担当者のブログ
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局を担当する山野です!
12月1日(土)~2日(日)に鹿児島市のウォーターフロントパークで「第8回 ファーマーズマーケット2018」を開催しました。
ご来場、出店、協賛、運営協力いただいた皆様、本当に有り難うございました。
2日目に小雨が降る場面もありましたが、無事2日間を終えることができ・・・
12/1(土) 10,000人
12/2(日) 16,000人
合計26,000人のご来場いただき、大盛況でした!
そんな会場の様子や企画についてご紹介・ご報告させていただきます!
出店社は、62小間!
今年は4種類の出店方法で募集しました(*´艸`)
①「大型テント」
大きなテントの中に出店社さんが並んで販売
②「屋内テント」
一つ一つのテントで販売
③「青空スペース」
場所だけ提供し出店社が独自のテントなどを使い販売
④「ワークスペース」←今回からの新たな取り組み!
体験型のワークショップ
販売をされる出店社は、テントの種類を選び、自慢の商品をしっかり紹介・販売できるスタイルで臨み、体験を提供する出店社は、ワークスペースをご活用頂きました。
(一部紹介)
〇大型テント
物販が中心です!農産物や加工品が並びました。
〇屋内テント
農産物や加工品に加え、飲食ブースも並びました。
〇青空スペース
持参されたテントで独自性を出していました!
〇ワークスペース
今年から始めましたが、来場者が楽しく参加されていました。
・フラワーアレンジメント教室
・寄せ植え体験
・はちみつ採り体験
・トラクター展示
皆さん!いい笑顔いただきました(*^_^*)
企画では・・・毎年、好評いただいている「ミニトマトすくい」「農業資材を使った巨大迷路」などをはじめ、ステージ企画や特設企画など、たくさんの企画で盛りあがりました!
ミニトマトすくい、巨大迷路は毎年好評!
特に、子供達に大人気のミニトマトすくいは、両日ともお昼頃までには、全部のミニトマトがすくい取られ、早々に終了しました。∑(o'д'o)!!
スコップほいほいでは、スコップにピーマンを乗せて競争!慎重にゆっくりと進む派と、一気に走る派と分かれました。
イスコロちびっこレースでは、ヘルメットをかぶりイスコロにまたがって競争!参加者だけでなく、周りの大人からの声援で子供達も本気の表情!(●`w´●)
1日目のオープニングは、はなぶさ幼稚園の園児が歌や踊りを披露してくれました。とっても元気で会場が明るくなりました。
ものさわりクイズでは、箱の中の野菜をさわるだけで、入っている野菜をが何か当ててもらい、盛り上がりました。
2日目は松原上まむし太鼓の演奏で始まりました。オープニングの太鼓の音が会場に響き渡り賑わいました。
国際交流クイズでは、会員さんに御協力いただき、外国人技能実習生の皆さんにベトナム語の母国語クイズを出してもらいました。
1日目の特別ゲストに明治維新150周年記念として・・・
NPO法人まちづくり地域フォーラムかごしま深検の会 代表理事の東川隆太郎さんをお呼びしました*゚。+(n´v`n)+。゚*
「西郷どんと農業」をテーマにステージを飛び出して、出店社の紹介もありました。
アンケートに答えて頂いた方(先着100名)に農畜産物・加工品のプレゼントをしました!
農業法人紹介・求人紹介コーナーや農地の相談コーナーなど、専門家による相談コーナーを設置しました。
今年も来ていただきました。三反園知事!
1日目の12/1(土)は鹿児島県の三反園訓知事が会場にいらっしゃいました。
出店社のブースをまわり激励されたり、来場者とコミュニケーションを取られたりと、会場が一段と活気づく時間帯になりました!
また、「伊佐・湧水農畜産物PR」ブースではふるまいを行われました。
最後に!鹿児島県農業青年クラブ産直市と合同開催!
当協会の若手会員と交流を深め、若手同士の活動がより活発になるのでは♪♪
県内8地区から出店いただき有り難うございました(^_^)/
また、農村女性リーダーネットワークの女性の皆様や今回で5回目の合同開催となった「かごしまの島々フェア」の皆様、ご出店有り難うございました。
無事、大きな事故などもなく2日間を終了することができました!
「農業法人」を知ってもらおう!という想いで始まった農業法人ファーマーズマーケット!
ドラマ「下町ロケット」では「農業法人」に触れていましたが、来場者アンケートの結果を確認すると、認知度は、まだまだ足りないことが分かりました。
まずは、鹿児島は全国2位の農業産出額を誇る農業の盛んな県であること、そして、様々な品目が全国1位の生産量であること、農業法人が多いことを知ってもらえるようなイベントにしていきたいと思いました。
最後は、出店された方、運営協力された方などで記念撮影♪♪
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局の担当の山野です。
平成30年11月14日(水)~15日(木)に「平成30年度 農業法人化・法人経営発展研修会(奄美大島地区)」を開催しました。
鹿児島本土からの参加者は鹿児島空港に集合!
一緒に飛行機に乗って、奄美空港からはバスで移動です。
まずは、当協会の大島地区理事でいらっしゃる(株)ソレイユスマイル(代表取締役 勝島 利美)の本社へ視察に伺いました。
お店に入り、勝島社長より農業をはじめたきっかけや、農業法人の設立に至った経緯、現在の課題・目標などを説明され、山羊ミルクを使ったソフトクリームやヨーグルトの試食をいただき、事務所、お店の裏にあるミニ動物園を視察してきました。
奄美に来たら食べたい逸品♪♪「鶏飯」を昼食にいただきました。
美味しくて、ご飯のおかわりが止まりません(*´艸`)
昼食の後は研修会の開催場所である奄美サンプラザホテルへバスで移動。
会場へ到着後は、研修会が始まりました。
<主催者挨拶>
鹿児島県農業法人協会会長 古川 拡氏
<講演①>
演題:マーケティングに基づく販路開拓・プロモーションの進め方
講師:(一社)農業経営支援センター 代表理事 山崎 隆由氏
<講演②>
演題:農業経営における法人成りにあたっての留意点」
講師:前川浩一税理士事務所 前川 浩一氏
<情報提供>
〇収入保険制度について
鹿児島県農業共済組合連合会
〇鹿児島県農業法人協会の活動紹介
<情報交換会>
挨拶・乾杯:鹿児島県大島支庁農政普及課 課長 田中 浩人氏
3卓準備しましたが、自然と・・・VIP席、事務局席、女子会席と分かれました(*^o^*)
今回の研修会は、離島での開催ということで、普段の研修会とは違い、パソコンなど、備品の準備が難しく、大島支庁の皆さんにたくさんのご協力いただきました。有り難うございました。
中締めは当協会のムードメーカー!(有)大堂養鶏の大堂 光幸氏
<現地視察>
2日目は、水間製糖さんと、(株)ソレイユスマイルの農場へ伺いました。
〇水間製糖
昔ながらの製法にこだわった黒糖作り!
