担当者のブログ

宮崎・沖縄・鹿児島3県合同農業法人経営トップセミナーin鹿児島

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局の山野です!

 

1月17日(水)~18日(木)に「平成29年度 宮崎・沖縄・鹿児島3県合同農業法人経営トップセミナーin鹿児島」をかのや大黒グランドホテル(鹿屋市)で、92名の出席で開催しました。

 

 

トップ1.jpg

 

今回は2日間通じて「加工」をテーマとし、講演、事例発表、現地視察を行いました!

 

<日程表>

1日目(1月17日)

2日目(1月18日)

〇開会

〇基調講演

〇事例発表

〇情報提供

〇情報交換会

〇現地視察

 

<1月17日(水)>

〇開会

主催者を代表して、古川会長より挨拶!

 

 

トップ2.jpg

 

 

来賓:鹿児島県農政部経営技術課 課長 鳥取部 勉氏

鹿児島県大隅地域振興局農林水産部 部長 久保 公従氏

代表して鳥取部課長に祝辞をいただきました。

 

 

トップ3.jpg

 

 

〇基調講演

演題:「(消費者ニーズからみた)農産物加工の将来性と当社の取組内容」

講師:出萌() 代表取締役 岩橋 孝行 氏

 

出萌()の5つのこだわり

・「安定供給」

・「おいしさ」

・「顧客ニーズ」

・「安心・安全」

・「栽培」

 

事業内容

・ピーナッツもやし、椎茸、トマト等の栽培・加工・販売

・キャベツ、タマネギ等の契約栽培品の仕入・販売

・むき玉ねじのライン加工・販売

・デザート、鍋スープ等のOEM委託PB商品の販売

・豆腐商品の仕入・販売

トップ4.jpgトップ5.jpg

 

 

起業したきっかけから、自社の取組について失敗談など交えてご紹介いただき、現在行っていること、今後の方向性についてお話いただきました。

“今後は輸出も含め付加価値が上がる加工品を重視すべきだ”と強調され、「自社で加工品に取り組むには体力がいる。需要減で大手企業も工場に空きがある」と参加者の方々へ選択肢の一つとして示されました。

 

実際に農家と連携して加工・販売をされていることもあり、今後の経営戦略として加工を考えている方にとっては、参考になるお話をうかがえました。

 

〇事例発表

今回は3県合同ということもあり、各県から発表者を1名ずつ選出!

 

・宮崎県

宮崎食研() 代表取締役 田原 敬介氏

 

 

トップ6.jpg

 

 

宮崎食研()は、田原氏が先代と代替わりした平成8年に法人化され、現在は、食品製造・商品開発、自然食品、健康食品、ペットフードなどを取り扱っていらっしゃいます。

自社のキャッチコピーとなっている「てまごこち」とは、“ひと手間”かけて“真心”をお届けする想いが込められています!

 

今までに開発された加工品について商品・商品開発エピソードを紹介されました。

・「てまごこちカレー」

一番人気商品!自宅で本格フレンチカレーを楽しめます。宮崎野菜がたくさん使用。レシピは世界で3人のみしか知らない秘伝となっています。

他には、宮崎県の課題として3つ上げ、解決案について

①人口減少が止まらない →農業・商業系高校生が輝いて活躍する場所を地元に作る

②稼ぐ力が弱い     →売れる商品を開発して県外の販路を開拓していく

③存在感がうすい    →若者が失敗を恐れずにチャレンジする様をさまざまな機会に発信していく

上記のように話されました。

「農業を通じて、自分たちの知恵で宮崎の活性化を目指したい」と、お話されました。

 

・鹿児島県

()西田農産 代表取締役 西田 春樹氏

 

 

トップ7.jpg

 

 

鹿児島県農業法人協会理事でもいらっしゃる西田氏は、元々は他産業から農業へ参入されました。種子島で、安納芋、玉ネギを約91ha生産されています。

圃場、加工場等や、自社の加工品について発表されました。

加工品では、順調な例や苦戦している例を、数字などを交えながら説明し、参加者の関心を集めました。

加工する上で欠かせないのが、機材!とっても経費がかかる部分です。西田氏は、自社で工夫されている“蒸機”について、「蒸らすことに温度は100℃必要ない!90℃に設定するだけで大きく経費削減できる。特許を申請しようと考えているので、興味がある方は種子島まで見に来てくれたらいつでも見せます!」と笑顔で語られました。

 

・沖縄県

アーミファーム() 代表取締役 中村 成則氏

 

トップ8.jpg

 

 

アーミファーム()は、酪農を営まれており、昭和40年は3頭、平成16年は30頭、現在は畜舎の建替えを計画されており建替えとタイミングを合わせ90頭へ規模拡大を予定されています。自社の今までの取組や、酪農を取り巻く環境、今後の課題について発表されました。

 

「安い乳価」、「飼料の高騰」、「後継者不足」、「生産量過多による出荷制限」などの課題が重なり、このままではまずい!時代に合わせた大きな進化が必要ではないかと感じ、今後どうするか悩んだ時に“リスクを伴うが希望の持てるリスク”を選択され、規模拡大を図りましたが、課題が目の前に。

酪農地帯への住宅進出が増え、牛糞処理が経営を圧迫!

そこで、堆肥事業をはじめ、競争力のある堆肥を生産することができました。壁を一つ乗り越えたことで、次は「営業活動を強化し、新たな雇用創出」を目指され、6次産業化へ踏み込むことに。

ソフトクリームやジェラードを販売する自社直営店舗の「モーモーHOUSE」を開始。2016年11月に2店舗目も開店したときは、絞りたて牛乳を使用したクラムチャウダーなどの商品を追加!

