種

播種

田植

田植

管理

収穫

収穫

 

 

 

 

米(普)

 

 

 

播種

播種

田植

田植

管理

収穫

収穫

 

 

タマネギ

管理

 

 

 

収穫

収穫

 

 

 

種蒔

植付

植付

 

会社名である「ライス郷井手口」は、「ライス井手口」だと自分らしさ、会社の強さが伝わりにくい気がして、井手口社長らしい〝going my way″のGOをふるさとの郷にかけたとのこと。まさに、going my way を貫き、有機米の生産規模は県内No.1で取り組んでいらっしゃいます。

地元の雇用促進や田畑の運用にも力を入れ、さらにきれいな稲を知ってもらいたいと田んぼアートにも取り組み、今まで、「桜島」や「西郷どん」や「東京スカイツリー」などを作られました。

ライス郷井手口には、独自ブランドの米が多種類そろっています。その中でも、「十曽渓流米」「さつまあさひ」は、食味鑑定コンクール受賞の商品です。「十曽渓流米」は、新米時期の10月から11月が一番おいしいと期待をもたれる時期ですが、1~2ヶ月低温倉庫で寝かすことによって、うまみが増すようです。その他、玄米食の米など、消費者の希望に応えようと、様々な米がそろっており、どれも、こだわりをもった商品で多くの賞を受賞されています。

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様々な分野で皆さん受賞して
いらっしゃいます!

ライス郷井手口の米は、顧客向けには、鹿児島市内の直売所もしくはインターネットでの販売をされていますが、県内の他、関東、関西など県外のお客様もいらっしゃり、割合的には半分半分らしいです。「おいしい」と思ってくださったお客様から、お歳暮や贈り物などを通して、また新たな新規のお客様といった形で少しずつ広がり、現在200名程の顧客に愛されているお米です。

鹿児島市内直売所はこちら。

曾祖母の時代から米作りを行ってきた井手口家の4代目となる井手口社長は、鹿児島県農業法人協会の仲間と一緒に、他県・他社との交流を積極的にとり、今後の戦略を狙いつつ、常に新しい夢を求めて行動されます。そんな背中をみる、後継者の正昭さんは、「今後、引き続いていくためには、新たな発展も考え、維持・拡大をしていきたい」と話されます。

最後に・・・猫の手も借りたいくらいの忙しい時期だったにも関わらず、従業員の皆様、元気いっぱいで、親切にしていただき、感謝します!ありがとうございました。

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(有)ライス郷井手口について、もっと知りたい方はこちら。