なぜ、ここまでこだわっているのか、水間社長よりお話いただきました。
できたての黒糖の試食もいただき、普段の固形の黒糖とは違い、あったかくて柔らかい黒糖を食べることができました。
〇(株)ソレイユスマイル(農場)
農場へ視察に伺いました。
農地の確保の厳しさ、台風の影響から、マンゴーの栽培でこだわっていることなどお話されました。
〇番外編〇
現地視察の途中で、直売所へ立ち寄りました!
休憩時間があったので、近くを歩いていると・・・・
海が見えました!やっぱり、奄美大島に来たからには海を見て帰りたかったので嬉しかったです(*´艸`)
最後は、奄美空港で解散!
参加された方、2日間お疲れ様でした。
奄美大島の方、受け入れの準備や案内をしていただき、ありがとうございました。
今回、地方開催の研修会で、島での開催だったため、参加人数は少なかったですが、アットホームな雰囲気で開催でき、交流を深めることができました(*^o^*)
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局の担当の山野です。
今回は、志布志市志布志町の【(株)SOHファーム】をご紹介します。
代表取締役の岸邉 重正さんにお話しを伺いました。
まずは、会社の紹介!
(株)SOHファームは、平成23年5月に法人化。
役員2名、正社員3名、常勤パート2名、外国人技能実習生2名で営まれており、経営規模は施設74aで、グリーンピーマン、カラーピーマン(赤、オレンジ、黄)を主な品目として生産されています。
岸邉社長は、勤めていた発電事業関係企業が早期退職を募っていた、平成14年3月に退職し、鹿児島へ移住されました。
当時は48歳で若く、「会社に雇われて働くのではなく、何か自分でやってみたい!」という想いから、(公社)志布志市農業公社で研修生として学び、農業を始めることを決めました。
就農して3~4年続けるうちに、施設の密閉空間での農薬散布は、防護服を着ているため暑く、1回の散布で3~4kg体重が減り、「このままでは体がもたない!」と考え、平成20年に一部ほ場で有機JASの認証を取得し、平成21年には、有機JAS専用ほ場として生産出荷を始めました。
有機JAS専用ほ場を始めた頃は、病害虫の被害に苦労されました。
消費者と生産者の安全と健康が気になり、化学肥料・農薬の使用を減らしましたが、実際に生産すると、病害虫により形がいびつになるなど、出荷できる品物にならず、途中で苗作りからやり直されたこともあります。
この状態が続き、収入が無く、挫折しそうになったことも・・・。
それでも岸邉社長は、「続けるしかない!」と踏ん張り、鹿児島・宮崎・熊本の農家に出向いて勉強し、有機栽培技術として土作りから施肥・防除方法など全てを見直しました。
そこから3年経過し、生活費を獲得できるようになり、平成23年に経営の安定に繋げることで永続的な後継者育成になると確信し、法人化されました。
法人化した今でも、「規模(畑、人員など)をどのくらいにしたらいいのか常に迷っています」と話してくれました。
(株)SOHファームさんですが、規模拡大!
平成29年3月に3箇所目の施設を設置されました。
鹿児島県の自然災害で一番懸念されている台風!台風にも耐えられる施設を取り入れました。
↓↓こちらです↓↓
8月頃は、管理作業が落ち着いているため、取引先や販売店舗を巡っています。店舗では、直接店頭に立って、お客様へ声かけなど行うことで、オーガニックにこだわるお客様の増加を実感されています。
ピーマンの他に、アスパラガスを生産していますが、こちらはお得意様がいらっしゃいます!このお得意様は、出荷日程も把握されており、納品日に待っていてくださいます。
岸邉社長いわく「この方のためにアスパラガスを作っているよ(笑)」
消費者との絆も強い岸邉社長ですが、日頃から心がけていることがあります!
〇 環境保全
〇 生産者にとって安心・安全な農業
〇 消費者にとって安全な農産物
(株)SOHファームで働く社員さんにとっても、安心・安全な農業は喜ばしいですね(*^_^*)イキイキと働いている姿、見かけました(^-^)!!
最後に岸邉社長に農業の魅力を伺いました!
「食は生きていく上の基本!だからこそ、作りがいがある。先進国の中で日本の食料自給率は一番低いので、自分がどこまでできるか分からないけれど、貢献できたらいいなと思っている」
天候が良く、まぶしい太陽にも負けない素敵な笑顔で語っていただきました。
今後も、ますますの活躍が期待される、(株)SOHファームさん(・▽・)♪♪
岸邉社長!社員の皆さん!
取材へのご協力ありがとうございました。
(株)SOHファームのことをもっと知りたい方は、是非、HPをご覧ください。
※番外編※
(株)SOHファームさんは、鹿児島県農業法人協会主催の「農業法人ファーマーズマーケット」へ例年、出店いただいています!
その様子を少しご紹介します。
こちらは、平成29年度開催時!
この年はステージ企画で「野菜の重量当て大会」を実施し、その参加賞にピーマンをご提供していただきました。
こちらは、平成28年度開催時!
乾燥カラーピーマンを販売されました。色鮮やかで、栄養抜群!
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局の担当の山野です。
今回は、日置市伊集院町の【ゆす村農園(有)】をご紹介します。
取締役の東 愛理さんにお話しを伺いました。
最初から最後まで、農業をはじめたきっかけなどについて熱く語っていただけました
まずは、会社の紹介!
