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今月の農業法人:旭ファーム(株)

平成24年度第1号の法人紹介は、さつま町で養豚経営に取り組んでいらっしゃる旭ファーム(株)を紹介いたします。

昭和42年6月10日 有限会社大迫ファーム設立、昭和56年2月2日 農事組合法人 旭ファーム設立、そして平成19年9月20日 旭ファーム株式会社に組織変更し、現在に至っています。
祖父の時代から種豚販売農家を営んでおられ、お父様に引き継ぎ、現在は長男の大迫尚至(おおさこ・たかし)氏が代表になり、生産、管理、販売の一貫体制で取り組んでいらっしゃいます。

現代表取締役の大迫尚至氏は「元々、動物はあまり好きではなく、後継ぎになるつもりはなかった」と語られますが、先代が愛情をいっぱいかけて豚を育てている背中を見て育ち、家業に戻り、自分も頑張ってみようと決意し、同志社大学経済学部中退後、生産管理や飼育など約10年間勉強しながら、会社経営についても知識をつけ、後継者として、平成24年4月~社長就任されました。
大迫社長は、「当時を振り返ると、家業に戻り、従業員として養豚に向き合うと、薬品や餌を覚え、細かい作業や体調管理などに取り組むだけで必死だった。その分、新しい従業員の教育には、力を入れ、とことん分かるまで教える。生き物を相手にする仕事なので、手間を惜しまず頑張ってもらいたい。」と語ります。

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現代表取締役 大迫尚至 氏

趣味は、カメラや自宅での映画鑑賞。
最近は、多忙の為、のんびりと休日を過ごせていない様です・・・

「鹿児島」と耳にすると、黒豚がすぐに思い浮かぶかと思いますが、旭ファーム(株)は、鹿児島白豚に取り組んでいらっしゃいます。

(農場の様子)
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現在は、母豚1600頭を飼育し、毎日150頭を出荷、月に換算すると3400頭~3500頭となります。
出荷先は、鹿児島ミートとコワダヤのみです。鹿児島ミートへ出荷した豚肉は、全国精肉チェーンの柿安で販売しております。

独自のブランド豚である鹿児島XX・鹿児島OXは、全国で高い人気を誇っており、おいしさの秘訣は豚の健康状態には特に気をかけ、きれいな空気の中で、おいしい水と餌にこだわっていることにあります。
独自ブランドの鹿児島XXには、優れた血統豚のかけ合わせによる無限の可能性がかけられており、鹿児島OXには、名字の大迫と無限の可能性という由来がかけられています。

旭ファーム(株)では、食に対する安全性、安心感が求められる中で、安心・安全の確保をベースに「くせの無い」豚肉を作ることを基本としています。餌は、中部飼料(株)と開発した飼料を使用しています。通常、肥育飼料の主原料として使用されるとうもろこしは一切与えず、マイロや大麦、キャッサバ(芋類)・竹酢液などの100%植物性飼料を与えています。
その結果、エネルギー分が少なく、生育は遅くなりますが、良質なデンプンとオレイン酸を豊富に含み、臭みもないおいしい豚肉が出来上がるのです。
さらに、普通の豚では付加価値をつけて販売することができないと10年ほど前から、様々な豚のいいところを掛け合わせたハイブリット種に取り組み、日々の手間ひま、研究、管理は欠かしません。

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農場は、繁殖1か所、肥育4か所に分かれており、従業員それぞれが責任をもって担当しています。
現在、従業員は26名いらっしゃり、皆、未経験者や異業種からの就農です。
豚のことを知らない人が多い中、特に注意してもらいたいのは、「けが」と「病気の侵入」。
最初の方でも書きましたが、分からないことは、理解するまで教えるのが、旭ファーム(株)の指導方法。それに基づき、現場の責任者は、徹底した指導を行います。
大迫社長は、「未経験者だから一からの指導で大変だと感じたことはない。なにより、旭ファーム(株)の考え方、取り組み方に染まってもらう。」と、従業員を育てている会社です。

(繁殖農場)
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(肥育 第二農場)
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(肥育 入来農場)
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(肥育 八重農場)
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(肥育 木渋農場)
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さらに、旭ファーム(株)では、コスト意識についても徹底しています。
県内外のセミナーや異業種交流会などでコスト意識が高まり、コスト管理の厳しくない農業には、改良の余地があると、今後の可能性にも力をいれています。
世の中が求めている肉質、価格のニーズに応える為にも、今後、新しい品種の導入も考えていらっしゃいます。

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豚のことは、常に勉強、研究を欠かさない大迫社長

社長就任して、約1か月が経つ今、大迫社長は
「自分より知識を持った先輩たちがまだ頑張ってくれている。生産現場のことや豚のことなど10年以上勉強し、現場の大変さや仕組みも分かっている。
先代は、カリスマ性があり尊敬していた。
先代のおかげで今がある。
しかし、新たな経営発展を目指す今、先代とは違うやり方を考えている真っ最中。
会社の体力を蓄えてから、次のステップに踏み込んでいく。
常に自分の心にあるのは、『仲間を大切に!』
適材適所で、責任を持って、社員の方々に頑張ってもらいたい。」と、語ります。

今後、長引く不況の中、豚の価格低迷など課題は尽きませんが、社員や地域の仲間たちと更なる経営発展に頑張ってください。

 旭ファーム(株)について、もっと知りたい方はこちら

 

H24.5.18 第16回定例総会・春季農業法人トップセミナー

平成24年度になり、鹿児島県農業法人協会事務局のスタッフも入れ替わりました。
既にご存じの方も多いかとは思いますが、こちらでも紹介させていただきます。次長兼農政課長 田畑典裕、農政係長 大槻博、農政課主事 白石安希恵です。

会員の皆さまの更なる経営発展、地域発展に取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

さて、5月18日(金)に開催いたしました「第16回定例総会・春季農業法人経営トップセミナーは、参加者120名で大変にぎわい、無事終了することができました。
春季農業法人経営トップセミナーは、特例を除き、例年、総会に併せ開催しているもので、本年度は、3つのセミナーを実施しました。

1つ目は、当協会の理事であるカミチクグループ 代表取締役 上村昌志 氏に講演いただきました。カミチクグループは、餌づくりから研究、飼育までの生産部門~無駄のないカット技術や、こだわり牛肉提供の加工部門~社員満足、お客様感動の販売部門と一貫の流れはもちろんのこと、タイ、マカオへの輸出や東京で6店舗の焼肉店経営にも取り組んでいらっしゃる企業です。
当日は、少年時代や兄弟のこと、会社経営、現状と取り組みなどお話しいただきました。

セミナーⅠの様子
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現在、カミチクグループは、(株)カミチク、(有)錦江ファーム、(株)アンドワークス、(株)ケイフーズ、三州育成牧場、(株)ケイミルクで成り立っており、業種内容ごとに会社を設立しています。それぞれの分野で従業員の皆さんが、責任を持って、積極的に取り組んでいらっしゃいます。
その秘訣は、上村社長がかける人材育成にあると思います。
(株)カミチクグループでは、入社後2泊3日の基本教育であいさつ・返事・後始末などを徹底指導します。専門家を招へいしたり、上村社長自身の会社にかける熱い想いなどを、従業員皆さんに伝え、一緒に頑張っていこう!とエールを送る合宿となっています。
さらに、入社後1年経つまでは毎月、社長との課題や目標などを語り合う意見交換会を行います。
その他にも、誕生会や勉強会など従業員が満足して働ける環境づくりに取り組んでいらっしゃます。

IMG_5393.JPG上村昌志代表取締役

なんと上村社長は、従業員300名の顔が全て分かっていらっしゃるのです!
上村社長は、とても熱い人格者で、常に夢を持ち、何事にも一生懸命な方でありながら、周りの方々への感謝の気持ちは絶対忘れない方です。
今後は、食肉業界初のISO9001・22000同時認証を取得し、今後は各事業を、もっと深く専門的に行っていく様です。これからも、世界中の人たちに、安心・安全・美味な牛肉を安定的に好価格で提供し、笑顔と元気でいっぱいな(株)カミチクグループを応援させていただきます。

当日の講演も、社長自身の熱い思いをお話しいただき、参加者には「大変いい研修だった」と評価も高かったです。
上村社長、熱い講演をありがとうございました!

