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日本農業法人協会第33回総会・夏季セミナー

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局を担当の山野です!

6月16日(木)~17日(金)に開催された日本農業法人協会第33回総会・夏季セミナーの報告です。

TKPガーデンシティ竹橋で開催され、総数305名の方々が出席されました。鹿児島からは、(有)コセンファーム、(株)日野洋蘭園、(株)さかうえ、村商(株)、JA中央会、事務局が出席しました。

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【6月16日(木)】

≪第33回総会≫

主催者あいさつでは、日本農業法人協会藤岡会長より、初代会長である現坂本顧問が旭日中綬章を受章されたこと、平成28年熊本地震などのほか、制度改革に対応し今後は規模拡大を図り効率的な農業経営を進めていきたい等のお話がありました。
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農林水産省 森山大臣、(一社)全国農業会議所 松本専務理事、(株)日本政策金融公庫 髙橋代表取締役、農林中央金庫 河野理事長より来賓祝辞がありました。担い手を支えていくこと、平成28年熊本地震については助成措置により復旧・復興に支援していくこと等についてお話しされました。

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藤岡会長より森山大臣へ、全国の農業法人組織会員より募った政策提言『農業の成長産業化に向けたプロ農業経営者からの提言』をお渡ししました。

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森山大臣は熊本地震について、引き続きニーズに応えていきたい、とお話しされました。

主要会務報告では、

①平成27年度事業報告の承認に関する件

②平成27年度決算の承認に関する件

③平成29年度会費額並びに賦課納入について

原案どおり承認されました。

議案が承認された後は、坂本多旦顧問(初代会長)による、旭日中綬章受章記念講演『戦後の農業・農村に生きた私の思い-戦後農業のこれまで・いま・これから-』についての講演がありました。今後の経営形態と経営戦略については、大規模・複合・多角(6次化)・専業農家・兼業・ホビー等の農業が地域でその役割と位置づけを明確にして連携した組織「地域農業連携総合経営体(ATO)」「地域コーディネートシステム」の確立が目指すべき方向であると、力強い言葉で語ってくださいました。

総会の最後では、藤岡会長より、熊本県農業法人協会髙森会長へ義援金贈呈が行われ、髙森会長は御礼の挨拶と、熊本の復旧状況等についてお話しくださいました。

 

≪トップセミナー≫

『食料・農業・農村基本計画-食料自給率・自給力の観点から考える-』について、東京大学大学院農学生命科学研究所 教授 中嶋 康博 氏が「食料・農業・農村基本計画」のポイントについてご講演されました。

 

≪アグリマネジメント講演≫

『知っておきたい個人情報の基礎知識』について、大手町綜合法律事務所 弁護士 髙丸 涼太 氏が、法人経営での個人情報管理ポイント等についてご講演されました。

 

【6月17日(金)】

≪分科会≫

第1分科会では、政策等に関する意見交換会が開催されました。

話題提供者:農林水産省 大臣官房技術政策室 安岡澄人 室長

技術会議事務局研究推進課 伊藤貴志 課長補佐

経営局就農・女性課 石田大喜 課長補佐

経営局経営政策課 細川嘉一 経営専門官

木村崇之 経営専門官

 

第2分科会では、リスクマネージメントセミナーが開催されました。

話題提供者:共栄火災海上保険株式会社 農林水産部 時田道浩 課長

 

第3分科会では、農業界と経済界の連携・事例報告会が開催されました。

話題提供:凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部 トッパンアイディアセンター日本TIC部 企画プロデュースチー                                        ム 渡辺研 課長

ネポン株式会社 営業本部 太場次一 ICT担当部長

オリックス株式会社 農事業部 倉科正幸 部長

株式会社日立ソリューションズ東日本 アグリイノベーショングループ 大江康一 氏

日本通運株式会社 事業開発部 大塚健五 専任部長

 

≪アグリサポート倶楽部交流会≫

それぞれの分科会の終了時間がずれたため、最初はまばらでしたが

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私が会場を回っていたら、いつの間にか大勢の方が来ていて活気づいてました。

農業倉庫の製造・販売などをおこなっているカクイチ、有機肥料の朝日工業、農機と密苗の紹介をしていたヤンマーアグリジャパン、さらにアピネス・アグリインフォや加工業務用野菜作付の提案をするJA全農など、18社・団体が展示会形式で紹介がありました。

 

7月13日(水)開催予定の「農業法人化・法人経営発展研修会」は、日本農業法人協会との共催であり、研修会のうち経営者セミナーは当協会会員の(株)日野洋蘭園の柴嵜氏が講演します。締め切りは6月24日(金)にしていますが、まだまだ受付けてます!多くの会員等のご出席の連絡お待ちしております。

第20回定例総会・春季トップセミナー

 

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局の担当をさせていただくことになりました、山野美紀です!よろしくお願いします。

ご挨拶も遅れ、ブログの更新も間隔をあけてしまいましたが、総会・セミナーの報告です。

 

平成28年5月19日(木)に城山観光ホテルで開催し、総数143名の方々にご参加いただきました。

 

<春季農業法人経営トップセミナー>

講師に、ヤフー株式会社コーポレート統括本部公共サービス事業本部地方創生支援室ビジネスコンサルタント 小澤 富士男 氏を迎えて行われた、春季農業法人経営トップセミナーです。

「Yahoo!JAPANのECと地方経済の活性化に関する取り組み」について講演いただきました

 

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小澤氏は現在、商工会議所とヤフーの連携事業である、「おもてなしギフトショップ」のプロデューサーを務めておられます。ギフト専門店のため、出展社が販売価格の設定をすることができるので、"安売りをしない!"というところがとても販売する側にとって魅力を感じるお話でした。

小澤氏がプロデュースした5つの会社の事例について紹介がありました。

詳しくは、セミナー資料に掲載されてますが、内容としては、小澤氏からの新たな目線が加わることにより、①主力商品ではない商品が人気になったり、②商品の箱の中にいれるチラシを変更して届いた後について責任をもったり、③売ろうとする商品ではなくインパクトに残る商品で認知度をあげたりなど、これらによって各社のプロモーションに繋がることです。また、こだわりについても商品の魅力を引き出し、自社の再認識ができる機会になります。

 

情報提供の時間は関係機関・団体様に提供していただきました。

・農の雇用事業について

・無料職業紹介事業について

・農林水産物の輸出促進について

・6次産業化の推進について

・農業法人向け資金について

・JAバンクの農業法人支援の取り組みについて

・農地中間管理事業について

ご提供いただいた皆様、有難うございました。

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<第20回定例総会>

セミナー終了後は、鹿児島県農業法人協会第20回定例総会が行われ、大堂光幸((有)大堂養鶏)議長のもと、平成27年度事業実績や、第3次重点活動計画方針に基づいた3ヵ年計画を含む平成28年度事業計画について原案どおり承認されました。

 

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大堂様には議長を務めていただき、誠にありがとうございました。

このほか、県農政部の谷口次長様、公益社団法人日本農業法人協会常務理事の藁谷様にご挨拶いただきました。他、多数のご来賓の方々にご臨席いただき、有難うございました。

 

事務局の坂口補佐も今回の総会では平成27年度事業報告や、平成28年度事業計画お疲れ様でした。

タイミングが悪かったのか、少しお疲れ気味の写真しかありませんでした。普段はもっと、目力がありイキイキされてます!

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本年度、当協会は20周年を迎え、20周年記念事業を行いたいと思い、全会員様宛てにアンケートを送付しました。ぜひ、多くの会員様の意見を伺い、検討したいと思っていますので、たくさんの回答をお願いします。

その他にも、今年度は市来農芸高校での就農相談会を予定しています。本県農業の魅力を紹介し、農業法人への就農のきっかけづくりになってもらえればと思います。

当協会会員様のために事務局一同頑張りますので、今後ともよろしくお願いします!

