担当者のブログ

(公社)日本農業法人協会 第7回次世代農業サミット

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局の山野です。

令和2年2月18日(火)~19日(水)に福岡県で(公社)日本農業法人協会主催の第7回次世代農業サミットが開催され、約200名の方々がご参加されました。

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鹿児島県農業法人協会からの参加は下記のとおりです。

()指宿やさいの王国

()上室製茶

〇鹿児島堀口製茶()

()オキス

 

【1日目(2月18日)】

<開会・あいさつ>

主催:(公社)日本農業法人協会 会長 山田 敏之氏

新型コロナウイルスによる感染拡大の影響などを踏まえ、各社がどのように捉え、経営に取り入れるか考える必要や、本サミットを通じて学んだことを自社の経営にいかに反映させるか考えてもらいたい。(公社)日本農業法人協会では政策提言を行っており、政策は現場の意見をくみ取っているが、それを使いこなす能力を上げていかないといけない!等、若手へ向けた激励を中心とした挨拶をされました。

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実行委員:次世代農業サミット実行委員会 実行委員長 鈴木 貴博氏

新型コロナウイルスによる感染拡大の影響を考慮し、本サミットの開催についてギリギリまで実行委員会と事務局で悩んだが、こうして多くの方に参加していただけたので開催して良かった。

自然災害なども含め、どこかの地域で良ければどこかの地域が悪いということが起こるが、自分のところだけ良いのではなく、みんなで成長して大きくしていきたい!更なる発展で日本全体の農業を大きくしていこう!等、若手同士の絆を深め発展していきたい熱意が溢れる挨拶をされました。

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来賓:九州農政局 局長 横井 績氏

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<アイスブレイク>

九州推進メンバーの()KARATSU TACHIBANA 上野 勉氏とシセイ・アグリ() 衛藤 勲氏より説明

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本サミットではグループ討議が多いので、グループの方と緊張をほぐすために研修に入る前にアイスブレイクを取り入れています。今回は、指二本だけでA4用紙をバトン代わりにして、グループ対抗リレーを行いました。始める前にグループ毎に作戦会議の時間を設けていて、それぞれアイディアを出し合いまいた。

<参加者自己紹介>

アイスブレイクで緊張をほぐし、グループ内で自己紹介!

<基調講演>

1日目のテーマは『新たなる物流革命』と題して、3名の講師が基調講演を行いました。

講師:ヤマト運輸() 伊藤 匡氏 

「農産品物流の効率化に向けて」

講師:()物流革命  村山 修氏 

「農産物等の共同物流・共同配送の取組み」

講師:流通経済研究所 折笠 俊輔氏 

「農業経営を物流視点で考える

~サプライチェーン視点で生産と販売をとらえる~」

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ちなみに、鹿児島県農業法人協会では1月17日(金)に第8回食と農を結ぶ交流フォーラムを開催した際に、「物流」をテーマにした講演でヤマト運輸()の小池氏と流通経済研究所の折笠氏にご講演いただきました(*^o^*)詳細は同HPでご確認ください

物流業界では高齢化によるドライバー不足や、集荷・納品作業による長時間拘束される労働等が課題とされています。課題に対する解決策をそれぞれの視点で提案や情報を提供いただきました。

<実行委員長より構想発表>

次世代農業サミット実行委員長()鈴生の鈴木氏は、自社で運送会社を立ち上げるなど、物流課題に対して積極的に動いています。発表の中では、本サミット1週間前に出来上がったばかりの自社の運送会社の決算書をスクリーンで説明されました。

実際に自社で運送会社を行うことの課題等をあげ、グループ討議で検討してもらいたいことをいくつか提案されました。

・県内で荷物をまとめて出荷することを講演で紹介されたが、都市圏から地方への出荷は可能なのか?

・本サミットの参加者で物流拠点にできるところはないか?

・地方市場(仲卸)を物流機能として運営・場所借りすることはどうか?

・どりあえず自社の抱える運送の悩みを全てだしてみましょう

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<グループ討議>

講演を聴いて、実行委員長の発表をうけて、各グループで討議されました。

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<パネルディスカッション>

パネラーは講師3名(伊藤氏、村山氏、折笠氏)

参加者代表(鈴木実行委員長、小田副実行委員長)

司会者(熊本氏)

パネルディスカッションの前に休憩時間を設けてあり、講演に対する質問やグループ討議の中で解決策が出せず講演者からアドバイスがほしい時は、次世代農業サミットのLINEでその場でメッセージを送り、届いたメッセージをもとにパネルディスカッションが行われます!
次世代農業サミットならではの仕組みですが、スピード感がありますね,.:+

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ディスカッションでは、パソコンをスクリーンに投影し、パネラーのお話に合わせ画面を切り替えていきます。話を聞くだけでなく、見ることで理解しやすかったです!

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~一部紹介~

課 題:今後、5Gや自動運転などが始まることで、物流価格が下がる!?

