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農業法人ファーマーズマーケット2012

11月17日(土)~18日(日)に鹿児島市 ウォータフロントパークで、鹿児島県農業法人協会2度目の挑戦となる「農業法人ファーマーズマーケット2012」開催しました!

昨年度から取り組んでいる農業法人ファーマーズマーケットは、 鹿児島県農業法人協会の若手経営者、後継者、従業員を中心とした運営委員でイベント企画を行うことで、様々な課題点や壁にぶつかり、どう乗り越えていくか、新しい発想力やマネジメント能力などを養うことも兼ねて、立ち上げました。当協会理事からの推薦や、立候補などで本年度は10名集まりました。

~運営委員の紹介~

運営委員長 (有)ライス郷井手口 井手口 正昭
副運営委員長 (有)ファームランド豊 松下 寛和
副運営委員長 清水園芸(株) 清水 徹

(有)錦江ファーム 町永 早苗、(有)小田畜産 蜜澤 彰宏、(有)川薩ファーム 北野まきよ、(有)コセンファーム 大城 勝司、(有)鶴の郷ファーム 中塩 博一、(有)サンフィールズ 久木田 端代、(農)ねじめ農園 肥後 玄十といった方々を中心に、開催まで7回の実行委員会を開催し、取り組んできました。

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もちろん、飲み会も・・・

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さて、5月の総会後~イベント前までの準備の話はこれくらいにして、開催状況の報告をします!
まず、イベントの重要ポイント~天候~
1日目の朝は大雨の嵐という悪天候でしたが、午後から雨も上がり、2日目は快晴という天気でした。1日目、雨の中を「ファーマーズマーケットは、やってるんだろうか・・・」と不安ながらも足元の悪い中、お越しいただいた方々もたくさんいらっしゃり、嬉しかったです。また、雨があがってからは、2日間で1万5千名程の方にご来場いただき、大変会場も賑わいました。

~出店社~
当協会の会員を主とし、その他関係機関・団体(県農産物加工推進懇話会、県食料産業協議会)などの方々41社に出店いただき、47ブースで、農畜産物、花卉、加工品の直接販売、農業機械展示、EV車の試乗など鹿児島県の安心・安全なものをお買いものし、農業に関しても興味を持ってもらえる場を作ることができました。

出店社の皆様、2日間お疲れ様でした!

お客様からも、「安心・安全なお野菜を購入出来てよかった!そして、おいしかった。」「お花の苗も、他で購入するより元気で丈夫!」「皆さんが一生懸命で楽しかった」「丁寧に接してくれて嬉しかった」など、多くの声もいただいております。今後も、農業法人ファーマーズマーケットを通して、お客様の求めている商品や価格帯などのニーズをキャッチし、商品のこだわりや特徴をお客様に伝え、ギブアンドテイクの関係を築き、新商品開発に取り組んでもらいたいと思います。

出店社の紹介(一部)
(有)ヤブサメファーム

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エコファーム阿久根

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(有)勝目製茶園

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開会式では、清水克己会長より、開催趣旨、イベントなどの紹介、(公社)日本農業法人協会 菊池 潤専務理事より「鹿児島県農業法人協会の活動はとても活発で、今後の活躍も楽しみにしております」とあいさつをいただき、(公社)日本農業法人協会専務理事、鹿児島県農業法人協会会長、副会長、農業法人ファーマーズマーケット2012副運営委員長によるテープカットを行いました。

鹿児島県農業法人協会清水克己会長

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公益社団法人日本農業法人協会菊池潤専務理事

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テープカット

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左から、公益社団法人日本農業法人協会 専務理事 菊池 潤 氏
鹿児島県農業法人協会副会長 肥後 隆志 氏
鹿児島県農業法人協会会長 清水 克己 氏
鹿児島県農業法人協会副会長 古川 拡 氏
農業法人ファーマーズマーケット副運営委員長 松下 寛和 氏

~ふるまいイベント~

本年度、(農)南州農場の協力をいただき、黒豚サイコロステーキ炭火焼を100名様にふるまわせていただきました!17日(土)初日の先着100名様限定としたところ、雨天の中にも関わらず長蛇の列ができ、30分もしない間になくなってしまいました。

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~ステージイベント・会場常設イベント~

「いくらおいしいもの、安心・安全なもの、安いものが売っていても、お客様に楽しんでもらわないと、農業のイメージを変えることはできない」ということから、ステージや会場常設のイベントを考えました。県PRキャラクターの薩摩剣士隼人クイズショー、リトルチェリーズや琉球國祭り太鼓による音楽演奏、鹿児島女子高等学校書道部による書道パフォーマンス、餅つきパフォーマンスと楽しいステージイベントができました。

リトルチェリーズ

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薩摩剣士隼人

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書道パフォーマンス

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餅つきパフォーマンス

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琉球國祭り太鼓

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書道パフォーマンスでは、「青い空、広い大地、緑あふれる豊かな自然、この場所で育てよう 素晴らしい環境の中で大事に大事に育つ私たちの宝物 たくさんの笑顔に出会い、農業は続いていく 感謝」と書いていただきました!
農業法人ファーマーズマーケットを盛り上げてくださった方々、ありがとうございました。

また、会場常設イベントでは、昨年度も大好評だった「ミニトマトすくい」と、今年、初めて企画した「野菜スタンプでオリジナルエコバッグづくり」を行いました。金魚をミニトマトに変えて楽しむ「ミニトマトすくい」では、最高7個のトマトをすくう子供がいました!!
野菜をもっと身近に、そして楽しく遊んでもらいたいという想いと、実際食べている野菜の本当の形を知ってもらいたいという考えから、野菜をスタンプにしよう!と動き出した企画イベントでした。実際、子供たちはとても楽しそうに、「オクラの形かわいいね」「パプリカはお花みたい」と遊んでくれました。

ミニトマトすくいの様子

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野菜スタンプの様子

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会場を盛り上げるイベントの中でも、特に力を注いでいるのは、「農業法人PR」。
こだわりを持って作っているのに、PRをするのが苦手な農業法人の方々、パンフレットやチラシだけではなく言葉で熱い想いを伝いたい方々のために考えた「MC×農業法人PR」。司会者の福元ゆみ様が出店社の全ブースを試飲・試食しながら訪問し、出店社から商品や味の特徴、生産地、おすすめ商品などを聞き出すイベントです。

(有)錦江ファーム

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(農)ねじめ農園

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(農)根占生産組合

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(有)鹿児島マルサン農産加工

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(有)鹿児島掘口製茶

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(株)トヨタ車体研究所

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2日目は黒豚ヴィちゃんと薩摩剣士隼人も一緒にブースを回ってくれました!
(株)ビッグファイブ

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(有)大野原有機農業研究会
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(有)福山特殊農産

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(有)ファームランド豊

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薩摩剣士隼人は、お肉やはまぐり、加工品など食べてくれ「うんまかどー!」と、鹿児島弁でおいしいの連発でした!

黒豚ヴィちゃんも、みかんやさつまいもなど食べたそうでしたが、残念ながらおあずけでした。
出店社も、自然なPR方法に集客もでき、満足している様子でした。

なお、本年度、新たな就農相談コーナーを設置し、農業法人に就職したい、農業をやってみたい、農業経営をしようと考えている、といった相談を専門相談員により受け付けました。実際に、生産者の作っているもの、会社の雰囲気や従業員の様子などを見ることができる場での就農相談は、通常より親しみやすく、イメージしやすい状況となった様でした。

就農相談の様子

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本年度、鹿児島県農業法人協会の会員コラボ企画として取り組んだのが、少量ずつ、いろんなブースのものを食べたい・買いたいというニーズに応える「商品引換券」でした。
6枚で500円という設定にし、6つの商品に引き換えることができるお得な引換券です。

通常、500円でたくさん入っているお肉が、引換券で試食できたり、引換券限定商品があったりと、1つのブースだけではなく、全部のブースを回ってもらいたいという想いから企画しました。
そのような想いは、実は「クイズラリー」にも詰まっています。

出店社からのクイズをお客様に解いてもらうのですが、6色の解答用紙が準備されており、自分の持っている解答用紙と同じ色のクイズを解いていくというクイズラリーです。

農業のこと、作っている商品のこと、会社のこと・・・など知ってもらいたいことを、あえてクイズにし、お客様に楽しく学んでもらうイベントでした。

出店社からはおもしろい農業クイズがたくさん出てきていました!

例えば・・・

①(有)小田畜産からの問題

牛の赤ちゃんは、お母さんのお腹から何か月で生まれてくるでしょうか?

(ヒントは、ヒトと同じだよ。)

 

②寺田農園(株)からの問題

みかんを何個食べると、ショートケーキ1個分のカロリーになるでしょうか?ショートケーキのカロリーは360kcalとします。

(ヒントは、みかん1個Mサイズのカロリーは約40kcal)

 

(株)シンコーフォークリフトからの問題

③じゃがいもを美味しく食べるための一工夫は、じゃがいもの何を残せば良いでしょうか?