 

来月は6月16日(木)~17日(金)には、東京で日本農業法人協会の定例総会や夏季セミナー等が開催されます。当協会の正会員様は、日本農業法人協会の正会員様でもありますので、是非ご出席の連絡をお待ちしております。


 

 

 

 

 

 

 

退職のご挨拶

いつも大変お世話になっております。

7年間、鹿児島県農業法人協会兼の事務局として担当させていただきました白石 安希恵です。

私事ですが、本日をもって退職することとなりました。

在職中は、色々とお世話になり、心より感謝しております。

農業とは未知のわたしに、皆様からたくさんの知恵と情報をいただきました。

生産現場でビジネスを行う方々の土づくりから栽培、販売に向けての取り組みに対し、農業の会社(株式会社、有限会社、農事組合法人等)があることに衝撃と感動を受けました。

 自分の仕事に興味・関心を持ち、仕事が好きになっていったのは、その時からでした。「一生懸命な皆さんの気持ちに応えたい」
この気持ちで今まで仕事に向かってきましたが、ご迷惑もたくさんかけてきました。

そのような中でも、いつも温かく迎え入れてくださり、ありがとうございました。

 後になりますが、今、築きあがっているネットワークが、今後、ますます拡大し、鹿児島県農業法人協会や鹿児島の生産者の皆様にとって、更なる経営の発展となりますよう、祈念いたします。

4月1日より、山野 美紀さんが鹿児島県農業法人協会の担当となり、頑張ってくれます!

変わらずの、優しさと厳しさで、温かく受け入れてあげてください。 

改めて、7年間にわたり、本当にありがとうございました。

3県農業法人トップセミナーinみやざき

平成28年1月7日(木)~8日(金)にかけて、宮崎県日向市において「3県農業法人トップセミナーinみやざき」が開催され、68名が集いました。今回、鹿児島県より、鹿児島堀口製茶(有)、(有)とみなが、(株)南州農場、(有)藤井養鶏場、(有)ライス郷井手口、(株)指宿やさいの王国、(株)さかうえ、(有)南九州きのこセンター、アネット(有)、(有)勝目製茶園、(有)香花園、(株)シンコーフォークリフト、日建リース工業(株)、(公社)鹿児島県農業・農村振興協会、県農業会議から19名が参加しました。

初日の現地視察では、清本鉄工(株)の「温風機に関しての紹介」とフォレストエナジー(株)の「ペレットの製造工程の紹介」にうかがいました。視察先2社は関連会社であり、各工場見学、製造現場、商品紹介等の説明を受けました。清本鉄工(株)は、鋳鋼事業本部、設計技術部、開発部、メンテナンス事業本部に分かれており、各担当部門での役割を果たし、製品の開発、設計、製作、現地工事、メンテナンスまでを行う「トータルシステム」で、取り組んでいらっしゃいます。過去に設計した事例として、橋梁、鉄鋼分野では、田代八重大橋、かりこぼうず大橋、千支大橋など、機械では、スーパーオーブンやキャンディ製造機などの他、1998年に長野で行われた冬期オリンピックに使用されたジャンプ台の製作実績も誇っている企業です。

当日は、ハウス加温・暖房で使用されるバークペレット対応型の温風機を見せていただき、実際に使用している場面も体験させていただきました。重油価格によりますが、燃料をペレットに切り替えるとコストダウンするとの情報提供がありました。またペレットにも、ホワイトペレット、全木ペレット、バークペレット(一押し)とあり、新しいエネルギー源の可能性を勉強させていただきました。

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  清本鉄工(株)
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清本鉄工(株) 

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フォレストエナジー(株)

※ペレットとは、原木や間伐材などの樹皮や幹部を原料とした長さ10~30mm、直径6~8mmの固形燃料。廃材等が有効活用され、再生可能エネルギーとして生まれ変わり、天然由来100%のクリーンエネルギーとなることから、二酸化炭素の削減にも効果があり、地球環境にダメージの少ない新しいエネルギーとして注目されています。


2日目は室内研修で、ケーススタディー形式で「従業員はなぜ辞めるのか?」をテーマに、ケースを用いた討議と6次産業化セミナーを行いました。まず、就農3年目・23歳独身で退職を決めた方と就農3年目・23歳既婚で雇用就農を続ける方へのインタビューより作られた事例を基に、誰が悪いと思うか、どのように対処したら良かったのか、改善点は?などを、グループディスカッションしました。

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「両事例を通じて、共通して言えることは、やりたい仕事をさせてもらえる、誰かの役に立てている実感、周りから感謝されている、自分自身が成長できている、上司から頼りにされているというような"やりがい"を与えさせることで、退職は防げるのではないか」と、くまもと社会保険労務士事務所所長の西原 哲郎氏よりアドバイスがありました。裏付けとして、アンケート調査の中で、やりがいを感じていると答える理由のなかでは、「収入」については入っていないが、やりがいを感じていないと答える理由では1位になっています。
経営者と社員とのコミュニケーションをしっかりと取り、社員に責任だけではなく権限を与え、やりがいを感じさせつつ、成長を見守っていくことが必要だと改めて実感しました。

次に、6次産業化セミナーでは、農林水産業協同投資(株) 執行役員 竹内 邦夫 氏(農林中央金庫 農林水産環境事業部)より6次産業化ファンドの説明がありました。ファンドを活用することで、より大きな事業資金を調達することが可能になる説明や、現在取り組んでいる事例、同社のファンドを利用するメリットなどの情報提供をしていただきました。

今回、このような研修会に初めて参加していただいた方もいらっしゃり、始めは、何の集まりか、研修なのかピンとこなかったようですが、宮崎県や沖縄県の方々との交流や県内の同世代・同業者の方々との情報交換を通して、「参加してよかった」という意見もいただいております。

社長を始め、役員の方々は。社外の交流は頻繁に行われていると思いますが、是非このような機会に現場で頑張っている社員の方々や後継者の方を、参加させてあげてください。皆さん、様々な方と話をすることで、刺激を受け、新たな考え方や知識を身につけて帰られます。

来年度は、沖縄県主催です!どちらの地域で開催するかは、未定のようですが・・・沖縄県ならではの充実した内容で企画をしていただけることと思います。
皆さま、集ってご参加ください。

2015年も大変お世話になりました!

いつもお世話になっております。

本日、事務局は御用納めで、明日から3日までお休みをいただきます。

本年も、会員及び事務局連絡会構成機関・団体の皆さまを始め、関係機関・団体の方々に支えられ、有意義な活動に取り組めました。
現在、鹿児島県農業法人協会正会員は102社、準会員は4社、賛助会員は45社の計151社となっております。

本年も、自主研修会や関係機関と合同で行った研修会をはじめ、鹿児島市で開催した農業法人ファーマーズマーケット2015など、年数を重ねるごとに活発的な活動に取り組に変わってきています。

年を明けるとすぐに3県合同農業法人トップセミナー(宮崎県日向市)があります!

その他、食と農を結ぶ交流フォーラムや商談会など企画しています。
経営者の皆さまをはじめ、役職員の方々もお忙しいかとは思いますが是非ご参加ください!!