ゆす村農園(有)は、平成17年6月に法人化。
役員4名、正社員6名、常勤パート1名で営まれており、経営規模は果樹33a、果樹苗木70aで、アボカド、マンゴーを含む10品目以上、約100品種の苗を生産されています。
ゆす村農園(有)の設立に関しては、愛理さんの夢がたくさん詰まった素敵なお話が聞けました(*^▽^*)
はじまりは・・・、幼少期に父方の祖父母宅では、鶏を飼っていたり野菜を作っていたりする環境があり、その中で「農業が好き」という気持ちが芽生えました。「農家になりたい!」と祖父母に伝えると、大変だからという理由で反対されましたが、それでも小学校の頃は「やりたい!」という気持ちで過ごしました。
小学校6年生の卒業企画で、農家になる夢を一度挫折するきっかけがありました。
将来の夢ごとにグループに分かれての発表でしたが、愛理さんは、鹿児島市内に在住していたため、学年に200名いるうち、農業をしたい!と考えているのは、愛理さん一人だけだったのです。
発表は、先生の計らいで考古学を希望した生徒と2人で行いましたが、農家になれるものではない、と考えるようになりました。
意気消沈した愛理さん。他の夢が見つからず、中学校を過ぎ、高校は普通科へ進学しました。
その後、短期大学の経済科へ進学。そこで、一気に(有)ゆす村農園を設立するきっかけや出会いがありました。
まずは、教授!
農業経済の教授と出会い、「農産加工」の存在を知り、農業を仕事にすることが、今までのぼんやりとした夢ではなく、現実的に考えられるようになりました。
次に、県立農業大学校!
短期大学に通学することと並行して、県立農業大学校果樹科の聴講生として1シーズン受講しました。そこで出会った教授の影響は大きく、マンゴーが全盛期でありましたが、教授のお話を聞き、熱帯果樹の多様性を知り、面白さに触れることができ、今のゆす村農園(有)の主軸はトロピカルフルーツとなりました。
そして、地域の役場の方々!
短大1年生の時に、県立農業大学校に聴講生として通い、同時に、父方の祖父母宅の庭で手作りのハウスを設置し、週末農家を友人と始めていました。そこに、市役所の方々が来て、事業や支援などの様々な情報や協力があり、短大2年生の6月に(有)ゆす村農園を設立することとなりました。
最後は、親戚!
小さい頃は農家になることを反対していた父方の祖母からは、生産面の協力をもらい、元々経理の仕事をされていた母方の祖母からは、経営面で支えてくれました。他にも、親戚に税理士がいらっしゃり、会社創設時に支援してもらいました。また、経営コンサルティングしている親戚からの一言で「しっかりやってみて、能力を向上させてみたら!?」が最後の後押しとなり、週末農家ではなく、法人化することとなりました。
ゆす村農園(有)では、熱帯果樹の苗木を生産されています。
苗木!?と、初めてお会いしたときはびっくりしましたが、今回の取材を通して、なぜ苗木なのか、知ることができました。
法人化した当初は、マンゴーが全盛期だったこともあり果実の販売も3~4年間されていました。しかし、伊集院の土地柄として、年に1回、-6℃になることがあり加温することが必要で生産が厳しく、また、生産を始めて3年間は収穫できず販売する商品がないため、空いていた畑で野菜を作って販売し、収入を得ていました。
そんな中、ミカン農家さんから「マンゴーの苗木を譲って欲しい」という声をかけてもらい、どんどん増えてきました。
そこで、熱帯果樹の苗木の需要を感じたことがきっかけで、良い苗木を提供したい!それぞれの現場で、収穫する体験を味わってもらいたい!と思い、苗木の生産・販売に取り組むこととなりました。
熱帯果樹の宿命で、重油代の高騰への対応に大変苦労されました。それでも、健康で良い苗木を届けることを目標に、毎年、前年の改善点について反省会を開き、一歩一歩前進をしています。
働く上で、1つ1つの作業をあわてず完璧にすることを心がけていらっしゃいます。
スピード重視ですると、汚くなり、後から手間がかかり二度手間となるため、社員さんにも「まずは、完璧に!だんだん慣れていくとスピードはついてくるから!」と指導されています。
丁寧な仕事が!ここに!!
最初にご紹介した通り、多くの品目、品種を生産されています。そこには、愛理さんの想いも込められています。
「個人向けもありますが、産地に向けて多品種を取り入れています。購入された産地で特産品になってもらいたいです」と素敵な笑顔と弾んだ声で教えてくれました。
多くの品目を取り扱っているゆす村農園(有)ですが、下記URLのHPで商品をご購入いただけます。
https://yusumura.com/
※ちなみに、今の1番人気はアボカドです!耐寒性があり、育てやすいところがお勧め。
2番人気は、ライチ、スターフルーツです!苗木から1年程度で収穫できるところがお勧め。国産ライチは、普段見かけるライチと違い、ピンクで可愛い!!
愛理さんは、「農業は好きで楽しいけど、運動音痴でインドア派だったため、体力が追いつかず、体がきつかったことが一番の苦労です」と苦笑いしながら教えてくれました♪♪
体力の維持向上を図りながら・・・新入社員が入社してくると、負けないように奮闘し、今ではハウスの屋根にも登れるようになりました!
ゆす村農園(有)の特徴として、東愛理さんも若いですが、社員の皆さんも若い!仲が良い!チームワークの良さを感じます(*´艸`)
最後に、農業の魅力について「植物が育つとともに、日々、生活するのでエネルギーももらっています!おばあさんになっても、農業を続けたいです」と教えていただきました。
今後も、ますますの活躍が期待される、ゆす村農園(有)さん(・▽・)♪♪
東愛理さん!社員の皆さん!
