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農業法人ファーマーズマーケット2014

今年で4回目の開催となった農業法人ファーマーズマーケット2014は、平成26年11月29日(土)・30日(日)に鹿児島市 ドルフィンポート前広場 ウォーターフロントパークで開催され、2日間で約1万4千名の方にご来場いただきました。
来場者2万人を目標に取り組んできましたが、1日目は天候にも恵まれ、目標達成の1万1千人、2日目の悪天候の影響で3千人という結果になってしまいました。

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11/29の様子【晴れ】
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11/30の様子【雨】

しかし、来場者からは、イベントに対して嬉しい言葉をたくさんいただきました。(以下にて一部紹介します)

「商品について丁寧に説明してくださり、勉強になりました。ありがとうございました。」
「苗を買い育て方も教えていただいて良かったです。」
「鹿児島の特産品が見れてどこで作られているのかわかって楽しかった。」
「お天気も良く楽しい時間が過ごせた。」「新鮮野菜や島の特産物が買えてうれしかった。」
「このような食のイベントは生産者の方とお話できて楽しいです。」 


この他にも、年に何回かの開催希望や、もっと有機野菜や多数の野菜、果物の販売を希望する声などいただいております。
来場される方々は、地元の鹿児島県の方が1番多いですが、東京や大阪、沖縄、長野など旅行中に立ち寄って下さった方々もいらっしゃいました。

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賑わう会場内  初日は桜島もご機嫌!! 

初日は、鹿児島県農業法人協会三役や、日本農業法人協会専務理事、農業法人ファーマーズマーケット実行委員会の運営委員長、事務局による開会セレモニー&テープカットを行いました。
主催者を代表し、鹿児島県農業法人協会 古川 拡会長より、出店社への気合い入れ、関わってきた方々への感謝などを込めてあいさつの後、共催の日本農業法人協会 市原 茂人専務理事より共催としての意気込み、積極的な活動を行う鹿児島県に対しての感謝の言葉をいただきました。

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松下運営委員長より出店社への注意  古川会長あいさつ 
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 市原専務理事あいさつ   いよいよテープカット! 

会場では、過去最高の63社66ブースの出店社が店舗を並べ、賑わせてくれました!
県離島振興協議会より16ブース、協賛企業や関係団体より4ブース、鹿児島県農業法人協会より46ブースが並び、離島の特産品や、新鮮な野菜や果物、植物、こだわりの加工品、飲食店舗では各生産者自ら商品のPRに取り組みました。
今回初めて出店をした(株)さかうえや(有)松原養鶏場の参加者は、有意義な経験をすることができた、また来年も参加したいと思う、とおっしゃいます。

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(株)さかうえ   (有)松原養鶏場 
お馴染みとなったミニトマトすくいや野菜スタンプ、農業クイズラリー、ふわふわなども例年どおり盛り上がりました。
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ミニトマトすくいは1日
500個以上準備!
野菜スタンプ
オリジナルエコバッグ
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今年はグリブーとさくらちゃんの
ふわふわ
 クイズラリーは
年齢問わず楽しめます! 

また、本年度、新しく企画したイベントが4つあります。
子供たちに農作業の運搬用で使用される一輪車を体験してもらおうと企画した「一輪車競争」や、これからの未来を担う子供たちに、農業の魅力を感じてもらえるようクボタとモンベルが開発した〝かっこいい農作業服〟をクボタの協力のもと行った「農ファッションショー」や、リーフ茶のおいしい入れ方をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと、お茶の生産者自らが立ち上がった「お茶の入れ方教室」と、(株)日野洋蘭園の協力のもと、ポニーのポコちゃんへのえさやり体験ができる「動物触れ合いコーナー」どれも農業のパワーを発信できるイベントになりました。

◆一輪車競争

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一輪車競争スタート!  途中で荷物を運んでゴール! 

◆農ファッションショー

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学生と一緒に!  テーマに沿って登場! 

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最後にみんなで♪(11/29)   学生と協会会員と子供たちと!(11/30) 


◆お茶の入れ方教室

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ヘンタ製茶(有)が実施 (有)今吉製茶が実施

◆動物ふれあいコーナー

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動物触れ合いコーナーは子供に大人気!

 

今年は、2日間ともオープンと同時にふるまいを行いました。先着100名様に、29日(土)は(有)小田畜産にご協力いただき「黒毛和牛鉄板焼き」を、30日(日)は(有)蔵にご協力いただき「手づくりぜんざい」を振る舞ってもらいました。どちらもスタート前からお客様はお越しになり、すぐに長蛇の列ができ、あっという間に終了しました。 

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黒毛和牛鉄板焼きの振る舞い!
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ぜんざいはもちろん、お餅も手づくり! 手づくりぜんざいの振る舞い! 
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2日間とも大人気のふるまい
さらに、会場内の色々な店舗でお買いものを楽しんでいただけるよう「ガラポン抽選券」も実施しました。5ヶ所でお買いものをすると1回抽選ができるというもので、賞品は生産者の作るこだわり商品です。
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1等は(農)根占生産組合 
花の木冷菓堂よりジェラート
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2等は(農)南州農場より
黒豚加工品詰め合わせ
 3等は(有)ライス郷井手口より
お米 

イベントの中でも特に力を入れているものとして、農業法人PRがあります。各出店社が、生産方法や商品アピール、タイムセールなどを行い、多くのお客様にこだわりや生産者の想いが伝わっていたようでした。
11月29日のPR(一部紹介)

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(有)蔵   (有)今吉製茶 

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(株)日野洋蘭園   (株)南九州沖縄クボタ 

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(有)西牟田農園   (農)根占生産組合 

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(有)六田農園
11月30日のPR(一部紹介)
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藤絹織物(株)(奄美の里)  アネット(有) 
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(農)ねじめ農園  (有)ヘンタ製茶 
2日目は雨天により、ステージでもPRを行いました!
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(有)勝目製茶園   エコファーム阿久根 
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(農)南州農場  (有)かごしま有機生産組合 

農産物の商品販売にあわせて、今年のステージを盛り上げていただいたのは、ディスティニーブラザーズと薩摩剣士隼人!今年も子供たちや若い女性を虜にする薩摩剣士隼人でした。ディスティニーブラザーズは、鹿児島の民謡や昭和歌謡、童謡など皆さんがご存知の音楽を中心に、トークと交えて会場の雰囲気を明るくしていただきました。
また子供たちと一緒に「茶わんむしのうた(鹿児島の民謡)」を一緒に振付けしながら楽しいステージをつくってくれました。

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薩摩剣士隼人ショー 
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ディスティニーブラザーズショー 

また、昨年好評だった「野菜ソムリエトークショー」を今年はグレードアップして、イタリアン料理 イル フェリーチェ 坂井シェフと、フランス菓子 一公 パティシエの一公さんの作るミネストローネとカボチャプリンのレシピ紹介や、野菜ソムリエより野菜の栄養価のお話しをいただきました。

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野菜ソムリエとつくろう!(かぼちゃプリン)試食を100名様に! 
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 野菜ソムリエとつくろう!(ミネストローネ) 野菜たくさんのミネストローネ  