本年も大変お世話になりました。ありがとうございました。
2016年も、皆様にとって素敵な1年となりますよう、お祈り申し上げます。
それでは、皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

 

 

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商談会で会員さん活躍中~東京そして香港へ~

 平成27年度も関係機関・団体が主催するが商談会各地で開かれ、鹿児島県農業法人協会は共同ブースで積極的に出展しています。上半期は鹿児島県農業法人協会の恒例行事である国内向けの県外商談会が東京で2回、そして輸出に向けた初めての海外(香港)の商談会にチャレンジしましたので、報告します。
 
 【香港フードエキスポ2015】
 ついに!鹿児島県農業法人協会が初めての海外商談会への参画です!8月13日から15日の3日間、香港コンベンション&エキシビションセンターにて開催の「香港フードエキスポ2015」。3日間でなんと47万人(うちバイヤー2万人)が来場しました。鹿児島県農業法人協会関係者より、㈲コセンファーム古川拡代表取締役、今吉製茶㈲ 今吉耕巳代表取締役、鹿児島県農業会議の坂口が参加いたしました。まずは前日、準備と周辺の散策。

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日系スーパーで漬物の値段を
調べる古川会長
  市場の様子。失礼なことを申しますが、意外と清潔です。 

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  ブースを準備する古川会長と今吉さん   JETROの事前説明会 

 今回は農林中央金庫の一角に鹿児島県農業法人協会のコーナーを設け、有限会社コセンファームと今吉製茶有限会社が出展。またヤマト運輸・ANAの出展スペースに「鹿児島県農業法人協会」ブースを設置し、鹿児島市からの会員の商品を紹介するとともに、「鹿児島市輸出チャレンジ支援事業」に基づいて来場者アンケートを行いました。

㈲コセンファーム・北薩漬物の出展風景

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さっそく名刺交換。通訳のEikeさん
(中央の人)もお世話になりました。
 世界に通用、みそ漬に
 クリームチーズ投入! 
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古川会長の「ドヤ顔」が見えます、なんて(笑)
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今吉社長の身振り手振りの説明、
カッコいいー!通訳のMariaさんにも
大変良くしていただきました .
 昨年の日本茶アワード
ナンバーワンのお茶の数々 
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 お茶を淹れるタイミングをはかるたたずまいも、
香港の人にはかっこいいと思ったかも 
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  かごしま有機生産組合のキャロットジュースと安納芋ジャム、下堂薗さんの屋久島有機紅茶とお菓子
2種類鹿児島マルサン農産加工のごぼう茶の展示と商談に対応しました 

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ジェトロ鹿児島の城倉さん、ヤマト運輸鹿児島支店の
餅原さんには大変お世話になりました。

  商談の状況は両社とも手応えのあるものでした。
 コセンファームさんが出展した漬物、関係者の中には香港で受け入れられるか心配する向きもありましたが、古川会長は当初から「日系スーパーでも売り場スペースは少ない。また他に出展者もいない。絶対チャンスはある」と話されていました。写真の通りみそ漬にクリームチーズをのせて試食をさせたのが大好評で、大勢の来場者がつめかけていました。数社から成約を得ており、その先見の明におみそれしたところでした。今吉製茶さんについては、勉強会の中では高額なお茶は売れないのでは言われていましたが、かえって高いお茶、ひいては今吉さんは昨年度の日本茶アワードで日本一になったこともあり「日本一=世界一」のお茶を求める、高級志向のバイヤーが高いお茶に関心を持っていたようです。また香港の人は、淹れて飲むお茶は面倒で好まれないとの予測で、水出し茶として出せる粉末を中心に展示し、好評を博していました。
 
 一方、事務局で対応した鹿児島市の会員の商品紹介とアンケート、商談についてですが...香港の人は、オーガニックの商品は関心が高く、有機農業系はほとんど出展がなかったこともあり、かごしま有機生産組合のジュースとジャム、下堂薗の紅茶は人気を集めていました。また「ごぼう茶」は日本では好き嫌いが分かれるが、
 香港では漢方薬や中国茶などと近い味で風味も良いと人気が出ていました。香港在住の日本人も訪れていて、各商品の国内価格の値段を聞いて「安い」と驚いていました。ただ輸送コストなどもあり、どうしても日本の商品は高くなる場合が多いと、今回の商品が実際に輸出されるかは懐疑的な感想を漏らしていました。  バイヤーとも4件面談をして、最小ロットと横浜港からの輸送コストも含めた価格を訪ねられました。帰国後まもなく各社に伝達し、対応していただきましたが現在に至るまで返答はありませんとのこと。坂口が商品の良さをしっかり伝えきれなかったことに申し訳ない気持ちですが、やはり成約を得るためには国内外問わず商談会には、直接ご参加いただいた方がいいのかなと実感しました。

 当日は、隣接会場でTeaFairも開催されていて、会員ではヘンタ製茶㈲、またおりた園さんも出展されていました。

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  今回出展に際してお世話になった農林中央金庫福岡支店の原田次長さんと井上さんです。事務局が鹿児島市会員の紹介の対応に追われた中、出展社をしっかりフォローいただきました。三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)の杵淵さんには、事前勉強会や現地でのご指導にお世話になりました。
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古川会長の右が原田次長さん  今吉さんの右が井上さん。 

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真ん中が杵淵さん

今回の商談会を通じて実感したことですが、日本の農林水産物・加工品の評価は高いものの、輸送手段・コストとの兼ね合いで、すぐに商談に結びつくケースは少ないようです。しかし

①その国の食生活にマッチするもの(日本では捨てられる規格のさつまいも)
②他にそれほど出回っていないもの(コセンファームの漬物
)③高級感があるもの(今吉製茶のお茶)にはチャンスがあるようだ
 このためには、連続して出展し信用を得ることが大事だと思います。鹿児島県農業法人協会の隣のブースになった、福岡県でしめじ栽培する㈱秀花園は、輸出でかなりの売上をあげるそうですが。その大半は夏場に出荷するとのこと。「日本では、しめじは鍋をしない夏場は減収になり、生産調整や人件費確保に頭を悩ませます。しかし、香港の方は季節を問わず食べてくれるので、助かっている」と話すように、やり方によっては経営の柱になる可能性もあるようです。今吉さんも、終了後に複数回香港におもむいています。「意気込みを見せないと、とても成約には結  びつかないだろう」とのことでした。

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 上の写真の人(右)は、香港の隣の深セン市在住の浜田かおりさん。日系企業の現地法人をコンサルティングする会社のエリアマネージャーです。実は自分の高校の同級生なのですが(笑)「日本の農業される方、非常に元気がありますね。どれもとてもおいしいです。現在中国大陸は規制が厳しくて、日本の農産品は入ってくるのが困難ですが、富裕層は香港など周辺の地域から購入していますよ。状況はいつか変わるかもしれない。ぜひこの取り組みを続けて、チャンスに備えていただきたいですね」とエールを送ってくださいました。

 海外での商談会は、もちろん費用もかさみますし、開催時期の問題も生じますので、多角的な分析が必要になります。理事会でしっかり協議してまいります。しかし輸出への取り組みは重点活動3カ年計画「さらなる経営発展への支援」の重要な柱です。前向きに、というか前のめりに(笑)検討していきたいものですね。

【日本政策金融公庫主催:アグリフードEXPO2015東京】

  平成27年8月18日~19日に東京ビックサイトで開催されたアグリフードEXPO2015東京に出展してきました。今回は東京での記念すべき第10回目の開催となり、「6次化の先駆者-EXPO仲間大集合-」をテーマに史上最多の871社が参加し、約2,500品目が紹介されていました。来場者も両日で14,624人(初日6,775人、2日目7,849人)と、最多となりました。

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 会場の様子

 

 今回は、(有)下窪勲製茶、(有)コセンファーム、(株)さかうえ、(有)南九州きのこセンター、(有)小田畜産、三和物産(株)、南州農場(株)、の6社が共同出展ブースに入り、商談に取り組みました。事務局は白石がサポートしました。

 このほか個別ブースには、赤鶏農業協同組合((有)農業生産法人ノダ)、アネット(有)、(有)大成畜産、(株)オキス、鹿児島堀口製茶(有)、(有)かごしま有機生産組合、(有)西ノ原商事、(有)三清屋が出展。鹿児島県から全体で23社出展し、各社こだわりの加工品、野菜、お肉、果物、お茶、海産物など並びました。

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 (有)小田畜産 蜜澤さんのバイヤーへの説明は とても
優れていて、初めての出展社 にアドバイスも 
 試食用のソーセージ。これはうまそう! 