(ヒントは、皮と実の間にあるもの)

このような形で、出店社からクイズをもらい三択の中から回答するという形式で取り組みました!

ちなみに、クイズの答えはこちらです。
答え①約10ヶ月(280日前後) ②9個 ③皮ぎし

その他に、会場内で目に止まったものが、こちらです。

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鹿児島県の「出水」地域の当協会会員さんの食材で作ったお弁当です。

・(有)コセンファーム(野菜)

・(株)北薩漬物(漬物)

・(有)鶴の郷ファーム(米)

・(株)あおぞら元気農場(野菜)

・赤鶏農業協同組合(農業生産法人(有)ノダ)(鶏肉)

・マルイ農協グループ(卵)

 

(有)コセンファームの大城勝司さんを中心として、農業法人ファーマーズマーケット限定でお弁当を作って販売してくださいました!

お客様の1人は、「田舎風で、昔、おばあちゃんちで食べて味がする、おいしい」と写真でもわかる様に、シンプルで満足できる商品でした。

 

鹿児島県農業法人協会での2回目の挑戦となった農業法人ファーマーズマーケットは、1年目の課題を2年目で改善し、また新たな課題や問題点も見つけました。

今後、更に出店社、お客様に満足していただけるイベントを通して、鹿児島県農業法人協会のPR及び鹿児島県農業の活性化に努めていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

イベント開催あたって、当協会会員の方々、関係機関・団体の方々にご協賛をお願いしたところ、快く受けていただいた協賛社の皆様方。

無事、このように盛大なイベントが2日間に渡り、開催できましたこと御礼申し上げます。

 

その他にも、イベント当日までお世話になった方々ありがとうございました。

 

出店社の皆様方があってこその会場の盛り上がりです。出店ありがとうございました。

また、ステージイベントの依頼を快く受けてくだった鹿児島女子高等学校書道部の皆様、琉球國祭り太鼓の皆様、薩摩剣士隼人や餅つきパフォーマンスなど運営に係る皆様、素敵なステージありがとうございました。

司会者の福元ゆみ様、イベントに係る業者の皆様方、大変お世話になりました。

企画作成から、イベント当日まで何度も何度も打ち合わせにご出席いただき、無事、運営までありがとうございました。

最後に、農業法人ファーマーズマーケット2012実行委員の皆様方、お疲れ様でした。そして、今年も素敵なイベントをありがとうございました!!

今後とも、よろしくお願いいたします。

九州・沖縄地区農業法人シンポジウムinおきなわ

11月1日(木)~2日(金)は、例年、九州各県持ち回りで行っている「九州・沖縄地区農業法人シンポジウム」が、沖縄県名護市で開催されました!

今回、鹿児島県から参加してくださったのは、14名。

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全員写真

清水園芸(株) 代表取締役 清水 克己 氏
(有)コセンファーム 古川 拡 氏
(株)北薩漬物 古川 睦子 氏
(有)川薩ファーム 北野 四郎 氏
(株)オキス 代表取締役 岡本 孝志 氏、いち子 氏
(有)香花園 取締役 新垣 正勝 氏、担当課長 大山 宏司 氏
(株)シンコーフォークリフト 常務取締役 石岡 賢二 氏、田原迫 司郎 氏
JA鹿児島中央会 研修生 成田 智史 氏
県信用農業協同組合連合会 西田 尚子 氏
(公社)県農業・農村振興協会 就業アドバイザー 吉田 典夫 氏、就業アドバイザー 岩倉 勉 氏
農業会議からは、田畑次長と白石が参加しました。
11月1日(木)の開催に合わせ、前日は沖縄県で6次産業化に取り組んでいる企業、法人などを視察させていただきました。
まず、伺ったのは、南城市の(有)沖縄長生薬草本社でした。
薬草の生産、加工、販売で6次産業化事業を実践している経営体で、飲食店経営(ハーブカフェ、ウコンサロン)にも取り組んでおられました。

ウコンサロンの様子
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私たちも、昼食をこちらのハーブカフェでいただきましたが、バイキング式で全ての料理に薬草を使っており、1日で健康になりそうな気がしました!
(有)沖縄長生薬草本社では、従業員86名を雇用し、薬草50~60種を生産、さらに、薬草園では1000種ほどの薬草を見ることができました。
薬草をもとに、ものづくり(技術)で、人類に健康を!と社長が、子供の頃、病気やけがなどの際、受けた治療法が薬草だったこと
きっかけに、学生の頃から薬草の勉強を始め、今に至っているとのことでした。 

                                                         薬草園内の様子
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この橋を渡ると健康になれるかも・・・            選別(手作業)の様子
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次は、読谷村の(株)ポルシェでした。
沖縄のお土産として定番となった紅いもタルトの製造、販売で6次産業化事業を実践している経営体です。
現在、約400名の従業員を雇用し、沖縄県内に11店舗を構える会社です。
2種類の紅イモを使用し、無着色・無添加で加工され、安心・安全なお菓子として販売されています。3つの工場で1日あたり9万~12万個作られる紅イモタルトですが、箱詰めパッキングは、全てパートさんの手作業ということには驚きました。
ビスケットがかけていないか、くずれていないか、1つ1つを確認し、詰めていくという作業です。
「地元雇用、取引先、特産品を大切に」をモットーに、創業30年経った今、地元とともに歩んでいく会社として取り組んでいらっしゃいました。

(株)ポルシェの販売部門(御菓子御殿)
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加工の様子
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最後は、JAファーマーズゆんた市場でした。
JAおきなわの農作物直売マーケットで、特にこちらのファーマーズマーケットでは、農産物加工施設を設置し、地元農産物をもっとアピールできるよう、地産地消をテーマにした農産物加工品を製造していくということでした。

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読谷村のおいしいものを使って、作ったご当地ハンバーガー。
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再び、那覇市内に戻り、長崎県と懇親会を開かせていただきました。

翌日は、名護市のゆがふいんおきなわにて、九州・沖縄地区農業法人シンポジウムが行われ、当日は九州各県・沖縄から約160名の参加者が集まりました。

農業経営を複合化、多角化するための加工や流通、販売へ展開し、所得の向上と地域の雇用創出につなげ、地域経済の発展しようとする6次産業化に取り組んでいらっしゃる(有)我那覇畜産 代表取締役 我那覇 明 氏より、「琉球在来種家畜の保存と利
用~家族・子ども・孫の代まで安心して食べられる」をテーマに講演いただきました。

講演の様子
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「豚は沖縄の宝」と沖縄のアグーを世界のあぐーへ伝えていくことを目標にかかげ、琉美豚、やんばる島豚、やんばるあぐーを生産している我那覇社長。
(社)日本養豚協会理事の他、沖縄県の養豚関係や中小企業団体などでも会長や理事長、顧問などを務めていらっしゃいます。
どのようにして沖縄県のアグーを守って生き残るか、どのような方法で販売戦略を考えるか、そして、お客様の満足度をあげる取り組みとは?常に考え、家族一緒となり、生産・加工・販売に併せ、美容関係やグッズ、デザインなどにも取り組んでおられました。

生産については、環境とストレスに考慮した農場を徹底し、車の音や排気ガスなど全く気にしないのびのびとした環境を確保しています。餌は、麦を主体に天然カルシウムの与那国島化石サンゴ、ヨモギ、ニンニク、海藻、糖蜜、アガリクス、ビール酵母と贅沢な組み合わせと、やんばるのおいしい水を与えています。
そして、我那覇社長を筆頭とする、従業員の方々の豚への愛情を守るため、従業員の働きやすい環境づくりにも徹底しています。

加工については、平成23年5月から、豚肉をファーストフードにする取り組みとして、メンチかつや、ホットドッグ、ハンバーガなども販売しています。もちろん、全て(有)我那覇畜産でつくられた豚肉です。
我那覇社長の息子さんが、(公社)全国食肉学校や、他の農業法人で加工製造などを学び、テナントを構え、取り組んでいらっしゃいます。
商品の認知を高めるためにも、お店以外に、産業まつりなどのイベントにも積極的に参加しています。
その他、安心・安全で美味しい、ハンバーグやベーコン、生ハム、ウインナー、餃子、みそ漬けなどの数々も手掛けていらっしゃいます。

販売については、ファーストフード店の他、直売所や焼肉屋なども関連会社として取り組む他、スーパーなどでも販売しています。
ジャスコ、マックスバリュー、ザ・ビッグの店舗で、「MESHサポートを応援します」とシールが貼られた(有)我那覇畜産のお肉を購入すると、救急ヘリ運航のための支援金に充たてられるという社会貢献の取り組みも行っておられます。

地域環境にやさしい、こだわりの豚を作り続けて40年のお話しを聞かせていただきました。
我那覇社長の豚への愛情が伝わり、今後の発展も楽しみにしております。
ありがとうございました。

