担当者のブログ

農業法人化・法人経営発展研修会(県立農業大学校会場)

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局の山野です!

 

2月19日(月)~20日(火)に「農業法人化・法人経営発展研修会」を県立農業大学校(日置市)で開催しました。

 

当協会として、平成29年度事業計画の中に“県立農業大学校との連携強化”位置付けており、今回は会場として使用させていただき、また意見交換会に学生さんが20名参加していただきました!

 

<日程表>

1日目(2月19日)

2日目(2月20日)

〇開会セレモニー

・オリエンテーション

・農業大学校の概要について

・研究部門の概要・研究成果について

〇現地視察

・研究ハウス(イチゴ、マメ)

〇交流会

〇基調講演

〇情報提供

〇県立農業大学校生と意見交換会

〇収入保険制度の概要について

 

<2月19日(月)>

〇開会セレモニー

まずは、県立農業大学校の研修棟へ宿泊するに当たりオリエンテーションを行いました。教修部農業研修課 寺脇さんよりご説明いただきました。

 

 

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さすが学校!お風呂の時間、消灯などのルールが定められており、参加者の皆さん「学生時代に戻った気分」「合宿に来ているみたい」「こういった趣向もたまにはいいよね!」と楽しんでいただけたようです。

 

オリエンテーションが終了したら、開会セレモニーの開始です。

主催者を代表して、古川会長より挨拶!

 

 

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つづきまして、農業大学校の概要について高田先生よりご説明いただきました。

 

 

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養成部門、研究部門、農業者研修部門などの概要や、どういったことを実際されているのかなどご説明いただきました。

農業大学校の特徴として、養豚科があるのは全国に2箇所しかないことや、取得可能な資格等、細部の部分まで丁寧に教えていただけました。

 

続きまして、農業開発総合センターの研究部門の概要・研究成果について、河野明宏副所長よりご説明いただきました。

 

 

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組織の概要から、最近の研究成果や取組中の事例についてご説明いただきました。参加者からの関心も高く、積極的に質問がでていました。

 

主な情勢の変化として、下記5つのことをあげられました。

①人口減少

179万人(H7)→165万人(H26

②農家数減少

7.6万戸(H7)→3.8万戸(H26

③大規模農家の増加(5ha以上)

1241戸(H7)→2864戸(H27

④農業法人の増加

390法人(H7)→1246法人(H27

⑤食の外部化率の上昇

40.7%(H7)→44.7%(H27)※野菜59%・・・半分以上は家庭のまな板で切られていない!

 

こういった情勢の変化をうけ、研究内容も変化!

①プロダクトアウト(作ったものを売る)から、マーケットイン(売れるものを作る)へ!

②スマート農業

 

上記①のマーケットインの取組として、農業開発総合センターでは、農業法人からの「こんな研究をしてほしい!」「こんな研究を一緒にできないか!」などの提案を農業開発総合センター及び、各地域振興局で受け付けています!興味がある方はお問い合わせください。

 

〇現地視察

雨が降る中、農業開発総合センターの施設を視察してきました。

 

 

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〇交流会

今回は、交流会も農大の和室で開催しました。普段は、ホテル等で開催することが多いので、参加された方より「公民館で集まってるみたい」、「昔を思い出す」、「最近、地元で集まる機会も減ったから、こういった距離感の交流会は久しぶりだね」と懐かしんでいただけた方など、皆さん楽しんで頂けました!

 

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<2月20日(火)>

〇基調講演

演題:「消費者目線の農業経営~マーケットインの農業を目指して~」

講師:(公財)流通経済研究所 農業・地域振興研究開発室 室長 主任研究員

折笠 俊輔 氏

 

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前日の交流会へもご参加いただいた折笠先生!一緒にお酒をかわした仲ということもあり、講演中の参加者とのやりとりも雰囲気よく進みました。

 

統計を交えた形で消費者目線の内容と、それに伴う経営戦略についてご講演されました。

一部、ご紹介します!

・顧客視点のポイント:ニーズを間違えていないか

大切なこと・・・真のニーズを捉えること、それに対応すること

ダメな例)〇〇が売れている⇒だから〇〇を作ろう

※「こうして」成功したから、今回も「こうしよう」

良い例)〇〇が売れている⇒「売れている理由」を考えて商品を作ろう

※前回成功した理由は「〇〇」だったから、今回は「〇〇」しよう

 

上記のことを説明されるときに下記のような例題をお話されました。

 

一時期、パクチーが一部の女性の中で流行しました!

その時に、「パクチーが売れている!だからパクチーを作ろう」はダメな例そのものです。

元々、生産されていた方も生産量を増やします!他の方も生産するかもしれません!そこに新規で参入しても乗り遅れてしまい、売れなければパクチーは軟弱野菜なので、値下がり、廃棄となってしまいます。

良い例を元に考えていくと、「なぜパクチーが売れているのか」考えてみましょう。

きっとパクチー単品を好んで食べる人は少数派で、パクチーを使用するアジア料理の人気が上がっているからではないでしょうか?そう考えていくと、パクチーではなく、アジア料理で使用する他の野菜、珍しい野菜等を取り入れていくことが成功する流れとなります。

 

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講演では、感覚では分かっていることを数値として、第三者目線としてなどの視点で話を聞けるので頭の中の整理ができる!と会員さんから言われたことがあります!

今回の講演は特にそういった意味合いが大きかったのではないかと思いました。

 

〇意見交換会

農大生の農業法人への就職率が年々上がっており、農業法人側も雇用確保を課題の一つとしてあげています。

そういった背景があり、お互いに連携を深めていくことが必要と、今回、学生との意見交換会を開催することとなりました。

 

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学生は、農業法人への就職を希望している農学部10名、畜産学部10名の1年生に参加いただきました。

学生さんは就職することに対するイメージが固まっていないようで、「休みはどのくらいですか?」「給料はいくらぐらいもらえますか?」など、不安な点を法人側で質問されていました。

また、自分が将来どんな農業をしていきたいか考えている学生は「実家が農家です。最終的には実家を受け継ぐ予定です。ただ、インターンシップでお茶農家さんを勉強させてもらい、他の作物に対する関心が高まりました。なので、すぐに実家に戻るのではなく、農業法人さんに就職してから将来について考えていきたいと思っています」としっかりとした回答をいただきました。

限られた時間でしたので、深い意見交換はできませんでしたが、会員さんにとっては、学生さんに自社のアピールをできる機会となり、学生さんも農業法人に就職することのイメージを持っていただけたと思います。

 

今回の研修会は多くの関係機関・団体の方々よりご協力いただきありがとうございました!

 

学生さんとの交流・・・若い人の集まり・・・若手会員!!むりやり繋げましたが、当協会の若手会員が企画する“農業法人ファーマーズマーケット”企画委員の募集を行っています(*^^*)

関心がある方は、事務局へお問い合わせください。

 

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