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 (有)下窪勲製茶  熱心に説明する下窪さん   下窪健一郎さん 
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 南州農場(株)   石松マネージャーさん   

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三和物産(株)アグリ事業部  ブースの様子  試食用の塩ゆでピーナッツ! 
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(株)さかうえ  中江部長さん 
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(有)南九州きのこセンター  今回初出店の貫見社長   みそ汁に乾燥えのきを投入しました!
なかなかの味わいでした♪ 

 今回はじめて出展された(有)南九州きのこセンターの貫見育郎社長は、乾燥えのきで商談にチャレンジ。通常きのこ類は鍋物の具材として重宝されますが、夏場の消費は少なく減産せざるをえないそうです。しかし現在、えのきは様々な調理方法が提案されていて季節を問わず食べられるよう、お客様を導いていく努力がされています。特に乾燥えのきの独特な食感はくせになるようです。当日は多くのバイヤーと商談がなされ、後日別件で訪問したときは見積書の作成に追われ、うれしい悲鳴を上げていました(笑)

 また「バイヤーの目を引く展示方法が参考になった」「他の法人さんがバイヤーに商品の説明の仕方がすばらしいものがあった」「他の会員や全国の意欲的に経営に取り組む農業法人と交流できて良かった」など、感想も寄せられました。

 出展にあたっての各社のねらいは様々。以前、他県で常連の出展者で、「新規の販路開拓はそれほど必要ではない。しかし今取引している会社のバイヤーも来場したりするので、彼らにしっかり活動しているところを見せる必要がある」という方もいらっしゃいました。もちろん、商談会当日にすぐ取引成立というケースはほとんどなく、バイヤーに後日訪問してもらったり見積書を複数回やりとりするなど、継続的な努力が必要であることは出展者のみなさんは認識されています。当日も立ちっぱなしで腰にも足にも疲労感がきますが、成約した時は頑張っただけの成果がでたと、喜びも大きいとのこと。

 正会員(農業法人)は共同ブースで出店する場合、予算の範囲内で出展料を助成していますので、「どのようなものか実際に見てみたい方」「1ブース借上げるにはスペースが広すぎるという方」は、是非、お問い合わせください。

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会場が広くて出口に近い鹿児島のブースは
バイヤーが来るのが遅くなっていました。
後で入口を反対にして解消されました。
 安心してください!
鹿児島の農業(法人)は元気ですよ! 

 

【鹿児島アグリ&フード金融協議会主催:南の逸品商談会2015 in 東京】

  9月2日、3日の両日、東京・池袋サンシャインシティで、鹿児島アグリ&フード金融協議会主催の「南の逸品商談会2015」が開かれ、当協会も出展して参りました。
  鹿児島県内の金融機関がスクラムを組んで鹿児島の美味しいものを売り込もうと、北洋銀行などが主催の北の逸品商談会と組んで8回目の開催。今回は南側に京都の他熊本、宮崎のコーナー、また地方創生コーナーも設けられ、南から70小間、北から160小間の出展がありました。

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 会場レイアウト。下にあるピンクなどの色が
我々南側のブースです。
北側からするとまだまだ少ないですが、
出展者の意欲は負けてません! 
 前日に入って、みなさん準備万端です

 両日とも2日間で約4,200人のバイヤーにお越しいただけたようです。

  例年どおり「鹿児島県農業法人協会」ブースも出しました。 今回は ㈲コセンファーム・北薩漬物、㈲小田畜産、㈲清木場果樹園、㈲下窪勲製茶の4社。

事務局は坂口がサポートしましたが、やはりみなさん、口には出しませんが「なんだ、白石さんじゃないのか」という雰囲気でした(笑)清木場果樹園さんのブースで代りに対応したとき、小田畜産の蜜澤さんから「サンプルやっちゃダメですよ!」と注意される始末。香港商談会ほどではありませんが、やはり出展者のサポートや出展社不在時のバイヤーさんの対応は難しいと感じました。

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(有)小田畜産  抜群の安定感、蜜澤課長! 
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 (有)清木場果樹園   清木場社長は、
バイヤーが「この人はただ者ではない」と感じる
オーラがあるようです。商談も有利に働きますね 
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 (有)コセンファーム・(株)北薩漬物   商談会デビューの荒木さん。不安そうでしたが、
しっかりアピールできてましたよ! 

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(有)下窪勲製茶  今回も絶好調の下窪健一郎専務でした! 

 小田畜産の蜜澤さんは、「これだけ出展者がいる中でバイヤーが1社に時間をとるのはほんの数分です。中には冷やかしという訳ではないでしょうが、様子見のバイヤーだと素通りされてしまうこともあります。決裁権のあるバイヤーさんにいかに目を引いてもらうかが勝負ですね」とのこと。

 清木場果樹園の清木場社長は毎年、様々な商談会に参加されています。一見、「待ちの姿勢」で積極性がない印象を受けますがとても高評価です。「ジャムのマーケットは特殊だが、一定のコアなファンがいます。バイヤーも関心のある人は向こうから寄ってきますよ」とのお話でしたが、まさにその通りで、いったん足を止めたバイヤーは長時間話し込んで、キンカンジャムに魅了されていました。

 商談会には、卸や商社、小売、飲食、ネットスーパーなど様々なバイヤーの方が来場しますが、今回の出展者はやみくもに売りこむのではなく、お歳暮などのギフト用だったり、新商品の感触を探るものであったりなど、明確な目的を持って商談に臨んでおり、ターゲットにしているバイヤーも明確にしていることから、効果的な商談ができているのではと感じました。

 また、牛肉(ソーセージ、ローストビーフ)、キンカンのジャム、お茶、漬物とバラエティに富んでいたこともあり、鹿児島県農業法人協会としてもバイヤーさんに様々なものを味わってもらって、とても良かったと思います。

さらに、単独ブースで、ヘンタ製茶㈲、㈱オキスも出展。賛助会員の藤崎商事㈱も鹿児島市のブースに共同出展されていました。

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ヘンタ製茶(有)  (株)オキス   (株)藤崎商事 

  現在、各地で様々な商談会が開かれていますが、各出展社とも工夫を凝らして、様々な商品を並べていらっしゃいます。しかし中には「うちの自慢の商品、どうしてあんな若造(多くの場合)にケチョンケチョンに言われないといけないのか」といって、2度と商談会に出ない経営者もいらっしゃるようです。

もちろん皆さんお客様により良いもの生産をされています。お客様にとって良いものであるかを判断する基準は、多くの場合バイヤーさんの感覚ですね。想いをわかりやすく伝えてバイヤーを説得させる、あるいは謙虚にバイヤーの声を「お客様の声」ととらえる、絶えずこの努力を続けていくことが必要なのかもしれませんね。

  6次産業化での加工やブランド力の強化、その前提となる生産物のレベルを落さないことなど、様々なことを踏まえなければ成りませんが、鹿児島県農業法人協会でも関係団体や専門家としっかり連携して、会員の皆さんのサポートに努めます。
 是非、商談会に参加してみませんか?当協会では引き続き、正会員(農業法人)の商談会挑戦を応援していきます。

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今月の農業法人:(株)hishi

「農業で世界を変えたい!」と、指宿市で、レタス6ha、キャベツ6ha、人参2ha、オクラ1ha、甘藷4haの他、とうがらしや花オクラ、そら豆などの野菜を生産している(株)hishiの代表取締役 菱田 智昭氏をご紹介します。

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菱田 智昭 代表取締役
今期は、例年以上の長雨や温暖な気候で、収量は落ちてしまいそうですが、早めの植え付けを行い、次期の収量アップを目指しています。
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開聞岳に見守られ育つ
元気いっぱいの野菜たち
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 オクラのお花!これも食べられます! 
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空に向かって成長するオクラ  収穫後、出荷前のオクラたち 

