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県外農業法人視察研修(北海道)

朝、鹿児島空港を7時50分に出発し、5名で向かった先は、紅葉が色づく秋の北海道!
今回、(有)コセンファーム 代表取締役 古川 拡 氏、(有)かごしま有機生産組合 喜入農場長 中原 陵平 氏、鹿児島県農業協同組合中央会 飯田 和樹 氏、事務局より大槻、白石で行って参りました。

3日間で6社訪問というハードスケジュールでしたが、日本農業法人協会と北海道農業法人協会のネットワークを最大限に活かし、とても充実した研修を行うことができました。

初日は、旭川空港到着後、車で20分の(株)谷口農場へ。
●(株)谷口農場

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谷口農場入り口

明治40年創業から続いている谷口農場は、水稲、トマト、トウモロコシを生産の柱とし、ジュースやゼリー等の加工品にも取り組んでいらっしゃいます。農場内と旭川動物園に自社の直売所を持っており、お客様のニーズに合わせた商品づくりを研究しておられました。

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お米の販売  トマトゼリーのパッケージも可愛いです♪ 
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 直売所の様子   有機JASも取得済 

トマトの売り方の1つとして「トマトもぎとり園」の手法は面白かったです。「有機認証取得」も魅力の1つですが、実際にハウスに入り、トマトが育つ環境を見られるということや、熟したものや硬いもの、大きいものや小さいものなどそれぞれお客様の好みで必要な量を購入できるのは有難いサービスだと思いました。企業との取引に関しても、生産者や商品を優先してくれており、適正価格で扱ってもらえる会社との関係を大事にし、実際、イトーヨーカドーや成城石井など大手企業での扱いも安定していらっしゃるようです。訪問した際、新加工品〝北海道らしい″3色の野菜ジュースの計画・製造中でしたが、完成しておりましたので紹介させていただきます。旭川近郊の野菜を中心とした北海道産野菜を濃縮還元ではなく、ストレート野菜汁・果汁で仕上げたものとなってもので、野菜それぞれの味がして美味しかったです♪

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(赤)Vege Red:トマト、スイカ、ビート、いちご、赤ピーマン
(黄)Vege Yellow:にんじん、かぼちゃ、とうもろこし、ビート、メロン、レモン
(緑)Vege Green:アスパラ、りんご、セロリ、ケール、小松菜、野沢菜

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ご説明いただいた小関拓哉 営業課長  五木田良作農産部長含め意見交換中 

翌日は、(株)もち米の里 ふうれん特産館と、かわにしの丘 しずお農場(株)へ。

●(株)もち米の里 ふうれん物産館

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堀江 英一 代表取締役

平成元年に米生産農家7戸が「冬期間の出稼ぎ脱却」「付加価値をつける」「雇用の創出」を目指そうと、もち米に特化した産地化を図り、設立されました。現在は、道の駅の運営も図り、北海道じゃらんで検索すると「行ってよかった道の駅」の第1位を誇っています。

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商品の品揃えもしっかり ソフト大福に続くいちご大福 
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 いちご大福に続く串だんご   衛生的な加工場 

餅米日本一という地域性ともち米の品質を活かし、「お土産用」「ギフト用」等の直接販売や、大手企業のモスバーガーやセブンイレブン等との取引も安定している様でした。もちもちとした生地にあんこがたっぷりと入っている「ソフト大福」は、お勧めです!

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是非ご賞味ください♪

●かわにしの丘 しずお農場(株)

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 魅力いっぱいのレストラン・宿泊施設!!   迎え入れてくれたのは、今井 祐代表取締役 

たくさんの魅力が詰まった空間でした。IT関係から農業への参入を任され、生産を始めたのは、サフォーク羊飼育事業でした。現在は、畜産事業に併せ、ビート143ha、じゃがいも18ha、トマト100mハウス34棟、を生産する他、トマト加工や直売所、レストラン、宿泊施設まで一貫した経営をされていらっしゃいました。レストランや宿泊施設においては、「お客様を感動させる」楽しい心配りが仕掛けてあり、社長のアイデアに驚かされました。

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昼食でいただいたジンギスカン! サフォーク種です。 
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 宿泊施設   2階から見たレストラン 

地元の雇用や地域振興にも力をいれ、地元の資源を最大に有効活用されながら手広く、ユニークに取り組まれている今井社長でした。最終日は、余湖農園、箱根牧場、情熱ファームへ。

●(有)余湖農園
昭和47年法人化され、現在は60品目を超える野菜(特別栽培)、小麦、豆類、蕎麦などを生産していらっしゃいました。農園に滞在しながら収穫から飲食まで体験できる観光ツアーの拠点地として、地元コープや幼稚園などとも連携を深めている取り組みでした。

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何事にも熱心な余湖 智 代表取締役

1次産業では、こだわりの農産物生産に取り組んでおり、有機質肥料や堆肥を使用した土づくりから行い、露地やハウス水耕、ハウス土耕栽培などでズッキーニやホウレンソウ、トマト、アスパラ、にら、ターサイ等を生産し、JGAPも取得し、安心・安全な証拠もあります。

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ふりふりレタスの水耕栽培  ターサイの土耕栽培 
2次産業では、自社生産のものを活用し、漬物やとまとラーメン、ドレッシング、ジャム等の加工に取り組んでおり、商談会などにも積極的に出向き、販路拡大を図り、ニーズ調査も行っているが、「作る+売る」のむずかしさもお話しいただきました。

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加工場の一部(選別機)  加工場の一部 
3次産業では、野菜収穫、味噌作り、蕎麦打ち、豆腐作り、ピザ作り、トマトソース作りなどの各種体験活動とバーベキューコーナーや直売所を運営し、修学旅行生やバスツアーの観光客、地元の幼稚園児や親子を対象としたものに取り組んでいらっしゃいました。

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農場内にある農産物直売所  余湖農園のとまとギフトセット!! 

安定した基本的な6次産業化の取り組みで、多くの農業法人の理想となるのではないかと思いました。

●(株)箱根牧場
健康な乳牛飼育を通して、牛糞を活用し良質の有機肥料をつくり、JAS認証の有機栽培・無農薬の野菜を生産の自然循環型農業に取り組む箱根牧場。

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園内マップ  酪農教育ファーム認証牧場です! 