取材へのご協力ありがとうございました。
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局の山野です。
今回は、鹿屋市の【(株)オキス】をご紹介します。
代表取締役の岡本 孝志氏にお話しをうかがいました。
(株)オキスは平成18年7月11日に設立し、現在、役員2名、正社員22名、常勤パート17名で、露地野菜20ha、青汁用100haを生産、また連携農家100haでのゴボウ、キャベツ、キヌサヤ、ゴーヤ、さつま芋、生姜、ホウレンソウ、里芋、ブロッコリーを中心に生産・加工・販売に取り組まれています。
鹿児島県農業法人協会に(株)オキスで加入されていますが、運送業の(株)岡本産業から農業に参入されました。
運送業から始まり、林業、農業、観光業、飲食業・・・と、幅広い分野に侵出されています。
運送業:(株)岡本産業
食料品や木材等の一般貨物運送業
林 業:(有)おおのがら林業
原木伐採・搬出の他、木材市場の椪作業、しいたけ生産
農 業:(株)オキス
加 工:大隅物流事業協同組合農畜産物加工センター
観光業:大隅湖観光管理組合
鹿屋市民族館の管理組合、高隈グリーンカントリーバンガロー管理運営
通販事業:(株)ベジコ
乾燥野菜・便利野菜等をネット通販
飲食業:(株)おおすみ美食市場(鹿児島市松原町)
鹿児島市のレストラン・直売所
NPO法人:夢来郷たかくま
職業能力開発、雇用機会拡充の支援活動、障害福祉サービスに関する事業
倉 庫:(株)JAM(埼玉県)
今年の6月には、ドラッグを基軸にした直販・宅配業務などを行う「(株)JAPANアグリウェアーハウス」を設立しました。今後、鹿屋市にアンテナショップの設置や、太陽光発電設備(ソーラーパネル)の下で農業生産の実施を予定しています。
幅広い分野で活躍されており、一つの会社を経営し軌道にのると次の会社を設立し、それが繋がっていき、生産→加工→流通→販売の一貫経営が自社でできるようになりました。
販路開拓でコンビニやドラッグストアも考えましたが、大手には太刀打ちできず“餅は餅屋”!できないことは外注とし、自社で行う加工は調味料を加えず、乾燥を基本にしたシンプルな仕上げの商品です。これは、加工原料の農産物に自信があることだからできるものです。これらの取り組みで差別化を図った「あしたのおやつ」シリーズを新たにブランディングしています。
生産した農産物が良いものは当たり前!それだけでは足りないことに気づきパッケージ等で付加価値を高めるなどの取り組みを始めたことによって、現在は百貨店や高級スーパー、通販等との契約が増えました。
宮沢賢治の「農民芸術概論綱要」に『永久の未完成これ完成である』という一節があります。「今はまだ完成ではなく挑戦中なので、満足せず夢を見ていきたい」と語っていただきました。
「その時の感情が高ぶってしまい怒っても、後から冷静に考えたら、そこまでのことでないことや、100%相手が悪いことなんてほとんどない。なのに次は、誤魔化そうとして、悪循環となって付き合いが終わってしまうこともある。」、「人の話を聞くことで、傷つかないし、得るものがとても多い」と、毎日、必死に働き、怒らず、聞き上手になることを日頃より心がけ、人と人との繋がりも大事にされています。
近年、人口減少社会で新規雇用確保の困難さが深刻な課題となっていますが、岡本社長に対策を尋ねると「就職したい人は、まずは会社のホームページを検索してからやってくるから、しっかりと作成するようにしている。そうすると、求人を出していないところからも問い合わせが来て、来年から入社する予定の方もいます」と紹介していただきました。
そんな(株)オキスのHPはこちらから確認いただけます↓↓
(株)オキスといえば、【乾燥野菜】が有名です!
「野菜で地域を元気にする」会社を理想に掲げ、「栄養価が高まる」、「長期保存できる」、「うまみが凝縮される」、昔からおばあちゃんの縁側文化として重宝されている乾燥野菜を地域だけでなく、国内外へ発信したいと思い、商品化されました。
また、乾燥することで農家が作った野菜を、規格外品も含めて全て利用できることもこだわりの1つです。
他にも、「SOBAGAKI」が女性週刊誌・ファッション誌an・anで紹介されました。
(2017年9月13日号、11月29日号に掲載)
多彩な商品開発をすすめてきた(株)オキスから、また新商品が販売されました!
その名も『こばらにぽん』です。可愛い名前(*´艸`)
今年の6月より販売開始!1食¥250(税抜)
健康を気遣う、全ての方々に様々なシーンでお召し上がりいただける商品です。
個人的な感想にですが、私はご飯の上にのせてお湯をそそいでお茶漬け風にして食べました(*^_^*)具材の1つに押し麦が入っているので、満腹感があり、低カロリーなので、ダイエット中の方は罪悪感なく食べられる一品!
私にとっては、「時間がない。でも、野菜をしっかりとりたい!」ときに時短で手軽に食べることができるお勧め商品です。
詳細は↓↓でご確認ください
。
新商品『こばらにぽん』を含めた、オキス商品を購入する際はこちらで購入いただけます↓
<ネットストア>
・べんり生活
・薩摩の恵
https://store.shopping.yahoo.co.jp/vegeko/
<直売所>
・(株)おおすみ美食市場(レストラン)
鹿児島市鹿児島市松原町11-20
TEL:099-208-8080
営業: (昼)11:30~14:30 (夜)17:30~23:00
定休日:水曜日(9月より)
最後に、岡本社長に一言いただきました。
「農業はすごく面白い。どこまでも拡がり、何にでも変化する!生産した農産物を生産者が加工したり、購入した消費者が調理したりすることで、どこまでも末広がりになる!食を通じて出会える人がまた楽しい!」
岡本社長!取材協力ありがとうございました。
今まで、会社のことについてお話を聞く機会がなかったのですが、今回、岡本社長が幅広くまた効率的に事業を展開され、落ち着いた雰囲気と笑顔の中に緻密な計算で経営されている姿を拝見でき、新しい一面を知ることができました。
(株)オキスの皆さん!ご協力、対応いただきありがとうございました。
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局の担当の山野です。
平成30年7月23日(月)に「平成30年度 人材育成研修会」をサンロイヤルホテルで開催し、38名の方々にご参加いただきました。
<主催者挨拶>
鹿児島県農業法人協会会長 古川 拡氏
<研修会>
演題:仕事に活かすロジカルシンキング~上司・お客様への説得力を高めよう~
講師:(株)キャラウィット 代表取締役 上岡 実弥子氏
今回の研修会では、4~6名でグループ分けを行い、演習トレーニングを中心に研修をすすめていただきました。
ロジカルシンキングとは(論理的思考法)
①なぜなら
②大きく分ける
③要するに
①~③を使い、相手が「なるほど」、「その通り」と納得できるように話を組み立てること。
早速グループ内で自己紹介を行いました。
①なぜなら
主張(自分自身の考え)+理由(事実、又は、客観的な意見)で伝えることで、相手も納得してもらえる。
例えば・・・上司へ、部品を交換してほしい!