2つ目のセミナーは、(株)イトーヨーカ堂 加古川店 販売促進部長 辻野 均 氏を招へいし、講演いただきました。
セブン&アイホールディングスの経営方針や新しい販売方法などをお話しいただきました。

セミナーⅡの様子
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消費者や実需者の九州の「食」への関心が高まっている今、九州の農畜産物・加工品の売り方や認知度について勉強できました。
ネット販売や口コミで、販路開拓はまだまだ拡がる時代です。今後、農業法人経営者の経営展開に活かせていただければと思います。
辻野様、遠方からお越しいただき、貴重なご講演をありがとうございました。

3つ目のセミナーでは、認証制度グローバルギャップについて、SGSジャパン(株) 食品事業部 南谷 怜 氏にお越しいただき、講演いただきました。

セミナーⅢの様子
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K-GAPやJ-GAPは、よく耳にすると思いますが、今回は国際認証機関のG-GAP。
農業生産工程管理(GAP:Good Agricultural Practice)を取得することで、より一層の安心・安全な農畜産物と証明されるものです。
食品の安全性向上、環境の保全、労働安全の確保、競争力の強化、品質の向上、農業経営の改善や効率化に資するとともに、消費者や実需者の信頼の確保が期待されています。
南谷様、貴重な情報を提供いただき、ありがとうございました。
また、当日ご出席いただきました、吉川様にもお礼申し上げます。

参加者の様子
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セミナー終了後の、第16回定例総会では、(株)あおぞら元気農場 代表取締役 遠竹博樹氏を議長に選任し、平成23年度事業実績及び収支決算、平成24年度事業計画(案)及び収支予算(案)、理事の補充選任【川辺地区 松原勇一氏((有)松原養鶏場)】について、全て原案通り決議されました。

遠竹議長、円滑な協議進行ありがとうございました!

総会の様子
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24年度は、22年度に策定した重点活動3カ年計画の最終年度となっており、農業法人のPR活動、課題解決のための支援活動、さらなる経営発展への支援において、結果が必要とされています。

「農業法人PR・・・当ホームページ、会員ホームページの充実や、商談会への参画は引き続き取り組み、農業法人ファーマーズマーケット2012についても実施します。より多くの出店者を呼びかけ、販売だけではなく、就農相談コーナーも設置する予定でいます。

「課題解決のための支援活動」・・・農業法人ファーマーズマーケット実行委員会で運営をしていく中で、若手育成やマーケティング能力向上に努め、次期経営者、法人幹部、社員の自主的活動を支援します。また、鹿児島県農業会議と連携し、会社に合った雇用改善指導や外国人技能実習制度の相談など取り組んでいきます。

「さらなる経営発展への支援」・・・会員間の事業連携や6次産業化、農商工連携、輸出に対しての支援。食材提供やメニュー提案などに取り組んでいきます。

本年度も、農業法人ファーマーズマーケット2012、農業法人について語る会、専門普及指導員と語る会、食と農を結ぶ交流会、九州・沖縄地区農業法人シンポジウムin沖縄、宮崎・鹿児島・沖縄3県合同研修(宮崎市)の他、関係機関・団体との共催で行う、かごしま食の経営者フォーラムや6次産業化プロジェクト調査など取り組んでまいります。
また、商談会や新規就農相談会にも積極的に参画いたしますので、更なる「鹿児島県農業法人協会」の活動を楽しみにしていてください!!

昨年度の総会から、本日までに30社の方々が、新規加入されました。
当日は、新規会員のあいさつを兼ねて紹介させていただきました。

新規加入会員の紹介

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以下は、平成22年度総会以降の新規加入会員の方々です。

法人名・個人名

代表者名

経営内容

村商(株)【肝付町】

新村 順一郎

畜産(肥育牛)

(有)ビオ・ファーム【鹿児島市】

下堂薗 豊

お茶

(有)西牟田農園【南九州市】

西牟田 峰男

野菜

(株)オキス【鹿屋市】

岡本 孝志

野菜

(有)下窪勲製茶【南九州市】

下窪 和幸

お茶

(有)松崎製茶【南九州市】

下之門 信洋

お茶

(株)サガシキ【鹿児島市】

島内 大輔

印刷関係

(株)ウィッシュ鹿児島支店【鹿児島市】

谷脇 湧水

保険

(株)アミノ【鹿児島市】

森 浩一郎

液体肥料

アネット(有) 【鹿屋市】

尾曲 和代

サツマイモ

エンジョイアグリ(株)【指宿市】

岡元 和人

野菜

(有)大成畜産【曽於市】

大成 理一

畜産(肥育牛)

大久保ファーム(株)【阿久根市】

大久保 力

養鶏

(株)エムコーポレーション【指宿市】

村岡 茂樹

トマト

(株)トヨタ車体研究所

宮村 憲一

情報処理

佐川急便(株)九州支社【福岡県】

柴田 和章

運送業

(株)シンコ-フォークリフト【鹿児島市】

益山 定雄

農業機器

(株)丸山喜之助商店【日置市】

丸山 明紀

リサイクル

(株)ぐるなび【東京都】

久保 征一郎

飲食関係

(有)クリエイティブ九州【鹿児島市】

三角 弘明

研究分析機器

(株)ニチレイアグリ【鹿児島市】

船迫 彰

加工、販売関係

(株)トヨタ車体研究所【霧島市】

宮村 憲一

生産管理改善

(株)アミノ【鹿児島市】

田中 正一

アミノ液体肥料

浜平 宏行 【鹿児島市】

 

GAP関係

石岡 美奈子【鹿児島市】

 

HP、パンフレット関係

芝原 清彦【東串良町】

 

野菜(個人経営)

江原 充志【鹿児島市】

 

社会保険労務士

野間口春樹【鹿児島市】

 

農業コーディネート

和田 新蔵【霧島市】

 

街づくり一貫

安庭 徹【鹿児島市】

 

農業コンサルタント

 

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鹿児島県 農政部 次長 福田博史 氏

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(公社)日本農業法人協会 専務理事 菊池潤 氏

 

当日は、鹿児島県農政部 福田 博史 次長、(公社)日本農業法人協会 菊池 潤 専務理事にもご臨席をいだだき、祝福の言葉をいただきました。ご多忙中にもかかわらず、ありがとうございました。

また当日、参加してくださった会員、関係機関・団体、事務局連絡会構成団体・機関の皆様、ありがとうございました!