昭和23年、現神奈川県の箱根で生まれた箱根牧場は、生産規模野拡大や観光・体験農園に取り組んでいくことをきっかけに、昭和44年、北海道へ農場ごと移動し、現在は、生産・加工・販売に加え、観光・体験施設(ハム・ソーセージ工房、乳搾り、引き馬等)レストラン(ステーキハウス)の事業も取り組んでおられ、年間約8万人のお客様がいらっしゃいます。生産部門の乳牛は4種類。定番のホルスタイン種、ブラウンスイス種、地中海水牛、ジャージー種どの牛からも、おいしいミルクが絞られ、加工品としてチーズ(モッツァレラ・ストリング・バニール)、バター、ビーフのハム・ソーセージ等を製造・販売をされています。本場イタリアの味を再現した地中海水牛のモッツァレラチーズは、日本で唯一とのこと。

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ご説明いただいた勝俣政幸 専務取締役  ステーキハウス(レストラン) 

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ようこそ体験工房へ!   清潔な体験場 

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地中海水牛のご紹介

農場の広さはなんと東京ドーム20個分!!(1350000㎡)生産者とお客様の繋がりを深める仕組みづくりについて学ぶことが多い経営体でした。

●情熱ファーム
新千歳空港の拡大に伴い、新たに設けられた産直コーナーの中の1店舗である情熱ファームには、お店に軽トラックがあるのが目印です。

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目印は軽トラック!! 千歳空港内にテナントがあります♪ 

7社の農業法人が出資し、(株)情熱ファームを設立し、代表は、初日の研修先「(株)
谷口農場 代表取締役の谷口 威裕 氏」。
国内線からだと奥の方になってしまうのですが、店長の阿部さんは、定番のお菓子や情熱ファームへたどり着くまでのお店に負けない仕組みづくりを作っていきたいと一生懸命です。来られるお客様のほとんどは、リピーターさんという、「また来たい。生産者直接だからこその信頼感」をしっかりつかんでいるお店だと感じました。

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お店づくりに励む阿部弘貴 店長

その中でも、意外に売れている商品が「お米」ということには驚きました。当初の予定では、重量や価格などを考慮すると、お土産には難しいとスペースを小さく設けていましたが、現在は拡大して販売されていました。購入者の多くは、お土産サイズに2合購入、自分用に30kgを配送するということでした。お店には、じゃがいもやりんご、メロン、お菓子など北海道の特徴をもった商品が並んでいます。北海道を飛び立つ前に、是非お発ちよりください!!10月から11月は、北海道は紅葉もきれいで、産地の海産物も美味しくいただける時期でした。

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今回の研修を行うにあたって、アドバイスやご連絡をいただいた(公社)日本農業法人協会、北海道農業法人協会、そして訪問させていただいた経営体の方々には資料やご準備など大変お世話になりました。ありがとうございました。また、ご参加いただいた方々にもお礼申し上げます。
今回の視察先は様々な経営を行っていらっしゃいましたが、全体を通して、一言であげると「鹿児島と北海道の生産能力の差」と「ブラッシュアップされた加工品」がキーワードにあがる気がします。広大な農地を活かした生産規模でありつつも、冬場、積雪のため生産ができなくなってしまう悩みもありました。安定した雇用を生み出す難しさ、1年を通した作業行程がうまくできない等、全国を通した課題もあり、だからこそ「6次産業化」に取り組む先進的な農業法人が多いのではないかとも感じました。加工品においては、北海道らしい、北海道だからこその特徴を活かした商品づくりと消費者のニーズを把握したパッケージデザイン、大手企業が取り組むことができないであろうこだわりを持った独特の商品企画や店舗運営に取り組み、新規消費者はもちろん、リピートしていただく仕組みづくりもしっかりとしていました。

参加者からは、「販路を地元だけでなく、中心地へ向けて広域への展開を考えている中で、今回、作物の付加価値について吟味でき、特徴のある商品を取り組んでいく必要があることを学んだ」「今回の視察先それぞれが異なる戦略で臨む6次産業化をつうじて、自社に必要な取組方はどのようなものか、考え直すきっかけとなった」という、次の目標や今の課題点を発見されたようでした。
「農畜産物の生産」→「農畜産物の加工」→「販売・レストランなどを経営」といった、今日もどこかで行われているであろう6次産業化の研修会や相談会ですが、一貫した全ての行程を農業者が取り組むことは、本当に大変で難しいことと存じております。そして、大切なことは、「本業なくしては成り立たない」ということだと思います。もし、価格設定や商品づくりなどでアイデアが浮かばなくなった場合、1度、基本の6次産業化「農畜産物に付加価値をつけて、地域振興に貢献する」を思い出してみるのもいいのではないでしょうか。また、商品づくりには、社会の変化に柔軟な考えと経営で取り組んでいく必要があります。6次産業化プランナーや農業コンサルタント等への相談や、百貨店バイヤーや地元の方たちとの連携など、少しでもたくさんの方々と意見交換や情報交換を行いながら取り組んでいってほしいと考えます。

当協会のネットワークは、スペシャリスト(行政書士、社会保険労務士、弁理士等)や、輸出や6次産業化等各分野における専門家、販路拡大や商品パッケージ等の専門企業など全国組織で繋がっておりますので、是非ご相談ください!

食の大商談会 ~南の逸品商談会~

平成25年9月4日〜7日に東京池袋のサンシャインシティで開催された「食の大商談会 〜南の逸品商談会~」。
鹿児島県も共催となり、民間企業である金融機関7社で成り立つアグリ&フード金融協議会と一緒に、行政だけでは取り組むことのできないビジネスの販路拡大に努めました。

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開会式の様子

鹿児島県農業法人協会ブースには、(有)小田畜産、(有)下窪勲製茶、(有)清木場果樹園、(農)南州農場が出展され、個別ブースには(有)ヘンタ製茶、(有)大成畜産、(有)勝目製茶園、(株)オキスが出展されていらっしゃいました。

 

(鹿児島県農業法人協会ブースに出展いただいた方々)

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(有)清木場果樹園  (有)下窪勲製茶 

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(有)小田畜産  (農)南州農場 

訪問されるバイヤーさんには、様々な方々いらっしゃいましたが、特に目についたのは、こだわりの食材をつかった飲食店経営をされ、産地直送を求めていらっしゃる方々の気がします。