農業法人ファーマーズマーケット2014を開催するにあたって、今年は13名の運営委員が開催まで5回の実行委員会での協議を重ね、「脱マンネリ化、もっと農業のイベントらしく」と、県立農業大学校生と一緒に、企画を練り込みました。
生産規模や職種、出身、役職、年齢など様々ですが、皆さんの「たくさんの人に農業の可能性を伝えたい」という想いは1つで、1~2ヶ月に1回の委員会開催時には皆さん参加してくれました。
新たなメンバーが加わったことで、新しいアイデアが発案されたり、課題点が見つかったりしました。元気いっぱいの若手組織の取組みが始まって今年で4年目、これからの活動が楽しみです。

本年度の運営委員のご紹介♪
運営委員長:(有)ファームランド豊 松下 寛和 氏
副運営委委員長:(有)小田畜産 蜜澤 彰宏 氏
副運営委員長:(有)錦江ファーム 町永 早苗 氏
(有)香花園 李 冬 氏、出口 智章 氏
(株)hishi 菱田 智昭 氏
(有)松原養鶏場 白澤 嘉光 氏
(有)下窪勲製茶 下窪 健一郎 氏
(有)コセンファーム 大城 勝司 氏
(有)ライス郷井手口 井手口 正昭 氏
(農)ねじめ農園 肥後 玄十 氏
(農)南州農場 石松 光 氏
平城商事(株) 中養母 和也 氏

県立農業大学校より、農学部 上赤 忍教授を筆頭に、1年生の若松 和さん、川野 史織さん、古田 美羽さんの3名が毎回の会議に参加の他、当日はブース出店に併せ、2日間で農大生14名、教授3名の合計17名動員いただきました。先ほど紹介した「農ファッションショー」にも、積極的にモデルとして登場してもらいました!若手メンバーも事務局も、学生の皆さんと一緒になり、イベントを運営できたのは嬉しかったです♪

今年も無事終了できたイベントですが、たくさんの方々に関わっていただいております。出店社の皆様、運営に携わっていただいた事務局連絡会構成機関・団体やイベント業者の皆様、県立農業大学校の皆様、MCの福元ゆみ様、武田みどり様をはじめ、ステージやイベントにご出演いただいた方々、そして本イベントにご協賛いただきました企業・団体の皆様、ご来場いただいた方々、改めてありがとうございました。

このような形で、無事、イベントを開催することができました。今回のキャッチフレーズ「未来に、子供たちにつなげよう、農業パワー!」は、お越しいただいた方々、県民の方々、そして出店者の皆さまにお届けできましたでしょうか。これからも、イベント内容の充実と、鹿児島県農業法人協会の発展を追求していきたいと思っています。皆様のご協力、ご支援、引き続きよろしくお願いいたします。

過去の農業法人ファーマーズマーケットについては以下をご覧ください。

農業法人ファーマーズマーケット2011
http://kagoshima-agri.jp/blog/1126.html

農業法人ファーマーズマーケット2012
http://kagoshima-agri.jp/blog/2012_1.html
農業法人ファーマーズマーケット2013
http://kagoshima-agri.jp/blog/25/2013.html

九州・沖縄地区農業法人シンポジウムinみやざき

九州・沖縄各県農業法人組織の主催による農業法人シンポジウムが11月5日~6日、宮崎市(ほか現地)で開催され、会員ら300人が参加。本県からも22人が出席しました。

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会場の様子

会では、まず主催者を代表して宮崎県農業法人経営者協会の新福秀秋会長が「『時代を、地域を、企業を牽引するリーダーとは』をテーマに開催する。農業政策の転換期だが、問題を先送りする暇はない。是非、講師に学んでほしい」とあいさつ。

河野敏嗣宮崎県知事や井上明九州農政局長、岸本吉生九州経済産業局長らの来賓あいさつもいただきました。

 基調講演の1つ目は、「オリエンタルランドの"人と現場力"~『東京ディズニーリゾート』キャストの働きがいはどのように形づくられているのか~」と題して、(株)オリエンタルランド経営統括部マネジメントアソシエイトの中澤 尊史 氏が登壇。

オリエンタルランドの正社員は2,196人、テーマパーク社員は797人、準社員(キャスト)は18,890人と準社員が7割占める。
彼らの時給は東京の平均程度と決して高くありませんが「なぜ、働きがいがあるのか」の答えについて、「それは上司、部下、同僚との関係において、『明確なゴールの共有』『具体的な役割認識』『シンプルでわかりやすい行動規準』に基づく相互信頼が形成されており、かつ、それらを持続、向上できる組織であるため」と説明。
 具体的には、共通のゴール「ゲストにハピネス(幸福感)を提供すること」に向けた、行動規準SCSEを示し、このSafety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、Show(ショー)、efficiency(効率)の優先順にキャストが自ら考えて動き、かつそれを評価する制度を設けていることが紹介されました。

また、基調講演の2番目は、横浜マリノス(株)の嘉悦朗代表取締役社長が登場。「日産のV字回復と横浜マリノスの再生を支える改革スキーム」と題して講演されました。

講演の中で嘉悦社長は「改革前、平均観客数は25,000人のピークから22,000人まで減少。
2007年からは選手の年俸を抑えるなどコスト削減に着手し、結果順位を下げ、観客の足も遠のく負のスパイラルに陥っていた」と前置き。そこで「負のスパイラルからの脱却」と「親会社への過度な依存からの脱却」を目的に改革に着手。入場者増、成長スパイラルへの反転に向け、横浜市、横須賀市で延べ927回、41,424人のふれあいサッカープロジェクトなどの地域貢献活動を展開。特にスタジアムの所在する港北地区では、選手も派遣する集中的なホームタウン活動を行い、同エリアからの来場者数を4.1%から14%まで引き上げに成功。
ほかにも、横浜の様々な観光名所等とのコラボレーションや、対戦相手との20年の歴史を振り返る"リスペクト" 映像を作成するなどの改善策を実践し、結果、成績は8位と不振ながら前年比16.4%の観客数増を達成した改革の歩みを紹介されました。
 「よく、良い物を作れば売れるとか、良い試合をすれば観客が増えると言うがそうではない。
直接購入や観戦に結びつく取り組みが必要で、こうした改革を行うには同質化したチームではなく、異質なチームが従来にないアイデアを引き出しやすい」と主張。
最後は、マンチェスターシティCEOの言葉を引用し「ゴールは偶然の産物ではない」と結ばれました。

2日目は、綾町で米・野菜の生産・販売や加工事業を行う(有)福冨農産と都城市で畜産副産物の高度処理を行う南国興産(株)を視察させていただきました。

(有)福冨農産の様子

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南国興産(株)の様子
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鹿児島県農業法人協会では、このように県内外で様々な経営発展のヒントとなる研修・交流会を企画しています。これからも会員の皆様の多数のご参加と、まだ会員になられていない県内農業法人の皆様の協会への加入を心よりお待ちしています。

農業法人について語る会2014(鹿児島会場)