 

 

昭和36年に存在した「鹿児島県農業法人協会」のこと

 

事務局の坂口です。いつもお世話になっています。

みなさん覚えていらっしゃらないかもしれませんが、昨年3月に白石が、(有)福山特殊農産のブログをアップした時に、「事務所の引越しの時、昔の農業法人協会の書類を見つけました。後日ブログ紹介します」と書いていました。
その後、自分も白石もイベントの準備で忙しく、すっかり忘れてしまいました。しかし結構興味深かったので、遅ればせながら私の方で紹介させていただきます。

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(書類表紙)

 

昭和36年(1961年)に設立された、現在とは別組織の「鹿児島県農業法人協会」。当時は、昭和32年に徳島県でのミカン紛争、昭和33年の鳥取県の二十世紀ナシ紛争など、法人経営を営む農家と税務署との裁判闘争がさかんに行われていました。国会は昭和37年に当時の農地法を改正。農地の権利主体として、農業生産法人が認められた時期です。鹿児島県でも、農業の生産規模を拡大して、所得を伸ばす手段として法人化の運動が展開されました。当時の法人は、現在と違い、複数の農家の共同経営が主流だったようです。
おそらく発起人の方々は、あまり交通手段が発達していない中で、何回も地方から鹿児島市まで足を運ばれて、話し合いを重ねたようです。設立趣意書から当時の熱意がひしひしと伝わってきます。

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(設立趣意書)

 

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設立総会は、昭和36年5月12日(金)に県農業共済会館で行われました。55名の方が加入され、養豚、肉用牛、酪農、果樹の方々でした。当時の会長は鶴窪和志さん(指宿山川農協常務)、事務局は現在と同じ農業会議でした。年会費は500円で、今の貨幣価値では1,000円程度になるようですね。

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(通知文書の起案)

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(規約集)

 

活動内容は、農業構造改善のための協業化や、協業化資金の確保に向けた勉強会、現地研修が中心のようです。(会の模様の写真はなく残念でした)また、情報誌「農業法人」(1部20円)の配布もありました。

この農業法人協会が、その後どうなったのかは、昭和37年までの書類しかないため、わかりませんでした。当時の農業法人は補助金の受け皿で設立されたものが大半で、その多くが休眠状態になりました。おそらく組織自体もなくなってしまったものと思われます。

しかし、なんと、当時の会員さんから話を聞くことができました!

 

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(会員だった池田靖さん)
霧島市牧園町の池田靖さん、御歳80になられます。当時30歳で、会の中で一番の若手だったようです。当時のことを「あまり覚えていないけどねー」とおっしゃりながらも、懐かしそうに振り返っていただきました。
「なぜ加入したかというと、発起人の川路益巳さん(谷山市坂ノ上共同酪農組合)が高校の先輩で、無理やりいれられたわけ。(笑)ただね、当時は協業化で農業の構造改善を進めようという熱気はすごく感じて、私も負けずに頑張ろうと思いました」と話されます。

「この勉強会は、設立に向けていいきっかけになったよ」と話される池田さん、昭和41年(1966年)に霧島第一牧場を任意組織で立ち上げた後、昭和45年に農事組合法人を設立。多くの協業経営が閉鎖や休眠を余儀なくされる中、協業経営の良さを十分に生かし、現在に至るまで45年間、鹿児島県の酪農をリードされてこられました。後進に道を譲られた今は、アドバイザーの立場で温かく見守っておられます。

 

最後にこれからの経営者へ、「鹿児島の農業はまだまだ可能性がある。6次産業化など、先進的な取り組みをする人が増えたが、生産という基本をおろそかにせず、地に足をつけた経営をしてほしい」とメッセージをいただきました。池田さん、本当にありがとうございました。(たくさんお話しいただけたのに、ちょっとしか掲載できずごめんなさい....)

余談ですが、私の父は県農政部でお世話になっていました。池田さんとはその当時から一緒に仕事をさせていただき、父は少し下の後輩として可愛がってもらったようです。「君もお父さんに負けずに頑張れ」と激励され、恥ずかしさとうれしさで感無量でした。情報誌の表紙に「企業的感覚で販路の打開を」の見出しがあります。50年前の当時から、高い意識で農業経営を行っている方々がいたのだなと、実感しました。現在ご活躍の皆様にも、先人が理想の農業を目指して奮闘されていたことを、ぜひ知っていただきたくて、紹介させていただきました。

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(情報誌「農業法人」創刊号)

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(情報誌「農業法人」第2号)

 

 

私事ですが、このたび農業会議内の異動で、総務関係の仕事をすることになり、農業法人協会の仕事を離れることになりました。本当にお世話になりました。
事務局として期待に応える働きができず、悔しい思いばかりの3年間でしたが、厳しくも温かい指導とご支援をいただき、大きな財産になりました。ありがとうございました。
私の後任は大槻博係長がしっかり務めます。白石も引き続き頑張りますので、これからも鹿児島県農業法人協会をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

H24.3.21 県工業倶楽部との交流会

 

平成24年3月21日は、県工業倶楽部食産業部会との6回目の交流会でした。

「当協会の会員の生産物と、加工、製造を行っている工業倶楽部食産業部会がお互いの経営資源を持ち寄って、新しい商品やサービスを創り出そう」という農商工連携の形を、鹿児島県農業法人協会と県工業倶楽部食産業部会で作りあげようと努めている交流会です。

DSCN2890.JPG交流会の様子


今回の交流会では、「インターネットを使った鹿児島の農産物及び、加工食品の販売について」(株)ぐるなび 法人部門 統括次長 鈴木 雅弘 氏を講師としてお招きし、ご講話いただきました。

(株)ぐるなびは、日本最大級の飲食店検索サイトです。

市場のマーケティング状況や、関東地区飲食店が今、どのような点にこだわり、経営をしているかなどお話いただきました。
鈴木様は「デフレだからと言って、安売りに走る飲食店が多いが、少々高くても、食材にこだわりしっかりアピールする飲食店がうまくいく。皆さまも、自分の商品の良さを的確に伝え、写真や告知などの技術を磨き、販売促進に頑張ってほしい」とお話されていました。

会員紹介では、「鹿児島県産品の輸出について」「工業倶楽部・貿易部会について」弓場貿易(株) 代表取締役 弓場 秋信 氏、「鹿児島県の農業用水について」大協 (株) 代表取締役  横山 勝一氏、「湿潤オーストリッチオールインワンジェル」(株)フクダ 取締役 福田 成子氏、「ホームページの紹介」MINE 石岡 美奈子氏が事例紹介を行いました。各社、会社の取り組みや、商品開発までの経緯などお話いただきました。

今回の参加者は、53名で、当協会より30名ご参加いただきました。
当協会会長の清水園芸(株)清水 克己氏をはじめ、(有)高松ポートリー、(有)鶴の郷ファーム、(有)ひまわり農苑、(有)堀之内水産、(農)根占生産組合、(株)三木屋、佐川急便(株)、鹿児島青果(株)、藤崎商事(株)、(株)シンコ-フォークリフト、(株)サガシキ、MINEの方々でした。
最近、賛助会員としての加入が増えていることもあり、賛助会員の参加者が多かったです。

県内の異業種交流会は、「新しいひらめき」を生みだすことがあります。
他産業の方々との連携から新しい製品や商品、サービスなどを生みだし、皆様の経営発展のためにも、鹿児島県の地域活性化のためにも、積極的に取り組んでいただきたいと思っております。

当協会も、お手伝いさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 


 

 

 

H24.3.1~2 宮崎・沖縄・鹿児島3県農業法人トップセミナー

 

23年度は、毎年3県で開催する「宮崎・沖縄・鹿児島3県トップセミナー」も鹿児島が担当県でした。

今回、当協会会長 清水克己氏の出身地兼清水園芸(株)を営んでおられる「種子島」で開催させていただきました。
種子島は、鹿児島市内から高速船で約1時間半かかるのですが、参加者は例年通り約80名で賑わいました。

(会場の様子)

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3県会長(左から、沖縄県・宮崎県・鹿児島県)

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基調講演では、福島県から(有)白河高原農場 取締役 矢作 光啓 氏にお越しいただき、「農業ルネサンスと震災復興」についてご講話いただきました。