また、自分たちが「当たり前に知っているだろう」と思っている情報であっても、県外や業種が違う方々には知らない情報であるということを、直接感じる機会ともなりました。それとは逆もあり、関東地区で実際にお客様に近い場所で販売されているからこそ、お客様の求めている商品とはどんなものなのか、価格帯や流通に関するコスト条件、量や使用方法などのアドバイスなど、たくさんの情報を仕入れることもできる機会となりました。バイヤーさん自ら、生産地や加工施設に出向き、現場を見ないと商品決定することができないと、商品だけではなく、生産者の想いをしっかりと消費者に伝えたい想いも感じられました。

(商談会の様子)

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鹿児島出展社同士のコラボ商品が生まれるきっかけともなる予感もします。また、北海道の商品を見て学ぶデザインや発想、価格帯、販路方法などもありました。いくつか気がついたこともありました。鹿児島のブランドとして誇っている「黒豚」ですが、北海道は、チーズの独自ブランドを持っていないということからチーズ標準協会という任意団体をつくり、ブランド化に励んでいる組合もありました。その他、毎回、このような機会を通して北海道側の売り方、商品のレベルの高さなどの魅力に惹かれるですが、北海道側からすると、「北海道は一流食材を作っている自信があるが、加工技術が優れているのは九州だと思う」と、九州加工委託をしている方はおっしゃいました。相互の良いところが見えるきっかけになると感じました。

また、生産者側からの意見として、大型ロットでの取引は嬉しいながらも、人工的に野菜など育つ訳ではなく、季節や土壌などによって収穫・出荷が思うようにいかないことがあり、その際の対応が不安という声もあがっていました。今後、バイヤーさん側の意見と生産者側の意見が、うまく交わり、商談・流通が進んでいけばと思います。

今回の商談会に併せて開催されたのが、「北と南の物産展」でした。東京在住のお客様が、どのようなものを、どのような価格帯で求めているのかを知る機会となり、3500名の方々に来場していただきました。実際、前日バイヤーとして来場された方が美味しかったからと、奥様と一緒に物産展に再度足を運んでいただいたり、東京にいながら産地のものを購入できる絶好の機会とお越しいただいたり、会場はにぎわいを見せました。

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その中でも、北海道と鹿児島のゆるキャラとのじゃんけん大会が開かれ、鹿児島のゆるキャラ「ぐりぶー」も大人気でした!
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今回も、鹿児島県農業法人協会ブースを出展させていただきましたが、このように県外向け販路拡大や、今後6次産業化に向けての商品開発を考えている方も是非、お得なこちらのブースで挑戦してみませんか?皆様のステップアップ、ブラッシュアップを事務局は積極的に支援していきます!

アグリフードEXPO東京2013に会員10法人が出展

日本政策金融公庫主催の第8回「アグリフードEXPO東京2013」が8月22日、23日の両日、東京都有明の「東京ビッグサイト」であり、当協会から法人協会ブースで6法人、単独ブースで3法人、別団体ブースで1法人 計10法人が出展しました。

まずは、法人協会ブースのご紹介。
(有)大成畜産は昨年度に引き続きの出展。大成三千子営業統括マネージャーが笑顔で「やごろう豚」の試食をバンバン勧めて、協会ブースを盛り立てていただきました。

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(有)清木場果樹園(左)とヘンタ製茶(有)(右)は、協会ブースでは初出店ですが、これまでも単独ブースや各種祭事への出展を重ねる大ベテランです。清木場真一社長、邉田孝一社長、お二人とも落ち着いたやりとりで商談を進めていらっしゃいました。
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(有)高松ポートリーは今回初出展。ポートリーということで経営の主力は採卵鶏ですが、今回は「たまねぎ氷」で出展されました。

「たまねぎ氷」って何?と思われた方。 こちらです。

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 火を通したタマネギをペースト状にして凍らせたものです。 料理研究家・村上祥子氏の発案で、巷で健康・美容に良いと評判になっているそうです。

  最後は、(農)南州農場の石松光マネージャー(左)と(有)小田畜産の蜜澤彰宏課長(右)の若手コンビ。それぞれ、南州農場のハム・ソーの加工品、薩摩小田黒牛を売り込んでいました。

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独自ブースではまず、(株)オキス。乾燥野菜やゴボウ茶を出展されましたが、当日はマスコミ取材も入るなど盛況だったようです。
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赤鶏農業協同組合(当協会には農業生産法人ノダで加入)。田下豊代表自らピンクのはっぴを着込み、兵庫生まれ・鹿児島育ちの赤鶏を勧めていらっしゃいました。
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お茶はもう一社。(有)勝目製茶園が緑茶、紅茶を出展。場内を行き交う人に"茶いっぺえ"を勧めていらっしゃいました。

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さらに、鹿屋商工会議所ブースから、アネット(有)も参加されていました。今年は、全国から過去最多の644先(本県から14先(団体は1先でカウント))が出展、入場者数も2日間で13,085人(前年比547人増)と史上最高を記録し、林農林水産大臣も来場。ジェトロとタイアップし輸出関係の商談も扱うなど会場は熱気にあふれていました。出展者にお話しをうかがうと手応えは上々の様です。


ところで、商談会で、自社産品・商品をどう売り込むか?皆さん頭を悩ませるところです。売り場のレイアウトしかり、社員の配置しかり、サンプルや試食品の提供しかり。今回、ある出展者さんは、サンプルや試食品の提供を押さえて、本当に商談の話しがありそうな相手だけに提供を限定してみたところ、不特定多数の方に配っていたときと大差ない商談件数は確保できたとおっしゃっていました。扱う品によっても違いはあるかもしれませんが、参考になる話しです。
  また、今回、初参加の高松ポートリーの高松重信社長は、「最初は通り過ぎるだけだが、呼び込むと来てくれる。色々な反応を見られて、商談会に参加して良かった」と感想を話してくださいました。

  さらに、他県のブースをみると、例えば、静岡県農業法人協会の皆さん。上に付き出したのぼりやオレンジのウェアなどで一体感を上手く演出されていました。 この辺り、鹿児島組も参考にしていきたいですね。

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最後に、「ウチはBtoBだから商談会や産直は関係ない」「ウチはまだそこまで・・・」と、お考えの生産者の皆さん。商談会出展はバイヤーとの取引成立だけが目的ではありません。バイヤーさんとの話しや他の出展者との比較などから、自社産品の客観的な評価や相場観を知ることができますし、同じ出展者同志の情報交換からも新たな商品開発や連携のヒントがあるかもしれませんヨ。  「百聞は一見にしかず」
  是非、協会に加入して商談会に出展してみませんか?当協会では、これからも皆様のチャレンジを応援していきます。出展者の皆様、2日間(前日準備を入れると3日間)本当におつかれ様でした。足しっかりほぐしてくださいね(笑)。 

今月の農業法人:(有)ライス郷井手口

夏も過ぎ、もうすぐ平成25年度の新米が店頭に並び始める時期となってきました。

鹿児島県の最北部伊佐市でおいしい米づくりに想いをかけ、自社で肥料作りから生産管理、精米から販売までを行う(有)ライス郷井手口にお邪魔してきました。まずは、ライス郷井手口で中心となって働かれる方々をご紹介!