「農業法人について語る会2014(鹿児島会場)」を10月31日、鹿児島市内のホテルで開き、会員や農大生など一般来場者101人が参加しました。

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鹿児島県農業法人協会
古川会長

今回は、「農業法人とは何か?」をテーマに、法人経営だからこその利点や経営の発展可能性を探ろうと、ファーマーズマーケットの若手運営委員のメンバーで会を企画しました。
 会では、まず(有)サンフィールズの久木田弘信専務取締役が事例発表。05年就農、08年に法人設立後、鹿屋市や垂水のほか、北海道栗山町まで農場を拡大した経緯や短期・長期研修を通じて、"自らも経営する視点を持った"人材育成の取り組みを紹介いただきました。

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(有)サンフィールズ 
久木田専務取締役
  また、(有)ファームランド豊の松下寛和取締役は「会社の存在 社会問題の解決」と題して、人口減少社会における農業経営の確立についての考えを発表。
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(有)ファームランド豊 
松下取締役

これまで、「社長と作業員」だった社内の関係性を、社長の下にマネージャーとして寛和氏が入り、さらに従業員も若い社員や外国人研修生などを取り入れることで、労使の意思疎通を改善し業績を上げた事例を紹介いただきました。

さらに、鹿児島県農政部経営技術課経営体育成係の馬場高行係長より情勢報告いただき、県内の農業法人数は998法人と10年前に比し倍増、大規模化が進んでいることや、農業法人には地域農家との連携強化や雇用の拡大、若手農業者の育成(新規就農者の受入・研修)、耕作放棄地の解消などへの期待が寄せられていることが説明されました。

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経営技術課経営体育成係 
馬場係長

メインの講演は「今後の農業法人の可能性とは」と題して、北海道のかわにしの丘しずお農場(株)の今井 裕代表取締役に講演いただきました。

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かわにの丘しずお農場(株) 
今井社長

講演の中で今井社長は、ご自身の経営するIT企業が倒産するマイナスから出発し、義父の建設土木会社が公共事業の減少を受けて農業部門を立ち上げるのを機に、サフォーク羊、トマト、ビートなどの生産・加工・販売・ファームイン事業までを行う6次産業化を実現した歩みを披露されました。

会場の様子

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その過程で三つ星ホテルへの営業を実施。ホテルニューオータニ総料理長との出会いをきっかけに、一流ホテルの販路を確保し、今日の礎を築かれたそうです。
その後も様々な商品開発にチャレンジ。失敗はあっても従業員の強みを引き出す経営を実践されており「法人化はローテーションを組んで社員がきちんと休みもとりながら働ける」「お客様もだが家族と従業員の幸せのための経営を心がけている」と経営発展のヒントを話して下さいました。
最後は、11月29日、30日にウォーターフロントパークで開催する「ファーマーズマーケット2014」への来場を呼びかけ会を終了しました。
なお、会員など生産者等を対象とした第2部では、「農地中間管理事業」の説明なども行いました。

農業法人って何?

こんにちは。
前回のブログでお知らせしていた「農業法人について」書かせていただきます。

一般の皆さんは、農業と言うと"三ちゃん農業"に代表されるように、農家さんが家族で営み、お米や野菜など農産物を生産するだけで、後の商品化や販売は農協におまかせしているような姿をイメージされるのではないかと思います。
もちろん、そうした方もいらっしゃいますが、中には家族の範囲を超えて、従業員を雇用するなどより大規模な経営を行ったり、単に生産・出荷だけでなく、それを加工したり、消費者に直接販売するところまで手がける、しかもそれを会社を作って行うような方が増えてきています。

農業を法人形態で営む組織。それが農業法人です。
農業法人と農家さんの違いは、こと生産に関してはそれほど違いがあるわけではありません。
ただ、法人の場合、一般にそこで働く人数が多いため、規模のメリットによるコストダウンができるほか、これまで農家さんの経験に基づく勘が頼りだった部分をある程度マニュアル化し、きちんと計数管理するなどの取り組みが進んでいます。
また、安心・安全への取り組みなども組織的な体制が整っているため、取り組みやすい傾向にあります。
また、多くの人材を外から雇い入れることができるため、生産だけでなく、それを加工したり、直接販売するなど、より高付加価値を狙った事業展開(=6次産業化)に取り組んでいるところもあります。

さらに、中で働く人たちにとっても、家族など少人数のうちは、生き物相手のため、なかなか休みがとれず、また長期療養などの場合、経営にとっても大きなダメージとなりますが、法人化が進展すると、ローテーションで休みを取得できますし、長期療養者が出ても、残りの従業員でカバーするなど、より働きやすい環境づくりが期待できます。
農業法人は、こうしたメリットを追求してその設立が進められており、現在、農業法人数は全国で12,500法人、鹿児島県で990法人と10年前からすると倍増の勢いで増えてきています。

そのうち、鹿児島県農業法人協会には約100社の農業法人が加入していらっしゃいます。
事務局を執り行っている鹿児島県農業会議では、法人設立支援も行っています。

お問い合わせなどで訪問いただく場合には、事前にご連絡ください。

鹿児島アグリ&フード金融協議会「南の逸品商談会2014 in 東京」

9月4日、5日の両日、東京・池袋サンシャインシティで、鹿児島アグリ&フード金融協議会主催の「南の逸品商談会2014」が開かれ、当協会も出展して参りました。

毎年恒例の標記商談会。北洋銀行などが主催の北の逸品商談会と組んで7回目の開催となるそうで、今回は南側に京都から5社も初参加し、南から60.5小間、北から152小間の出展がありました。

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開会式


 両日とも晴天に恵まれ、来場者は初日2,194人(主催者発表)、2日間で約4,200人のバイヤーにお越しいただけたようです。

 例年どおり「鹿児島県農業法人協会」ブースも出しました。 今回は急遽キャンセルがあったため3社。
 まず、古川会長(㈲コセンファーム・北薩漬物)。㈲小田畜産(牛肉・加工品)の蜜澤さん。

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(有)コセンファーム (有)小田畜産
  初出展となった㈲西田農産さんは安納芋グラッセをたずさえ、後庵さん夫妻が商談に臨みました。
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(有)西田農産
さらに、単独ブースで、ヘンタ製茶㈲(茶・加工品)、㈱オキス(乾燥野菜・加工品)も出展。賛助会員の藤崎商事㈱(漬物)、㈱ビッグファイブ(ぎょうざ・加工品)も出展されていました。
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ヘンタ製茶(有) (株)オキス


  近年、農業の6次産業化などで加工やブランド力の強化の必要性が指摘されています。 「売上=単価×数量」ですから、数量に限界がある以上、単価をとるしかない。6次化などは、そのための戦略ではありますが、気にとめるべきは、ブランドを決めるのは自分ではなく消費者だということです。

 農畜産物の場合、これまで、どちらかというと作り手が品質や量を保証する「産地ブランド」が主流でした。しかし、今後、法人単体や農商工連携でブランドを発信しようとするとき、大切なのは「相手が何を求めているかを知り、求められているものを提供する」ということです。

実際、商談会では、卸や商社、小売、飲食、ネットスーパーなど様々なバイヤーの方と話します。
この会話の中で、それぞれの業態が求める値段や数量の違い、反応(どういった点に興味を持ってもらえているのか)などを確かめることができます。
 中には「業者の方がおっしゃった何気ない一言が、商品ネーミングの参考になった」という出展者もいらっしゃいました。