講演後は、「生産・加工・流通・販売-6次産業化で経営の飛躍を目指して-!」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

パネルディスカッションの様子
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コーディネータは、日本農業経営大学校校長兼(財)日本農業研究所理事長 岸 康彦 氏。

助言者は、(公社)日本農業法人協会 会長 松岡 義博 氏。

パネリストは、以下の法人経営者、市場関係者、関係機関などでした。

・沖縄総合事務局農林水産部食品・環境課長 金城 繁三 氏

・(有)シュシュ 代表取締役 山口 成美 氏(長崎県農業法人協会副会長)

・(株)オリオン商事 取締役常務 大城 雄志 氏

・(有)仲善薬草農場 代表取締役社長 上地 哲 氏

パネリストの取り組み内容や目標の他、失敗談なども伺い、6次産業化を目指すにあたって、
以下のようにまとまりました。
①未来にこうなりたいと強い目標や夢を持って取り組むことがまず基本。
②「周りが取り組んでいるから、なんとなく取り組んでみる」だと良い商品が作れない、作っても売れないという状況に陥ってしまう。
また、将来を想像して取り組んだとしても、失敗は起きてしまう・・・
④しかし、失敗しても目標を変えず、繰り返し取り組みながらマーケティングを学んでいこう。
⑤地域とのかかわりを持ち、仲間との情報交換で生まれてくる。
⑥お客様に対しても、従業員に対しても、詳しい情報をしっかりと開示し、従業員みんなが意見を言える環境づくりを作ろう。

既に、農業から加工、販売の他、農業を通して地域での活動を積極的に行っている(有)シュシュの山口社長の考える6次産業化は、「取り組み初めは、男のロマン(浪漫)・女のフマン(不満)だった6次産業化が、女のジマン(自慢)・男のガマン(我慢)に変わった時、成功したと言える」とおっしゃいます。
このように、ユニークな発想を持って取り組むことが、商品開発や、新プロジェクト発想に結びつくのかもしれないですね!

夜の懇親会では、沖縄料理と沖縄民謡を楽しませていただき、ミス沖縄の登場に、参加者の皆さん、とても楽しい時間を過ごしました!
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ミス沖縄と!
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翌日の現地視察では、農業生産法人(有)勝山シークヮーサーと、(有)ゴーヤパークにお邪魔しました。
沖縄の特産品であるシークヮーサーとゴーヤの生産から加工工場、販売店などを視察させていただきました。

(有)勝山シークヮーサー
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シークヮーサーを使用した商品として、ジュースやお茶、ポン酢などはもちろん、石鹸も作られています。
100%契約農家で生産された良質のシークヮーサーのみを集荷し、安全でおいしいシークヮーサーをお届けできるよう取り組んでいる会社です。

(有)ゴーヤパーク
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細長い白ヘビの様なヘビウリのほか、トマトや沖縄野菜、果樹、水耕栽培し、展示しているゴーヤパークでは、初めて目にするような野菜がたくさんありました。
ゴーヤ茶専用の大型乾燥機や焙煎機など完備し、独自の製法が国内・海外で認められ、台湾・ベトナム・中国・日本の4カ国で特許を取得されました。沖縄地元のゴーヤーを広めたい、大切に育てたゴーヤーを全て使いたいという想いを実現しながら、取り組んでいる会社です。

昨年は、鹿児島県が担当となり、指宿市で開催した「九州・沖縄地区農業法人シンポジウム」。
毎年、新しい出会いと新しい発見があり、参加者からも大変好評な研修です。
正会員の方々はもちろん、賛助会員の皆様も一緒に行きましょう!!
来年は・・・福岡県で開催されます。

皆様のご参加お待ちしております。

「南の逸品商談会in東京2012」

鹿児島アグリフード金融協議会主催の「南の逸品商談会in Tokyo2012」
会員9社が出展しました  

9月12日、13日の両日、東京・池袋のサンシャインシティで「食の大商談会」が開かれました。 北洋銀行・帯広信用金庫が主催のインフォメーションバザールと、鹿児島アグリ&フード金融協議会が主催の南の逸品商談会が同時開催され、南北の逸品の揃い踏みとなってからは今年で5年目。
北海道は117ブース、鹿児島は47ブース(55社)、静岡も2ブースが設けられました。
今回、「農業法人協会」のブースには大成畜産(養豚)、小田畜産(肉用牛)、下窪勲製茶(茶)、ねじめ農園(芋、小ネギ)、北薩漬物(コセンファーム・野菜、漬物)、ライス郷井手口(米、玉葱)の6社が出展。単独ブースで会員のオキス(野菜、加工)も出展されました。賛助会員の藤崎商事㈱(漬物)、薩南製糖㈱(黒糖)も参加されました。また、日置市、西之表市も参加。自治体としては初参加とのことです。

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食品バイヤー等の来場者数は2日間4,200人で、主催者によれば例年並み。
企業数で言えば北海道と鹿児島は2対1ですが、売り場を構成する面積は8割方が北海道と圧倒されている印象。まだまだ南からの攻勢が欲しいところです。 質的な面でも、北海道の方が加工食品のラインナップが豊富で洗練されている感じがしました。ただ、鹿児島も素材の良さは負けていません。伝え方をどうするか、工夫の余地があるとも言えます。   例えば、北海道の海産珍味で出展されていた㈱石狩水産さんのブース。綺麗な陳列が目を惹きます。営業部主任の高橋尚史さんは「インパクトは大事ですね。商談会であっても催事と同じようにブースを作っています」と話してくれました。実際、商談件数も多く「(2日間立ちっぱなしで)足も痛いけど、喉も痛い」とのこと。

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農業法人協会の会員さんも頑張っています。
オキスの岡本社長は、初めて商談会に出展されたとき、北海道の完成度の高さに愕然とし、その後の出展する度に改良を重ねているそうです。その甲斐もあり、今回はオキスの「ごぼう茶」を試飲する女性が多く、商談も舞い込んだようです。

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下窪勲製茶さんも、試飲に出すお茶の味はもちろん、前日に資材を追加で買い出しに行くなどブース作りにも気を配られてました。

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大成畜産さんと小田畜産さんは、やごろう豚のしゃぶしゃぶと、小田牛のステーキ肉を試食用に配り、好評を得ていました。
ただ、商談会ではその時に「美味しい」という評価を得たとしても、その後に実を結ぶのはわずか。しかも1回きりではなく、継続出展することも、ニーズを把握したり、信用を得ていくためには大切なようです。

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その点、ねじめ農園の肥後社長、北薩漬物の古川社長夫妻、ライス郷井手口の井手口正昭さんも、興味を持たれたバイヤーさんに丁寧に話ができていたようです。古川睦子さんは両日とも着物姿でブースに立ち、自慢の漬物の試食を勧めていらっしゃいました。

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惜しむらくは、今回の商談会、経路が限定された形で、かつ北海道が入口側、鹿児島が出口側だったため、開場後1、2時間はなかなかバイヤーさんが来ない時間が続いたこと(ただ、去年は逆順だったため、常に不利なわけではないですが・・・)。 この辺り、出口側のブースであることが分かっている場合は、出展者側が自ら招待するバイヤーさんには、先方の都合が許せば早く来てもらうよう予め頼んでおくなどすれば、より有意義に時間を使えると思われます。 日中の気温は30℃を超え残暑厳しい東京で、2日間に渡って繰り広げられた商談会。出展会員の皆様、大変おつかれ様でした。
農業法人協会では、これからも会員の皆様の商談会出展をサポートしていきます。

今月の農業法人:(株)さかうえ

ある1つの農家が、企業農業法人に進化したお話しをうかがいたく、今月は株式会社さかうえへ訪問させていただきました。

(株)さかうえは、今、数々のマスコミやメディアに取り上げられ、全国から注目されている「農業生産法人」です。

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最近、移転した(株)さかうえ

(株)さかうえでは、現在、契約栽培事業、牧草飼料事業、農業経営IT化事業を展開する他、新規事業にも積極的に取り組んでいらっしゃいます。 総作付面積150haの規模で生産しているものは、日本では難しいといわれているデントコーン(飼料用とうもろこし)、ケール、じゃがいも、キャベツ、さつまいも、ピーマンなどで、依頼のある新規作物にも相談の上、対応しています。

(現場の様子)

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〜坂上 隆代表取締役のこと〜
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(株)さかうえ 坂上隆代表取締役