現在、米20種程度を生産・販売し、数多くの受賞をされ、米作りの達人である井手口 正 氏。

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井手口 正 代表取締役

父の米作りの能力と知識を身に付けながら、お客様へ美味しい米を提供する〝井手口 正昭 氏"(長男)。

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井手口 正昭 氏

徹底した米作りに励み、厳しい指導を行なうが、従業員の方々からも慕われる〝井手口 和也 氏″(次男)

この他、奥様方、他従業員9名、中国人実習生5名の計14名で成り立っています。従業員の1人である内野さんは、異業種から農業法人であるライス郷井手口へ入社し、従業員同士仲も良く、会社でありながらもまさに〝HOME″であり〝FAMILY″の様であたたかさを感じると、充実して働いていらっしゃいました。

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従業員の内野さん

 

他の従業員の方々と、責任感と熱意を持った元気な方々で、一生懸命さがひしひしと伝わってきましたよ!まず、会社へ伺って目にしたのは、針もなく、動いてもいない時計・・・よく見てみると「年中夢求」。探求して、夢を1つずつ叶え、また探求するといった繰り返しが成功を物語っている気がしました。

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おいしい米づくりに必要不可欠の、『水・空気・土』ですが、九州山系の清流水を使用し、標高180m前後の大口盆地の澄み切ったすがすがしい空気は「鹿児島の北海道」と呼ばれるほどで、昼と夜の寒暖差が大きく作物にとっては申し分ない環境の中、屈指の米どころで米づくりに適した豊かな田園で、約100haの生産規模を誇るライス郷井手口です。
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田んぼの様子

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きれいな水が流れていました。

化学肥料や農薬は使わず、アイガモ製法で無農薬栽培に取り組み、自分たちが働きやすく、従業員にも負担のかからない腹8分目程の生産を行い、1つ1つ丁寧な手入れをするよう、心がけることを作業の基本としています。また、美味しい米づくりの為に平成21年から田畑輪換でタマネギを生産し、連作障害をなくし、相互にとって条件の良い土づくりに励んでいらっしゃいます。

もう1つの理由としては、4年前に受入開始した中国人実習生に1年を通して、研修を行いたいからでした。2年間の日本の研修の中で、少しでも多くの知識を身に付けてから、中国に戻ってほしいとを考え、タマネギの収穫や選別などは基本的に中国人に任せていらっしゃいます。

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タマネギの収穫中!

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中国人実習生も一生懸命
日本人の従業員も手伝います!

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収穫した玉ねぎは2トントラックで
会社に運ばれます。
甘くて、臭みのないサラダ玉ねぎです!
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フォークリフトで運ばれる先は・・・
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 徹底した温度・湿度管理された
貯蔵庫です。 
ライス郷井手口のたまねぎは、完熟肥料、米ぬか、竹チップ、塩、海水、ミネラルたっぷりの「奥薩摩玉三郎」として出荷されていきます。
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主な年間スケジュール

 

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米(早)

 

播種

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田植

田植

管理

収穫

収穫

 

 

 

 

米(普)

 

 

 

播種

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田植

田植

管理

収穫

収穫

 

 

タマネギ

管理

 

 

 

収穫

収穫

 

 

 

種蒔

植付

植付

 

会社名である「ライス郷井手口」は、「ライス井手口」だと自分らしさ、会社の強さが伝わりにくい気がして、井手口社長らしい〝going my way″のGOをふるさとの郷にかけたとのこと。まさに、going my way を貫き、有機米の生産規模は県内No.1で取り組んでいらっしゃいます。

地元の雇用促進や田畑の運用にも力を入れ、さらにきれいな稲を知ってもらいたいと田んぼアートにも取り組み、今まで、「桜島」や「西郷どん」や「東京スカイツリー」などを作られました。

ライス郷井手口には、独自ブランドの米が多種類そろっています。その中でも、「十曽渓流米」「さつまあさひ」は、食味鑑定コンクール受賞の商品です。「十曽渓流米」は、新米時期の10月から11月が一番おいしいと期待をもたれる時期ですが、1~2ヶ月低温倉庫で寝かすことによって、うまみが増すようです。その他、玄米食の米など、消費者の希望に応えようと、様々な米がそろっており、どれも、こだわりをもった商品で多くの賞を受賞されています。

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様々な分野で皆さん受賞して
いらっしゃいます!

ライス郷井手口の米は、顧客向けには、鹿児島市内の直売所もしくはインターネットでの販売をされていますが、県内の他、関東、関西など県外のお客様もいらっしゃり、割合的には半分半分らしいです。「おいしい」と思ってくださったお客様から、お歳暮や贈り物などを通して、また新たな新規のお客様といった形で少しずつ広がり、現在200名程の顧客に愛されているお米です。

鹿児島市内直売所はこちら。

曾祖母の時代から米作りを行ってきた井手口家の4代目となる井手口社長は、鹿児島県農業法人協会の仲間と一緒に、他県・他社との交流を積極的にとり、今後の戦略を狙いつつ、常に新しい夢を求めて行動されます。そんな背中をみる、後継者の正昭さんは、「今後、引き続いていくためには、新たな発展も考え、維持・拡大をしていきたい」と話されます。

最後に・・・猫の手も借りたいくらいの忙しい時期だったにも関わらず、従業員の皆様、元気いっぱいで、親切にしていただき、感謝します!ありがとうございました。

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(有)ライス郷井手口について、もっと知りたい方はこちら。