 また、商談相手以外にも、出展側がどういうものを出品し、どういう展示・演出をしているかも参考になります。実際、出展者の一人、オキスの岡本社長は「最初、北海道の完成度の高さにカルチャーショックを受けたのが(商談会出展の)原点。
今回は10組くらい次につながりそうな商談があったが、何回来ても勉強になる」と話されていました。

 さらに、ある出展者の方は「最近は6次産業化の推進の中で、魅せ方ばかりに力を入れているような例もあるようだが、まずは素材(農畜産品)そのものの実力が大事」とおっしゃっていましたが、今回、初出店した㈲西田農産もまさに「種子島特産の安納芋」という素材を活かし、皮付きのまま角切りにしたグラッセ「種子島CUBE」がバイヤー(とくに若い女性)に大人気で、試食品はおろか
展示用のお芋まで全て売り切れとなる盛況ぶりでした。
 こちらは、素材の良さに加え、後庵さん夫妻の人柄の良さ、さらにはパッケージデザインの可愛らしさも相乗効果をもたらしていたようです。

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種子島CUBEはこちら

今回は、これまでの北と南の逸品商談会でなされていた、入口を1カ所に限定する手法が改められ、北、南の2カ所から自由に入場できるようになっていたため、奥の方の出展者のもとへ中々バイヤーがたどり着かない「デットタイム」もだいぶ解消されたようです。
また、連続出展されている方からは、来ているバイヤーの方もだいぶ変わってきており、本当に鹿児島のものを求めている雰囲気を感じる」との声も寄せられました。
是非、商談会に参加してみませんか?当協会では引き続き、正会員(農業法人)の商談会挑戦を応援していきます。

農業法人について語る会(沖永良部会場)

最近、鹿児島市内での研修会の開催が多くなっており、本年度は、離島や地域に密着した研修会を行おう!と第1回は沖永良部島で開催しました。
台風に怯えながらも7月16日(水)~17日(木)、無事、おきえらぶフローラルホテルにおいて、「農業法人について語る会」を実施することができました。

鹿児島県には離島が多く、その島部では、食材や商品の輸送コストも課題となっています。農業法人経営者や法人化を志向する農業者を参集し、付加価値をつけた販路拡大策として6次産業化などの研修会と、労務管理指導を内容とした研修会を行いました。

当日は69名のご参加をいただき、天候にも恵まれ、無事開催できました。ご参加いただいた皆さんはもちろん、参集及び運営にご協力をいただきました大島支庁沖永良部事務所、和泊町・知名町の農業委員会の皆様方、ありがとうございました。

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今回、ご講演いただいたのは、(株)ドゥーイット 代表取締役 本部 映利香 氏。販路拡大に向けた商品づくり、商品のブランディングについてお話しいただきました。

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参加者に近い距離で、皆さんとの会話のキャッチボールを図り、ユニークな研修会となりました。
本部様は、16歳の高校生で起業され、現在は、6次産業化プランナーや地域コーディネーターなども兼任され、地域資源を活用した町おこしや地産地消の商品開発など、会社、人、商品のPR、ブランディングを行われています。

「新しく取り組む「モノづくり」においては、市場調査→商品企画→試作→テスト販売→実践を踏んでいくことが必要。そして、こだわりを持って作った商品が出来上がったら、そのこだわり(味・特徴・生育状況等)をしっかりと把握し、消費者に伝えてほしい」と話されました。

実際に、福島県で取り組まれた事例の1つをご紹介します。
ある農園から依頼をうけ、2kg 700円で販売していたトマトに付加価値をつけ、ゴールデントマトという名前で販売開始。この時の価格はなんと『1個 2000円、1箱(2kg)10000円』とのことです。
このトマトの特徴は、通常のトマトに比べ、リコピンが10倍以上あると分析されており、土壌にこだわりつづけた、市場に出回っていないことが挙げられるようです。何かの「1番」になることが多くの方々に知ってもらえる。2番以降は知ってもらうことが難しいということも学ぶことができました。全国を飛び回る本部社長のもとには、あらゆる相談がきます。
補助金を活用した対応をしたり、バイヤーさんの求めている条件のために保険加入を案内したりと、販路まで結びつけた支援を行っていらっしゃいます。今回もお忙しいスケジュールの合間をぬって、講演いただきました。

第2部は、「アグリネットワーク」を開催し、2つのグループに分かれ、地元の農業を営んでいる方々や鹿児島県農業法人協会会員、金融機関などと一緒に意見交換を行いました。

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Aグループでは、自己紹介に併せ、雇用や法人化、B級品の取り扱いなど、課題点を挙げて話し合いました。抱えている問題に対し、生産者同士のアドバイスや、事務局サイドより参考事例を紹介しました。
その中でも6次産業化の課題に対し、いいことづくしに見える6次産業化ですが、成功している経営体は全国規模でも2%しかいない厳しい現実のこと、事業認定後、売上及び人材が伸びている経営体は全国的に10件程度しかないことを踏まえ、十分に情報収集を行ってから取り組んでほしいこと。「作れば売れる」「島外に出すコストがかかる、売れない」という考えの甘さを捨てること。
東日本大震災以降、東北のモノが売れなくなってしまったという現実は、生産者が起こした問題でもなく、自然的な二次災害による悲劇。島内だから・・・という考えは捨ててほしいですと講師でもある本部様よりお話しいただきました。

Bグループでも自己紹介ののち意見交換を行いました。
とくに、後継者や人材確保対策について話し合い、「これまでは地元雇用にこだわっていたが、なかなか人が集まらず、外国人
技能実習生も迎えることになった。実習生の勤勉な態度が従業員に良い影響を与えている」「法人経営であれば、必ずしも子供だけでなく、経営能力がある人材を経営者とすべき」などの意見が出されました。また、本年度より始まった新たな農地集積対策の基礎となる「人・農地プラン」の話し合いも話題となったが、沖永良部では遊休農地がほとんどなく、すでに50%ほどの農地が担い手に集積済みの現状にあるため、これ以上の農地集積が難しいことなどが話し合われました。

第3部は、池田社会保険労務士の池田 純子 氏による農業の労務管理指導を行いました。

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雇用にあたっては、口頭で契約を結ぶのではなく、「しっかりとした書面で結ぶ」かつ、直筆でのサイン、もしくは、押印をすることが大事という事例がありました。


翌日の現地視察では、島内の経営体があたたかく出迎えてくださいました。はじめに、会員でもある南国太陽農産(有)へ。
元栄建設より異業種参入され、南国太陽農産を立ち上げ、パパイヤや仏手柑の生産を行うのち、当社社長の奥様である元栄 教子様は、規格外や出荷できない商品をうまく活用したいと沖永良部独特の味と製法で、現在はパパイヤ漬け、仏手柑漬けを製造されています。当日は、美味しいお漬物をご準備いただきました。

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沖永良部きのこ(株)

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きのこ類の培養栽培、加工販売・肥料・飼料製造販売を行われています。島ならではのさとうきびの搾りかすを活用した栽培に取り組まれています。当日は、きくらげを使った加工品の紹介もあり、試食のアンケートも実施されました。


沖永良部健康食品開発研究所

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島独特な「島桑の葉」を乾燥させ、パウダー加工し、毎日の健康補助食品として販売されています。今後の若い方々に、作ったものをそのまま売るのではなく、付加価値をつけ、便利に使用できる加工に取り組んでいってもらいたいと 代表の脇田清一郎様はお話しされました。視察先の調整や、参加者の皆様への声掛けをしていただいた本会理事の(株)大豊 大山 茂豊代表取締役には、大変お世話になりました。日差しも強く、湿気も多い沖永良部島では、研修の内容だけではなく、島独特の手法、島人の絆、島全体の優しさを学ばせていただきました。一生懸命で前向きな農業者の皆さん、まだまだ暑い夏は続きますが、健康管理に気を付けて頑張っていきましょう!