今後の課題として、“魅力のある酪農による後継者の育成”などについて説明し、ダーウィンの進化論を引用!「生き残ることのできる生物は・・・強いものでもなく、賢いものでもない。環境に合わせ、自らを変え“進化”することのできたものだ!」と力強く語られました。

 

HPで本セミナーの参加した感想を紹介されていらっしゃいます!こちらも併せてご覧く ださい。

http://www.aamifarm.com/pdf/180122.pdf

 

発表者の皆さんありがとうございました。

各社それぞれの取り組み事例や、今後の戦略について発表され、現在、加工をされている方、今後、加工を始められる方、加工を検討されている方にとって、参考になる貴重な発表となりました。

 

〇情報提供

演題:「ICT・AI技術の動向と今後の農業経営」

講師:()ファームノートホールディングス 代表取締役 小林 晋也氏

 

 

トップ9.jpg

 

 

ファームノートは「世界の農業の頭脳を創る。」をビジョンに掲げ、現在は酪農に特化したクラウド牛郡管理システムFarmnoteと、牛向けウェアラブデバイスFamnoteColorという2つのサービスを提供していらっしゃいます。

小林氏は、AI(人工頭脳)について、農業の営農類型別にIOT活用の向き・不向き等についてなど説明されました。一番向いているのは酪農であり、畜産の中では鶏・豚・牛の順に向いていると教えてくださいました。

未来を取り巻く環境について独自の考えを持ち、参加者へ「農業には農業のプロがいらっしゃり、ITにはITのプロがいます。一緒に手を取り合って協力していきたい」と語られました。

 

ITと農業は一見、つながりにくい業種と思われがちですが、農家の農業法人化、農業法人の規模拡大に伴い、農業は他産業と連携しながらますます発展することが期待できる!と思わせる内容でした。

 

〇情報交換会

今回は、情報交換会でも共通テーマの「加工」を繋げたいと思い、当協会会員の加工品を展示・試食しました!セミナーの最後では、各社より一言ずつ紹介いただきました。

出展していただいたのはこちらの4社です!ご協力、ありがとうございました。

()南九州きのこセンター

()オキス

・農業生産法人()鹿児島マルサン農産加工

・アネット()

※下記画像の左側より

 

 

トップ10.jpg

 

 

展示風景はこちら↓↓

 

 

image022.jpgトップ12.jpg

 

 

トップ13.jpgトップ14.jpg

 

 

挨拶は、沖縄県を代表して沖縄県農業法人協会 宮城会長!

ちなみに、昨年度の本セミナーは沖縄県で開催され、鹿児島県からは12社と事務局で参加し、宮城会長には大変お世話になりました。

 

 

トップ15.jpg

 

 

乾杯は、本セミナー共催である農林中央金庫福岡支店九州営業統括 黒沢部長!

当日の会場設営や、受付では農林中央金庫職員の皆様のご協力をいただき、円滑な開催に繋がりました。ありがとうございました。

 

 

トップ16.jpg

 

 

乾杯を会場全体で行うと・・・皆さん笑顔が溢れます。

 

 

トップ17.jpg

 

 

中締めの挨拶は宮崎県を代表して、()興電舎 小野室長!

(一社)宮崎県農業法人経営者協会へは加入1年目で大抜擢です。ちなみに、来年度は宮崎県です!期待が高まります。

 

 

トップ18.jpg

 

 

トップ19.jpg

 

今回、他県の方々の参加もあり、進行役をセミナーでは肥後副会長、情報交換会では松原副会長に進行役を務めていただきました。

素敵な進行、ありがとうございました。

 

 

トップ20.jpgトップ21.jpg

 

 

 

<1月18日(木)>

〇現地視察

2日目は現地視察に行ってきました!

 

一箇所目は、当協会会員であり、1日目の展示会へもご協力いただいた、()オキスの「大隅物流事業共同組合農畜産物加工センター」へ!

()オキスは、生産、加工、販売、物流等を一貫とした商品として提案されています。ごぼうや生姜、人参等の野菜を乾燥して商品化しています。

 

 

トップ22.jpgトップ23.jpg

 

 

会社概要や、輸出する時の取り組みなどを試食をしながら説明いただきました。

 

 

トップ24.jpgトップ25.jpg

 

 

2箇所目は、()フェスティバロへ!

まずは、工場で会社概要などの説明を聞きました。

鹿児島の主幹作物である唐芋を生産・加工・販売まで行い、「ラブリー」など現代的で独創的なケーキに生まれ変わっています。

 

トップ26.jpgトップ27.jpg

 

 

人気商品「ラブリー」が生まれたきっかけや、ターゲットを絞ったブランディングについてなど説明されました。

工場から、店舗へ移動して試食や買い物をしました。

 

 

トップ28.jpgトップ29.jpg

 

 

トップ30.jpgトップ31.jpg

 

 

店舗の飲食スペースで、商品について説明いただきながら「ラブリー」を試食しました。美味しかったです!

 

最後は、()ひまわり農苑が所属する、敬心グループの販売部門である直売所「かやの郷」へ!

 

 

トップ32.jpgトップ33.jpg

 

 

現地視察では、大隅地区の坂上理事にバスガイドをお願いしました。

 

 

トップ34.jpg

 

 

ユーモアを交えながら、大隅地域の農業の特性について説明いただきました。

 

 

宮崎・沖縄から参加された皆さん!有り難うございました。

たくさんの交流を図ることができました。来年度は、宮崎県!是非、多くの方に参加いただき、県外の方々と交流を図りに行きましょう!