今月の農業法人:(有)ファームランド豊

 今回ご紹介する農業法人は、指宿市山川で野菜延べ12.3haを経営する、農業生産法人(有)ファームランド豊 です。

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指宿の開聞岳
ファームランド豊は、松下豊和さん(58)、芳子さん(64)夫妻と、息子・寛和さん(32)の3人の役員のほか、常時雇用の従業員4人で、サツマイモやスナップエンドウ、ソラマメ、オクラ、エダマメ、ジャガイモ、カボチャ、タマネギなど多品種の野菜を生産。契約
栽培主体で、全国各地へ出荷しています。取材にお邪魔した際は、オクラの収穫真っ最中。寛和さんに3m丈の茅が生い茂った耕作放棄地を、自力で再生したオクラ畑を案内いただきました。
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松下 寛和 さん
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炎天下の中、見事なオクラが育っています。
ただ、今年は梅雨明け後、日照り続きで散水作業が通常の年の3倍と大変なようです。


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倉庫も案内いただきました。 オクラの袋詰め作業の様子

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美味しそうなオクラ
今回のオクラは東京へ出荷されるそうです。


ファームランド豊の設立は平成7年。まだ法人化が推進され始めたばかりで、県内にも農業生産法人が160法人しかない頃(現在は662法人)です。豊和さんは30歳で脱サラ就農しましたが、平成4年、東京の三菱商事に売り込みにいき、甘露飴やサツマイモチップスなどで契約することとなった際、先方に「個人とは商売しない」と言われたのが法人化のきっかけだそうです。
ちなみに、豊和さんの前職は"段ボール屋"。ご本人曰く「針などを使わない方式の県内第1号」とのことで、アイデアマンとしての才能は早くから発揮されていたようです。今でも、サツマイモは、通常マルチ・土壌消毒・除草剤の3点セットなしでは作れないと思われているところを、8割はそれなしで作るなど独自の工夫をなされています。

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マルチなしのサツマイモ圃場です。

5年前には27歳で寛和さんが就農。就農前は音楽に打ち込んだほか、IT企業などに勤めていらっしゃいました。IT企業は物流システム関係だったそうで、ここでの経験が、産業連携への意識を促し、現在の農業経営にも役立っているようです。

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 父・豊和さん(写真右)に、女性農業委員も務める、妻・芳子さん(同左)、それに息子の寛和さん(同中央)が加わり経営にあたられていますが、豊和さんの"勘"を、寛和さんが"数字"で裏付けるなど上手く役割分担されているようです。普段の夕食など家族団らんの場でも、経営について話すことは多いそうで、そうした風通しの良さも経営内の意思疎通につながっているようです。

 ファームランド豊では、売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」の実現を目指されているとのことです。この言葉は近江商人の心得として知られていますが、ファームランド豊では、大量生産・大量消費時代から、旬の味、旬の栄養、豊富な種類の野菜を求める買い手ニーズの変化に対応し、これらを備えた無農薬・減農薬の安全な野菜をプライドを持って生産されています。それは県内でもいち早くJ-GAPを取得されたことにも表れています。

 また「世間よし」の考えには、自社のみならず、農業界全体を伸びしろのある成長産業に発展させたいという想いもあるそうで、就農相談会などへも積極的に参加し、「農業のリアル」をアドバイスするほか、自社での従業員採用においても、将来、独立就農を目指す方も受け入れるなど「新規就農支援」にも力を入れていらっしゃいます。

 就業人口の減少や高齢化、国際化の進展など、農業をとりまく情勢は厳しさを増していますが、「こんなときだからこそ、足を引っ張り合いではなく、農村全体の問題として考えるべき(寛和さん)」「色んなチャンスはある。ただ、それをチャンスと見るか、見ないかの違い(豊和さん)」と危機突破のヒントを話してくれた松下さん親子。

 また、寛和さんは自身が運営委員長を務める、11月9日、10日に鹿児島市のドルフィンポート前広場で開く「第3回農業法人ファーマーズマーケット」について、「今は法人協会手作りのイベントですが、将来的には県イベントにまで成長できるよう頑張りたい」と抱負を語っていただきました。

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農業法人ファーマーズマーケット2013
運営委員長 松下 寛和 氏

お忙しい中取材に応じていただき、ありがとうございました。これからも、「三方よし」の経営で、地域農業をリードしていかれることを心より祈念いたします。

(有)ファームランド豊について、もっと知りたい方はこちら。

今月の農業法人:(有)シャロン農園

イダウワーチタバーリ!担当者のブログへ!
お久しぶりとなる農業法人の紹介です。

鹿児島県本土より563km、飛行機で1時間半程度移動し、到着したのは・・・与論島!!今回は、鹿児島最南端の与論島で有機認証を受けた熱帯果樹を生産し、ファーマーズレストランを経営する(有)シャロン農園に訪問してきました。

その前に、まず、与論島について簡単にご紹介させていただきたいと思います。同じ鹿児島県でも1番沖縄県に近い場所にあり、鹿児島らしさと沖縄らしさを持ち合わせた島で、サンゴ礁でできている素敵な島です。約20㎢の島には、6000人ほどの人口で、主な産業は、農業と観光となっています。透明感の高いきれいな海が広がり、シュノーケリングやダイビングにも向いており、夏は多くの観光客が訪れています。

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さて、お待たせしました!
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(有)シャロン農園のご紹介をさせていただきます。
当日は、シャロン農園の徳永社長にもお時間をつくっていただき、農園に対する想いや雇用のことなどお話しを聞かせていただきました。シャロン農園の徳永哲秀様は、我が子どもを育てるほどの想いで有機トロピカルフルーツを作り、少々傷がついてしまった商品は、味や品質は全く変わらないのに出荷ができない状況を変えたいと、加工をしてお客様に食べてもらえるよう、農家レストランと加工品の製造にも取り組まれていらっしゃいます。

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店舗の様子
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ランチでいただいたパスタは美味しかったです!
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メニューも手が込んでいます!もちろん料理も!
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出来たてのグァバジャム

生産されているトロピカルフルーツは、マンゴー、バナナ、パッションフルーツ、パパイヤ、グァバ、アセロラ、ドラゴンフルーツなどで、その他ハーブも含め、約2haの規模で取り組んでいらっしゃいます。有機で作るトロピカルフルーツには、糖度が同じでも、目に見えないコクがあり、海外産にはないうま味もあります。その分、商品となるまでの手間や時間、大変さは半端ではありません。

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徳永社長、我が子のように話しかけます!