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今月の農業法人:(有)大崎農園

だいぶお久しぶりの更新となってしまった「今月の農業法人」です。

今回は、大崎町の元気な経営者を取材させていただきました。東海大学・海洋学部卒業の同級生3名が、脱サラし、鹿児島で農業に取り組むお話しです。現在は、主力のネギはハウス70棟(2.3ha)を3.5回転させ周年栽培、ダイコン53ha、キャベツ2haを露地栽培していらっしゃいます。

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大崎農園のハウス(一部) 大崎農園の資材置き場の様子

同社を動かしていらっしゃる山下義仁代表取締役、中山清隆専務取締役、佐藤和彦取締役農場長は、大学の同級生。当日は、奇跡的に3名にお会いできました!共通の趣味であるサーフィンを通じ、意気投合された3名は、「一緒に仕事をしたい」「自分たちで物事も起こしたい」「何か挑戦したい」と脱サラされ、1997年大崎町で就農されました。

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【大崎農園の役員3名】

左から、中山専務取締役、山下代表取締役、佐藤取締役です。

実は、当時を振り返ると、必ず農業でなければならなかったわけではなく、当初は誰でもできるだろうと思い、農業を選択されたそうです。
しかも、これを機に中山専務取締役と佐藤取締役は、関東から鹿児島へいらっしゃいました。その当時、サーフィンができるからという軽い気持ちでいらっしゃったようですが、現在は田舎生活にも慣れ、毎日充実していらっしゃるようです。

実際に、農業をスタートされるにあたり、既に軌道に乗って経営を行っている農業法人からのアドバイスも受け、周年をとおして安定的な収入と雇用ができる栽培であること、また消費者から日常の生活で必要とされる安定した品目であること、農業が初めてでも取り組みやすく、収入まで長期を必要としない栽培期間が短い品目であることに目をつけ、「ねぎ」の生産を開始されました。

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周年栽培のねぎ

最初の約半年間は契約農家として取り組まれましたが、平成10年、地元スーパーの「野菜買います」の広告を見て、直接出向き、初めての商談をされました。担当のバイヤーさんの対応もよく、県内全店舗に紹介いただき、このお付き合いは今でも続いているようで、今の同社の販路先開拓に向けた取り組みの1つとなっているようです。

現在の販路先は、全体では県内3~4割、九州をはじめ山口県、岡山県、岐阜県、関東地域など6~7割を占め、同社のネギは「浜っこネギ」いう商品で皆さまの食卓に、ダイコンは鹿児島や沖縄、関西の量販店や市場に青果物として、キャベツは6次産業化総合化事業計画を受け、国内リレー出荷に参画されています。

法人化され、現在の姿になるまで同社が大きく発展されている秘訣として、1社に固執した取引をせず、1社あたり10%前後を超えない取引を心がけること、家族経営の延長線での農業法人ではなく、他人である3名が集まり、様々な知識を出し合うことができた環境、3名の役員を含め、従業員のチームワークと役割分担ができていることが挙げられると思います。

山下社長は、「特別なこと、新しいことは何もしていない。人が取り組まないようなこと、面倒くさいと感じることを率先して取り組んできたのが現在に至っている。契約を安定させるために、少しずつ規模拡大を行ってきた」とおっしゃいます。同社は、平成15年頃にK-GAPを、平成26年2月にはG-GAPを取り入れ、会社の取り組みを向上させることで、お客様に還元できるように心がけていらっしゃいます。

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G-GAP認証

品質や数量、安定感、クレーム、歩留まりなどお客様のことをしっかりと勉強し、求められているものを作ることで、現在の根強い取引が築けているのだと感じました。同社の1番自慢できるものは「スタッフすなわち人材だ」と役員3名口をあわせておっしゃいます。
現在、先ほどご紹介した役員3名の他、正社員22名、パート2名、外国人技能実習生6名、内職50名がいらっしゃいます。

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更なる改善に向けての現場打ち合わせの様子

今後も雇用は増やしていきたい考えを持たれており、「農業をやってみたい!作業に対し、一生懸命でやる気のある方、県内外問わず、男女問わず募集します!」とのことでした。同社には、学校を卒業したばかりの若い方や、農業外からの就職など働かれている方は様々です。農業を知らない方々に「勘」「感覚」「経験」が必要な農作業を指導し、伝えていくことはなかなか簡単なことではありません。

同社では、自分たちの農業を伝え、情報を共有するために、農業経営の「見える化」に取り組んでおられます。衛生管理や応急処置の教育、農作業マニュアルや生産工程管理・作業時間管理などを作成し、社員教育にも力をいれ、生産性の向上に努めていらっしゃいます。

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作業用具の管理 作業用具の管理
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 作業中の注意事項

現在、トップダウン式のスケジュールを作成し、他の従業員に指示を出すように取り組んでいらっしゃいますが、1人1人の従業員レベルアップを目指すのであれば管理者+責任者+作業員として分業していくべきか現在検討中とのことでした。

何時にどこで誰が何の作業をしているのか、雨の日の作業は何をするのか、スケジュールはしっかりと準備されています。
また、従業員1人1人の苦手とする作業、得意とする作業を聞き、皆さんが作業をしやすい環境も整備されています。
一方、従業員の方々は、仕事終了後の話の中で、今日の反省点や明日の作業のアドバイスをしてもらうことで助かっていたり、目に見えない余裕があると感じていたり、厳しさの中の優しさがあるから頑張れると、山下社長についていきたいという方ばかりでした。

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事務所内の様子  事務所内の様子
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 事務所内の様子】

今後に向けて、新たなマーケットも視野に入れていらっしゃいました。平成24年頃から、国内商社の依頼を受け、中山専務取締役は、農作業の指導員としてマレーシアに年間作業計画から作業方法などを教えに行かれていました。

カボチャやオクラ、中国野菜などの生産をしつつ、アジアで販売されている価格や、持たれているイメージなども勉強できる機会になられたようで、日本人の信頼されているイメージを大事にし、「安心・安全かつ品質の良い野菜」を届けられるよう、流通単価を勉強し、アメリカの農業に勝てるシステムを作りたいとおっしゃいます。

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【元気な3名。ありがとうございました】

これからも、更なる発展に向けて、取り組まれる大崎農園を応援しています!
大崎農園の原点「ものづくり」はもちろん、会社づくり、人づくりにも一生懸命な3名からのお話しは農業パワーを感じるものでした。
お忙しい中にもかかわらず、あたたかく迎えてくださり、ありがとうございました!!