DSCN2775.JPG(有)白河高原農場 取締役 矢作光啓 氏

全国展開のイタリアンレストラン「サイゼリヤ」の関連農場として、約280haもの農地でレタスをメインに、ハーブや米などを経営していらっしゃいます。

独自の商品開発や、鮮度管理手法、コスト管理を武器に「農業ルネサンス」を目指している会社で、意欲ある若者の雇用も積極的に行なっています。
(有)白河高原農場は、昨年3月で東日本大震災・原発事故の直接的影響はなかったものの、風評被害など生じていることから、メインの活動・機能が停止している状況です。

そこで、サイゼリヤと(有)白河高原農場では、震災復興支援として、仙台市若林区でトマトの水耕栽培に乗り出そうと取り組んでいらっしゃいます。津波で浸水した農地の水田約2haを、(有)白河高原農場が借り受け、ビニールハウスや暖房施設、集荷場などをサイゼリヤが建設します。被災した若手農家を採用し、本年11月の出荷を目指しています。
今回は、会社理念でもある農業継続繁栄を実現すべき「農業ルネサンス」や、各生産物の取り組み方法や今後の展開について、農業の産業化への取り組みなど、お話いただきました。

 

ミニセミナーでは、「危機を防ぐための処方箋~代金回収100%を目指して 取り込み詐欺防止の基礎知識~」について、和田 拓郎弁護士にお話しいただきました。

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短時間の中で、契約前の与信管理をはじめ、契約時の契約管理、倒産兆候時の不良債権管理、取り込み詐欺による被害防止など重点ポイントで教えていただきました。
近年、直接取引によって経営の安定化を図る農業法人が増える一方、悪質な業者による「取り込み詐欺」や取引先倒産に伴う賃倒損失などのリスクと表裏一体です。
今後、農業分野においても、業者との契約に係る法律面の知識修得が重要となることからご講話いただきました。


現地視察では、(有)西田農産、熊毛地区で有名なレザーリーフファン、種子島ロケット基地の見学をさせていただきました。

種子島の西之表市安納地区が発祥とされる安納いもは、全国的に人気のさつまいもで、しっとりとした食感と甘さが特徴です。 (株)西田工業兼(有)西田農産 代表取締役 西田 春樹 氏は、種子島特産安納いもの栽培と加工に取り組んでいらっしゃいます。現在、安納いも62ha、ばれいしょ9ha、早期水稲6ha、たまねぎ15haを自社栽培し、その他、約91ha地元農家と契約栽培していらっしゃいます。

(現地視察の様子)

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西田社長のこだわりの商品づくりとして、石蔵貯蔵庫で熟成させ、ブリックス10.7%以上を確保して出荷することです。安定した品質となり、高い評価を得ていらっしゃいます。参加者の皆さん、石蔵貯蔵庫の規模に驚かれていました。

 

DSCN2817.JPG石蔵貯蔵庫

安納いもの加工品として冷凍焼きいもの商品化、調味料を使用しないさつまいもチップスを製菓会社との提携して商品化など、付加価値の高い加工製品作りに努めていらっしゃいます。

 

シダ植物のレザーリーフファンは、緑の葉物としてフラワーアレンジメントを中心に使用させるものです。種子島は、全国1位の栽培面積を誇る島で、平成18年には「かごしまブランド産地」に指定されました。
今回は、製糖工場から排出される冷却熱を農業分野に活用する地域内循環利用システムづくりの「地域連携バイオマスプロジェクト」に取り組んでいらっしゃる農家さんを見学させていただきました。

レザーリーフファンは、なめし皮のような感じの葉の光沢からきた名です。
生産日本一を誇っている種子島産レザーリーフファンは、海外産や他産地に比較して、日持ちがよく、選別、品質が優れ、小売店では花束などの装飾用に国産の上級品として定着し、ロスなく、安心して使用できると、高く評価されています。

(現地視察の様子)
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今回、当協会会長の「他県からの参加者に是非見ていただきたい」という強い気持ちから、種子島宇宙センターへ行ってきました!
参加者の皆さん、熱心に見られていらっしゃいました。
来館の記念に、宇宙食やロケットのグッズなどを購入される方や、記念写真を撮られる方など、皆さん満足されていた様で、事務局側としてはちょっと安心しました。

 3県農業法人トップセミナーを開催するにあたり、熊毛支庁長をはじめとする農林水産部の皆さま方には、事前の打ち合わせや当日の運営にあたって、大変お世話になりました。なお、地元の西之表市農業委員会、南種子町農業委員会、中種子町農業委員会、種子屋久農業協同組合の方々もご参加いただき、ありがとうございました。

 いつもお世話になっている鹿児島県農業法人協会事務局連絡会の方々も、事前準備から、当日終了までサポートいただき、ありがとうございました。
宮崎県、沖縄県、鹿児島県の農業法人協会会員の皆さまも、ご参加いただきありがとうございました。

来年は、宮崎県で開催されます。
日程などは、正式に決まり次第、ご案内いたします。鹿児島県の会員の皆さんで行きましょう!

 

 

 

 

 

 

H24.2.14~15 アグリフードEXPO 大阪2012

年に2回開催される(株)日本政策金融公庫の主催の「アグリフードEXPO」ですが、今回は大阪に行ってまいりました!

2月14日(火)・15日(水)にかけて、ATCアジア太平洋トレードセンターで開催されました。
こちらの商談会は、今年で5回目を迎え、過去最多の470団体が出展されていました。
アグリフードEXPOは、~プロ農業者達の国産農産物・展示商談会~といわれております。

年々、食の安全・安心への関心が高まるなか、国内農業や国産農産物に対する消費者の注目が高まってきているのもあり、本年の来場者数は、過去最多の1万3473人(内訳 1日目:6678名、2日目:6795名)でした。

 出展社は、全国各地の稲作、野菜、果樹、畜産などの農業者や食品製造業はもちろん、農業との連携を進める商工業関連産業からも参加していらっしゃいました。

 鹿児島県農業法人協会ブースも出展し、(有)かごしま有機生産組合、(有)ノガミ産業、(株)アグリスタイル、(有)勝目製茶園の4社共同で取り組みました。

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また、個別出展として、当協会会員の(株)オキス、(有)農業生産法人ノダ(赤鶏農業協同組合)も出展されていらっしゃいました。

DSCN2740.JPG田下社長自らの試食提供((有)農業生産法人ノダ)

DSCN2725.JPGダボス会議で使われたごぼう茶は(株)オキスのものです!