農薬や化学肥料を一切使用しない為、成長にも時間を必要とし、害虫も自らの手で防御されます。なんとも、びっくりしたのは「毛虫やバッタを手でつぶしますよ~」と笑いながらおっしゃる、生産にも携わりながら、レストランのおいしいお料理を作られる山田初江さん。まだ卵の時期にしっかり取っておかないと、どんどん増えてしまう様です。

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社長の右腕となり、生産、加工と
ベテランの山田初江さん。

昭和40年~50年の頃、与論島は観光客が急激に増加し、約20倍の増加を誇る与論ブームが起きたのですが、現状は、年間6~7万人程度と観光事業は衰退していっています。「もう一度、若い方々や観光客でにぎわう与論を築こう!」と、徳永社長は、観光と農業、体験、レストランが一体化した施設をやってみようと12年前の平成13年に取り組み開始。島でよく生産されているさとうきびと畜産以外に目をつけた徳永社長は、島の観光資源になるのではとトロピカルフルーツを生産しようと事業開始。

しかし、その頃、マンゴーは、生産も少なく、知名度も高くなかった頃で、東京農大出身の方々などと一緒に、熱帯果樹の研究会を立ち上げ、生産をしたものを、どのようにして売るかを含めた産業化までの話し合いを何度も重ね、今のシャロン農園が立ち上がりました。徳永社長は、「これからも、島だからこその特徴をもった農園づくりに励み、今以上の農園をつくりあげていきたい」と話されます。

シャロン農園の商品は、基本的にインターネットで、こだわりを持った方々にむけて通信販売されています。

http://ftc01.jp/cart/default.asp?shop_id=000927

有機で栽培されている農園の様子。(一部紹介)

(私が、取材訪問させていただいた時期は、7月です。)

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園内の地図

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ラベンダー
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ドラゴンフルーツ

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島バナナ

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マンゴー

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パッションフルーツ
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アーティーチョーク
徳永社長は、「新たなものを生み出すことよりも、トータル的な農業と島の観光に繋がるパイロットファームとしての役割を担いながら、生産者だからこそできる加工品を作り出していきたい。また、海外の方たちにも有機農業について学んでもらいつつ、知恵の交換を行いながら、有機農業を拡げていってもらいたい。」と与論の主な産業である〝観光″と〝農業″について日本だけではなく海外への視野も入れ、考えていらっしゃいます。

従業員の教育にも一生懸命なシャロン農園では、毎朝行われるミーティングの中で、徳永社長は、作業の業務内容や指導だけではなく、若手の担い手を育てていくためにも、農業とは別の経営者マインドに向けたお話しをされます。実際、シャロン農園で働かれる方の1人である渡部さんは、被災地から与論島に移ってこられました。以前、旅行で与論島に訪れ、とても気に入ったこともあり、有機でトロピカルフルーツを作っていることに興味をもち、また、昔から抱いていた農業をやりたいという想い、そして、徳永社長との縁もあり、入社を希望されました。徳永社長は、新しい方を雇用する予定は考えてなかった様ですが、被災地から受け入れるという責任感と、渡部さんの熱い想いを受け、採用を決められました。

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徳永社長と渡部さん

今、渡部さんは、自分の農園だと思いながら、会社に貢献できる様、一生懸命働かれています。自ら、試験的に栽培しているコーヒー豆は、与論島自体土壌がアルカリ性で難しい点はあるが、乗り越えたいと、知恵を使って取り組んでいらっしゃいました。
徳永社長も、シャロン農園にとってピッタリの渡部さんの才能を活かして今後の観光農園の拡大を考えていらっしゃいます。
今回、お邪魔させていただき、島に対する島人の熱い想い、有機トロピカルフルーツの魅力など勉強になりました。与論島に伺う際には、寄りたい場所の1つです。皆様も、観光やお仕事で行かれる際には、是非お立ち寄りください。

シャロン農園について、もっと知りたい方はこちらをご覧ください。

鹿児島県農業法人協会第17回定例総会・春季農業法人トップセミナー

平成25年5月15日(水)に鹿児島サンロイヤルホテルで総会とセミナーを開催し、総数195名の方々にご参加いただきました。

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会場の様子

例年、総会にあわせ、春季農業法人経営トップセミナーを開催しておりますが、昨年度、輸出の研修が実施できておらず、会員の皆様より「是非、輸出の勉強をしたい!現地のことを知りたい!」などの声があがっておりましたので、今年度、ジェトロ鹿児島様との共催で「農産物輸出・6次産業化推進セミナー」に取り組みました。輸出と6次産業化の部門で活躍していらっしゃる講師2名をお招きし、現状や今後の取り組みなどの研修に156名が参加されました。

まず、福岡農産物通商(株) 代表取締役 坂井 紳一郎 様より、東アジアの国別に関する特徴や輸出金額、今後の課題などお話しいただきました。

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福岡農産物通商(株) 
坂井 紳一郎 代表取締役

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会場の様子

原発事故や領土問題などが起こっている中、地域ごとの戦略されるプロモーションや、日本の農水産物の供給時間が短い課題点をクリアするためには、オールジャパンで取り組み、海外市場ネットワークを拡げていこうとアドバイスいただきました。

国により、輸出が規制されている都道府県や品目、検査報告書の提出など、定められていることは細かくありますが、販路拡大をひろげ、海外進出を実際に行っている、考えている農業法人は少なくありません。例えば、東京23区を上回るGDPを持つシンガポールは、日本食への理解は深く、食品規制もほとんどない様です、東日本大震災の影響も少なく、現在の輸出額は145億円を誇っています。その他にも、香港や中国、タイ、台湾など現地の情報を詳しくご講話いただきました。

次に、(株)サラダボウル 代表取締役 田中 進 様より、農業のビジネスチャンスをつかみ、ネガティブな「足かせ」をポジティブな戦略に変え、取り組んでいる事例をお話しいただきました。

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(株)サラダボウル 
田中 進 代表取締役

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 講演の様子 

強い農業現場を構築するための「10のキー・ファクター」である、①マーケットイン ②生産工程管理・品質管理 ③コストマネジメント ④プライスメイキング ⑤見える化 ⑥人材育成 ⑦適正規模経営 ⑧事業ポートフォリオ ⑨情報管理システム ⑩高付加価値化をあげ、具体的な取組内容の紹介がありました。