さて、農業世界では当たり前に言われている「農業法人」。業種が違うと、一般の方々には「農業法人ってなに?農家さんとどう違うの?」とよく言われます。次回は、農業法人について取り上げたいと思います。

(有)大崎農園についてもっと知りたい方はこちら。

鹿児島県農業法人協会第18回定例総会 平成26年度 春季農業法人経営トップセミナー

平成26年5月16日(金)、鹿児島県農業法人協会の第18回定例総会が行われ、54社86名にご参加いただき、平成25年度事業実績及び収支決算、平成26年度事業計画(案)及び収支予算(案)、平成26年度の会費額ならびに納入方法(案)について、全て原案どおり承認されました。

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総会の様子
また、昨年度の総会より、正会員6社、賛助会員8社に新しく加入いただき、現在、正会員99社、賛助会員49社、計148社となっております。

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鹿児島県農業法人協会 
会長 古川 拡 氏
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 議長を行う石松氏

本年度の議長は、若手を代表し、(農)南州農場の石松 光 氏によって進められました。新鮮味のあるスムーズな進行、大役お疲れ様でした!

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監査報告を行う小川氏
監事の(有)鹿児島マルサン農産加工 副社長 小川 竜一 氏より監査報告を行っていただきました。

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新規会員のあいさつ
鹿児島県 福田 博史 農政部長、(公社)日本農業法人協会 市原 茂人 専務理事にお越しいただき、総会終了後、ご挨拶をいただきました。
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来賓あいさつ
県農政部長 福田氏
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来賓あいさつ
(公社)日本農業法人協会 専務理事 市原氏
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来賓の方々

総会の中で決議された4度目のビッグイベント「農業法人ファーマーズマーケット」は、本年度は平成26年11月29日(土)・30日(日)と少し寒さを感じる時期に開催が決まりました!実行委員会も立ち上がり、イベント企画に向けて、着々と進んでいます。多くの皆様のご出店で会場を一緒に盛り上げていきましょう!!
農業法人ファーマーズマーケットについてはフェイスブックをご参照ください。
https://www.facebook.com/farmersmarket.kagoshima

さらに、宮崎・沖縄と一緒に取り組んでいる3県農業法人トップセミナーは、本年度は鹿児島県の担当です。北薩地域にて研修会を行う予定です。3県の交流を図り、様々な業態の方々との意見交換を通し、充実あるトップセミナーとなるよう開催します。

さて、例年、定例総会に併せて開催している春季農業法人経営トップセミナーでは、本年度も131名というたくさんの方にご参加いただき、満足していただけたようです。

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参加者の様子

内容は、①(株)モンテローザ 商品部 副本部長 山内 勝也 氏をお招きし「山内農場の事業展開と食材」、②農林水産省 経営局経営対策課 経営専門職(農業法人・経営新政策グループ担当)加治屋 大介 氏をお招きし「今後の農業施策について」、③(株)サンカネットワーク 山本 哲哉 氏より「ボラバイトについて」の3本立てで行いました。

~①山内農場の事業展開と食材について~

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(株)モンテローザ 山内 氏

現在、外食事業の白木屋、魚民など30業態、総店舗数2000店を超えている(株)モンテローザですが、その中の1つである「山内農場」では、鹿児島県の本物の味を、より安く提供することを使命とした生産者直結店舗の居酒屋です。

「居酒屋=安い」のイメージを変え、プチ贅沢な居酒屋として、鹿児島の食材を全国に向け、発信していらっしゃる山内様より、生産者への感謝の気持ちと今後の事業展開におけるお願いについて講演いただきました。

「山内農場といえば、まずは地鶏」ですが、その中の1つ「黒さつま鶏」は、オープン当時の「運命の出会い」から始まり、現在の山内農場の店舗展開できた姿があるとおっしゃいます。「黒さつま鶏」が欲しいと1つ1つの鹿児島県の農家さんを周り、断られ、たどり着いたのが当協会会員でもある(有)ヤブサメファームでした。鏑流馬社長の「できないこともないよ!」のお返事がいただけたことで、1号店の天文館本店をオープンして、各地への店舗展開を図ることができ、人との出会いが店舗展開の手助けとなっているようでした。

鹿児島県のことをもっともっと多くの方々に発信していこうとする山内農場の取組みに対し、生産者として外食産業の運営や考え方、事業展開などを理解できたという声が多く、生産者として、今後の提案活動に活用していきたいという意見もありました。


~②今後の農業施策について~

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農林水産省 加治屋 氏

今後の様々な農業施策をご紹介をいただき、活用していきたい、しっかり勉強して行政とともに実施したい、新しい施策の内容が理解できたなど、国が農業に対し、取り組んでいる内容を直接説明いただき、生産者の皆様も分かりやすかったという声が多かったです。

~③ボラバイトについて~

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(株)サンカネットワーク 山本 氏

ボランティア+アルバイトの造語「ボラバイト」の仕組みや、新しい人材確保についてご説明いただき、農業に興味を持つ若者などとつながりをもてる取り組みに興味を持たれる方が多かったです。

生産者として、外食産業や消費者に近い業態の方々のお話しは、今後の商品づくりなどの参考になるという意見もいただきましたので、今後も食に関わる業態の研修会は取り込んでいこうと考えています。その他にも、新しい、強い農業づくりの農業施策や雇用、輸出、6次産業化などの研修も行っていきます!

鹿児島県農業法人協会は、現在日本一の会員数を誇っていますが、本県目標は200社です。あと約50社の農業法人の方々と一緒に、鹿児島県農業の活性化、地域貢献など取り組んでいきたいと考えております。会員の皆様の周りで、ユニークな取り組みをされている方、生産、加工品、販路拡大など一生懸命取り組んでいる方、異業種の方々と交流を拡げ、事業拡大を行いたいと考えている方など、農業に対し前向きな方がいらっしゃいましたら、是非、当協会への加入をおすすめしてください!!

最後に、出席いただきました講師、来賓の皆様方をはじめ、会員の皆様、事務局連絡会の皆様、また農の雇用事業を活用している農業法人の皆様など、お忙しい中にも関わらず、有意義な時間をありがとうございました。

皆様方の益々の発展を祈念いたします。本年度も宜しくお願いいたします。

宮崎・鹿児島・沖縄3農業法人トップセミナーin沖縄

平成26年3月13日(木)~14日(金)に、沖縄県宮古島東急リゾートで開催された宮崎・鹿児島・沖縄3県農業法人トップセミナー。沖縄には何度か行ったことがあるけど、宮古島は初めてという方々も多く、なんと鹿児島県からは過去最多の31名が参加。事務局としても、こんなに多くの方々に参加していただけるとは思ってもおらず、驚きました。参加法人は、(株)オキス、(有)香花園、(有)コセンファーム、清水園芸(株)、(株)シンコーフォークリフト、(有)鶴の郷ファーム、(農)南州農場、日建リース工業(株)、(株)南九州沖縄クボタ、(株)日本政策金融公庫、県農業・農村振興協会、県農業会議でした。