 

全体を通して、商談件数は2日間で2万6992件、商談引合件数は4万88件となった様です。

鹿児島県農業法人協会ブースとしては、会期中に成約があり、新規顧客の開拓ができた成果や販路拡大につながる話などがありました。

(有)かごしま有機生産組合のブースには、有機野菜や芋、人参に興味を持ったバイヤーさんが多かった様です。担当者の伊地知さんは「他の商談会に比べ、商社や卸などではなく市場やスーパーマーケットなど大きな会社のバイヤーさんが多かった。東日本大震災の影響もあり、特に安全性が問われていることを実感できた」とおっしゃいます。

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(有)かごしま有機生産組合ブース

 

(有)ノガミ産業の野上直樹代表取締役は、かごしま黒豚の循環型生産に取り組んでいらっしゃいます。当日は、試作品として「黒豚パテ」をバイヤーさんへ提供されました。「このような機会で、お客様の求めている味を教えてもらいたい。もっと○○した方が良い、○○の部分は残した方がいいなど意見を伺い、勉強するためにも参加した」とおっしゃいます。訪問されたバイヤーさんとの意見交換もありましたが、同業者の他県出展社との意見交換や、異業種とのコラボ商品なども試せて充実された様です。

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(有)ノガミ産業ブース

 


(株)アグリスタイルの湯ノ口貴之代表取締役は、いつもの農業スタイルでブースに立ちました。素敵なアグリスタイルTシャツにデニムを着た「百姓です」という社長に目がとまる・・・のではなく、皆さん、初めてみたソラマメを手に取り「こんな大きいの?この中にソラマメが入っているの?」とおっしゃっていました。実際に採れる姿と違う姿で売られているスーパーの野菜を見て育つ子供たちに、農業の大切さを伝えている湯ノ口社長の「食育」に釘付けのバイヤーさんもいらっしゃいました。

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(株)アグリスタイルブース

 

 

(有)勝目製茶園のブースには、①日約100名(両日で200名)の訪問者数が来られました。数種類ある御茶・紅茶の中から、特に柚子紅茶に力をいれて商品のアピール、試飲を行われました。今回、出展して良かった点は、新商品開発の依頼があったとのことです。勝目千里専務取締役は「今後、他者との連携、取引先との関係構築を大切にしていくきっかけとなった。大変満足」と話されていました。

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(有)勝目製茶園ブース

 


今回の商談会だけでなく、様々なところでよく耳にしますが「今、九州の野菜を求めている人が多い」ということが、私自信もすごく理解できました。

 「ピンチをチャンスに!」
九州の野菜を必要とされている今、鹿児島県の農業の元気を発信しましょう!

鹿児島県農業法人協会ブースに出展してくださった皆様も「鹿児島エリアの出展社で、会場をもっと明るくできれば、さらに良かった」とおっしゃっていました。
次回のアグリフードEXPOは今年8月に東京、来年2月に大阪で開催の予定ですので、より多くの方のご出展をお待ちしております!

 

H24.2.2~3 かごしま逸品商談会


2月2日(木)~3日(金)にかけて、鹿児島アグリ&フード金融協議会と県食料産業クラスター協議会主催のかごしま逸品商談会が鹿児島市の城山観光ホテルで開催されました。

出展社は県内の130社。来場者数は1日目約500名、2日目約600名、両日で約1100名と会場は大変賑わいました。業種は、小売業や商社、食品関係者、ホテルなどの方々です。

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会場の様子

 

 

当協会より、(有)コセンファーム((株)北薩漬物)、(株)あおぞら元気農場、(農)南州農場、(有)三清屋、(農)赤鶏農業生産法人ノダ(赤鶏農業協同組合)、(株)オキス、(有)勝目製茶園、(農)根占生産組合、(有)西田農産((有)ふじた農産)、藤崎商事(株)が出展されました。(写真が撮れなかった会員の皆さん、ごめんなさい!)

~出展社一部紹介~

DSCN2689.JPG(有)コセンファーム

DSCN2702.JPG(株)オキス


DSCN2701.JPG(農)南州農場

DSCN2696.JPG(株)あおぞら元気農場

DSCN2687.JPG(株)アグリスタイル

 

 

(有)勝目製茶園は、この日の為に商品開発をされ、2月2日、新商品「豊雪~ほうせつ~」がデビューいたしました。なんと、この日、鹿児島では珍しく雪がふりました。商品名にちなんだ雪はとても素敵でしたね。

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(有)勝目製茶園 勝目さん
詳しくはこちらをご覧ください。

様々な商談会に顔なじみの藤崎商事(株)の藤崎茂実代表取締役は「毎回、熱心にマッチングを取り組んでいる銀行主催の商談会には、今後も出展し、自分の商品アピールを行いたい」とおっしゃいます。県内はもちろん、東京や大阪などにも出展していらっしゃる藤崎さんは、バイヤーの特徴などをつかみ、各県にむけた商品のPR方法などを考えていらっしゃいます。「商談会などに出展したことのない会員さんは自分の商品に自信を持って、バイヤーに商品の想いを伝えていけば、ちゃんと伝わります。是非、挑戦してみてください。」とエールをいただきました。

 

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藤崎商事(株)

 

私としては、各ブース、商談会や即売会の回数を重ね、ブース展示のディスプレイ方法を研究していらっしゃる様な気がしました。色の使い方やのぼり、サンプル品や試作品の渡し方、衣装など、1つ1つを見ていくと、各出展社のあらゆる工夫が目にとまります。是非、皆さんも出展の際には、他ブースの展示方法をご覧になってみてください。

今回は、一般バイヤーに向けた展示型の商談会だけではなく、県内外の招へいバイヤー27社との個別商談(お見合い形式)もできるものでした。来られた招へいバイヤーからは、「鹿児島県には魅力的な農水産物や加工食品があることに改めて気付いた。今後もっと取引へ繋げていきたい」「商品はいいが、パッケージやデザイン含め、もっとブラッシュアップした取り組みをしたらいいと思う」などの意見があがっておりました。
※一般バイヤー
あらかじめ送付された招待券を持参し、自社での取り扱いを検討する目的で来場。各出展社のブースにて商談を行う。
※招へいバイヤー
主催者側が県内外から招待し、個別商談会場内の各社テーブルに着席して行う商談。スケジュールは出展社とバイヤーの意見を基にあらかじめ設定される。スケジュール以外に、各出展社のブースを視察・フリー商談する時間も設けてある。

(株)山形屋 食品仕入部長 日高博昭氏は、「鹿児島県のおいしい特産品をもっと県外に発信してもらいたい。そのために、生産者は自信をもっていいが、努力は怠らないで欲しい。そして、県外バイヤーは、他県にいながらにして本物の鹿児島の味を鹿児島と同じ価格で提供し、たくさんの人に鹿児島県の魅力を伝えてもらいたい」とおっしゃっていました。

県外への商談会については、鹿児島県農業法人協会ブースでのご出展をお勧めいたします。会員への助成を行うので通常よりはるかにお安く出展でき、鹿児島県農業法人協会のPRにもつながります。
まだ参加されたことのない方、県外の販路を探している方など、気軽にお問い合わせください。

 

今月の農業法人:(株)さくら農園


こんにちは。

私が、(株)さくら農園に行った時には、まだ栗が実り始めたころでした。

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だいぶ遅れた更新となってしまい、申し訳ありません...

今月は、農業への異業種参入で、観光農園に取り組んでいる(株)さくら農園を紹介いたします。DSCN2400.JPG

(株)さくら農園は、鹿児島県の観光名所でもある霧島市にあります。
霧島市は、空気が綺麗で、環境的にも非常に良い場所です。
この環境の中で、(株)さくら農園の下田 勝代表取締役は、13品種のブドウ、2種類のワインぶどう、レモン、16品種のりんご、キンカン、5品種のさくらんぼ、4品種のギンナン、その他、ざくろ、洋なし、かき、くり、ネクタリン、スモモ、キウイ、ブルーベリーなどを栽培していらっしゃいます。なお、果樹だけではなく、地鶏牧場では約300羽を飼育され、その他、しいたけの栽培、養蜂などにも取り組んでいます。
面積は95,000坪(315,000㎡)と、東京ドームの約6.7倍の広さで、様々な果樹の生産に取り組んでいらっしゃいます。

DSCN2433.JPGキウイ

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しいたけ


DSCN2453.JPG養蜂の様子

DSCN2458.JPG地鶏牧場

 

2004年、農地の取得、果樹の栽培を開始するとともに(株)さくら農園を設立されました。DSCN2403.JPG下田 勝 代表取締役

設立するにあたって、これからの農業は生産~販売まで自分の手で行わないといけないと考え、また、やるのであれば他人が取り組んでいないようなことをやりたいという想いで立ち上げました。特に、鹿児島では栽培できないような果樹をやってみたい。という思いが強かった様です。

まず、荒廃した土地を圃場に復元し、20haの地にハウスを作り、種なしキンカンやザクロ、ブドウ、リンゴ、さくらんぼ、レモンなどに挑戦されました。
実付きが良い果樹だけではなく、現在も研究を重ねていらっしゃいます。
全ての果樹が、実を付けるようになるまでには、時間がかかりそうですが、楽しみにしております。

DSCN2422.JPGリンゴ

DSCN2437.JPGレモン

 

逆に、思いがけない成果がでた果樹がブドウでした。DSCN2410.JPG

藤稔やマスカットオブアレキサンドリアなど、鹿児島ではあまり作られていない品種です。

 

2007年には、300坪(面積1000㎡)のぶどうドームハウスをつくられました。6品種のぶどうを13本植栽し、天井はすくすくと育ったまさにぶどうの空です。
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ぶどうドームハウスの中、外は上から2枚目の写真です!