その中の人材育成について、(株)サラダボウルには、農業の基本~経営を学びたいと1年間に約100~200名程の研修生が訪れ、田中社長自ら、生産現場から流通まで、情熱をもって徹底的に指導されていらっしゃる様子が伝わってきました。またプロダクトアウトではなく、お客様のニーズをしっかりとつかんだ「マーケットイン」。さらには、自らブランディングする「プロジェクトアウト」で、市場の求めている〝モノ″を探し、商品化に取り組んでいらっしゃいました。

参加者のほとんどは、輸出や6次産業化に取り組んでいる・考えている方々で、情報収集ができた研修会で、定期的に講演を聴きたいと好評な様子でした。その他、農業法人経営者以外の参加者の方々からも、農業以外の面でも、仕事の工程管理、人材育成、効率よい作業の流れなど大変勉強になったという意見もいただいております。

セミナー終了後は、鹿児島県農業法人協会第17回定例総会が行われ、岡本孝志((株)オキス 代表取締役)議長のもと、平成24年度事業実績や、①200会員確保②PR活動強化③経営発展に資する活動④地域社会への貢献⑤若き力の活用とチャレンジ支援を内容とする、第2次重点活動方針に基づいた3カ年計画を含む平成25年度事業計画、規約の変更などについて原案どおり承認いただきました。


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鹿児島県農業法人協会 清水会長

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岡本議長、大役お疲れ様でした!
なお、本年度は、役員改選となっており、会長に(有)コセンファーム 代表取締役 古川 拡 氏、副会長に(農)ねじめ農園 代表理事 肥後 隆志 氏、(有)松原養鶏場 代表取締役 松原 勇一 氏、顧問に清水園芸(株) 代表取締役 清水 克己 氏が就任されました。
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左から、松原副会長・古川会長・清水顧問
(肥後副会長 欠席のため不在)

(公社)日本農業法人協会 専務理事 菊池 潤 氏から来賓祝辞を賜りました。

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(公社)日本農業法人協会 
菊池専務理事
懇親会には、鹿児島県 伊藤 祐一郎知事にもご臨席賜り、祝辞を頂戴いたしました。
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鹿児島県 伊藤知事
新会長に就任された古川会長からも、当協会の今後の発展に向けたお言葉をいただきました。
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鹿児島県農業法人協会 古川会長
(株)日本政策金融公庫 鹿児島支店長兼農林水産事業統轄の三河 敬氏より、「清水前会長への6年間お疲れ様でしたと、古川会長へのよろしくお願いします」の気持ちをこめた乾杯をいただき、約120名参加者の懇親会となりました。
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(株)日本政策金融公庫 
三河支店長兼農林水産事業統轄
中締めでは、新副会長の松原様より、これから2年間、精一杯頑張りますと力強い挨拶をいただき、無事、盛大に閉会することができました。
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鹿児島県農業法人協会 
松原副会長

清水前会長、4年間、鹿児島県農業法人協会の会長としてのご活躍ありがとうございました。清水前会長へは、県内外への出張の他、主催の研修会へはもちろん、後援・共催などの研修会にも積極的に参画していただき、鹿児島県農業法人協会の取り組みは、4年間で飛躍的に変わってきました。

さて、平成25年度も、スタートしてもう2ヶ月が経とうとしております。本年度もめまぐるしく活躍できる鹿児島県農業法人協会となりますよう、事務局一同頑張っていきます。よろしくお願いいたします。

アグリフードEXPO2013大阪

平成25年2月22日(木)~23日(金)にかけて、大阪府 アジア太平洋トレードセンターで、アグリフードEXPO2013大阪が開催され、今回は、鹿児島県農業法人協会ブースに(有)小田畜産、(有)下窪勲製茶、(株)さかうえ、(有)コセンファームが出展されました。その他、個別出展では、(株)オキス、赤鶏農業協同組合、(有)福岡農産などが出展されました。

(有)小田畜産  (株)さかうえ 
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(有)コセンファーム (有)下窪勲製茶 
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例年、アグリフードEXPOの東京・大阪の商談会には、出展させていただいておりますが、今回も大変なにぎわいの中、出展社にとっても新しい出会いや勉強になったようです。

全国規模で行うアグリフードEXPOは、(株)日本政策金融公庫主催で開催されており、今回が6回目でした。

新規取引先を開拓しようと、出展社492数、来場者14,562名(1日目:7,933名、2日目:6,629名)が参加しました。

参加者にお伺いすると、商談会参加は、新規取引先を探すだけでなく、自社商品の評価をバイヤーさんから伺うことにより、工夫点や改善点のヒントをみつけたり、評価されることで自信を持てたり、他社・他県の商品を見ることで新しい発想ができたりする利点もあるようです。
鹿児島県農業法人協会ブースでは、会社の新しいステップの1つとして、商談会などへの出展助成を行っております。参加希望や問い合わせなどありましたら事務局へご連絡ください。

3県(宮崎・沖縄・鹿児島)合同農業法人トップセミナー

平成25年1月31日(木)~2月1日(金)にかけて、宮崎県で開催された南九州3県農業法人トップセミナーは、125名の参加者で賑わいました。

うち、鹿児島県からは、鹿児島県農業法人協会 清水克己 会長((株)清水園芸 代表取締役)をはじめ、(有)鹿児島マルサン農産加工、(有)香花園、(有)小田畜産、(有)ヤブサメファーム、(有)コセンファーム、(株)オキス、日建リース(株)、(株)シンコーフォークリフト鹿児島、JA鹿児島県中央会、県農業・農村振興協会の方々18名がご参加されました。

現地視察研修では、菌床しいたけ生産を行う(農)MJバイオ、黒酢やどぶろく、こんにゃくなどを生産しつつ民宿も取り組む大山食品(株)、畜産副産物や排せつ物を飼料・肥料・ペットフード、エネルギーなどに再生する南国興産(株)を視察させていただき、3社、全く違う経営内容で、各経営体の取組みや、強み・弱みなどについて研修をしました。

①1/31 (農)MJバイオ  
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②2/1 大山食品(株) 
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③2/1 南国興産(株) 
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                                  (HPより抜粋) 