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沖縄県農業法人協会 山川 良勝会長

3県農業法人トップセミナーは、宮崎・鹿児島・沖縄3県が持ち回りで担当をしているのですが、今年度は沖縄県が計画、取りまとめなど準備をしてくださいました。沖縄県農業法人協会 山川良勝会長のお出迎えのもと、開会しました。
初日は、基調講演とパネルディスカッション、懇親会のスケジュールでした。

基調講演≫

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講師の 都築 富士男 氏  会場の様子 

基調講演では、(株)都築経営研究所 代表取締役 都築 富士男 氏より「これからの農業(企業)経営と地域活性化について」、食糧・農業・流通を取り巻く環境の変化から、これからの地域活性化の重要性などに分けて講演いただきました。
以前、スーパーマーケット・ダイエーに従事されていたことや、コンビニエンスストア・ローソンの代表取締役を就任されていたこともあり、いかにしてお客様を満足させられるか、どのようにしてニーズに応えるか、拡大しつつある客層などの詳しい情報やデータを公表いただき、流通やマーケティングについても、参加者の皆様、大変勉強になったようでした。

今後、生き残っていくために必要な経営者としての条件は、①情報収集力 ②洞察力 ③意志決定力 ④リーダー力 を持った世の中の様々な変化に対応できる者だということでした。今後、地域の主役はますます第1次産業や中小企業になっていく中、雇用を生み出し、地域活性化を図り、担い手を増やしていかなければならならいと、改めて勉強になりました。

パネルディスカッション≫
パネルディスカッションでは、「農業法人の経営発展と地域農業の活性化について」をテーマとし、宮崎、鹿児島、沖縄から1名ずつパネラーが選抜されました。
宮崎県より、(有)新福青果 係長 新福 朗 氏。
鹿児島県より、(株)オキス 代表取締役 岡本 孝志 氏。
沖縄県より、(有)大嶺ファーム 代表取締役 上地 登 氏。
農政ジャーナリストの内藤 欽一郎 氏のコーディネートのもと進められました。
各社の会社組織としての取り組みと、地域一体としての活動を紹介いただきました。
各社、TPPや輸出、耕作放棄地、雇用、流通など世の中の状況をしっかり把握し、個々の課題に対し、促進する取り組みをされていました。
例えば、鹿児島県より登壇された(株)オキス 岡本社長は、「国内のマーケットが飽きやすい性質にあることから、ヒット商品を生み出してもすぐに衰退してします。ただし、視点を変え、海外への輸出に目を向けてみると、日本ブランドや未開発商品などとして海外市場ではまだまだチャンスが拡がっている」と考えていらっしゃいます。そして、岡本社長は「『餅は餅屋』というように、何事もそれぞれの専門家がいるので、任せるのがいちばん良い」とおっしゃいます。輸出に関しても、自分で全てを抱え込むのではなく、商社と一緒に取り組んでいるようです。
今後、異業種の業界を含めた交流を図り、連携していくことから、多くの情報やヒントを得ることができるのではないかと思います。

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パネラーの方々  コーディネーターと助言者のお二人 
交流懇親会では、参加の皆様方、名刺交換をはじめ、情報交換を図り、大変賑わいました。
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当協会 古川 拡会長  当協会 清水克己顧問と講師の都築社長 

翌日は、現地視察になっており、まいぱり宮古島熱帯果樹園、(有)大嶺ファーム・観光農園ユートピアファーム宮古島を視察してきました。

まいぱり宮古島熱帯果樹園≫
東京急行電鉄(株)と宮古観光開発(株)が平成25年11月17日に開業した「与那覇前浜の畑」という意味の観光農園の視察では、約6haの敷地にパイナップルやバナナ畑、熱帯原産の珍しい果樹や花木などが植えられており、ガイド付きカートで約30分周遊できるというものでした。また、施設内には、収穫した果物を使って作ったアイスクリームやジュースなども販売されており、カートに乗って、「見て」「触れて」「味わう」トロピカルなガイドツアーとして、観光客にも人気のようです。

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 カートに乗って園内一周!   ハイテクな機能に驚きました! 

(有)大嶺ファーム・観光農園ユートピアファーム宮古島≫
前日のパネルディスカッションで説明いただいた内容を、現場に行き、実際見ることができました。
平成4年、長年の農業経営から法人化を図り、(有)農業生産法人大嶺ファームを設立し本格的にマンゴー生産を始められ、有機農法に取り組んでいらっしゃいます。平成13年、ユートピアファーム宮古島を開設し、マンゴーやバナナ、パッションフルーツなどの熱帯果樹とブーゲンビリアやハイビスカス等の観光農園、生産された果実の販売や果実デザートを提供するパーラー店の経営で、地域資源を活かした農園づくりに励んでいらっしゃいます。

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上地 登 代表取締役  ハウス内のブーゲンビリア 

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生産品目のひとつ島バナナ  元気な大きなハイビスカス 
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色とりどりのブーゲンビリアがありました!  ハイビスカスも種類多様! 

前日のパネルディスカッションで、「花を見せて、マンゴーを売る」とおっしゃっていたように、園内は色とりどりのきれいな花で満ち溢れていました。そんな上地社長、実はマンゴーを売る仕組みを考えずにマンゴーを生産してしまい、「おいしいマンゴーはできたが、どうやって販売しよう?」という状態に陥ったこともありました。しかし、これが当たりました!なんと、庭先で安く販売されたところ、地元の方から多くの方々に拡がり、販路が見つかっていったとのことでした。現在は、美味しさと綺麗さが口コミで広がり、観光雑誌などにも取り上げられ、観光農園の入園者は、平成14年には8000名だったのに対し、平成16年には20000名と年々増加しているようです。

今回の研修中で、宮古島の特徴も勉強になりました。その中の1つを紹介しますと、宮古島はサンゴ礁が隆起してできた島で「非常に水に乏しい島」として位置付けられていたようです。
これに対し、昭和49年度から地下ダム建設の技術開発を目的とした調査を開始し、昭和54年3月に総貯水70万トンの地下ダムが完成しました。それまで雨水は直ちに土壌面から浸透して地下水となり海へ流れ出ていたのですが、地下でせきとめて利用できるようにし、降雨量の40%が地下水となることで、現在は、豊富な地下水が供給されているとのことでした。
地下水は琉球石灰岩の中を流れているため、カルシウム、マグネシウム等のミネラル分が多く含まれており、安定した農業用水源の確保を図り、農業経営の安定と近代化が実現されています。土地それぞれにおいての課題点や取り組み方、現地に出向き学ぶことも多い研修でした。

沖縄県農業法人協会会長をはじめ、事務局の方々、準備から当日の運営、取りまとめなどお疲れ様でした。有意義な研修を行っていただき、ありがとうございました。

さて、来年の3県トップセミナーは鹿児島県の担当となっております。日程、場所、内容などまだ検討中ですが、少しでも多くの皆様に魅力を感じてもらえる2日間の研修をつくっていきます!是非、ご参加ください。

6次産業化県外視察研修(和歌山県)

平成26年2月27日(木)~28(金)にかけて取り組んだ本年度2回目の6次産業化県外視察研修は、和歌山県にいってきました。
今回は、(有)かごしま有機生産組合より福元 飛勇真 農産管理課長、吉原 陵平 喜入農場長、(有)藤井養鶏場より藤井 孝之 代表取締役、県農業・農村振興協会より平 繁人推進員、事務局より白石の5名でした。