→部品を交換してください。なぜなら、このまま放置すると、機械が壊れてしまうからです。
もちろん、上司へ伝える時だけでなく社員へ一つひとつの作業について、「なぜ、この作業をするのか」を伝えることで、大事なことを伝えることができ、応用の利く社員が育てられます。
社内だけでなく、ビジネスの場面で使うときは、理由を「現在」、「将来」を比較して話すと伝わりやすくなります。
例えば・・・お客様へ、商品Aを購入してもらいたい!
→こちらの商品Aがおすすめです。なぜなら、現在は5時間で作業していたことが、商品Aを導入することで、1時間で終わります。
「将来」の例としては、下記4点のような内容で比較すると分かりやすいです。
・見込まれる成果
・成果のでた実例
・有力者の後押し
・シミュレーション結果
下表で整理してからグループ内で、演習トレーニングを実施しました。
「株式会社キャラウィット 研修テキストより」
「Copyright (C) 2018 Carawit Co.,Ltd. All Rights Reserved.」
②大きく分ける
MECE(ミッシーorミーシー)・・・モレやダブりが無いかチェックする技術
「株式会社キャラウィット 研修テキストより」
「Copyright (C) 2018 Carawit Co.,Ltd. All Rights Reserved.」
〇メリット
・全体を整然と分けて捉えるので、全体像が分かりやすい。
→分けたことで、それぞれのグループが見えるので、今後の対策が立てやすくなる。
・すじ道をたてた分析が可能になる。
→過去からの推移が分かりやすくなる。
〇慣れるためには
・「モレもダブりもないかたまり」に分ける練習を繰り返す
・「かたまり」は3個まで(多くて4個)
演習として、グループで分類を行いました。
③要するに
「事実」の共通点を見つけ、主張する(推論を述べる)。
「帰納法」ともいう。
「株式会社キャラウィット 研修テキストより」
「Copyright (C) 2018 Carawit Co.,Ltd. All Rights Reserved.」
「要するに」の使い方
〇ホールパート法
全体(結論や要点)→部分(1つ目は・・・と前置きをする)→要約(結論を再度確認)
〇時系列法
手順があるものについて、順を追って話す方法。
最初に〇〇→2番目に△△→最後に□□
〇PREP法
「状況を理解して欲しいとき」向き
P・・・Point(結論)
R・・・Reason(理由)
E・・・Example(例示)またはEpisode(事例)
P・・・Point(結論)
研修では、グループ内での演習が多く、打ち解け合う姿が見受けられました。
<情報提供>
弁護士法人グレイスとの顧問契約について
第22回定例総会において、承認いただいた「弁護士との顧問契約」について準備状況等を報告させていただきました。
雇用契約の詳細部分は調整中です。近々、会員の皆様へご報告しますので、始まりましたら是非、ご活用ください。
一人だけで完結できる仕事はなく、必ず誰かと会話をして仕事を行います。会話をする時に、伝えたいことが「正しく!的確に!」伝わるように話すこときに、「ロジカルシンキング(論理的思考法)」が最も活用できます!
社内で上司向け、部下向け、又は、社外の取引先向け、お客様向け・・・色々な場面で活用いただける研修になりました。
「第8回農業法人ファーマーズマーケット2018」開催に向けて、出店社・協賛社募集を開始しました。
一般消費者向けに是非、今回の研修で学んだことを活かし、出店いただきたいと思います。
出店社募集期限は9月7日(金)までです。関心がある方は、事務局までお気軽にお問い合わせください。
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局を担当の山野です!
7月10日(火)に鹿児島県立農業大学校で開催された就農相談会の報告です。
当協会からは下記のとおり17社出席しました。
①(株)指宿やさいの王国
②今吉製茶(有)
③(有)いろは農園有明
④(有)大崎農園
⑤(有)小田畜産
⑥(有)かごしま有機生産組合
⑦(有)鹿児島堀口製茶
⑧(株)カミチクファーム
⑨(有)コセンファーム
⑩(株)さかうえ
⑪(株)さくら農園
⑫(有)さつま農場
⑬(株)のだ農産((有)さつま農場関連)
⑭(有)農業生産法人のざき
⑮社会福祉法人白鳩会花の木ファーム((農)根占生産組合関連)
⑯(有)ファームランド豊
⑰(有)マルユ湯通堂青果
午前の部の全体会では、農業法人の紹介の時間があり、1社2分30秒と短い時間ではありましたが、各社とも個性豊かに自社の特徴を紹介されていました。
午後の部の個別面談では、一つの教室に当協会の会員ブースが準備され学生と面談を行いました。
開始してすぐに、学生さんが入室!希望する法人のところで面談が始まりました。各ブースで真剣なまなざしでお話しされたり、楽しそうな笑い声が聞こえてきたりと、各社とも学生さんにあわせて、説明されていました!
教室に入らず、廊下で待っている学生に声をかけたところ「気になる法人の順番待ち」で肉用牛科の学生が10名程待っていました。
法人ブースでも、特に、(有)小田畜産、(株)カミチクファーム、農業生産法人のざきの3社は面談に来る学生が途切れませんでした!
野菜科の学生もいたので、法人ブースへと誘ったところ快く教室内へ!気になっているけど、緊張して中に入れなかったようです(*^_^*)
・何人か手応えがあった!
・今度、会社へ遊びに来る約束ができた!