ぶどうドームハウスには(株)さくら農園では、お客様(特に子供たち)に自由に羽を伸ばしながら勉強できるようにという想いが込められています。
それは、取り組んでいらっしゃることを見ればよく分かります。
・親子の触れ合いもできるぶどう狩り体験
・世界一小さい「ミニチュアホース」を3頭飼育
・老人の方も利用できる多目的トイレやバリアフリー設備

DSCN2396.JPGぶどう狩りでは、おいしいぶどうの見分け方を教えていただけます。

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ミニチュアホースの小ささは実際にご覧ください!


病院や老人ホーム関係、学校やスポーツ少年団関係など、ぶどうドームハウス内でのバーべキューを楽しむことができます。
バーベキューは、(株)さくら農園で飼育された地鶏をいただきます。
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バーベキューランチ

ぶどうドームハウスは癒しの空間で、女性グループのランチにも最適です。
当日は、平日でしたが、様々なお客様がおり、皆さん、ぶどうドームハウスの空間に癒されていらっしゃいました。

デザートには、砂糖不使用のぶどうジュースやりんごジュース、季節の果物を使ったジェラートなどいかがでしょうか。

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こちらのジェラート、ジュースは(株)さくら農園が製造されているものです。平成22年にぶどうドームハウスに併設して作った厨房&農産物加工場で作られています。

さらに、ワインぶどうを使って、下田社長自ら大好きなワインを作りたい様で「客層や年齢層に分けて販売していきたい」とおっしゃいます。

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ワインぶどう

(株)さくら農園には約20名(アルバイト含む)の従業員がいらっしゃり、下田社長は、「農家でもあるが、我々は観光業としてプロになってほしい。ホテルマンを目指して頑張ろう」と従業員の教育に力を入れていらっしゃいます。
会社内のコミュニケーションもしっかりと取れており、農業の夢や、今後、~できたらおもしろいよねといったような想いを各従業員が持っていらっしゃいます。

また、地元の人たちに収穫作業を依頼するなど、地域の雇用についても力をいれていらっしゃいます。
(従業員の方々 一部紹介)
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今後は、グリーンツーリズムにもっと力を入れていきたいと考えていらっしゃいます。
また、「地域一体となり、霧島市全体の観光と農業を盛り上げていきたい」と下田社長は、観光客を引きつけられるよう、様々なことを考えていらっしゃいます。

霧島市は、鹿児島市内から約1時間、鹿児島空港や九州自動車溝部インターから約20分と交通アクセスにも恵まれています。
空港の行き・帰り道や、鹿児島県内への観光の際など、是非お立ち寄りください!

HPはこちらをご覧ください。

H24.1.14 かごしま就農・就業相談会

1月14日(土)は、鹿児島市の県民交流センターで「かごしま就農・就業相談会」が開催されました。

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県や市町村やハローワークの他、12社の農業法人の参加がありました。(なんと、全て鹿児島県農業法人協会の会員さんでした!)

参加された農業法人は、(有)かごしま有機生産組合、(有)香花園、(有)ファームランド豊、(有)農業生産法人のざき、(農)根占生産組合、(株)さかうえ、(有)サンフィールズ、(株)日野洋蘭園、(農)ひまわり農苑、(株)オキス、(有)第一佐多果樹園、(株)あおぞら元気農場です。

~出展社の一部紹介~

DSCN2640.JPG(株)さかうえ

 

DSCN2646.JPG農業生産法人(有)のざき

DSCN2654.JPG(有)かごしま有機生産組合

 

DSCN2664.JPG(有)ファームランド豊

 

DSCN2651.JPG(有)サンフィールズ

 

昨年よりも来場者は多く、今回は、学生や20代~30代の若い方などの来場も多かった様です。

今回、初めて参加された(有)第一佐多果樹園は、マンゴーの生産をハウス2haでされており、地元のスーパーマーケットや県外のデパート、航空会社など、大口販路を確保されていらっしゃいます。
今回、若い方から年配の方まで就農に対する相談があった様です。
(有)第一佐多果樹園では、「自分でやるんだ!」という気持ちを持っている方を求めており、将来的に自分で経営ができる様になってもらいたいということでした。参加されていた永栄さんは、「今回のイベントを通じて、いい人材を見つけたかも。現地を見てもらって具体的な話を進めていきたい。」と話されていらっしゃいました。

DSCN2638.JPG(有)第一佐多果樹園ブース

 

このようなイベントには何度か参加されている(有)香花園は、指宿市と志布志市と県内離島の種子島、奄美、屋久島、沖縄県で野菜、果樹、花卉などを生産されていらっしゃいます。親会社である岩崎産業(株)の遊休地を活用した農業を展開しており、販路先は岩崎グループ内という"循環型"農業が成り立っています。

当日は、県外からの転職やUターンで、就農したいという相談があった様です。(有)香花園では、生産技術はもちろん、マネジメントもできる方を求めていらっしゃいます。参加された有川雅郎 代表取締役は「昨年の就農・就業相談会ではいい人材を見つけられなかったから、今回は見つけたい!」とおっしゃっていました。

DSCN2666.JPG(有)香花園ブース


今年に入って、1月は離島を除く県内全域の「就農相談会」に参加しました。

「農業をしたいが、何からすればいいのかわからない」「現職の人間関係に疲れて、転職も兼ねて就農したい」「使っていない土地を活用したい」などの相談がありました。
24年度も、農大生向け、一般者向けの就農相談を行っていきます。会員の皆さんも、是非参加して「農業をやりたい!」と思っている人材をみつけ、鹿児島県の農業活性化に貢献しましょう!!


(追伸)いい人材を見つけ、採用した際には「農の雇用事業」を活用しましょう!