坂上社長は千葉の国際武道大学卒業後、生まれ故郷の志布志市へ戻り、24歳で両親が生産・経営していた芝の技術を学びました。当時、園芸の技術を学び、知識も身についてきた坂上社長とお父様の意見がくいちがうことや、儲かる農業をやりたいと感じたことから、「自分なりに新しいことに取り組んでみよう」と、ダイコンの生産を始められました。当時、新聞などで情報収集をし、収益が期待できる青首ダイコンを生産しましたが、高値取引されるようなものでもなく・・・結局はお父様に助けてもらうことになった様です。しかし、「失敗は成功のもと」という言葉がある様に、坂上社長は農産物を高く売ろうという考え方から、いかに「損をしないか」という契約栽培に考え方をシフトされました。
例えば、さかうえ方式の一部を紹介すると、総生産量は6000トンの生産物は、全て大手健康食品メーカーや食品加工メーカーなどとの契約栽培。
そのため、出荷先がないなどの無駄を省くことはもちろん、市場の価格に左右されず、安定した売上げをつくることができます。

2009年、(株)さかうえの社長となってから事業のスピードは加速し、ビジネス雑誌や新聞、テレビなど取り上げられる様になりました。
経営者となってから、会社の3要素である「労働と経営と資本」に対し、農作業という労働からは離れ、経営と資本に力を入れてきた坂上社長。しかし、そこには、農業を事業としてとらえて展開していく考え方がベースになっています。企業の発展プロセスである方程式を学び、有言実行してきました。 「口でいうことは簡単、行動することが難しいのだから」と今までを振り返ります。

(株)さかうえでは、「会社が世の中に生かされている」ということを常に意識し、会社経営をなさっています。「人との結びつき、〜したいという欲求が多いほど、従業員や売り上げも伸びていく。人間だって同じでしょう。1人の人間が成長する糧に、親、たくさんの人との出会い、試練、教育の他、その服やカバン、カメラ、を持って、今そこにいるあなたがいる。世の中に生かされているからできること」と坂上社長はおっしゃいます。

〜(株)さかうえの人材育成〜
そんな坂上社長は、今1番、「人材育成」に興味があるとおっしゃいます。一人一人の特徴に合わせた指導を行い、全体を通した後、本人が望む作業を担当してもらいます。自分がやりたい=責任感を持ち、従業員全体の自己実現を高めていきます。
「"日頃、考えていることの9割は人材育成"と、冗談のように笑いながらおっしゃる坂上社長ですが、社員教育には、いくらでも時間を費やしますよ」と採用担当の吉室さんはおっしゃいます。
(株)さかうえに就職したい!と、問い合わせや訪問される方は、年間100名ほど。その中から、筆記試験・論文、集団面接、個人面接、農業体験を経て、社長との面接で農業に対する熱意が本気で伝わってくる方を採用していきます。年間10名ほどの方々が、(株)さかうえのチームの一員となり、農業に対する想い、会社に対する想い、社長と同じ経営者の視点での考え方を1つとし、指導、教育を行っていくとのことです。ある従業員の方が、「本気で農業を頑張ろうと思っている人の中でも、意欲がある人、目標がある人でないと、さかうえでは働けないと思う」とおっしゃっていました。
その他、「自分は、今まで消費者という立場で野菜を見ていた。今は生産者という立場で、野菜を見ることができる。その中で、もっと野菜の価値を高めたいと思う。現時点のステップを踏んで、もっと農畜産物の大切さを伝えられる仕事をしてみたい」「坂上社長の経営に対する考え方や、農業に対する熱い想いすごく共感できたので、県外から鹿児島にきて今、農業を勉強してます。すごく楽しいです」という方もいらっしゃいました。

(従業員を一部紹介)

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なお、2年前、全国農業新聞に取り上げられた記事「やる気引出し成長」では、早く会社に貢献したいと言っていた田中純也さんは、今は、リーダーとなり、責任ある仕事、新入社員への指導、教育を頑張っていらっしゃいました。
(新聞記事PDF化)

実際に、現場にうかがうと、さかうえでは、農業面だけではない、経営、社会なども含め、世の中全体の状況を見ながら仕事ができる従業員を、本気で指導していく会社だと改めて実感しました。従業員の皆さんのチームワーク、いきいきとした表情、先をみた行動や考え方などが伝わってきました。

現在、役員6名、正社員38名 計44名の従業員がいます。
約10倍の狭き門をくぐりぬけた従業員のうち、14名が県外から「(株)さかうえで働きたい!」と志布志にこられた方です。
(株)さかうえでは、県外や地域外から志布志市への移住や、生産規模をあげるために必要な地元の土地運用などを介して、地域の関わりを持っています。また、農業には欠かせない農閑期と農繁期。自ら人材派遣業に係る資格を取得し、この時期を利用した県内のお茶生産農業法人への派遣、県外先進農業法人への交換研修を行っています。この取り組みは、県内のお茶生産農業法人への派遣は、県内の雇用者を守ることも位置づけられています。農繁期だけパートで入れ、農閑期にはやめてもらうという形を作らない様、年間を通し、長い期間働ける社員として雇用をしています。
県外先進農業法人への交換研修は、京都府のこと京都(株)さん、(株)杜若園芸さん、滋賀県の(有)フクハラファームさんと取り組んでいらっしゃいます。1つの視点からではなく、様々な作物や気候、こだわりや取り組みなどをより多くの視点でみることができる研修で、坂上社長は「交換研修に取り組んでから、従業員が、"もっと上を"と様々なことを目指すようになり、「自分でやろう」と動く子が増えてきた」とおっしゃいます。

〜(株)さかうえの農業経営IT化事業〜
150haの規模で生産する(株)さかうえでは、圃場別作付計画及び工程管理、作物別作付計画及び工程管理、社員別勤務状況及び作業状況管理などをIT化しています。

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過去のデータを見つつ、今年いかに生産性をあげることができるか、坂上社長はもちろんのこと、従業員自らも課題解決に励みます。
今、「農業のIT化」と、よく耳にするようになりましたが、坂上社長が取り組みを始めたのは、14年前。実際、農業に携わっている農業法人が手掛けた生産管理・人材育成システムを必要とする農業従事者も少なくありません。
そこで、新事業として平成18年、農業経営IT化事業を築き、「農業工程支援システム」の開発・販売なども展開していらっしゃいます。

〜坂上社長の1日〜
坂上社長の1日は、午前2時頃から始まります。起床後、体操をしていらっしゃいます。趣味、特技である剣道の体力づくりかなと思っておりましたが、ここにも会社経営においてのポイントがありました。 「健全な体に健全な心がある」と常に身体のケアは徹底していらっしゃいます。

6時40分〜リーダーミーティングを行い、その後、全員での朝礼です。
朝礼の中で心がけていることは、「リスクをあげ、今日1日どのように取り組んでいくのか」従業員自らに考えさせ、実行してもらうこと。午後からは、経営発展のための勉強、経営発展していく中での危機管理勉強、従業員の人材育成などに費やします。私が、取材へうかがった日は、住商アグリビジネスの方々が1週間研修にこられていました。
他の従業員と同じように畑に出て作業をし、坂上社長の講演を聞き1週間滞在します。農業ビジネスに取り組んでいる中で、農業法人の抱えている問題や今後必要とされているものなど現場を通して学ぶことができます。
なお、さかうえにはこのように企業から1年間や1カ月、1週間など研修にこられます。 先日は、衆議院議員 副総理 岡田克也氏がさかうえへ訪問されていらっしゃいました!(詳細はブログ参照)

〜今後の(株)さかうえ〜
坂上社長は、「自分には(主体的な)夢や目標がない」とおっしゃいます。その理由は、『経営者としていかに強い人間かではなく、変われる人間が残るか』と考え、また、今までと同じことをしていくのではなく、常に自分を変える=成長をしていかなければないからです。
「これは、会社経営に対し、"いかに世の中に適応した会社を作るか"と、実行してきたし、今後も、世の中の期待に応える(株)さかうえを創り上げていく」と今後についておっしゃいます。

年間通して、県外を飛び回っていらっしゃる坂上社長は、会社の中では、「歩く広告塔」といわれていました。坂上社長がもっている人脈や、講師として招かれ講演やパネリストなどとして経営について発表をされることがきっかけで、業者からの契約野菜や新規就農希望者からの求人情報について、会社へ問い合わせの電話がかかってくる様です。
今後も、鹿児島県農業を担っていく(株)さかうえを、事務局一同応援いたします!