・去年も参加したけど、今年は最初から最後まで学生が途切れなかった!やはり法人への就職を希望する学生が増えていると感じた。
と、各社手ごたえを感じていました。
<各社の様子>
①(株)指宿やさいの王国
②今吉製茶(有)
③(有)いろは農園有明
④(有)大崎農園
⑤(有)小田畜産
⑥(有)かごしま有機生産組合
⑦(有)鹿児島堀口製茶
⑧(株)カミチクファーム
⑨(有)コセンファーム
⑩(株)さかうえ
⑪(株)さくら農園
⑫(有)さつま農場
⑬(株)のだ農産
⑭(有)農業生産法人のざき
⑮社会福祉法人白鳩会花の木ファーム
⑯(有)ファームランド豊
⑰(有)マルユ湯通堂青果
今回、就農相談会を開催した鹿児島県立農業大学校の学生さんには、12月1日(土)~2日(日)開催の“農業法人ファーマーズマーケット2018”に学習の一環としてご協力いただきます。出店された会員さんの店舗へ、学生さんが販売協力をする時間帯を設ける予定です。
是非、学生さんとの繋がりを作る機会にもなりますので、ぜひファーマーズマーケットに出店や協賛のご協力をよろしくお願いします。
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局の担当の山野です。
平成30年5月18日(金)に春季農業法人トップセミナーと第22回定例総会を城山観光ホテルで開催し、総数132名の方々にご参加いただきました。
<春季農業法人経営トップセミナー>
肥後副会長より講師のご紹介(*^_^*)
演題:ベトナムの紹介
~ベトナム日本語学校生にみる、ベトナム文化・気質と日本人との違い~
講師:永野 サキ子 氏(ベトナム・リンク日本語学校校長
ベトナム・リンク人材(有)代表取締役)
チャン・チー・タン・ジャン氏(ベトナム・リンク日本語学校 社員)
国内農業を取り巻く状況は、新規雇用確保の困難さなどが深刻な課題となっています。対策の一つとして外国人技能実習制度を利用される方も増えてきています。平成29年11月には制度の改正も行われました。
永野氏は、ベトナム・リンク日本語学校の教育方針や生徒が日本へ行く目的、今の日本とベトナムの大きな違いは若さにあることなどについてお話いただき、タン・ジャン氏はベトナム日本語学校の概要や、ベトナムの農業の特色等についてお話いただきました。
出席者からの関心も高く、質問が多くあがりました!
質問に対して、丁寧に講師のお二人より回答いただきました。
トップセミナーでは、講演だけでなく関係機関・団体等より情報提供の時間を設けています。今回は、【雇用確保】をテーマに行いました。
①新規高卒者向け求人申込み方法について(厚生労働省鹿児島労働局)
高校生向け求人の今年度のスケジュールや、求人票の作成する時のポイントなどをご紹介いただきました。また、「ユースエール認定企業」について紹介がありました。
②農業求人サイトを活用した人材採用のご提案(株式会社あぐりーん)
自社が運営する「農家のおしごとナビ」について活用方法や、利用者のデータなどをご紹介されました。
③農の雇用事業について(一般社団法人鹿児島県農業会議)
事業活用について紹介!平成30年度は4回の募集があり、現在第2回募集期間中(6月8日締切)となっています。
④鹿児島県農業労働力支援センターについて(公益社団法人鹿児島県農業・農村振興協会)
センターの設立目的や、事業概要についてご紹介されました。
⑤農業法人向け資金について(株式会社日本政策金融公庫鹿児島支店)
自社の取組で、「事業性評価融資」の取組みについて紹介されました。
⑥雇用型農業経営の従業員の職務満足度調査について(鹿児島県農業開発総合センター)
調査目的や結果について紹介されました。
①鹿児島労働局職業安定部訓練室 ②(株)あぐりーん
生田 智則氏 吉村 康治氏
③(一社)鹿児島県農業会議 ④(公社)鹿児島県農業・農村振興協会
青木 孝夫氏 奥 真隆氏
⑤(株)日本政策金融公庫鹿児島支店 ⑥鹿児島県農業開発総合センター
高原 良寛氏 茶圓 耕一氏
関係機関・団体の皆様からは日頃から多くの情報を提供いただき、当協会の運営や事業推進に支援いただいております。
詳細内容に関心がある方は直接、各機関・団体へお問い合わせください。
<第22回定例総会>
古川会長の挨拶で定例総会が始まり、今回の議長は、(有)清木場果樹園の清木場社長が行いました。
円滑な進行で進み、議案は全て承認されました。平成30年度の事業計画の一部をご紹介します。
〇当協会主催行事
日程 |
内容 |
備考 |
7月23日(月) |
人材育成研修会 |
幹部候補者向けの内容! 演習トレーニングを中心にロジカルシンキングを学びます。 |
9月 |
雇用確保対策研修会 |
雇用確保が大きな課題! 多様な雇用確保対策の情報や事例を一気に学びます。 |
12月1日(土) ~2日(日) |
農業法人 ファーマーズ マーケット |
ウォーターフロントパーク広場で開催!大河ドラマで鹿児島が注目される機会が増えているので出店社・協賛社、来場者を「どんどん」増やします。 |
1月 |
食と農を結ぶ 交流フォーラム |
(株)日本政策金融公庫と共同開催で、賛助会員を中心とした方々の情報や商品を一気に集結した展示会も同時に開催します。 |
2月 |
農業法人化・法人経営 発展研修会 |
農林中央金庫、JA県信連と共同開催し、奄美大島で開催します。 |
他にも、会員拡大を目指し「加入推進交流会」を薩摩半島、大隅半島で各1回ずつ開催を予定しています!
また、今年の新たな取組みの1つである「弁護士との顧問契約」も承認されました。こちらは、協会の運営だけではなく、会員さんの法務相談等を有利な条件で対応していただけるように調整しています!詳細は今後つめていきますが当協会の加入特典の1つですので、ご活用ください。
来賓挨拶を鹿児島県農政部の本田部長と、(公社)日本農業法人協会の吉永専務理事より賜りました!
吉永専務理事からは、(公社)日本農業法人協会の活動について紹介いただきました。
<名刺交換会>
セミナー・総会が無事に終了し、「待っていましたーーー」といわんばかりの盛り上がりを見せた名刺交換会!!
まずは、松原副会長による挨拶と(株)日本政策金融公庫の阿部支店長による乾杯ではじまりました。
松原副会長!今回も素敵な挨拶ありがとうございました。鹿児島を「どんどん」盛り上げていきましょう。
新規会員の方々にも壇上でご挨拶いただきました。
気づいたら終了時刻!締めの挨拶を・・・と思ったところで、小走りで壇上に上がっていく姿が見え、一瞬「誰!?何だ!?」となりましたが、手でしっかりとマイクを掴み、会場に響き渡る声でご挨拶!