最初のきっかけは、東京の電気会社を辞め、鹿児島に戻り、転職までの繋ぎのつもりで実家の農業の手伝いをしていらっしゃいましたが、「生産管理を改善し、やり方を変えていくと、より利益率の高い農業となり、稼げる仕事なのでは?」と感じ、2年間親元で勉強し、23歳の時に、独立就農されました。その後、徐々に雇用を増やし、平成24年に(株)hishiが誕生しました。農家出身ではありながら、2代目でもなく、自らの考えを経営に生かし、一歩ずつ成長している菱田社長は、熱くてかっこいいです。
そんな「かっこいい」農業を、これからの若い世代の方々に広める活動の1つとして、鹿児島県農業法人協会が取り組んでいる「ファーマーズマーケット」があります。今回、菱田社長は副運営委員長として、若手組織のネットワークづくりに力を貸していただいています。

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一輪車競争では子供たちと一緒に
楽しんでいらっしゃいました!
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これからもみんなを引っ張って、
元気な農業を築いてくださいね!
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 約1年の企画~
当日までありがとうございました。 
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 自らブースに立ち、
試食も行っていらっしゃいました。 
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(株)hishiブースの様子  (株)hishiブースの様子 
  私どものイベントのメンバーとして活躍されるだけではなく、地域の農業者や消防団とも団結し、交流を深め、地域とともに成長する会社として成長し続けています。

同社の現場では、18歳、19歳、21歳の従業員を中心に、平均年齢が35歳と若い方々が日々頑張って、おいしい野菜を栽培しています。
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 同世代の2人は仲もよく、
作業の息も合っていました! 
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 さわやかな笑顔と
一生懸命の汗が素敵でした。 

 

 まだまだ若い彼らに対して、菱田社長は、1人前になってもらいたいという期待から、社会人としてのマナーも指導していらっしゃいます。その分、従業員の方々にも、「経営者の仕事」として、みんなが気持ちよく働ける環境を作るために、社長が取り組んでいる「畑を貸してもらうこと」「売り先との交渉」「クレーム対応」「資金調達・運用、税金対策」「年間計画」など、責任を持って取り組んでいることを伝え、各自の役割分担を「見える化」しています。

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用件を伝える時は
シンプルに、手短に、わかりやすく!

 「みんなが頑張ってくれた分だけ、会社は成長する。そうなると・・・みんなの給料も上がる、休みをしっかりとれる体制ができる、機械や施設が増えて働きやすくなる、有名になると勤めていることを今以上に自慢できる」と菱田社長を筆頭に、従業員全員が組織作りに励んでいます。

 そんな同社で働く仲間が増えていっている1つの理由を見つけました。「どうしてhishiに入社したのですか?」という質問に、「働いている人から誘われて、楽しそうだったから」という回答が多く、過去に友人や知り合いを通じて入社された方は35名。農業界は離職率も高く、3K「きつい」「きたない」「カッコ悪い」と言われることも多々あり、確かにそのような部分はあると思いますが、これからの農業は新3K「かっこいい」「感動がある」「稼げる」となっていくと思います。

 菱田社長は、今後は、グリーンツーリズムや食育活動を通して、「農業っていい仕事だな」と子供たちに伝え、土を手にとり、野菜を栽培することで高められる人間力を高めていきたいと考えていらっしゃいました。「社員が社員を育てられるような組織にしていきたい」という目標に向かい、日々、雇用環境づくりに励んでいます。

 自社ホームページは今後作成予定です。菱田社長の魅力は、文面だけではうまく伝えられなかったかもしれません・・・是非、直接会って、前向きで熱い想いを伺ってみてください♪

【第19回定例総会・春季農業法人トップセミナー】

4月から大槻係長から交代して、3年ぶりに事務局の一員になりました坂口浩一です。一生懸命頑張ります、よろしくお願いします。ごあいさつが遅れ、ブログの更新も久々になってしまいましたが、総会・セミナーの報告です。

平成27年5月21日に鹿児島サンロイヤルホテルで開催。総数146名の方々にご参加いただきました。

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会場の様子

<春季農業法人トップセミナー>

 基調講演は人材育成をテーマに、熊本県のセブンフーズ㈱ 代表取締役 前田佳良子様から「社員に重荷を分けたらV字回復した農業法人のお話~どん底から社員とともに登った人生の坂道~」と題し講演いただきました。セブンフーズさんはお父様の代から養豚業を営まれ、常時2万5千頭、年間出荷頭数5万頭を飼育。豚さんを愛情もって飼育するための「妊娠用センサー式給餌システム」や、エコフィードなどを活用などに取り組んでいます。社長の前田さんは、学生時代は3トン家畜車で出荷を済ませてから学校に行かれていたという苦労人。社長就任後、バイタリティにあふれバリバリ仕事をされていたものの、社員がついてこれず3か月間に9人もの退職者を出してしまいました。絶望的な状況、頭を抱える前田さんに、農場長など6人の社員さんが社長室に来られ、

①現場は社員に任せ、社長は神輿に乗って目指す方向を示してほしい、②社長らがいると一般社員は意見が言えないので、幹部会以外は出席しないでほしい、③一般社員も役員になれる道筋をつけてほしい、④ワンマン経営から脱却して、社員の心が一つになれる健全な組織運営をしてほしい、との意見書を出されました。「社長は欠点も多いけど良い所もある。一人で頑張らないで重荷を分けてほしい」という言葉に、前田さんは感動して泣かれたそうです。会社が一つになった瞬間でした。

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 (株)セブンフーズ 
前田佳良子 代表取締役 
 熊本県農業法人協会副会長も
務めていらっしゃいます 

まもなく「改善委員会」を立ち上げ
◎経営理念・事業計画・スローガンを全社共有
◎売上高・利益高を全社員で共有
◎できる限りの情報開示
◎責任の明確化と権限の委譲
◎社員との腹を割った話し合い
◎改善委員会メンバーの人選
以上のことを社員参加で実践すべく「利益改善委員会」→「教育・評価委員会」→「給与・賞与委員会」のサイクルで検討を進められました。また改善のカギは人材育成にあると、役員、一般社員、新入社員ごとに教育プログラムを策定。また育児や介護などの事情で長時間労働できない方にも最大限就業の機会を与えるため、ワーク・ライフ・バランス社員制度を創設されています。2年後、収益のV字回復、退職者はほとんどいなくなり、社員さんと本音の話ができるようになったそうです。驚くほどの社員さんの成長、そして経営者としての幸せを感じられている前田さんです。
鹿児島の農業法人経営者にも、3年前の前田社長さんのような方もいらっしゃるのでしょうか。前田さんがそうであったように、社長自身に魅力があれば社員の方が助けてくれるでしょうが、やはり経営者だけが頑張るのではなく、社員を信頼し組織全体で運営をしていく。面倒くさいのでしょうが、こちらの方が発展の伸びしろがあるのではと感じました。㈱セブンフーズについて詳しく知りたい方はこちら→ http://seven-foods.com/

次は、農林水産省経営局経営政策課で農業法人・経営新政策グループに所属されている、加治屋大介氏に「今後の農業施策について」情報提供いただきました。

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農林水産省経営局経営政策課 
加治屋大介氏

 「農地中間管理事業」での農地の加速的集積、人材確保のための「農の雇用事業」、機械・施設等の整備のための「経営体育成支援事業」などの各種事業、新たな事業展開に必要な資金対策(スーパーL資金、農業法人投資育成制度、農林漁成長産業化ファンド)、6次産業化への支援等々、農業経営発展に関する施策は多岐にわたり、「たくさん事業はあるのだけど、うちは何が使えるのか?」という感想が寄せられますね。当然、自分たちの経営に関することですし、最終的には自分で取捨選択すべきことですが、加治屋さんは短い時間の中でわかりやすくお話しいただき、利用にあたって良い交通整理ができたのではないでしょうか。ご実家が肝付町にあり、鹿児島と縁の深い加治屋さん。今後も国の中心で、我が国の農業法人をよりよい方向に導いていただきますよう、よろしくお願いします。
農林水産省ホームページ→ http://www.maff.go.jp/