室内研修では、「農林漁業成長産業化ファンドの概要」について、(株)農林漁業成長産業化支援機構発起人事務局 事務局長補佐 伊澤 貴久 氏が説明。

生産者と加工業者・販売業者などで合弁事業体をつくり、製造・販売・輸出などに取り組む際に支払われるファンドについて紹介がありました。また、マーケティングセバスチャン(株) 代表取締役 久積正道 氏よりプレス活用によるブランディング、マーケティングプレスリリースの手法について、事例を交えての講演がありました。現地視察と室内研修で取り組むこの研修会は、毎年、宮崎県・沖縄県・鹿児島県が持ち回りで担当しています。ちなみに、来年は沖縄県での開催予定です。是非、来年も積極的に参加してください。

外食・中食産業との交流会

 

平成25年2月27日(水)~28日(木)、(公社)日本農業法人協会の活動の1つとして取り組む「外食・中食産業との交流会」を開き、鹿児島県より90名、バイヤーさん等61名の計151名の方々に参加をいただきました。
例年、(社)日本フードサービス協会・(社)日本惣菜協会と連携し、全国数カ所の農業法人協会会員の交流を図るという取組みで、本年度は、鹿児島の安心・安全な野菜や畜産の紹介をいたしました。

初日は、外食・中食産業経営セミナー、商談会、交流会という3本柱で行いました。

開会あいさつ

(社)日本フードサービス協会 
渡辺正夫会長
鹿児島県農業法人協会 
清水克己会長 
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外食・中食産業経営セミナーでは、まず、(社)日本フードサービス協会 副会長(日本ケンタッキー・フライド・チキン(株) 代表取締役執行役員社長) 渡辺正夫 氏より、「おいしいをずっと!あたらしいをもっと!」をテーマに、自社の取組みについて講演いただきました。

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鹿児島のチキンを3分の2使用しているというケンタッキーは、安心・安全へのこだわりも徹底し、チキンの生産、流通に関する履歴情報を追跡確認できる"トレーサビリティー"を、レシートに記載し、お客様に対し安全を伝え、安心に購入できる形で取り組んでいらっしゃいます。また、講演タイトルのキャッチコピーには、こだわりのチキンという変わらない部分と、新たな商品サービスの開発という両面を表しているようで、参加者は、外食大手の経営哲学を学んでいました。

次に、農業法人側の取組みとして、鹿児島県農業法人協会 副会長((有)コセンファーム 代表取締役)古川 拡 氏が、生産・加工・販売の取り組み、農業経営、従業員教育、農業法人側が外食・中食産業へ求めていることなど発表しました。

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最後に、(社)日本フードサービス協会 会長((株)野家ホールディングス 代表取締役会長) 安部 修二 氏より、「2013年、外食産業の取組みと課題」について、東北地域の復興支援と風評被害の払拭、米価格の高騰など発表していただきました。
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商談会では、生産者側がブースにつき、バイヤーさんに見てもらう展示型で行い、当協会だけではなく、農産物加工推進懇話会、食品産業協議会、水産関係者にもご協力いただき31社に出展していただきました。野菜をはじめ、牛肉、豚肉、鶏肉、果樹、漬物、さつまあげ、黒酢、芋焼酎、水産加工品、まぐろ、かんぱち、ぶりなどなど、会場は鹿児島の特産品で賑やかになりました。

赤鶏農業協同組合 (有)小田畜産 
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東町漁業協同組合  (株)ヤマカ 
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(株)さかうえ (有)かごしま有機生産組合 
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(株)あおぞら元気農場 (株)有村屋 
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日高水産加工(有)
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                                     (出店社一部紹介)

出展社からの声として、「今回は価格が合わなかったが、次回も参加したい」「相互の関係構築・販路拡大に役立たせていきたい」「今、求められているものがどんなものかを直接感じることができた」「今後、外食・中食産業の希望に応えられる商品をつくっていきたい」など、価格帯はもちろん、流通コストやロットなど課題はまだまだあると思いますが、今後、関係を構築しながら、商談成立に結びつけていただきたいと思います。

外食・中食産業のバイヤー側からは、「小売業などとは違い、外食・中食産業にはどんなに商品が良くても、来週から・来月からという取引は難しいが、鹿児島フェアなどで取り扱わせてもらいたい」「産地のこだわりを伝えるメニュー開発に努めたい」と語られました。交流会では、商談会出展社の食材を使用し、鹿児島サンロイヤルホテル 濱田 伸一 料理長より鹿児島食材を利用した料理提案をしていただきました。
メニューはこちら。
なお、伊藤祐一郎鹿児島県知事にもご臨席賜り、あいさつの中で「本物。鹿児島」の魅力をトップセールスしていただきました。

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 懇親会の様子 鹿児島県 伊藤祐一郎 知事

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また、バイヤーさんの産地見学として、2日間にかけて、(有)錦江ファーム【鹿児島市】、垂水市漁業協同組合【垂水市】、(有)サンフィールズ【鹿屋市】、(有)三清屋【鹿屋市】、(株)オキス【鹿屋市】の現地視察を行いました。視察に係る朝食・昼食も生産者へ依頼し、(有)かごしま有機生産組合のお弁当、垂水市漁業協同組合のかんぱち漬け丼、(有)三清屋の黒豚バーベキューと、鹿児島づくしの2日間となりました。

①2/27 (有)錦江ファーム
(説明者:上村昌志 代表取締役) 
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②2/28 垂水市漁業協同組合
(説明者:平野日出生 参事、迫田洋海 営業部長) 
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③2/28 (有)サンフィールズ
(説明者:久木田敬一 代表取締役) 
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④2/28 (有)三清屋
(説明者:田中武雄 代表取締役) 
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⑤2/28 (株)オキス
(説明者:岡本孝志 代表取締役) 
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2日間を通してバイヤーさんからは「鹿児島には肉・魚・野菜などあらゆる食材が整っていることを初めて知った。各専門のバイヤーへつなげていきたい」「生産に対するこだわりや熱い想いを直接感じることができた」「鹿児島フェアを企画していきたい」「産地側の思いを"付加価値"としてお客様に届ける努力をしていきたい」などの声があがり、生産者にとっても、バイヤーさん側にとっても充実した研修となったと事務局は感じております。初めての取組みで、至らぬ点もあったかと思いますが、無事、盛大に開催することができたのも、多くの参加者の皆様方のおかげです。
出展社の皆様、視察先の皆様、バイヤーの皆様、関係機関の皆様、事務局の皆様、ありがとうございました。

25年度の鹿児島県法人協会は、既存の取組みを発展させ、若手・担い手を育てる活動にも力をいれていきたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

~料理紹介~
メニュー一覧は

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