そう、この方でした。村商(株)の新村社長(^O^)
平成29年度より当協会の会員拡大に積極的に取り組んでいただいていることもあり、出席された方へ「1会員につき、1社紹介すれば鹿児島県農業法人協会はもっともっと会員数は増えます。皆さんで法人協会を盛り上げていきましょう」と今年度も加入推進を引っ張ってくださいます。
最後の締めはこの方へお願いしました。
農業法人ファーマーズマーケット2018の大城運営委員長!今年もファーマーズマーケット開催に向けて意気込みを含めた一本締めとなりました。
平成30年度の事業計画が承認され、今年度の運営も本格的に始動します!
今年度もよろしくお願いします。
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局の山野です。
今回は、大島郡龍郷町の【(株)ソレイユスマイル】をご紹介します。
代表取締役 勝島 利美さんにお話しを伺いました。
平成29年度より当協会の理事に就任いただき、当協会の活動へ積極的に参加いただいております。
勝島社長は、奄美大島出身ですが、東京で経営コンサルタントとして長年働いていらっしゃいました。奄美で地元の同級生と交流した時に、ふと「こういうの、良いなー」と感じたことがきっかけで、49歳の時に就農されました。
就農した頃から、東京でフルーツパーラーを開店したい!との思いが強く、就農2年目で東京の美容室の一角にお店を構えました。当時は東京での仕事が多く、奄美にいることが少ないため、親族に農作業を頼んでいたのですが、後々問題になってくると考え、就農3年目で法人化されました。
(株)ソレイユスマイルは現在、役員4名、正社員3名、常勤パート8名で、マンゴー、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、タンカン、山羊ミルクの生産・加工・販売に取り組まれています。
前職で働いていたときに「同業他社と比較したとき、特にどこが違うのか!?」と言われることが多く、現在でもその言葉がよぎり、生産・加工・販売まで自社で一貫して行い、「既製品を作りたくない!消費者へ安心・安全を届けたい!」というにこだわりがあります。
そんな(株)ソレイユスマイルが組織として目標としていることがあります!
一つ目は、会社を長く続けていくために、奄美に観光客を呼び込み、そのことで輸送コストを下げる。生産量・質の向上を続けていくために、現在「スマートアグリ」を取り入れられないか計画中です。
二つ目は、若い世代を採用し、長く勤務してもらいたい!設立当初に若者を採用してみたところ・・・経験、技術がなかったため、せっかく入社した若者も会社としても成長を感じることができない期間がでてきました。そんな失敗を経験したことから、ベテランを採用し、安定してから若い世代を採用することへ変更。若い世代の方々への期待を「失敗を恐れず取り組んでもらいたい」と語って頂きました。
東京のお店は、2017年12月16日(土)に移転され、
店舗名が『VILLAGES NATURE(ヴィラージュ ナチュール)』で、東京都町田市南つくし野3-4-2久保ビル1Fに開店しています。
早速、ご紹介します!
こちらは、勝島 玲奈さんにお話を伺いました。
玲奈さんは、大学を卒業され平成28年4月に入社されました。学生時代から、同社の経営するカフェ等でアルバイトを経験し、加工に携わるようになり、「お店を任される存在となりたい!」と思い、入社に至りました。現在は、販売・加工を担当されています。
平成29年は東武百貨店(船橋)、東武百貨店(池袋)、日本橋三越本店、福岡で開催された奄美物産展へと参加されました。
2年目となった仕事の感触を伺うと「今はまだ、ファン作りの最中です。昨年、お買い物された方が、リピートしてくださることが増えてきています。」と笑顔でお話されました(*^▽^*)
商品を一部紹介↓↓
(株)ソレイユスマイルのここが魅力!!
☆生産・加工・販売を自社で一貫!
販売するスタッフは、加工を理解している、生産過程を知っている人のみなので、お客様からの質問にしっかりとお答えできます。
☆安全なものに、こだわりを!
山羊ミルクを使用した商品を販売。
山羊ミルクの魅力⇒①クセの少ない良質なミルク
②ミルク本来の味を楽しめるノンホモ乳
③アレルギーの出にくい優しいミルク
④消化吸収に優れ、ダイエット効果も
※詳しくはこちらをご覧下さい。↓
↓
玲奈さんはこれからも「お客様に(株)ソレイユスマイルを知ってもらい、奄美大島の魅力を伝え、いつか奄美大島に遊びに来ていただけるようにしていきたい!」と語ってくださいました。
そんな商品を生産している奄美大島!
サーフィンスポットとして有名な島です。とにかく、海がきれい。
奄美空港から車で13分移動すれば・・・(株)ソレイユスマイル本社に到着!
本社でも販売を行っています!
最後に、勝島社長から今後の目標を話していただきました。
「お客様が望む商品を作っていきたい!東京の展示会などに参加することによって、色々なご意見をいただけるので、参考にさせていただいている。そんな方々を大事にし、リピートしていただける会社になっていきたい」
勝島社長、玲奈さん取材にご協力いただき有り難うございました(*^▽^*)
お二人とも人情深いところが感じられて、とても接しやすく、素敵な方々だなと印象を受けました。
本当に、ご協力有り難うございました。
(株)ソレイユスマイル
オンラインストア:http://amamistore.net/
<番外編>
(株)ソレイユスマイルの本社付近にはインスタ映えするスポットがあると、勝島社長より教えていただいたので、少しご紹介!
本社から歩いて10分・・・山道を抜けると・・・
目の前に海が・・・砂浜を少し歩くと、
人だかりが・・・・近くに行ってみると、
少し分かりづらいけど、可愛い“ハート型”
ここで、写真を撮ると恋が成就するそうです(*^_^*)
是非、奄美大島を訪れた時は見に行ってほしいです♪♪
いつも大変お世話になっております。
鹿児島県農業法人協会事務局の山野です!
2月19日(月)~20日(火)に「農業法人化・法人経営発展研修会」を県立農業大学校(日置市)で開催しました。
当協会として、平成29年度事業計画の中に“県立農業大学校との連携強化”位置付けており、今回は会場として使用させていただき、また意見交換会に学生さんが20名参加していただきました!