 そして輸出促進のテーマへ...
 はじめに、アメリカのカリフォルニアと大阪に拠点を持ち、農業関係ではスローフード志向のお客様に健康食品を取り扱っている輸入業者、SCコンセプツ㈲代表取締役のSean Lewis(ショーン ルイス)氏が、「アメリカ人から見た鹿児島県食材とは」と題して講演しました。ルイス氏は、当協会の肥後隆志副会長と旧知の間柄で、たびたび根占にある肥後副会長の保養所に訪れていて、黒豚や黒毛和牛、野菜、魚、焼酎など鹿児島食材に惚れ込んでいらっしゃいます。愛情が深い分、この良さが世の中に十分認知されてないことを残念がっておられます。このため、講演内容は関係者にはとても耳が痛いものとなりました。

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SCコンセプツ(有) 
代表取締役 SeanLewis氏
  「Why!?Japanese people!」
と叫ぶお笑い芸人に似てらっしゃらないかしら(笑) 

 「海外の人は日本のものが良質のであるのはわかっているが、福島の原発事故のイメージが残っており、完全には払しょくされていない。事故の影響がない鹿児島にはチャンス」「しかし鹿児島のことを海外の人はほとんど知らない。では知ってもらうよう発信しなければ。しっかり発信しているか?(県や市町村、そして鹿児島県農業法人協会のホームページに日本語しかない、また英語のみ不十分であることを指摘)」「発信したとしても海外の人々の心はキャッチできていない(具体的なキャッチコピーを例示して辛辣な批評)」そのうえで、「食材の素晴らしさ、わかってもらえたら絶対に評価される。海外に鹿児島の魅力を発信できるブランドづくりに一緒に取り組もう!」というメッセージで講演は結ばれました。迫力のあるかなり手厳しい講演に、聴衆はかなり圧倒された様子。この雰囲気を受けてパネルディスカッションが始まりました。

パネルディスカッションのテーマは「食品輸出に向けた挑戦」
パネラー:アネット㈲会長 尾曲修二氏
パネラー:㈲勝目製茶園専務取締役 勝目千里氏
パネラー:㈱日本政策金融公庫農林水産事業本部情報企画部顧客サービスグループ 課長代理 川原新一郎氏
パネラー:㈱鹿児島銀行国際ビジネス推進室 室長 西田毅氏
アドバイザー:SCコンセプツ㈲代表取締役 Sean Lewis氏
ファシリテイター:鹿児島県農業会議 坂口浩一課長補佐
(不肖、坂口が仰せつかりました。ファシリテイターって何するの?と思ってしまいました(笑)司会進行的な役割ですね)
鹿屋市で乾燥野菜やさつまいもに取り組むアネット㈲の尾曲会長は、中東・アブダビへの輸出のために㈱さくらアイランドを設立。アブダビの王族などと連携して、カーショップとともに日本文化を紹介するサロンをつくり、九州の商品展示を計画していることを紹介されました。「アブダビには世界中からものが集まり、あふれている状況だが、日本食は好まれている。そして基本オーガニックである。将来的には現地での農業を広め、生産・加工まで取り組み、日本ブランドを世界に発信したい」とスケールの大きな話をしていただきました。

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 アネット(有) 
代表取締役会長 尾曲修二氏 
  「どうしたらアブダビの王族と
知り合いになれるのですか?」と
聞いちゃいました(笑) 

 

海外、特に中東での展開はかなりのお金がかかるはず。「行政との関わりや補助金は?」と質問しましたが、「悪いが行政のスピードは遅いし、補助金に頼っていたらタイミングを逃す。やはり走りながら考え、即断即決でないと海外では通用しない。軌道に乗った後、条件が合えば話は別だが」とのお話、さすがですね。アブダビのサロンは着々と設立に向けて準備が進められています。今後、希望する方がいたら積極的に対応したいとのことです。

アネット(有)について詳しく知りたい方はこちら→ http://www4.synapse.ne.jp/anet/

 
曽於市末吉の㈲勝目製茶園の勝目千里専務は、30haでの茶生産に取り組み、おしゃれなパッケージで(ホームページ必見!)紅茶や桑の葉茶、フレーバーティーが人気です。26年度からは大麦若葉にも取り組まれています。輸出は3年前からフランスに日本緑茶センターを通じて、またアメリカへは1年前から茶商を通じて実施しています。アメリカでは100グラム約7千円で販売されているとか!高品質で23種類もの品質を取り揃えていることが強みですね。海外での取引は代金回収が気になるところですが、勝目製茶園は業者を通しての取引なのでトラブルは生じていないとのことです。

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(有)勝目製茶園 
専務取締役 勝目千里氏
 勝目さんのFacebookから、
ロサンゼルスでの日本茶販売の様子
 

 

 実は勝目さんと私はFacebookの友達で、ご活躍は前から拝見していました。年間の出荷量はアメリカでは1トン程度で、全体の売上からはわずか。しかし「海外で売られているお茶というPRがきいて、お茶に興味を持ってくれる人が増えましたね。日本のマーケットにしっかりアピールするための1つの戦略でもあります」と話されました。この度、全国青年農業者会議プロジェクト発表「園芸・特産作物の部」で農林水産大臣賞を受賞された勝目さん、これからの活躍にますます期待ですね。

(有)勝目製茶園について詳しく知りたい方はこちら→ http://asia-tea.com/

 お二人の取り組みの紹介後、日本政策金融公庫と鹿児島銀行の支援策の紹介がありました。日本政策金融公庫の川原課長代理からは、同社が東京と大阪で開催している商談会「アグリフードEXPO」などの場を活用して、日本にいながら海外のバイヤーとの商談ができる取り組みが紹介されました。また鹿児島銀行の西田室長からも同様の取り組みの他、輸出に向けた相手方の業者の情報収集や、商品力アップのための個別支援の紹介がありました。両社とも、今後もこの取り組みを継続して実施されるとのことです。農業法人にとっても金融機関が紹介するバイヤーであれば、安心感も強いでしょう。興味のある方はぜひごそうだんいただけたらと思います。
(株)日本政策金融公庫の海外展開支援に関する情報はこちら→https://www.jfc.go.jp/n/finance/keiei/kaigai_s.html
(株)鹿児島銀行の国際ビジネス推進に関する情報はこちらhttp://www.kagin.co.jp/houjin/management/204_004.html


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アドバイザーとして登壇されたショーン・ルイス氏と

余裕の表情ですが心の中はいっぱいいっぱいの私 
 日本政策金融公庫の川原氏(左)と
鹿児島銀行の西田氏 

 パネルディスカッションは、パネラーの取り組みを発表いただいた後、司会の自分が質問を投げかける方式で行われました。またアドバイザーのルイスさんには適宜コメントをいただきました。総じてルイスさんからは、それぞれタイプは違いますがチャレンジするお二人の姿勢が素晴らしいとの評価をされていました。
 テレビなどでも紹介されているように、日本の食べ物、そして農畜産物、水産物は海外での評価は高いですね。もちろん輸送コストや最小ロット、それに見合う価格設定など課題も多いので、おいそれと簡単に取り組めるものではありません。しかしお二人のような実践者や関係機関の支援策を紹介し、輸出に対するしっかりとしたイメージを持っていただき、前向きにとらえていただくことがパネルディスカッションのねらいでした。フロアーのご意見はほとんど聞けず司会として申し訳なかったのですが、目的に沿った進行はできた気がします。(大変でしたので、もう二度としたくないです(笑))

 鹿児島県農業法人協会として輸出支援に向けた活動は、8月、「香港フードEXPO」に挑戦で実現しました!(この模様は「上半期の活動を振り返って~商談会編~」でお知らせします)この他、機会をとらえて輸出の手続きの勉強会を関係機関と連携して進めて参ります。

<第19回定例総会>
 セミナー終了後は、鹿児島県農業法人協会第19回定例総会が行われ、菱田智昭((株)hishi 代表取締役)議長のもと、平成26年度事業実績や、①200会員確保②PR活動強化③経営発展に資する活動④地域社会への貢献⑤若き力の活用とチャレンジ支援を内容とする、第2次重点活動方針に基づいた3カ年計画を含む平成27年度事業計画、規約の変更などについて原案どおり承認いただきました。

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鹿児島県農業法人協会 
古川会長あいさつ
 菱田議長、
大役お疲れ様でした! 