(株)早和果樹園≫
鹿児島空港から関西国際空港まで移動し、レンタカーで約1時間半。初日は、2年前の食と農を結ぶ交流フォーラムでご講演いただいたことをご縁に、(株)早和果樹園にお邪魔させていただきました。

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皆さん、秋竹 新吾 代表取締役の持つ考えと感性に惹きこまれていました。

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秋竹 新吾 代表取締役

段々畑で作られ、440年の歴史を持つ「有田みかん」を直営6ha及び構成員(7戸)16haで生産、加工し、年商6億円超、従業員数40名(役員・正社員30名、常勤パート10名)を雇用される農業法人。
売上の7割以上は加工品で占めており、売り方は、ネット販売、自社直売所、物産展やイベントなどの出展の他、有名百貨店や一流ホテルへの卸などということでした。秘訣の1つとして、必ず社員自らが出向き試飲販売。「買わなくてもいいから飲んで知ってもらおう」「おいしさの中身を知ってもらおう」「価格のお手頃感や商品の感想を聞こう」というために取り組んでいるもので、年間約65万人の試飲があるようです。
株)早和果樹園の加工の特徴は、糖度12度以上のみかんの皮をむいて裏ごしする絞り方で世界でも珍しい「チョッパー・パルパーしぼり」。皮独特の苦みもなく、みかんがそのまま詰まったような、有名人にも取り上げられるほど美味しいみかんジュースです。1年に1アイテムずつ生み出している加工品は、商品開発において、従業員皆様で味見や意見交換を行われているとのことでした。さらに、試食提供を行う商品の順番も考えていらっしゃいました。

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試食用でだされた加工品(一部)

みかんジュースは、品種や量、こだわりにより、380円(200ml)~3240円(500ml)まで多様化しておられ、購入されるお客様の層も幅広くなっています。

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写真は、消費税5%時のもの
平成12年に法人化を図り、味のばらつき防止として個人栽培農園から直営農場化へ、また生産部・加工品・営業部・統括部の4つの部門に分け、従業員同士が同じ方向を見て働く環境づくりに、そして現在は4人の後継者が各担当部門の責任者となっておられ、今後に向けて、ますます力強い経営戦略を感じました。

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たくさん並ぶ商品の数々  新商品の「てまりみかん」 は贅沢な逸品 
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秋竹社長と一緒に!
とれとれ市場南紀白浜≫
和歌山県の特産品や特徴を見ようと、次に訪れたのはとれとれ市場南紀白浜。堅田漁業協同組合が運営する物産館で、和歌山県産品の海産物と農産物、お土産品などがずらりと並んでいました。
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とれとれ市場にも、(株)早和果樹園スペースがありました。

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(株)きてら、(株)ガルテン≫
白浜から秋津野へ車を走らせ、約30分。2日目の研修先の1カ所目は、(株)きてら、(株)ガルテンで、玉井 常貴 副代表取締役にご対応ただきました。

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 玉井 常貴 副代表取締役   小学生に戻ったような気持ちになる研修 

(株)きてらと(株)ガルテン、2つのビジネスを合わせて地域全体の6次産業化を担っていらっしゃいました。玉井副社長は、46歳で脱サラし、農家及び地域住民の出資で和歌山県方言の「きてください」を由来とした直売所「きてら」を平成11年設立され、地域経済活動と地域づくりへの挑戦が始まりました。地域資源をどう活かすか、なかでも人材・組織・産業である農業の認知度アップ・歴史に注目し、身の丈にあったビジネスを積み上げていく積み上げ方式でコミュニティビジネスを取り組んでおられます。そんな「きてら」は、20坪で年間約1億円の売り上げを誇る直売所です。地域で生産したものを自分たちで売ることを心がけ、春・夏・冬に販売される「きてらセット」は、人気商品の1つ。柑橘数種類と加工品の詰め合わせで、リピート客やギフト用などに購入いただき、地域づくり活動の自信に変わったようです。

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直売所きてら  店内の様子 

後に、小学校移転に伴う木造校舎を利用した食育(食農)教育事業、貸し農園事業、農家レストラン事業、オーナー樹(園)事業、田舎暮らし支援事業、地域づくり研修受け入れ事業等を行う(株)ガルテンを設立され、年間の利用者数は約60,000名とのことでした。

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秋津野ガルテン  旧校舎を活用した社内の様子 

昼食もいただきましたが、平日にも関わらずお客様も多く、地元の野菜や旬の山菜を使った地元のお母さんたちが作るようなスローフードレストランで、まるで田舎の親戚の家に遊びに来たような気分に浸ることができました。
(有)農園紀の国≫
最後の研修先は、御坊市にある(有)農園紀の国。田中 雅文 代表取締役にご対応いただきました。

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田中 雅文 代表取締役

到着すると、いちごの甘い香りが漂っており、観光客や地元の方などがいちご狩りにこられていました。

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直売所 紀の国  ハウス内の様子 

(有)農園紀の国では、いちご、メロン、トマト等の観光農園と、スターチスやカスミソウの花の生産を行っておられます。

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さちのか・あきひめ・まりひめの3種のいちご  スターチスのハウス栽培 

御坊市の特徴として、農地が少なく、収益を上げる農業として施設栽培が多いとのことでした。現在、6次産業化に向けても実践、研究中で、果樹を使ったジャムやドライフルーツなど、今後は、シーズン以外でもフルーツを楽しめる商品づくりに取り組んでいかれるようです。観光農園のハウス内は、子供からお年寄りまで楽しめるよう、バリアフリー設計となっており、安心して楽しめるスペースとなっていました。旅行業者とも連携し、香港や韓国などからの旅行者や団体ツアーの方々など受け入れ、さらには、4月19日(土)・26日(土)には、春の夜空の下のいちご狩りを楽しむ「ライトアップいちご園」を開催されるとのことです。たくさんのお客様の笑顔のために、美味しいいちごを今日も作っていらっしゃる田中社長。いちごも品種により、甘み・酸味が1つ1つ違い、摘みたてのいちごは、なおさら美味しかったです。近場の方、観光で行かれる方、是非、行ってみてください。

各社の詳細についてはホームページをご覧ください。

・(株)早和果樹園 http://sowakajuen.com/

・(株)きてら http://www.kiteraga.com/index.html

・(株)がるでん http://agarten.jp/

・(有)農園紀の国 http://www.kinokunikko.com/

お忙しい時期にも関わらず、時間を割いて、研修をおこなってくださった各社の皆様方ありがとうございました。また、ご紹介いただきました(公社)日本農業法人協会、和歌山県農業法人協会の方々、充実した研修を行うことができ、感謝申し上げます。

今回の研修でも、参加者皆さん大変満足していただいたようで、次の研修はどこかと楽しみにしていますという声もいただきました。他県や他社の取組みを知って、我が社の課題点や改善点を見つけること、6次産業化にはいろいろな形があること、各県の農業法人協会のネットワークを活用し仲間を増やすことなどを目的として行っている県外視察研修。来年以降も取り組んでいきたいと考えております。