<日程表>
1日目(2月19日) |
2日目(2月20日) |
〇開会セレモニー ・オリエンテーション ・農業大学校の概要について ・研究部門の概要・研究成果について 〇現地視察 ・研究ハウス(イチゴ、マメ) 〇交流会 |
〇基調講演 〇情報提供 〇県立農業大学校生と意見交換会 〇収入保険制度の概要について |
<2月19日(月)>
〇開会セレモニー
まずは、県立農業大学校の研修棟へ宿泊するに当たりオリエンテーションを行いました。教修部農業研修課 寺脇さんよりご説明いただきました。
さすが学校!お風呂の時間、消灯などのルールが定められており、参加者の皆さん「学生時代に戻った気分」「合宿に来ているみたい」「こういった趣向もたまにはいいよね!」と楽しんでいただけたようです。
オリエンテーションが終了したら、開会セレモニーの開始です。
主催者を代表して、古川会長より挨拶!
つづきまして、農業大学校の概要について高田先生よりご説明いただきました。
養成部門、研究部門、農業者研修部門などの概要や、どういったことを実際されているのかなどご説明いただきました。
農業大学校の特徴として、養豚科があるのは全国に2箇所しかないことや、取得可能な資格等、細部の部分まで丁寧に教えていただけました。
続きまして、農業開発総合センターの研究部門の概要・研究成果について、河野明宏副所長よりご説明いただきました。
組織の概要から、最近の研究成果や取組中の事例についてご説明いただきました。参加者からの関心も高く、積極的に質問がでていました。
主な情勢の変化として、下記5つのことをあげられました。
①人口減少
179万人(H7)→165万人(H26)
②農家数減少
7.6万戸(H7)→3.8万戸(H26)
③大規模農家の増加(5ha以上)
1241戸(H7)→2864戸(H27)
④農業法人の増加
390法人(H7)→1246法人(H27)
⑤食の外部化率の上昇
40.7%(H7)→44.7%(H27)※野菜59%・・・半分以上は家庭のまな板で切られていない!
こういった情勢の変化をうけ、研究内容も変化!
①プロダクトアウト(作ったものを売る)から、マーケットイン(売れるものを作る)へ!
②スマート農業
上記①のマーケットインの取組として、農業開発総合センターでは、農業法人からの「こんな研究をしてほしい!」「こんな研究を一緒にできないか!」などの提案を農業開発総合センター及び、各地域振興局で受け付けています!興味がある方はお問い合わせください。
〇現地視察
雨が降る中、農業開発総合センターの施設を視察してきました。
〇交流会
今回は、交流会も農大の和室で開催しました。普段は、ホテル等で開催することが多いので、参加された方より「公民館で集まってるみたい」、「昔を思い出す」、「最近、地元で集まる機会も減ったから、こういった距離感の交流会は久しぶりだね」と懐かしんでいただけた方など、皆さん楽しんで頂けました!
<2月20日(火)>
〇基調講演
演題:「消費者目線の農業経営~マーケットインの農業を目指して~」
講師:(公財)流通経済研究所 農業・地域振興研究開発室 室長 主任研究員
折笠 俊輔 氏
前日の交流会へもご参加いただいた折笠先生!一緒にお酒をかわした仲ということもあり、講演中の参加者とのやりとりも雰囲気よく進みました。
統計を交えた形で消費者目線の内容と、それに伴う経営戦略についてご講演されました。
一部、ご紹介します!
・顧客視点のポイント:ニーズを間違えていないか
大切なこと・・・真のニーズを捉えること、それに対応すること
ダメな例)〇〇が売れている⇒だから〇〇を作ろう
※「こうして」成功したから、今回も「こうしよう」
良い例)〇〇が売れている⇒「売れている理由」を考えて商品を作ろう
※前回成功した理由は「〇〇」だったから、今回は「〇〇」しよう
上記のことを説明されるときに下記のような例題をお話されました。
一時期、パクチーが一部の女性の中で流行しました!
その時に、「パクチーが売れている!だからパクチーを作ろう」はダメな例そのものです。
元々、生産されていた方も生産量を増やします!他の方も生産するかもしれません!そこに新規で参入しても乗り遅れてしまい、売れなければパクチーは軟弱野菜なので、値下がり、廃棄となってしまいます。
良い例を元に考えていくと、「なぜパクチーが売れているのか」考えてみましょう。
きっとパクチー単品を好んで食べる人は少数派で、パクチーを使用するアジア料理の人気が上がっているからではないでしょうか?そう考えていくと、パクチーではなく、アジア料理で使用する他の野菜、珍しい野菜等を取り入れていくことが成功する流れとなります。
講演では、感覚では分かっていることを数値として、第三者目線としてなどの視点で話を聞けるので頭の中の整理ができる!と会員さんから言われたことがあります!
今回の講演は特にそういった意味合いが大きかったのではないかと思いました。
〇意見交換会
農大生の農業法人への就職率が年々上がっており、農業法人側も雇用確保を課題の一つとしてあげています。
そういった背景があり、お互いに連携を深めていくことが必要と、今回、学生との意見交換会を開催することとなりました。
学生は、農業法人への就職を希望している農学部10名、畜産学部10名の1年生に参加いただきました。
学生さんは就職することに対するイメージが固まっていないようで、「休みはどのくらいですか?」「給料はいくらぐらいもらえますか?」など、不安な点を法人側で質問されていました。
また、自分が将来どんな農業をしていきたいか考えている学生は「実家が農家です。最終的には実家を受け継ぐ予定です。ただ、インターンシップでお茶農家さんを勉強させてもらい、他の作物に対する関心が高まりました。なので、すぐに実家に戻るのではなく、農業法人さんに就職してから将来について考えていきたいと思っています」としっかりとした回答をいただきました。
限られた時間でしたので、深い意見交換はできませんでしたが、会員さんにとっては、学生さんに自社のアピールをできる機会となり、学生さんも農業法人に就職することのイメージを持っていただけたと思います。
今回の研修会は多くの関係機関・団体の方々よりご協力いただきありがとうございました!
学生さんとの交流・・・若い人の集まり・・・若手会員!!むりやり繋げましたが、当協会の若手会員が企画する“農業法人ファーマーズマーケット”企画委員の募集を行っています(*^▽^*)
関心がある方は、事務局へお問い合わせください。