もっと詳しく(株)さかうえを知りたい方はこちら

「農業法人について語る会」

日頃、鹿児島市内で行っている研修会になかなか参加できない方々や、会員交流を図るために、例年、開催される「農業法人について語る会」。
本年度は、鹿児島・日置地域と、姶良・伊佐地域で開催させていただきました。
~鹿児島・日置地域~
7月31日に鹿児島市「マリンパレス鹿児島」で開催し、35名の出席者でした。

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会場の様子

こちらの研修会は、理事より「最近、農業専門普及指導員さんとの交流が薄くなってきている気がする。意見交換できるような研修会を行いたい」という意見があり、組ませてもらいました。

日頃、作業をする中での課題点を事前に参加者から招集し、それに対する回答・情報・アドバイスが農業専門普及指導員から提供されました。
当日は、統括の大山純直氏、主任の児玉寿人氏、畜産・経営担当の中原俊一氏、作物(米・麦・大豆)担当の若松謙一氏、畜産(飼料作物・鶏・乳牛など)担当の脇 大作氏にお越しいただきました。

 

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鹿児島県 農業専門普及指導員の方々


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参加者の会員(一部)


各農業専門普及指導員からの助言を基に、さらに意見交換を行い、日頃、抱えている問題点について、今後も引き続き情報の共有化を行っていく形をつくることができました。

~姶良・伊佐地域~
8月7日~8日に、霧島市「鹿児島空港ホテル」で開催し、38名の出席者でした。DSCN3087.JPG
会場の様子



(株)トヨタ車体研究所 経営企画部事業推進室より岩谷正光氏、帖佐正俊氏、小川 勝氏、池田博海氏、中島正一氏にお越しいただき、「人材育成と経営革新」について講演いただきました。

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岩谷氏

 

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小川氏




会社を元気にするために必要なこと。

1.求められる経営者

2.社員の現実

3.悪い経営の実態

を把握し、今、そこにいる社員が今まで以上に有効に働くよう導くことが、経営革新活動の背景にあります。

「うちは忙しいから無理」「そんなことはトヨタだからできるんだ」などの、考えをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません・・・しかし、今、トヨタ車体研究所は企業に入り込んだしくみ改善と人材育成の支援を行っており、実際、県内17社、うち1次産業(農業法人含め)5~6社の経営革新、人材育成に取り組んでいらっしゃいます。

今回、(株)トヨタ車体研究所の熱い講演を聞き、参加者よりいくつか質問があがりました。一部を紹介したいと思います。

Q.社員教育方法について、色々なところから話を聞くが、具体的にどのように行うのか教えてほしい。

~例えば、農作業の場合:スキルを持っている責任者の持っているノウハウを、より正確に新入社員へ伝えるかが大事なこと。その手段として、マニュアル作成がありますが、紙ベースのものはもちろん、ナレーション付きでビデオ(動画)を作成し、「どこに、どのように、どのくらい」などを見せながら学んでいただく。やるべきこととやってはいけないことをしっかりと理解してもらうことが大切。

忙しいからを理由に、社員教育を怠っていると、いつになっても社員は育たない。
1日5分でも、時間を決めてしっかりと社員教育を行いましょう!

Q.親子で成り立つ経営体は、子供のやり方に親は意見し、親のやり方に子供はついていかないなど、うまく進まない。どのようにしたらいいか?

~年齢の違う親子が、経営において考えることが違うのはよく理解できる。そして、よくある話。でも、お互い会社を良くしたい、元気にしたいと考えている頂点は同じ。
子供から親に新しい経営事業を説明する場合は、一気に説明するのではなく、「こういうところがこうだよね?だからこうしたい、こうしようと思うんだ」と、1つ1つ話を区切って説明しましょう。そうすると、親も理解しながら聞くことができる。

日本の経営体は、社員のことを思いやり、代表者・責任者などがまだまだ苦労している組織も少なくないと思います。

しかし、末端の社員までが社長と同じ意識を持って、会社の看板を背負い、危機感を持って1つの方向をみて働くことが、各自、責任感を持ち、やりがいのある仕事ができるのではないかと感じました。

今回、出席されたうちの1人、(有)コセンファームの古川拡代表取締役は、「社長が指示したことは、社長だからできて当たり前と感じている社員が多い。第三者からの指導・意見の方がより耳に入りやすいのでは?」と日頃から感じており、今、会社の組織づくりについて変える時期なのではないかと、今後は、日本を代表するトヨタ方式で取り組んでいこうか考えていらっしゃいました。
経営者次第で変わる「経営革新と人材育成」。
指導されたことが、1年目でどれだけ進歩できるかが大切なこととなっています。

具体的には
1.経営者と従業員との信頼関係を気づき、目標達成に愚直に取り組むこと。

2.改善活動は現状を否定することから。

3.提案されたことを、まず実践してみること。

4.実践した上で、新たな問題が出たらそれを更に改善すること。

このように、線の付き合いで支援を行うトヨタ車体です。
興味のある方は、事務局までご連絡ください。(国や県からの補助などもあります。)

その他、室内研修においては、鹿児島・日置地域、姶良・伊佐地域どちらの会場でも、野﨑隆道社会保険労務士「労務管理のポイント」について、鹿児島県農業法人協会事務局連絡会構成団体・機関より事業やサービスなどについて案内がありました。

姶良・伊佐地域の現地視察は、(有)錦江ファーム 溝辺牧場と(有)福山特殊農産で行いました。
以前、当協会第16回総会に併せて開催した春季トップセミナーで、(株)カミチク兼(有)錦江ファーム 上村昌志 代表取締役に講演いただいていた熱いお話を、実際に現場で目にすることができました。


(有)錦江ファーム 溝辺牧場視察の様子
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徹底した社員教育、社長と従業員との交流会、牛に対する想いなど大変勉強になりました。
・(有)錦江ファームについてはこちら

(有)福山特殊農産は、以前、当ホームページブログで紹介させていただきました。
・(有)福山特殊農産記事についてはこちら

物知りの川畑 勉代表取締役は、参加者の困っていることについて「うちは、こんなにして良くなったよ」と、あらゆる情報を教えてくださり、参加者の皆さん、大変喜んでいました。
実際の作業や、現場を見せてくださり、「自分の持っている知識は、全部教えてあげたい。加工品を作りたい人は是非、うちにきてほしい。本当においしいんだから」とおっしゃっていました。

(有)福山特殊農産視察の様子
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例年、県内2か所の地域で開催している「農業法人について語る会」が、無事終わることができました。どちらも、会員の皆さん、会員外で出席していただいた方、関係機関の皆さん、満足していただいた様で、事務局も安心しております。
また、両会場開催にあたりまして、県や地域振興局の方々、また講師の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。

まもなく、農業法人ファーマーズマーケットや、九州・沖縄地区農業法人シンポジウムが開催されます!昨年より多くの参加者をお待ちしております。

アグリフードEXPO2012東京

先日は、日本政策金融公庫主催「アグリフードEXPO2012東京」へ鹿児島県農業法人協会として出展してきました!
全国から、627社の出展があり、来場者12,538名(1日目:6,134名 2日目:6,404名)と大変にぎわいました。

当協会ブースに出展してくださったのは、(株)アグリスタイル、(有)コセンファーム、(有)大成畜産、(有)ライス郷井手口の方々です。その他にも、当協会会員(有)アネット、(株)オキス、(有)農業生産法人ノダを始め、鹿児島県の農林水産業者が17社出展していらっしゃいました。

鹿児島県出展ブースの様子
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食の安全・安心への関心が高まるなか、国内農業や国産農産物に対する消費者の注目が高まってきている現在、今回の商談会でも、九州産の農畜産物が求められていることが実感できました。

また、風評被害や自然災害にも負けない様、信頼を取り戻そうと頑張っている方々とも出会う機会があり、今回の商談会では商品パッケージや展示方法などだけではなく、色々と勉強になりました。

例えば、当協会ブース出展者(株)アグリスタイルの場合

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県内外の商談会への出展を何度か経験し、テーブル布やパネルなどを作成していらっしゃいましたが、今回さらに付け加えたのが、緑色のパネルです。効果は、周りに比べ、高さと立体感を出すことができ、人の目をとめることが出来ました。その他、実際に取り組んでいる「食育」で撮影した子供たちの写真や、野菜、土、指宿の写真をたくさん紐につるしました。言葉で説明するよりも写真だとスムーズに理解してもらえることができました。
各ブースどれだけ来場者の目を引くことができるかを考えていらっしゃるか勉強になります。

いかに会社パンフレット、資料を取りやすくするか、DVDを流したり、試食の方法などを見ながら、ブースに一体感を出すやり方など、実際に会場をみて分かることもたくさんあります。

今回は、(株)アグリスタイルを紹介させていただきましたが、皆さんあらゆる工夫をしていらっしゃいますので、実際に会場などで見ていただきたいと思います。

当協会ブースには、出展社(鹿児島県農業法人協会会員)の食材「かごしま黒豚、オクラ、スナップエンドウ、赤米、黒米、玉ねぎ、漬物」が並びました。

「鹿児島県農業法人協会」の中に4社((株)アグリスタイル、(有)コセンファーム、(有)大成畜産、(有)ライス郷井手口)が入って、皆さん商談会に励んでいらっしゃいましたが、自分の手が空いているときには、同ブースの他の出展社の会社PRを行っているのを見て、「法人協会の仲間」として頑張っているのが伝わってきました。

(有)コセンファーム((株)北薩漬物)

