担当者のブログ

(公社)日本農業法人協会 第39回総会・夏季セミナー

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局の山野です。

 

令和元年6月13日(木)~14日(金)に東京で(公社)日本農業法人協会第39回総会・夏季セミナーが開催され、約350名の方々がご参加されました。

 

鹿児島県農業法人協会からの参加は下記のとおりです。

〇(農)ねじめ農園

〇(株)さかうえ

〇(有)コセンファーム

〇(株)カガヤキ

〇弁護士法人グレイス

〇(一財)あんしん財団

〇(公社)鹿児島県農業・農村振興協会

<第39回総会>

〇開会

(公社)日本農業法人協会の山田 敏之会長の挨拶で第39回総会が開会されました。

 

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〇来賓祝辞

・農林水産省 農林水産大臣 吉川 貴盛氏

・(一社)全国農業会議所 会長 二田 孝治氏

・(株)日本政策金融公庫 代表取締役専務取締役 農林水産事業本部長 新井 毅氏

・農林中央金庫 代表理事専務 金丸 哲也  氏

 

 

 

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〇来賓紹介

・(一社)全国農業会議所 事務局長 伊藤 嘉朗氏

・全国農業協同組合中央会 常務理事 肱岡 弘典氏

・全国農業協同組合連合会 常務理事 久保 省三氏

・(一社)日本フードサービス協会 顧問・理事 加藤 一隆氏

・日本生活協同組合連合会 常務理事 藤井 善継氏

・農業ジャーナリスト 青山 浩子氏

・筑波大学 教授 納口 るり子氏

 

〇政策提言の提出

山田会長より吉川大臣へ提出されました。

参考)(公社)日本農業法人協会HPhttp://hojin.or.jp/information/post_131.html

 

 

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〇決議事項

提案通り承認され、理事及び監事については下記サイトで紹介されています。新役員より御挨拶。

 

第11期役員:http://hojin.or.jp/common/disclosure/officer_list/

 

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<トップセミナー>

演題:逆境経営~山奥の地酒「獺祭(だっさい)」を世界に届ける逆転発想法~

講師:桜井 博志氏(旭酒造株式会社 会長)

 

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社長就任までの経緯や杜氏のFA宣言、社員の逃走など大変な苦労話をお話され、そこからの逆転話はドラマのような物語が語られました。

社員が逃走し、新入社員3名と夫婦2名で再スタートさせた時の「お酒造りのど素人しかいないから、社長が変わったことをしていても、変わっていることが分からないし気づかれないから、とてもやりやすかった」とおっしゃった逆転発想法が印象に残りました。

 

<アグリマネジメント講演会>

演題:農業分野における新たな外国人材の受入れ制度について

講師:伊藤 純也氏(出入国在留管理庁 在留管理支援部 在留管理課 調整官)

佐藤 一絵氏(農林水産省 経営局 就農・女性課長)

 

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関心が高い「特定技能」について説明されました。6月13日(木)時点で活用された事例は、全国で2名のみで、今年から徐々に技能実習生から切り替えが始まるのではないかと予測されています。

九州地区でも「農業特定技能協議会」が設立されました。

「技能実習」と「特定技能」の大きな違いは、研修として受入るのか、雇用として受入れるかです。「特定技能」は、転職が可能となっているので、他社への転職を防ぐため、今後のキーワードとして「労働環境の改善」があげられます。

「農業の働き方改革」検討会が平成29年より始まり、「農業の働き方改革協議会」の設立を予定しています。その中で、労働基準法の改正について協議され、「他産業と一緒にはできないか?」などの意見がでており、農業分野における魅力ある就業環境づくりを目指して協議をすすめていらっしゃいます。

 

参考)農業の働き方改革実行宣言HP https://be-farmer.jp/hatarakikata/

 

<アグリサポート倶楽部交流会>

出展は14社でした!鹿児島で開催する展示会へも出展いただいている企業さんもいらっしゃいました(*´艸`)

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<農業法人交流交歓会>

(公社)日本農業法人協会に新たな職員が6名入社され、1人ずつ自己紹介!