 

 

九州・沖縄地区農業法人シンポジウムin 鹿児島


昨年11月1日と2日、九州・沖縄地区のシンポジウムを鹿児島県が当番になり、指宿市で開催しました。今回は坂口が報告します。報告が年を越してしまい、大変申し訳ありません。

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例年、開催されているシンポジウム、今回のテーマは「拡がるマーケット、つかめ大きなビジネスチャンス」。TPP交渉の行方など、近年農業関係者は不安を募らせています。しかし我々農業法人(法人にしていない方も)は、作る努力と同じように売る努力を絶えず行い、お客様に九州・沖縄の農畜産物・加工品の良さをしっかり理解していただくことが、これまでもそしてこれからも大事であると考えました。

その後、不幸にも大震災が発生。農業分野にも多大な影響が出ましたが、「こういう時こそ、九州・沖縄の農業法人が積極的に事業展開し、日本全体を元気にしよう」との思いも込められました。(11月26~27日に開催した「農業法人ファーマーズマーケット」も同様の趣旨でした)

具体的な研修メニューは、昨年1月から本県理事会や事務局連絡会、九州・沖縄地区の会長会議で検討してきました。当日は九州・沖縄各県の農業法人や関係者など約240人が参加しました。

 

   [11月1日(初日)]指宿市民会館

【基調講演】「農業法人の皆さん、一緒にマーケットを拡げよう」
講師:重光産業(株)(味千ラーメン) 代表取締役  重光 克昭 氏

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「ビジネスチャンスをつかもう」というテーマにあった基調講演の講師を検討した時、真っ先に挙がったのが、「味千ラーメン」の重光社長でした。

1968年(昭和43年)、熊本県でわずか7坪8席の店舗で創業した味千ラーメンですが、今や日本国内で100店舗、海外でアジア・アメリカ・オーストラリアを中心に708店舗で展開しています。(本年1月4日現在)
海外展開は1994年(平成6年)に台湾からでしたが、「現地のオーナーに、品質や食材のこだわりをうまく伝えきれず」失敗されたとのこと。その後、日本のオリジナルの味を理解してくれる、信頼できる現地パートナーとめぐり合い、香港など各地で成功を重ねてこられました。

さらなる食の文化交流を進めたいと語る重光社長。「海外展開には、例えばタイなら"トムヤムクンラーメン"など、現地の食習慣や気候風土にあったメニューも必要。現地のパートナーとしっかり連携して、みなさんもチャレンジしてほしい」と、同じ食に携わる仲間として、エールを送っていただきました。


【分科会】
①「国内販路拡大セミナー」

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4分野の企業関係者から「食の消費動向と経営者に求めること」をテーマに説明していただきました。

1)スーパーマーケット:(株)イズミ九州本部(佐賀県)食品部九州担当バイヤー 安武清一 氏
中国・四国・九州地区を中心に「ゆめタウン」の名称で展開しています。近年、鹿児島アグリ&フード金融協議会が開催する商談会に積極的に参加しています。大震災以降、西日本特に九州の農畜産物への引き合いが確実に増加していることが報告されました。

2)デパート:(株)山形屋(鹿児島県)食品仕入部長 日高博昭 氏
鹿児島の老舗デパートの山形屋は、全国各地で開催される「北海道物産展」で日本一の売上を誇っています。仕入れの判断基準は話題性や希少性に加え、「わざわざ買いに来ていただける商品か」が重要になるとのことです。
また日高部長は「こだわりをお客様に伝えるのは難しい。経営者のみなさんは、しっかり伝えていただきたい」と、話されていました。

3)ホテルチェーン:阪急阪神第一ホテルグループ(大阪府)経営統括本部総務人事部長 太田光彦 氏
全国で「阪急ホテル」「ホテル阪神」「第一ホテル」などのホテルを展開しています。九州新幹線全線開業をチャンスととらえており、昨年10月の「レム鹿児島」をオープンにあわせ、同社の各ホテルで鹿児島の食材を活用した「鹿児島フェア」を開催したことが紹介されました。

4)食品卸:伊藤忠商事(株)九州支社(福岡県)食料部長 竹田弘 氏
九州の食材にこだわった新ブランド「九州100」(仮称)の立ち上げについて説明されました。「九州は魅力的な食材がたくさんあるのに、統一ブランドがないため、国内外の消費者にアピールできていない。このブランドが九州産食品の認知度アップと市場拡大のお役にたてれば」と話されていました。

皆さん個別相談にも応じていただきました。特に山形屋の相談ブースには10名もの相談がありました。
(相談風景の写真がないのが誠に残念!)

 

②農畜産物・加工品輸出促進セミナー

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1)農畜産物・加工品輸出の基礎知識 ジェトロ鹿児島情報センター 所長 糸長真知 氏
糸長所長には、昨年当会が開催した「食と農を語る交流会」でもご説明いただきました。
「相手国のニーズの把握や、流通のしくみ、商談のテクニックなど具体的に習得すべきことは多い。時間もかかることなので、ジェトロの事業を大いに活用していただき、じっくり取り組んでほしい」とのアドバイスをいただきました。

2)実践事例報告
○野菜:青紫蘇農場(株) 代表取締役 吉川幸人 氏(熊本県)
吉川社長は、2004年(平成16年)に設立された、くまもと県農林水産物等輸出促進研究会の代表です。同県の関係者が一丸となって、中国や米国などへの輸出に取り組んだことが紹介されました。
「相手との関係を深めるには、情報交換と情報共有はくりかえし行うこと」と話されました。

○ゴーヤ茶:(有)水耕八重岳 代表取締役 渡久地政行 氏(沖縄県)
1996年(平成8年)から台湾への輸出にチャレンジした渡久地社長。しかし、当時は「無糖飲料」の市場はほとんどなく断念。その後、台湾にも健康ブームがおきたことがきっかけに、現地企業との提携が進み、2007年(平成19年)に契約、翌年から輸出が実現しました。現在は、中国・香港・ベトナムでも展開。各国で製法の特許を取得しています。

○養豚:(農)南州農場 営業本部企画部 相良浩彰 氏(鹿児島県)
2005年(平成17年)から香港への輸出を開始。高級スーパーには黒豚ウインナーやベーコン、とんかつ屋には黒豚のロースとヒレ、高級ホテルには「南州銘柄豚"ナチュラルポーク"」を出荷しています。「相手国のニーズを知れば、販売ターゲットが明確になる。そのためには自社製品の強みをアピールして、競合製品との差別化を図ること。それから現地での営業力の強化も必要」と話されています。

3)意見交換
大震災に伴う原発事故の影響で、外国には日本産食品に対するマイナスイメージがまだまだあります。しかし南州農場では鹿児島県人会などの支援を得て、プロモーション活動を行うなど、各社が懸命にイメージ回復に努めていることが紹介されました。

 

②農業最新技術習得セミナー

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1)「土地利用型作物の機械化最前線」
鹿児島県農業開発総合センター大隅支場 農機研究室長 大村幸次氏
作業ごとに活用されている農業機械の説明や、さつまいも茎葉収穫機(家畜への飼料化)など現在研究が進められている機械の紹介がありました。
作業の省力化や規模拡大、生産性向上に寄与してきた機械化。例えばさつまいもの10アールあたりの作業時間は、20年前と比べなんと約3分の1(77時間から26時間)に短縮しています。

大村さんは、国の施策に法人化推進が初めて位置づけられた頃、県農政部の関係部署にいらっしゃいました。事前に打ち合わせをした際、「当時は農業法人の皆さんは少数派だった。現場で皆さんの活躍を見るにつけ隔世の感がある」と当時を振り返っていらっしゃいました。

2)農業の産業化と農業クラウド
富士通(株)パブリックリレーションズ本部 政策企画部 深谷朋昭 氏
農業分野のIT活用、特にほ場ごとの農作業管理システムについて、宮崎県の(有)新福青果での実践事例をもとに説明された他、牛の歩数計による高い受精率での繁殖が可能になった事例の紹介がありました。

深谷さんも自ら農作業を体験して、生産者の経験や勘だけでは、どうしても無駄やリスクが生じ、企業的経営は実現できないと実感されたそうです。「"勘ピュータからコンピュータ"への切り替えが大事。生産・経営・顧客の各情報を"見える化"してほしい」と訴えておられました。

3)農業電化に関する研究の取組みと太陽光発電の農業分野への応用
九州電力(株) 技術本部総合研究所生物資源研究センター植物生産グループ 副主幹研究員 中原光久 氏
最近の施設園芸や植物工場の動向の紹介と、エネルギーの効率利用のためのヒートポンプや太陽
電池(パネル)の利用状況について説明されました。