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(株)アグリスタイル

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(有)大成畜産

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(有)ライス郷井手口

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なお、今回、商談会に初めて出展された(有)ライス郷井手口 井手口正昭取締役は、「他県の売り方、商品パッケージ、価格、デザインなど勉強することができた。

この後、関係を築いていくには、名刺交換をして知り合った方々と、引き続きお付き合いできるかは自分の努力次第だと思う。鹿児島に帰ったら、皆さんにメールを送ります」と、とても刺激を受けていらっしゃいました。

また、(株)オキス 岡本孝志代表取締役は、県内外の商談会に出展されていらっしゃいますが、「毎回最低1件~2件は、新しい取引先が決まっていく。たしかに、旅費、人件費など経費はかかるが、商談会に出向いて、自分の商品をアピールしつつ、他の出展社の商品を見て新商品開発などの勉強もできるので、今後も出展はしていきたい」とおっしゃいます。

「商談が成立した」「一度、会社に訪問される」など、いいお話しもたくさん聞こえてきましたが、今回の商談会で耳にしたのは「小規模のバイヤーをターゲットにしている出展社からは、希望ロットに対応できない」という意見もあったのは事実です。
しかし、国内外のバイヤーさんが約12000名来場されるほどの規模の商談会ですので、より多くの方々に足をとめていただき、生産~加工~販売までの取り組みや、農畜産物に対する想い、こだわりなどお話しして、お互いに条件の合った商談ができればと考えます。

また、9月12日~13日かけて鹿児島アグリ&フード金融協議会主催「食の大商談会(南の逸品商談会)」、2月21日~22日にかけて日本政策金融公庫主催「アグリフードEXPO2013大阪」に、鹿児島県農業法人協会として参画していきたいと考えております。
今後とも、会員の皆様ならびに来場いただきましたバイヤー様、よろしくお願いいたします。

県立農業大学校 就農相談会

7月18日、日置市の県立農業大学校で就農相談会が開かれ、鹿児島県農業法人協会から9法人が出席し、学生に向けたPRや個別面談に臨みました。
みなさんお久しぶりです、農業会議の坂口です。「あれ、担当替わったんじゃないの」と思われるでしょうが、当日担当者が「かごしま農業法人塾」など他の業務があったので、自分が代わりに出席しました。

 

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この相談会は毎年開かれています。農業大学校の学生さん=農家の子弟という訳ではなく、最近は約半数が非農家出身とのこと。親が農家でない人が農業をはじめるのは極めて難しく、これまでJAや農業関連会社への就職が大半でした。しかし近年、我々農業法人が、就職先の選択肢のひとつとして注目されるようになり、また農家の子弟にとっても、農業法人への就職は良い修行の場になるとのこと。なお、今年卒業した学生103人のうち、23人が農業法人に就職しています。
農業法人にとっても、しっかりとした技術を持つ農大生は即戦力として大いに期待でき、毎年この相談会には多くの農業法人が参加しています。

参加法人は、有限会社大崎農園、株式会社オキス、鹿児島堀口製茶有限会社、有限会社錦江ファーム(株式会社カミチク)、有限会社香花園、有限会社コセンファーム、株式会社さかうえ、有限会社農業生産法人のざき、有限会社ファームランド豊.

 

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午前に講堂で行われた全体会では、就農に向けた情報提供として、県農協中央会によるJA営農指導員の仕事内容や、かごしま国際農友会からの海外研修の紹介と一緒に、鹿児島県農業法人協会から農業法人と雇用就農について紹介させていただきました。

 まず私から、ファーマーズマーケットや雇用改善をはじめとした農業法人協会の活動と、農業法人で働く意義を話し、最後に「厳しい景気のなかで、人を雇って農業をするのは大変なこと。みなさんのために遠くは出水市や大崎町から参加しているところもある。参考になると思うのでしっかり聞いてほしい」と話をしました。

その後、各法人から4分程度PRを行いました。みなさん短い時間にかかわらずポイントをおさえて、学生さんにも理解できるようわかりやすくPRしていただきました。各法人の経営概要は当HP「会員のご紹介」から各法人HPにリンクしてご確認ください。

 各法人がPRされた後、私の方から補足させていただきました。例えば、「新入社員に対して社長が1年間、毎月意見交換をする」「農林水産省認定の個人ブランド牛は全国でこの会社だけ」「東京で行列ができるお菓子○○の食材は、この会社のさつまいも」など。意外だったのが、みなさんすごい事と気づいていなかったこと。少々おこがましかったですが、感謝されて良かったでした。

 次に、農業大学校卒業生の事例発表がありました。

 

 

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六田賢悟さん(直接就農)

 

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井ノ口友広さん(法人就農)

 

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中薗由理佳さん(営農指導員)

六田さん(有限会社六田農園)と井ノ口さん(有限会社農業生産法人のざき)は、当会会員の社員です。六田さんからは、花苗などの生産直売でお客様に安心して買ってもらえる商品づくりをすること。また井ノ口さんからは、牛さん(同社では敬意を込めてこう呼びます)が何を求めているか常に気を配ることを、心がけていらっしゃいます。中薗さん含めみなさん20代半ばですが仕事に対する姿勢が晴らしく、頼もしく感じられました

午後からは、各社および農業法人協会のブースで個別面談が行われました。

 

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9社であわせて73名もの学生さんが訪問しました。多いところで13人、少ないところで5人の相談者でした。ただ訪問者は少なくても「興味深い学生さんが多くて、話し込んでしまった」(ファームランド豊 松下寛和さん)など、どのブースでも有意義な面談ができたようです。
農業法人協会のブースにも8人の学生さんが訪れ、当会会員をはじめとした農業法人の情報を提供しました。一つ残念だったのは、雇用を受け入れる果樹の法人が少なく、果樹科の学生さんに十分な情報を提供できなかったことでした。今後、意欲を持った果樹経営の法人の加入を進めてほしいものです。

 

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(有)大崎農園

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(株)オキス

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鹿児島堀口製茶(有)

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(有)錦江ファーム((株)カミチク)

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(有)香花園

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(有)コセンファーム

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(株)さかうえ

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(有)農業生産法人のざき


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(有)ファームランド豊

13人の学生さんの相談を受けた有限会社錦江ファームの上村昌志社長は「面白い子が3~4人いたかな。8月10日の現地説明会で社員と話をしてもらう。社員との相性が合えば、その子のやる気も見えてくる」と話していました。各社とも今後、学生さんに現場まで来てもらって、見学や面接を行って採用につなげることにしています。

 副校長の後藤真喜子さんは、「元気な農業法人の方が増えて、学生の選択肢が広がりとてもうれしい。

もちろん来年も開催する予定。多くの農業法人に参加していただけたらありがたいです」とおっしゃっていました。

 私も久しぶりに会員の皆さんと話をして、販路拡大や商品開発など意欲的な取り組みを聞けて、うれしくなりました。
担当は離れても、やっぱり農業法人協会のことは気になります。

事務局では、現在、「農業法人について語る会2012」や「農業法人ファーマーズマーケット2012」の準備中です。新しい事務局も頑張っておりますので、引き続きご支援・ご協力よろしくお願いいたします。

今月の農業法人:旭ファーム(株)

平成24年度第1号の法人紹介は、さつま町で養豚経営に取り組んでいらっしゃる旭ファーム(株)を紹介いたします。

昭和42年6月10日 有限会社大迫ファーム設立、昭和56年2月2日 農事組合法人 旭ファーム設立、そして平成19年9月20日 旭ファーム株式会社に組織変更し、現在に至っています。
祖父の時代から種豚販売農家を営んでおられ、お父様に引き継ぎ、現在は長男の大迫尚至(おおさこ・たかし)氏が代表になり、生産、管理、販売の一貫体制で取り組んでいらっしゃいます。

現代表取締役の大迫尚至氏は「元々、動物はあまり好きではなく、後継ぎになるつもりはなかった」と語られますが、先代が愛情をいっぱいかけて豚を育てている背中を見て育ち、家業に戻り、自分も頑張ってみようと決意し、同志社大学経済学部中退後、生産管理や飼育など約10年間勉強しながら、会社経営についても知識をつけ、後継者として、平成24年4月~社長就任されました。
大迫社長は、「当時を振り返ると、家業に戻り、従業員として養豚に向き合うと、薬品や餌を覚え、細かい作業や体調管理などに取り組むだけで必死だった。その分、新しい従業員の教育には、力を入れ、とことん分かるまで教える。生き物を相手にする仕事なので、手間を惜しまず頑張ってもらいたい。」と語ります。

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現代表取締役 大迫尚至 氏

趣味は、カメラや自宅での映画鑑賞。
最近は、多忙の為、のんびりと休日を過ごせていない様です・・・

「鹿児島」と耳にすると、黒豚がすぐに思い浮かぶかと思いますが、旭ファーム(株)は、鹿児島白豚に取り組んでいらっしゃいます。

(農場の様子)
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現在は、母豚1600頭を飼育し、毎日150頭を出荷、月に換算すると3400頭~3500頭となります。
出荷先は、鹿児島ミートとコワダヤのみです。鹿児島ミートへ出荷した豚肉は、全国精肉チェーンの柿安で販売しております。