 

 

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挨拶、乾杯で交歓会が始まりました。

 

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参加者がいつもより多い!?と感じるぐらい情報交換、名刺交換、ご歓談で会場は盛り上がっていました。

 

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<テーマ別分科会>

①ホワイト物流について

農林水産省食品流通課 課長補佐(企画調査班担当) 宮本 英尚氏

②農業・食品サプライチェーン全体の生産性向上に向けて

経済産業省 サービス政策課 内田 隆氏

流通経済研究所 農業・地域振興研究開発室 室長 折笠 俊輔氏

③市場の物流の実態と青果物バリューチェーン垂直統合モデル

()物流革命 代表取締役 村山 修氏

④物流業界の現状と課題、解決に向けた取組み

ヤマト運輸(株) 第四法人営業部 伊藤 匡氏

 

 

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会員さんとお会いすると、雇用と物流の課題についてお話を聞くことが多いです。

今回、テーマ別分科会で「物流」がありましたので、参加してきました。

 

まず、「ホワイト物流」はご存じでしょうか?

深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、国民生活・産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的に、

・トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化

・女性や60代以上の運転者等も働きやすい、より「ホワイト」な労働環境の実現

に取り組む運動です。

「ホワイト物流」に賛同され、「自主行動宣言」をしていただくことができます。

参考)「ホワイト物流」推進運動ポータルサイトhttps://white-logistics-movement.jp/

 

次に、物流の効率化・コストダウンに向けて、大規模地域外への出荷を捉える長距離運送ケースと、地域内の近距離流通の2ケースを想定して今年、共同物流の実証実験がはじまります。

 

また、市場物流の実態は、食品スーパーでのクレームの内40%は「鮮度不良」で、そのうちの85%が農産苦情や下記例のようなコストとなっている。

【例1】ペットボトルは、6回トラック輸送、13回荷物のおろし・積みしている。

メーカー ⇒ 卸 ⇒ 小売 と流れているため、それだけのコストがかかっていることに、それぞれは気づいていない。

コスト22%のため、100円のお茶のうち22円は物流費!

農産物はコスト30.3%の物流費がかかっている。

参考として、農業の場合のトラック運賃コストダウン法は、垂直統合・水平統合を同時に行うとコストが下がる産業が紹介されました。

 

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最後に、物流業界の課題解決に向けた取組みとして伝票のデータ化や、受注データを活用した共同配送が紹介されました。

参考)「ベジネコ」プロジェクトプレスリリース

http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/pressrelease/2019/news_190304.html

 

 

最後に意見交換の時間が設けられましたが、時間が足りなくなるぐらい参加者からの物流に対するご意見や質問がでてきました。

 

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毎回、農業界の現状に寄り添った内容となっておりますが、今回は「雇用」や「物流」など、深刻化している課題について情報を得ることができました。

会員さんが東京まで行って参加することが難しい方もいらっしゃるので、鹿児島県での研修でも会員さんの課題解決や要望に寄り添った研修を開催しておりますので、是非、御参加ください。

 

今年は、九州・沖縄地区農業法人シンポジウムが鹿児島市で開催されます!

日程:令和元年8月1日(木)~2日(金)

会場:鹿児島市「鹿児島サンロイヤルホテル」

基調講演には、日本一のホワイト企業といわれる()未来工業の山田 雅裕氏をお招きしご講演いただき、他にも、農業ジャーナリストの青山 浩子氏の講演や九州・沖縄地区農業法人の雇用確保対策の事例発表、バイヤーマッチングなど盛りだくさんの内容です。

 

現在、参加者の申し込みを7月22日(月)まで受付しておりますので、興味のある方は、鹿児島県農業法人協会事務局宛てお問い合わせください。