担当者のブログ

今月の農業法人:ゆす村農園(有)

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局の担当の山野です。

 

今回は、日置市伊集院町の【ゆす村農園(有)】をご紹介します。

 

取締役の東 愛理さんにお話しを伺いました。

最初から最後まで、農業をはじめたきっかけなどについて熱く語っていただけました

 

 

 

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まずは、会社の紹介!

ゆす村農園(有)は、平成17年6月に法人化。

役員4名、正社員6名、常勤パート1名で営まれており、経営規模は果樹33a、果樹苗木70aで、アボカド、マンゴーを含む10品目以上、約100品種の苗を生産されています。

 

 

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ゆす村農園(有)の設立に関しては、愛理さんの夢がたくさん詰まった素敵なお話が聞けました(*^^*)

 

はじまりは・・・、幼少期に父方の祖父母宅では、鶏を飼っていたり野菜を作っていたりする環境があり、その中で「農業が好き」という気持ちが芽生えました。「農家になりたい!」と祖父母に伝えると、大変だからという理由で反対されましたが、それでも小学校の頃は「やりたい!」という気持ちで過ごしました。

 

小学校6年生の卒業企画で、農家になる夢を一度挫折するきっかけがありました。

将来の夢ごとにグループに分かれての発表でしたが、愛理さんは、鹿児島市内に在住していたため、学年に200名いるうち、農業をしたい!と考えているのは、愛理さん一人だけだったのです。

発表は、先生の計らいで考古学を希望した生徒と2人で行いましたが、農家になれるものではない、と考えるようになりました。

 

意気消沈した愛理さん。他の夢が見つからず、中学校を過ぎ、高校は普通科へ進学しました。

その後、短期大学の経済科へ進学。そこで、一気に()ゆす村農園を設立するきっかけや出会いがありました。

 

まずは、教授!

農業経済の教授と出会い、「農産加工」の存在を知り、農業を仕事にすることが、今までのぼんやりとした夢ではなく、現実的に考えられるようになりました。

 

次に、県立農業大学校!

短期大学に通学することと並行して、県立農業大学校果樹科の聴講生として1シーズン受講しました。そこで出会った教授の影響は大きく、マンゴーが全盛期でありましたが、教授のお話を聞き、熱帯果樹の多様性を知り、面白さに触れることができ、今のゆす村農園(有)の主軸はトロピカルフルーツとなりました。

 

そして、地域の役場の方々!

短大1年生の時に、県立農業大学校に聴講生として通い、同時に、父方の祖父母宅の庭で手作りのハウスを設置し、週末農家を友人と始めていました。そこに、市役所の方々が来て、事業や支援などの様々な情報や協力があり、短大2年生の6月に()ゆす村農園を設立することとなりました。

 

最後は、親戚!

小さい頃は農家になることを反対していた父方の祖母からは、生産面の協力をもらい、元々経理の仕事をされていた母方の祖母からは、経営面で支えてくれました。他にも、親戚に税理士がいらっしゃり、会社創設時に支援してもらいました。また、経営コンサルティングしている親戚からの一言で「しっかりやってみて、能力を向上させてみたら!?」が最後の後押しとなり、週末農家ではなく、法人化することとなりました。

 

 

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ゆす村農園(有)では、熱帯果樹の苗木を生産されています。

苗木!?と、初めてお会いしたときはびっくりしましたが、今回の取材を通して、なぜ苗木なのか、知ることができました。

 

法人化した当初は、マンゴーが全盛期だったこともあり果実の販売も3~4年間されていました。しかし、伊集院の土地柄として、年に1回、-6℃になることがあり加温することが必要で生産が厳しく、また、生産を始めて3年間は収穫できず販売する商品がないため、空いていた畑で野菜を作って販売し、収入を得ていました。

そんな中、ミカン農家さんから「マンゴーの苗木を譲って欲しい」という声をかけてもらい、どんどん増えてきました。

 

そこで、熱帯果樹の苗木の需要を感じたことがきっかけで、良い苗木を提供したい!それぞれの現場で、収穫する体験を味わってもらいたい!と思い、苗木の生産・販売に取り組むこととなりました。

熱帯果樹の宿命で、重油代の高騰への対応に大変苦労されました。それでも、健康で良い苗木を届けることを目標に、毎年、前年の改善点について反省会を開き、一歩一歩前進をしています。

 

働く上で、1つ1つの作業をあわてず完璧にすることを心がけていらっしゃいます。

スピード重視ですると、汚くなり、後から手間がかかり二度手間となるため、社員さんにも「まずは、完璧に!だんだん慣れていくとスピードはついてくるから!」と指導されています。

丁寧な仕事が!ここに!!

 

 

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最初にご紹介した通り、多くの品目、品種を生産されています。そこには、愛理さんの想いも込められています。

「個人向けもありますが、産地に向けて多品種を取り入れています。購入された産地で特産品になってもらいたいです」と素敵な笑顔と弾んだ声で教えてくれました。

 

多くの品目を取り扱っているゆす村農園(有)ですが、下記URLHPで商品をご購入いただけます。

https://yusumura.com/

ちなみに、今の1番人気はアボカドです!耐寒性があり、育てやすいところがお勧め。

2番人気は、ライチ、スターフルーツです!苗木から1年程度で収穫できるところがお勧め。国産ライチは、普段見かけるライチと違い、ピンクで可愛い!!

 

 

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愛理さんは、「農業は好きで楽しいけど、運動音痴でインドア派だったため、体力が追いつかず、体がきつかったことが一番の苦労です」と苦笑いしながら教えてくれました♪♪

体力の維持向上を図りながら・・・新入社員が入社してくると、負けないように奮闘し、今ではハウスの屋根にも登れるようになりました!

ゆす村農園(有)の特徴として、東愛理さんも若いですが、社員の皆さんも若い!仲が良い!チームワークの良さを感じます(*´艸`)

 

 

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最後に、農業の魅力について「植物が育つとともに、日々、生活するのでエネルギーももらっています!おばあさんになっても、農業を続けたいです」と教えていただきました。

 

今後も、ますますの活躍が期待される、ゆす村農園(有)さん(・・)♪♪

東愛理さん!社員の皆さん!

取材へのご協力ありがとうございました。