独自のブランド豚である鹿児島XX・鹿児島OXは、全国で高い人気を誇っており、おいしさの秘訣は豚の健康状態には特に気をかけ、きれいな空気の中で、おいしい水と餌にこだわっていることにあります。
独自ブランドの鹿児島XXには、優れた血統豚のかけ合わせによる無限の可能性がかけられており、鹿児島OXには、名字の大迫と無限の可能性という由来がかけられています。

旭ファーム(株)では、食に対する安全性、安心感が求められる中で、安心・安全の確保をベースに「くせの無い」豚肉を作ることを基本としています。餌は、中部飼料(株)と開発した飼料を使用しています。通常、肥育飼料の主原料として使用されるとうもろこしは一切与えず、マイロや大麦、キャッサバ(芋類)・竹酢液などの100%植物性飼料を与えています。
その結果、エネルギー分が少なく、生育は遅くなりますが、良質なデンプンとオレイン酸を豊富に含み、臭みもないおいしい豚肉が出来上がるのです。
さらに、普通の豚では付加価値をつけて販売することができないと10年ほど前から、様々な豚のいいところを掛け合わせたハイブリット種に取り組み、日々の手間ひま、研究、管理は欠かしません。

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農場は、繁殖1か所、肥育4か所に分かれており、従業員それぞれが責任をもって担当しています。
現在、従業員は26名いらっしゃり、皆、未経験者や異業種からの就農です。
豚のことを知らない人が多い中、特に注意してもらいたいのは、「けが」と「病気の侵入」。
最初の方でも書きましたが、分からないことは、理解するまで教えるのが、旭ファーム(株)の指導方法。それに基づき、現場の責任者は、徹底した指導を行います。
大迫社長は、「未経験者だから一からの指導で大変だと感じたことはない。なにより、旭ファーム(株)の考え方、取り組み方に染まってもらう。」と、従業員を育てている会社です。

(繁殖農場)
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(肥育 第二農場)
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(肥育 入来農場)
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(肥育 八重農場)
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(肥育 木渋農場)
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さらに、旭ファーム(株)では、コスト意識についても徹底しています。
県内外のセミナーや異業種交流会などでコスト意識が高まり、コスト管理の厳しくない農業には、改良の余地があると、今後の可能性にも力をいれています。
世の中が求めている肉質、価格のニーズに応える為にも、今後、新しい品種の導入も考えていらっしゃいます。

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豚のことは、常に勉強、研究を欠かさない大迫社長

社長就任して、約1か月が経つ今、大迫社長は
「自分より知識を持った先輩たちがまだ頑張ってくれている。生産現場のことや豚のことなど10年以上勉強し、現場の大変さや仕組みも分かっている。
先代は、カリスマ性があり尊敬していた。
先代のおかげで今がある。
しかし、新たな経営発展を目指す今、先代とは違うやり方を考えている真っ最中。
会社の体力を蓄えてから、次のステップに踏み込んでいく。
常に自分の心にあるのは、『仲間を大切に!』
適材適所で、責任を持って、社員の方々に頑張ってもらいたい。」と、語ります。

今後、長引く不況の中、豚の価格低迷など課題は尽きませんが、社員や地域の仲間たちと更なる経営発展に頑張ってください。

 旭ファーム(株)について、もっと知りたい方はこちら

 

H24.5.18 第16回定例総会・春季農業法人トップセミナー

平成24年度になり、鹿児島県農業法人協会事務局のスタッフも入れ替わりました。
既にご存じの方も多いかとは思いますが、こちらでも紹介させていただきます。次長兼農政課長 田畑典裕、農政係長 大槻博、農政課主事 白石安希恵です。

会員の皆さまの更なる経営発展、地域発展に取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

さて、5月18日(金)に開催いたしました「第16回定例総会・春季農業法人経営トップセミナーは、参加者120名で大変にぎわい、無事終了することができました。
春季農業法人経営トップセミナーは、特例を除き、例年、総会に併せ開催しているもので、本年度は、3つのセミナーを実施しました。

1つ目は、当協会の理事であるカミチクグループ 代表取締役 上村昌志 氏に講演いただきました。カミチクグループは、餌づくりから研究、飼育までの生産部門~無駄のないカット技術や、こだわり牛肉提供の加工部門~社員満足、お客様感動の販売部門と一貫の流れはもちろんのこと、タイ、マカオへの輸出や東京で6店舗の焼肉店経営にも取り組んでいらっしゃる企業です。
当日は、少年時代や兄弟のこと、会社経営、現状と取り組みなどお話しいただきました。

セミナーⅠの様子
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現在、カミチクグループは、(株)カミチク、(有)錦江ファーム、(株)アンドワークス、(株)ケイフーズ、三州育成牧場、(株)ケイミルクで成り立っており、業種内容ごとに会社を設立しています。それぞれの分野で従業員の皆さんが、責任を持って、積極的に取り組んでいらっしゃいます。
その秘訣は、上村社長がかける人材育成にあると思います。
(株)カミチクグループでは、入社後2泊3日の基本教育であいさつ・返事・後始末などを徹底指導します。専門家を招へいしたり、上村社長自身の会社にかける熱い想いなどを、従業員皆さんに伝え、一緒に頑張っていこう!とエールを送る合宿となっています。
さらに、入社後1年経つまでは毎月、社長との課題や目標などを語り合う意見交換会を行います。
その他にも、誕生会や勉強会など従業員が満足して働ける環境づくりに取り組んでいらっしゃます。

IMG_5393.JPG上村昌志代表取締役

なんと上村社長は、従業員300名の顔が全て分かっていらっしゃるのです!
上村社長は、とても熱い人格者で、常に夢を持ち、何事にも一生懸命な方でありながら、周りの方々への感謝の気持ちは絶対忘れない方です。
今後は、食肉業界初のISO9001・22000同時認証を取得し、今後は各事業を、もっと深く専門的に行っていく様です。これからも、世界中の人たちに、安心・安全・美味な牛肉を安定的に好価格で提供し、笑顔と元気でいっぱいな(株)カミチクグループを応援させていただきます。

当日の講演も、社長自身の熱い思いをお話しいただき、参加者には「大変いい研修だった」と評価も高かったです。
上村社長、熱い講演をありがとうございました!

2つ目のセミナーは、(株)イトーヨーカ堂 加古川店 販売促進部長 辻野 均 氏を招へいし、講演いただきました。
セブン&アイホールディングスの経営方針や新しい販売方法などをお話しいただきました。

セミナーⅡの様子
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消費者や実需者の九州の「食」への関心が高まっている今、九州の農畜産物・加工品の売り方や認知度について勉強できました。
ネット販売や口コミで、販路開拓はまだまだ拡がる時代です。今後、農業法人経営者の経営展開に活かせていただければと思います。
辻野様、遠方からお越しいただき、貴重なご講演をありがとうございました。

3つ目のセミナーでは、認証制度グローバルギャップについて、SGSジャパン(株) 食品事業部 南谷 怜 氏にお越しいただき、講演いただきました。

セミナーⅢの様子
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K-GAPやJ-GAPは、よく耳にすると思いますが、今回は国際認証機関のG-GAP。
農業生産工程管理(GAP:Good Agricultural Practice)を取得することで、より一層の安心・安全な農畜産物と証明されるものです。
食品の安全性向上、環境の保全、労働安全の確保、競争力の強化、品質の向上、農業経営の改善や効率化に資するとともに、消費者や実需者の信頼の確保が期待されています。
南谷様、貴重な情報を提供いただき、ありがとうございました。
また、当日ご出席いただきました、吉川様にもお礼申し上げます。

参加者の様子
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セミナー終了後の、第16回定例総会では、(株)あおぞら元気農場 代表取締役 遠竹博樹氏を議長に選任し、平成23年度事業実績及び収支決算、平成24年度事業計画(案)及び収支予算(案)、理事の補充選任【川辺地区 松原勇一氏((有)松原養鶏場)】について、全て原案通り決議されました。

遠竹議長、円滑な協議進行ありがとうございました!