 特に規約の改正では、法人化を目指す個人農家の方に対し新たに「準会員」を創設、協会の事業を賛助する目的で加入する企業・団体(個人事業主もふくむ)賛助会員との明確化を図りました。また役員選出地区について、会員数が少ない地区でもスムーズな理事交代ができるようにするため、協会設立時の12市郡単位から、現在の地域振興局・支庁単位の7地区の選出にしました。

 なお、本年度は、役員改選となっており、会長に(有)コセンファーム 代表取締役 古川 拡 氏、副会長に(農)ねじめ農園 代表理事 肥後 隆志 氏、(有)松原養鶏場 代表取締役 松原 勇一 氏、いずれも再任されました。

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左から、古川会長・肥後副会長
(松原副会長 欠席のため不在)
 新規加入会員の紹介も行われました。 

 古川会長は今回で2期目を迎えました。6月には公益社団法人日本農業法人協会の九州地区理事に選出されています。全国の情報も的確に入手するとともに、理事会には積極的に発言することで鹿児島の会員の声を正確に届けていきたいと抱負を語っておられます。
 このほか総会では、県農政部の谷口次長様、公益社団法人日本農業法人協会専務理事の成田様、日本政策金融公庫鹿児島支店長の菊池様にご挨拶いただきました他、県農政課長の横山課長様など多数のご来賓の方々にご臨席いただきました。ありがとうございました!
 本年度はファーマーズマーケットも第5回目を迎え、ますます運営委員の活躍が目に見えるようになってきました。また「語る会」をはじめとした研修会、国内外での商談会もますます充実してまいります。事務局一同頑張ります、よろしくお願いいたします!
(追記)
会合ごとに毎回、参加者からのアンケートをとっています。自分が進行したパネルディスカッションの感想、今まで怖くて読んでいなかったのですが、改めて読むと辛口の意見も多く、へこみながら目を通していくと、この方の感想が...

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な・な・なんと「坂口さんの司会、最高でした。」
とあります!!!

 今年6月に42歳の若さで急逝された㈱あおぞら元気農場の遠竹博樹さん。ご本人はそれほど意識して書いていらっしゃらないでしょうが、何か大事なメッセージを受け取った気がしました。これからも事務局として、会員の皆様の発展のため微力を尽くす決意を新たにしました。個人的な事柄失礼しました。

【農業法人について語る会~上半期の活動~】

「担当者のブログ」更新、ようやくエンジンがかかってまいりました。平成27年度は3回開催を予定している「農業法人について語る会」について、8月と10月の模様を報告します。

<8月開催鹿児島会場「アグリネットワーク・経営セミナー」>
平成27年8月10日に鹿児島サンロイヤルホテルで開催した「農業法人について語る会2015」。86名にご参加いただき、経営課題についての意見交換、課題解決のヒントを探りました。また、異業種の発想法を通じて、経営・生産技術などの課題について研修会を行いました。

今回、アグリネットワークと経営セミナーの2本立ての研修会を行いました。アグリネットワークとは、農業法人向けの支援・サービスで県内外の農業法人をサポートする賛助会員の方々からご紹介、発表いただいたものです。2年ぶりに実施しました。年々、賛助会員さんの数は増えてきており、その業種はITや保険、機械リース、食品企業等多岐にわたります。正会員の農業法人から詳しい話を聞いてみたいという声が強くなりまして今回開催しました。会場を、生産に係るものと加工・販売に係るものの2つに分け、全部で12社からの情報提供がありました。

※詳細はこちら。

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 短い時間ではありましたが、チラシやパンフレットだけではなく、実際の動画を見ることもでき、参加者も満足しているようでした。アグリネットワーク終了後、県担い手・地域営農対策協議会との共催で行った「経営セミナー」。

講師に、濱田酒造株式会社 代表取締役社長 濱田雄一郎 氏を招へい。とても示唆に富む充実した研修を行うことができました。

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講師の濱田雄一郎 氏

  この講演は、「いくら経営に役立つ情報の話ができても、それを実践しようという気持ちにならなければ、何もならない。異業種経営者の苦労話、はい上がった話を聞いて刺激を深めたい」という理事の提案からでした。

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講演会の様子

  「本格焼酎を真の国酒へ、更には世界に冠たる酒へ」を目標とする濱田酒造さん。焼酎だけでなく清酒やビール、ウイスキーにいたるまで酒造業界全体の動向を注視されながら、経営者であるご自身の理念を、絶えず社員さんに浸透させる絶え間ない努力を続けておられます。

「自分の理と人の理をしっかりバランスをとりながら、良いパートナーシップを図る」
「育成には、理念の浸透と実践(不易)が大事。そのうえで関係者に目標と計画を示す」
「状況をしっかり見据えて、計画は具体的に数値化を」
業種は違っても、経営の将来設定や社員の動かし方など多くの共通点があり、参加者それぞれの立場で意識つけができました。濱田社長、ありがとうございました!

濱田酒造株式会社について詳しく知りたい方はこちら→http://www.hamadasyuzou.co.jp/

これからも様々なテーマで研修を行ってまいります。理事会での協議などで決定しますが、「こんな講演を聴きたい」「こういうテーマで研修をもってほしい」など、ご意見ありましたらぜひ事務局にご意見をお寄せください。

(追記)
今回とてもうれしかったことが一つ。今年のファーマーズマーケットに濱田酒造さんが関連会社の「三味一心堂」さんと共同でご出店いただけたことです。懇親会の席で運営委員が濱田社長にかけあい、後日正式に会社に赴き実現しました。お世話になりました!

 <10月開催霧島会場「経営者セミナー、スタディワーク、経営視察」>
10月5日~6日(木)、霧島市・ホテル京セラで、「農業法人について語る会(霧島会場)」を実施。当日は54名が出席しました。今回は農林中央金庫と県担い手・地域営農対策協議会との共催で開催しました。

第1部は「経営者セミナー」では、(株)壱番屋特別顧問で「カレーハウスCoCo壱番屋」創業者の、宗次徳二氏から「宗次流 独断と偏見の経営哲学~経営革新はリーダーの行動改革から~」と題し講演いただきました。

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※経営者のオーラに圧倒されたのか、写真が遠目になってしまいました(笑)入手したら差し替えますので。

宗次氏は生い立ちや、創業時から現在に至るまでの苦労話を踏まえ、宗次流の経営哲学について講演。

◎朝から晩まで徹底的に働く
◎現場主義を貫く
◎ライバルを一切気にしない
◎お客様のクレームは貴重な財産
◎「夢」ではなく「目標」を追いかける
◎継続的に店舗の近隣を掃除する
◎後継者を育て、潔く身を引く

社長時代は朝4時台に出社、夜18~23時に退社。1年365日ほとんど休まず働かれていたという宗次氏。「経営は苦労の総合商社」「人のために何かをすることが最高の贅沢」「"人財"となる従業員を大切にする」「周囲のために愚直に真摯に働き続けること」など印象に残る言葉の数々に参加者は刺激を受けた様子でした。

第2部はスタディワーク「従業員がやめてしまう、その前に~農業経営者が知っておくべき労務管理のポイント」を開催しました。新規就農者は増加傾向にありますが、離職率も高い傾向にあります。従業員が突然の退職を防ぐため経営者はどうふるまい、何をすべきか。
一般社団法人アグリフューチャージャパンによる、事例を用いたグループディスカッションを通じて、各社の労務に関する振り返りを行い、経営者と従業員がいかによい関係を築くかを考えていただきました。写真に収めておりますので、ぜひご覧ください。