特に太陽電池については、例えば作目の種類や栽培方法などによって設置場所に違いがでる(ハウスの天井・側面・併設等)ことなど、初めて聴くことが多かったようです。
「現場で活用しているところを見たい」との感想が多く寄せられたので、当会でも現地研修の機会に訪れてみようと考えています。

 

③第6次産業化・農商工連携セミナー
この分科会では写真が撮れませんでした。大変失礼しました。

1)農商工連携推進の支援施策について
九州経済産業局  産業部  中小企業経営支援室長 城 哲士 氏

2)6次産業化の支援施策について
九州農政局  経営・事業支援部 事業戦略課長 斉藤 亙 氏

お二方から法律に基づく支援策を説明していただきましたが、「そもそも6次産業化と農商工連携の違いは?」と疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。農林水産省のホームページではこのように書かれています。「農山漁村の6次産業化とは」 「農商工連携とは」

ひとくちで述べるのは難しいですが、最終目的(新しい商品やサービス、販路開拓の実現)は同じでも、6次産業化が農業者の主体的な取り組み、農商工連携は地域の農業者と商工業者が共同した取り組みであることに違いがあるようです。

3)農商工連携の取組事例 (有)ヨコオ牧場 代表取締役 横尾文三 氏(佐賀県)
生産コスト高と乳価下落の影響で、酪農家は小規模層を中心に年々減少しています。一方で消費者から高品質で安全な乳製品を求める声は高まっています。
早くから牛乳やチーズ・ヨーグルトなどの加工に取り組まれているヨコオ牧場。福岡県の業者と連携して「こだわり牛乳」を原料にしたフレッシュキャラメルや、「こだわり牛乳」製造で出る脱脂乳を活用した「手造りチーズ」の開発・販売の取り組みが紹介されました。

4)6次産業化の取組事例 (有)フロンティアアグリカルチャーながさき 総務部長 渋谷 進 氏(長崎県)
2005年(平成17年)に建設業から新規参入。ブルーベリーやオリーブ苗を生産・販売する他、地域の農海産物「よかばい相浦」を運営しています。
ブルーベリーの加工食品はジャムやソース、リキュール、焼酎漬けなどです。「お客様にはブルーベリーは健康食品として認知されているが、商品開発は難しいし、商品化しても長続きしない場合が多い。しかし今後も特徴ある商品開発に努めたい」と話されました。

5)意見交換
意見交換では、農商工連携を進めるに当たり、関連事業者との取引上の課題(双方が納得する価格設定が困難)が提起されました。本県の協会でも、これまで5回の県工業倶楽部食産業部会との交流会を行っていますが、具体的なビジネスに結びついていないのが現状です。お互いのことをしっかり理解した上で、各地で連携が進むことを期待しています。

 

【情報交換会】(指宿白水館)

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松岡義博 (社)日本農業法人協会会長のあいさつと、坂野雅敏 (株)日本政策金融公庫専務取締役による乾杯で、情報交換会がスタート。

情報交換会にあたり、鹿児島県会員の食材(19法人26品目)を指宿白水館に提供し、眞邉勇人料理長に調理していただきました。女将の下竹原成美様には、「素晴らしい食材をいただき感謝しています。皆さんで鹿児島の農業を盛り上げてください」とエールをいただきました。

食材提供については、何度か白水館と打合せを行いました。眞邉料理長は、「旅行シーズンで多忙な時期だから、難しいな」とおっしゃっていました。しかし我々の「九州・沖縄の皆様に鹿児島の料理でおもてしししたい」と思いを伝え、食材の良さを最大限生かした料理を作っていただき感謝しています。会員の皆様も、ほとんど生産原価の値段で提供いただき、ありがとうございます。

また、会員の農畜産物・加工品プレゼントの抽選会(26法人38品、200名分)もあり、参加者の皆様に喜んでいただきました。会員には無理を言って、無料でご提供いただき、感謝しております。(両方とも写真が残っていないのが残念。

メニュー表(menu.doc) プレゼント一覧表(present.xls)でご容赦ください..)

 

 

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アトラクションは、九州観光アイドル「サザンクロス」のステージでした。普段とは違い「おじさん」ばかりの前で緊張していたようですが、歌やトークで盛り上げてくれました。
彼女達は、11月26~27日の「農業法人ファーマーズマーケット2011」にも出演しています。サザンクロスのみなさん、これからも頑張ってください!

 

[11月2日(2日目)]
【現地視察】
当初は鹿児島市での開催を予定していたこのシンポジウム。今回指宿開催になったのは、「現地研修を充実するには、指宿開催が良いのでは」と、役員のアドバイスがあったからでした。同時期に指宿市農業委員会会長からの要請書もいただいています。
(Aコース:南薩地区)
(有)ファームランド豊

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指宿市山川で、さつまいもやソラマメ、スナップエンドウ、オクラ、ジャガイモ(春・秋)、カボチャ(春・秋)畑作12.3haを経営しています。
同社の松下豊和代表取締役、松下寛和取締役から、徹底した環境保全や品質管理、ほ場管理の取り組み、また新規就農希望者を積極的に雇用し、独立への支援を行っていることが紹介されました。

②(有)ビオファーム

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南九州市川辺の農場で、ヨーロッパなど海外輸出用の茶7.9haを経営しています。品種は緑茶が「やぶきた・ゆたかみどり」など、希少価値のある紅茶が「べにふうき・はつもみじ」です。((株)下堂園関連会社)松崎俊一取締役から、EU基準のオーガニック認証など輸出までの取り組みや、製造工程などが紹介されました。

 

(Bコース:大隅地区)山川・根占フェリーで大隅半島へ!
①山川水産加工業協同組合

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指宿市山川にある加工場で、野村重明参事にご案内いただき、鰹節製造工程の説明と施設見学が行われました。農業と漁業で分野は異なりますが、加工にかかる手間ひまや衛生管理など、参加者には参考になることが多かったようです。特に、中国からの外国人技能実習生の働きには感心しておられました。

 

②(農)ねじめ農園(小ネギ・さつまいも)・(株)シーアグジャパン(ハマグリ養殖)

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代表の肥後隆志さんは、もともと南大隅町根占でガソリンスタンドやホテルを経営していますが、「ど田舎の振興には1次産業しかない」と、1990年(平成2年)にねじめ農園、1997年(平成9年)にシーアグジャパンを設立。全国に積極的に販売し、地域雇用の確保に貢献しています。
参加者は、特にシーアグジャパンの海洋性植物プランクトンを自社で培養し海水プールで養殖する取り組みに関心を持って見学。またハマグリの試食に舌鼓を打っていました。

花の木農場((農)根占生産組合)

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南大隅町根占で、豚・茶・花・大豆・野菜などの他、ハム・ソーセージやパン、ジェラートなどの加工品を作っている法人です。社会福祉法人白鳩会と連携し障害のある方と力を合わせて、「安心・安全でおいしいものづくり」に取り組んでいます。鹿児島市にアンテナショップあり、お客様にアピールしています。横峯浩文さんに説明していただきました。昼食もおいしくいただきました。

 

参加者からは、「テーマが前向きで面白かった。販路拡大に頑張りたい」「現地視察は見ごたえがあった」などの感想をいただきました。ただ、運営面では多くの不手際があり、各方面にご迷惑をかけてしまいました。事務局連絡会のサポートと地元関係者の皆様のご協力で、なんとか終了できました。本当にありがとうございました。

来年度は沖縄県で開催されます。みなさん、奮って参加しましょう!