総会の様子
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24年度は、22年度に策定した重点活動3カ年計画の最終年度となっており、農業法人のPR活動、課題解決のための支援活動、さらなる経営発展への支援において、結果が必要とされています。

「農業法人PR・・・当ホームページ、会員ホームページの充実や、商談会への参画は引き続き取り組み、農業法人ファーマーズマーケット2012についても実施します。より多くの出店者を呼びかけ、販売だけではなく、就農相談コーナーも設置する予定でいます。

「課題解決のための支援活動」・・・農業法人ファーマーズマーケット実行委員会で運営をしていく中で、若手育成やマーケティング能力向上に努め、次期経営者、法人幹部、社員の自主的活動を支援します。また、鹿児島県農業会議と連携し、会社に合った雇用改善指導や外国人技能実習制度の相談など取り組んでいきます。

「さらなる経営発展への支援」・・・会員間の事業連携や6次産業化、農商工連携、輸出に対しての支援。食材提供やメニュー提案などに取り組んでいきます。

本年度も、農業法人ファーマーズマーケット2012、農業法人について語る会、専門普及指導員と語る会、食と農を結ぶ交流会、九州・沖縄地区農業法人シンポジウムin沖縄、宮崎・鹿児島・沖縄3県合同研修(宮崎市)の他、関係機関・団体との共催で行う、かごしま食の経営者フォーラムや6次産業化プロジェクト調査など取り組んでまいります。
また、商談会や新規就農相談会にも積極的に参画いたしますので、更なる「鹿児島県農業法人協会」の活動を楽しみにしていてください!!

昨年度の総会から、本日までに30社の方々が、新規加入されました。
当日は、新規会員のあいさつを兼ねて紹介させていただきました。

新規加入会員の紹介

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以下は、平成22年度総会以降の新規加入会員の方々です。

法人名・個人名

代表者名

経営内容

村商(株)【肝付町】

新村 順一郎

畜産(肥育牛)

(有)ビオ・ファーム【鹿児島市】

下堂薗 豊

お茶

(有)西牟田農園【南九州市】

西牟田 峰男

野菜

(株)オキス【鹿屋市】

岡本 孝志

野菜

(有)下窪勲製茶【南九州市】

下窪 和幸

お茶

(有)松崎製茶【南九州市】

下之門 信洋

お茶

(株)サガシキ【鹿児島市】

島内 大輔

印刷関係

(株)ウィッシュ鹿児島支店【鹿児島市】

谷脇 湧水

保険

(株)アミノ【鹿児島市】

森 浩一郎

液体肥料

アネット(有) 【鹿屋市】

尾曲 和代

サツマイモ

エンジョイアグリ(株)【指宿市】

岡元 和人

野菜

(有)大成畜産【曽於市】

大成 理一

畜産(肥育牛)

大久保ファーム(株)【阿久根市】

大久保 力

養鶏

(株)エムコーポレーション【指宿市】

村岡 茂樹

トマト

(株)トヨタ車体研究所

宮村 憲一

情報処理

佐川急便(株)九州支社【福岡県】

柴田 和章

運送業

(株)シンコ-フォークリフト【鹿児島市】

益山 定雄

農業機器

(株)丸山喜之助商店【日置市】

丸山 明紀

リサイクル

(株)ぐるなび【東京都】

久保 征一郎

飲食関係

(有)クリエイティブ九州【鹿児島市】

三角 弘明

研究分析機器

(株)ニチレイアグリ【鹿児島市】

船迫 彰

加工、販売関係

(株)トヨタ車体研究所【霧島市】

宮村 憲一

生産管理改善

(株)アミノ【鹿児島市】

田中 正一

アミノ液体肥料

浜平 宏行 【鹿児島市】

 

GAP関係

石岡 美奈子【鹿児島市】

 

HP、パンフレット関係

芝原 清彦【東串良町】

 

野菜(個人経営)

江原 充志【鹿児島市】

 

社会保険労務士

野間口春樹【鹿児島市】

 

農業コーディネート

和田 新蔵【霧島市】

 

街づくり一貫

安庭 徹【鹿児島市】

 

農業コンサルタント

 

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鹿児島県 農政部 次長 福田博史 氏

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(公社)日本農業法人協会 専務理事 菊池潤 氏

 

当日は、鹿児島県農政部 福田 博史 次長、(公社)日本農業法人協会 菊池 潤 専務理事にもご臨席をいだだき、祝福の言葉をいただきました。ご多忙中にもかかわらず、ありがとうございました。

また当日、参加してくださった会員、関係機関・団体、事務局連絡会構成団体・機関の皆様、ありがとうございました!

 

 

昭和36年に存在した「鹿児島県農業法人協会」のこと

 

事務局の坂口です。いつもお世話になっています。

みなさん覚えていらっしゃらないかもしれませんが、昨年3月に白石が、(有)福山特殊農産のブログをアップした時に、「事務所の引越しの時、昔の農業法人協会の書類を見つけました。後日ブログ紹介します」と書いていました。
その後、自分も白石もイベントの準備で忙しく、すっかり忘れてしまいました。しかし結構興味深かったので、遅ればせながら私の方で紹介させていただきます。

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(書類表紙)

 

昭和36年(1961年)に設立された、現在とは別組織の「鹿児島県農業法人協会」。当時は、昭和32年に徳島県でのミカン紛争、昭和33年の鳥取県の二十世紀ナシ紛争など、法人経営を営む農家と税務署との裁判闘争がさかんに行われていました。国会は昭和37年に当時の農地法を改正。農地の権利主体として、農業生産法人が認められた時期です。鹿児島県でも、農業の生産規模を拡大して、所得を伸ばす手段として法人化の運動が展開されました。当時の法人は、現在と違い、複数の農家の共同経営が主流だったようです。
おそらく発起人の方々は、あまり交通手段が発達していない中で、何回も地方から鹿児島市まで足を運ばれて、話し合いを重ねたようです。設立趣意書から当時の熱意がひしひしと伝わってきます。

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(設立趣意書)

 

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設立総会は、昭和36年5月12日(金)に県農業共済会館で行われました。55名の方が加入され、養豚、肉用牛、酪農、果樹の方々でした。当時の会長は鶴窪和志さん(指宿山川農協常務)、事務局は現在と同じ農業会議でした。年会費は500円で、今の貨幣価値では1,000円程度になるようですね。

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(通知文書の起案)

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(規約集)

 

活動内容は、農業構造改善のための協業化や、協業化資金の確保に向けた勉強会、現地研修が中心のようです。(会の模様の写真はなく残念でした)また、情報誌「農業法人」(1部20円)の配布もありました。

この農業法人協会が、その後どうなったのかは、昭和37年までの書類しかないため、わかりませんでした。当時の農業法人は補助金の受け皿で設立されたものが大半で、その多くが休眠状態になりました。おそらく組織自体もなくなってしまったものと思われます。

しかし、なんと、当時の会員さんから話を聞くことができました!

 

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(会員だった池田靖さん)
霧島市牧園町の池田靖さん、御歳80になられます。当時30歳で、会の中で一番の若手だったようです。当時のことを「あまり覚えていないけどねー」とおっしゃりながらも、懐かしそうに振り返っていただきました。
「なぜ加入したかというと、発起人の川路益巳さん(谷山市坂ノ上共同酪農組合)が高校の先輩で、無理やりいれられたわけ。(笑)ただね、当時は協業化で農業の構造改善を進めようという熱気はすごく感じて、私も負けずに頑張ろうと思いました」と話されます。

「この勉強会は、設立に向けていいきっかけになったよ」と話される池田さん、昭和41年(1966年)に霧島第一牧場を任意組織で立ち上げた後、昭和45年に農事組合法人を設立。多くの協業経営が閉鎖や休眠を余儀なくされる中、協業経営の良さを十分に生かし、現在に至るまで45年間、鹿児島県の酪農をリードされてこられました。後進に道を譲られた今は、アドバイザーの立場で温かく見守っておられます。

 

最後にこれからの経営者へ、「鹿児島の農業はまだまだ可能性がある。6次産業化など、先進的な取り組みをする人が増えたが、生産という基本をおろそかにせず、地に足をつけた経営をしてほしい」とメッセージをいただきました。池田さん、本当にありがとうございました。(たくさんお話しいただけたのに、ちょっとしか掲載できずごめんなさい....)

余談ですが、私の父は県農政部でお世話になっていました。池田さんとはその当時から一緒に仕事をさせていただき、父は少し下の後輩として可愛がってもらったようです。「君もお父さんに負けずに頑張れ」と激励され、恥ずかしさとうれしさで感無量でした。情報誌の表紙に「企業的感覚で販路の打開を」の見出しがあります。50年前の当時から、高い意識で農業経営を行っている方々がいたのだなと、実感しました。現在ご活躍の皆様にも、先人が理想の農業を目指して奮闘されていたことを、ぜひ知っていただきたくて、紹介させていただきました。

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(情報誌「農業法人」創刊号)

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(情報誌「農業法人」第2号)

 

 

私事ですが、このたび農業会議内の異動で、総務関係の仕事をすることになり、農業法人協会の仕事を離れることになりました。本当にお世話になりました。
事務局として期待に応える働きができず、悔しい思いばかりの3年間でしたが、厳しくも温かい指導とご支援をいただき、大きな財産になりました。ありがとうございました。
私の後任は大槻博係長がしっかり務めます。白石も引き続き頑張りますので、これからも鹿児島県農業法人協会をよろしくお願いします。