担当者のブログ

令和2年度 人材育成研修会

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局の山野です。

令和273日(金)に人材育成研修会をマリンパレスかごしまで開催し、32名の方々にご参加いただきました。

 

<主催者挨拶>

肥後隆志会長より御挨拶

 

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<研修>

演題:「コロナ後の時代」に習得したい従業員採用のポイントと組織を強くする採用力

講師:()inspire 代表取締役 中重 修作氏

 

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今回は、経営者・幹部(農場長等)を対象に開催しました。

 

研修会の内容

 

1 人材採用を取り巻く環境

2 現在の採用手法について

3 採用ターゲットの明確化

4 人材採用の重要性

5 組織を強くする採用力

 

上記5点について講演!

 

1 人材採用を取り巻く環境」では、鹿児島県の有効求人倍率は、昨年と比較し急速に下がってきているものの、10年前、5年前と比べると、まだまだ人手不足の環境が続いています。

そこで、求職者の動向として、転職のきっかけや転職先を選ぶ際に重視するポイント、入社の決め手等について、アンケート調査を用いて読み取っていきました。転職希望者の転職理由にはそれぞれ背景があり、求職者の望みに対応できる職場環境を整えることが定着へ繋がります。

農業は、第一次産業であり、採用市場においては“不人気業種”と認識されています。「重労働・収入が不安定・汚い」等のイメージの払拭を自社として、地域や行政とタッグを組んで長いスパンで取り組んでいくことが必要だと考えられます。

 

2 現在の採用手法について」では、多様化する採用手法や初めて勤務した会社をやめた主な理由、多様化する求人広告、求人市場全体の動向が紹介されました。今年は、関東や関西の大手企業の多くが採用を行わないことを発表していることから、高卒者の県外流出都道府県1位の鹿児島県としては、高卒者が県内に残る可能性が高い年であり、高卒採用の日程変更もあり今からでも採用のチャンスがあるとお勧めされました。ただし、「必ず採用できる!」わけではないので、採用に結びつけるためのポイントも併せて紹介されました。

 

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3 採用ターゲットの明確化」では、各社によって求めている採用ターゲットは異なるため、下記のペルソナ分析を用いて整理していきました。ただし、必須条件が多いほど難易度があがるため、理想と現実の間でどうバランスを取るかが重要です。

 

 

経験・スキル・知識・技能

タイプ・姿勢・思考・価値観

必須

 

 

 

 

歓迎

 

 

 

 

 

自社が求める採用ターゲットを決めたら、次は採用ターゲットが「何故、転職しようと考えているのか(転職理由)」を考え、転職理由を解決する自社の強みを考えます。採用ターゲットの転職理由と、自社の強みの共感の接点をどれだけ具体的にできるかが、定着率に係わっていきます。

自社の強みを整理する際に、参考として下表について紹介されました。

目標の魅力

理念・ビジョンへの共感

戦略の将来性

構成員の魅力

風土の親和性

人材・人間関係の豊かさ

活動の魅力

仕事・ミッションの醍醐味

事業・商品の特徴・競争優位性

特権の魅力

職場環境・勤務場所の利便性

制度・待遇の充実度

項目ごとにチェックリストがあり、転職者目線で自社の魅力を整理できます。

 

4 人材採用の重要性」では、採用の背景について「何故、採用するのか?」、「採用目標人数は明確か?」、「人材確保に伴う売上拡大は見込めているか?」、「現状の人手不足の解消の方は、そのままでいいのか?」等を問い、組織図に年齢を記入して5年後、10年後を想定して考える必要性を示されました。

 

5 組織を強くする採用力」では、「採用力=企業力×労働条件×採用活動力」を紹介し、キーワードごとに掘り下げて説明されました。

 

 

採用について漠然と考えていたことを、一つ一つ整理し効果的に採用するために必要なことを盛り込んだ講演となりました。採用について、実施した対応策がすぐに結果に結びつくことは稀です。採用ターゲットを明確にすることや採用力を見直すことで、今、働いてくれている従業員の転職を防ぐ効果も期待できます。従業員を大切にしながら、会社の経営戦略として何年後に何名、スキルはどれぐらい必要か等を考え、採用を計画的に行っていくことが必要だと感じました

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<情報提供>

研修後の情報提供では、鹿児島県農政部農政課より黒鳥和也技術補佐にお越しいただき、「新型コロナウイルス感染症を影響を受ける農業者等への支援策」について、公募期間、支援対象、申請先、相談窓口、県庁担当課をまとめた資料をもとに、共通部門、耕種部門、畜産部門に分けて説明されました。

 

 

 

当協会会員向けには、「新型コロナ対策」と記載して関連情報をこれまでに11報まで提供しました。国の支援策等についての情報を迅速にお届けしています。今回の県庁農政課からの情報提供内容も、参加しなかった会員へも共有するため既に通知しています。

 

鹿児島県農業法人協会に関心がある方は、事務局(099-286-5815)まで是非、お問い合わせください。