伊藤氏:今と同じことを行うのであれば、人件費が下がることないので、物流価格も下がることはない。テクノロジーを使い、人件費が削減できるのであれば可能性はある。

村山氏:トラックが1日2トン車で3万円という価格設定は変わらないが、1回転を2回転にすれば1回当たりの運賃は下がる。仕組みを変えて物流価格を下げる努力が必要。5Gは情報伝達等の技術改革なので運送より、市場のライブ配信などで活用していく予定。

折笠氏:荷主の集荷時刻や卸先の納品時刻に幅を持たせる等の努力で、お互いが協力していけば物流価格は下がる。また、パレット使用の普及が必要。

レンタカーを使った方が運賃と比べ安価になることもあるので、多様な可能性を比較し取り入れていけば下がる。

<情報提供>

()くしまアオイファーム 奈良迫 洋介氏

ナフィールドへ参加された経験や次回の応募方法をご紹介されました。

※ナフィールド:65年の歴史と1,700人ものネットワークのある国際農業奨学金制度。現在は世界中から年間80人程度のスカラー(奨学生)が選出され、2年間にわたり世界6大陸を世界編成チームで旅をし、先進的な農業技術や文化を研修するものであり、その国の農業を支える中心的なリーダーを養成するプログラム。

詳細はHPでご確認ください(https://www.nuffield.jp/

<交流交歓会>

第7回目ということもあり、馴染みのメンバーに会える喜びで交流会は終始盛り上がりました若手のネットワーク構築が着実にすすんでいます!

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【2日目(2月19日)】

<アイスブレイク>

昨日とはグループが異なるため、研修前にアイスブレイク!

交流交歓会で更に絆が深まり、会場の活気を感じました~

<参加者自己紹介>

もちろん、初めましての方もいらっしゃるのでグループ内で自己紹介を行います。

<基調講演>

2日目のテーマは『海外への挑戦』と題して、5名の講師が基調講演を行いました。

講師:()くしまアオイファーム 池田 誠氏

「強い農業はこえていく」

講師:()みやぎ農園 小田 哲也氏

「みやぎ農園の取り組み~ブータンでの技術移転からさらなる展開へ~」

講師:()轍 江口 慎一氏

「海外への挑戦:海外へ売り込め!~ボーダレスの時代を生きる~」

講師:鹿児島堀口製茶() 堀口 大輔氏

「自社の海外展開事例」

講師:アグリコネクト() 熊本 伊織氏

「農業者の海外進出プロジェクト事例」

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開催案内や資料に記載されていなかったのですが、鹿児島堀口製茶()の堀口 大輔さんが登壇されました!

<グループ討議>

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<昼食・休憩>

昼食前にアンケートとPRシートを記入しお弁当と交換です。PRシートには、経営概要を記入しますが、最後に参加者自身のことを記入する欄があり、ここを見て実行委員会で次のテーマ選択や講師選びの参考にします。

お弁当を食べながら、講師への質問等をLINEで送信!

スクリーンには、本サミットの動画や協賛企業のCMが流れていました(Д)大きいスクリーンで流れると迫力があり、ついつい見てしまいますね。

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<パネルディスカッション>

パネラー(池田氏、小田氏、江口氏、堀口氏)

参加者代表(三浦副実行委員長、吉見副実行委員長)

司会者(熊本氏)

こちらも1日目と同様に、休憩中に届いたLINEメッセージをもとにディスカッションが進められました。

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~一部紹介~

課 題:輸出のパートナーはどうやって探して、どんなところと組んでいる?外国の商社が多いのでしょうか?

堀口氏:商社とは組んでいない。日本での取引先のメーカーさんで海外事業部等があるところと一緒に輸出している。

池田氏:農水省HPに商社一覧が掲載されているので、掲載されているところ全てに電話をかけた。商社の立場でも考え、お互いに商売が成り立つ相手を探した。

基本、一緒に食事やお酒を飲んで、仕事以外の会話をすることで相手の人柄を見て仕事をするか判断している。

熊本氏:代理営業マンのような仕事が現地にあり、リーズナブルに利用できる。そういった方の仕事は、月曜日はA社、火曜日はB社の代理人として働くようなイメージで考えてもらえば分かりやすい。

研修の最後には、講師へ山田会長より感謝状の贈呈。

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堀口さんは急な登壇だったため、熱い握手を、ギュッと。

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<閉会>

あいさつ:(公社)日本農業法人協会 副会長 嶋崎 秀樹氏

次世代を担う参加者へ強い想いが込められたご挨拶で閉会となりました。

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第1回に参加した時も、参加者の熱気や研修内容・すすめ方などに衝撃を受けました。今回、九州で初開催ということで久しぶりに参加しましたが、更にパワーアップ!参加者同士の繋がりも回数を重ねる毎に深まり、研修のテーマが定められ、LINEやスクリーンの活用など理解しやすい工夫された研修会でした。

また、全国の若手農家さんとお話したい!と思っている方にはとてもお勧めです。

令和2年度は7月21日(火)~22日(水)に仙台国際センターで開催予定です!

開催案内が届き次第、会員の皆様へ御案内します。

ご興味がある方は鹿児島県農業法人協会事務局へお問い合わせください。