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参加者から寄せられた声です。みなさんやってよかったと感じられたようです。
◎「社内の情報共有には気を付けてきたつもりだったが、パート社員もふくめて情報共有しているところがあるのは驚いた。自社でもパート社員を巻き込んでいきたい」
◎「従業員の自主性を尊重して仕事を任せてきたが、もしかしたら本人は「放任されている」と感じているかもしれない。職場に戻ったら本人の思いを聞いてみたい」
◎「自分自身が外に出る機会が増えて、事務所を不在にすることが多くなった気がする。自分の夢や会社の目標について、もっと従業員と語り合う必要を感じた」

 最後は社会保険労務士の西村和人先生から、労務トラブルの事例やその防止策について講義いただきました。農業法人経営も規模拡大や多角化により、外部からの雇用するケースが増えていく傾向にあります。経営者はしっかり従業員と向き合い、永続的に良好な関係を築くことが必要です。機会をとらえて、このようなグループワークを他の会員さんも体験してほしいと感じました。翌日は現地視察。まずは会場近くにある農業法人協会会員の(株)さくら農園を訪問しました。関連会社の(農)霧島さくら農園と合わせ36haもの敷地内に、ぶどう、りんご、キンカン、なし、レモン、サクランボ、ブルーベリーなど多様な果物を生産し、観光農園やレストラン、加工施設など6次産業化に取り組まれています。

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(株)さくら農園について詳しく知りたい方はこちら→ http://sakurafarms.jp/

続いて一路、鹿児島空港へ。近年関心が高まっている本県農畜産物の輸出の取り組みを視察。(株)鹿児島空港ビルディングさん、南国交通(株)さんにご協力いただきました。平成27年には鹿児島空港内に輸出用一時預かりのための冷蔵冷凍施設を整備。「鹿児島空港航空貨物利用促進事業」により、利用料について助成措置を講じています。鹿児島空港発着の国際線は毎日就航ではなく継続的な輸出に結び付きにくい課題はありますが、スポット的な取り組みを続けることで新たな展望を見出そうという声も聞かれました。

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「語る会」は平成27年度中にもう一度開催します。会員の皆さんの経営に役立つ研修は何か、しっかり検討してまいります。次もお楽しみに!

(追記)
 こちらの写真はテレビ会議の様子です。先日のグループワークの反省会と今後の支援について、アグリフューチャージャパンと農林中央金庫福岡支店、県農業法人協会事務局で行いました。初めてのテレビ会議、ちょっと緊張しましたがすぐ慣れました(笑)なかなか面白かったです。あと、アグリフューチャージャパンさんと農林中央金庫さんの課題点をつきつめて次につなげようとする姿勢、さすがと思いました。

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アグリフードEXPO2015大阪

平成27年2月19日(木)~20日(土)に開催されたアグリフードEXPO2015大阪に出展してきました。
回数を重ね、他県の出展社の方々との交流も増えてきました。

今回は、(有)コセンファーム、(株)さかうえ、(株)hishi、ヘンタ製茶(有)の4社が共同出展ブースに入り、商談に取り組みました。
会場は、アジア太平洋トレードセンターの大きなホールで、日本全国より476社の農業者、加工業者などが集いました。また併せて、シーフードトレードショーも開催され、水産加工業者も会場を賑わせました。

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 会場の様子 会場の様子

鹿児島県から21社出展し、各社こだわりの加工品、野菜、お肉、果物、お茶など並びました。

今回、商談会自体初めてで、当協会ブースで出展した(株)hishiの菱田社長は、「商談会の会場をイメージしながら、事前に資料準備や展示物の作成を行いましたが、バイヤーさんが求める資料やディスプレイ用の備品の不足、隣の出展社との間の取り方、配置方法など学ぶ点が多かった。今回学んだことを、次回の商談会では生かしていきたい」と、次回の出展に向けての想いを語ってくれました。

ちなみに、菱田社長は今回、事前に3つのものを準備していらっしゃいました。
1つ目は、年間の収穫作物をグラフ化したもの。2つ目は、自分たちの畑の特徴をメリット・デメリット化したもの。3つ目は、土。でした。どれも、大阪の会場にいながら、どこまでバイヤーさんに鹿児島にある自社のことを知ってもらえるか、興味をもってもらえるか、考えて作成・準備されたものでした。
商談会終了後は、気になった業者さんへ早速連絡し、その翌週には、農場を見るために鹿児島へ来ていただき、既に取引も開始されました。
菱田社長は、「行ってみないと分からないというのが身にしみて分かり、今回をきっかけに自分の中で価値観や感覚に変化があった。大変勉強になり、大満足の2日間だった」と、初出展でたくさんのことを収穫されたようでした。

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 (株)hishiブース 丁寧かつ熱心な菱田社長!

ヘンタ製茶(有)では、社長の姿が恒例ですが、今回は息子さんの辰典さんが1人で商談に臨みました。「数回、社長と一緒に商談会やコンクールには出ていましたが、1人では、ほぼ初めてです」と少し緊張気味でしたが、いざ商談会が始まると、その様子は全くなく、一生懸命お茶の説明、試飲の提供など行っていました。

JR九州の豪華列車「ななつ星」で扱われている商品を使用したお菓子や、手軽にお茶を飲める商品の商談に取りくみました。
「ななつ星御用達」が1つのブランドとなり、興味を持つ方々も多かったです。

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 ヘンタ製茶(有)ブース 目の止まる展示でした!

 (有)コセンファームの古川社長と奥様のお2人は、「今回、バイヤーさんだけではなく、当協会会員や他の出展社の方々と交流ができて良かったです」と、今後も県内外の商談会へ出展を重ね、更に目に止まるディスプレイや資料の準備など取り組む様子でした。

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 (有)コセンファームブース 試食用のお漬物

(有)コセンファームでは、今回、試作品のにんじんジャムをたくさんの方に試食してもらい、商品開発に向けてのニーズ把握にも取り組みました。
「にんじん嫌いな子供さんにも召し上がっていただけるよう、甘めに作りました」と奥様の想いが詰まっている商品です。
「試食していただいた方々からの「おいしい」の声で自信を持てたことと、「量が多いと思う」という意見を課題とし、また考え直します」と奥様の新商品開発はまた一歩進みました。

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 新商品開発中!!

(株)さかうえでは、大隅地域特徴の野菜を大きな籠にディスプレイしました。
会場内、加工品が多い中、新鮮で元気な野菜は、目に止まり、「○○を必要としている」「立派な野菜だね~」「○○を作ってほしい」など具体的な内容が多かったようです。
日常、畑で野菜を作り、このような商談会等にも参加している世良田さんは、来られたバイヤーさんに向け、会社として取り組んでいること、農薬の使用状況、可能な生産量などを伝え、励んでいらっしゃいました。

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 (株)さかうえブース 新鮮野菜の展示

当協会会員も個別出展で、各社商談に励んでいました!

出展された会員は、(株)オキス、アネット(有)、(有)かごしま有機生産組合、(有)三清屋、南州農場(株)、(有)農業生産法人ノダ。
要望はあっても量に対応できなかったり、本格的な商談に向けて打ち合わせをしたり、さっそく見積もりとサンプルの発送準備をしたりと、皆さんお忙しそうでした。

個別出展の方々を一部紹介します。

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南州農場(株) (有)鹿児島有機生産組合/(有)三清屋 (有)農業生産法人ノダ

出展された皆様方は、準備から出展、その後の対応までお疲れ様でした。
2日間、立ちっぱなしは腰にも足にも疲労感がくると思いますが、頑張っただけの成果がでるものであって欲しいと思います。

例年、鹿児島県農業法人協会の恒例行事となってきている国内向けの県外商談会です。少しずつ輸出に向けた活動も積極的に取り組んでいきたいと考えております。
また、既にご案内しておりますが、アグリフードEXPO東京2015の開催が8月18日(火)~19日(水)です。
関東と関西の市場は全く違います。

当協会でも、共同出展社を募集し、支援をしていきますので、「商談会にまだ行ってたことのない方」「どのようなものか実際に見てみたい方」「1ブース借上げるにはスペースが広すぎるという方」は、是非、お問い合わせください。