農業法人の
紹介

(有)勝目製茶園

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局の山野です。

今回は、曽於市末吉町の【(有)勝目製茶園】をご紹介します。

昨年まで農業法人ファーマーズマーケット運営委員をされた勝目 千里さんにお話しを伺いました。

普段はユーモア溢れる素敵なお兄さん!の印象をもっていましたが、今回、仕事に対する情熱や考え方を語る姿を見て、勝目さんの新たな魅力を再発見することができました(*^o^*)

(有)勝目製茶園/(株)センリファームHP

(有)勝目製茶園は、平成9年2月に法人化し、現在は役員4名、正社員7名、常勤パート10名で業務に励んでおり、経営規模は、茶(25ha)です。(有)勝目製茶園さんのお茶はお客様のニーズに応え多様化しており、皆さんの日常で飲んだことあるアレやコレ、、、で使われています♪♬

また、千里さんが代表を務める(株)センリファームは(有)勝目製茶園の「食品原料部門」として平成25年8月1日に設立し、役員1名、正社員3名、常勤パート3名で業務に励んでおり、経営規模は20haでケール、明日葉等を栽培しています。

「春から夏はお茶、秋から冬は大麦若葉で生産効率化を図ることが(有)勝目製茶園スタイルです」と会社のポイントを丁寧に教えてくださいました。

以前よりご存じの方は、「(株)センリファーム!?」と思いますよね(゜Д゜)

なんと、今年の11月1日より会社名が変更!

以前は“千里食品(株)”という会社名であり、「食品会社と勘違いされやすいので、農産物を生産する農家としての立場をしっかり置きたい!」という想いがふくらみ、悩み抜いた結果、社名(株)センリファームに変更することになりました!

(株)センリファームのビジョンには「農業をもっと、オモシロク!」と掲げています。

ビジョンのための戦略として、「信頼→連携→新しいチャレンジ!」を行動指針としています。

ホワイトボードに図を書いて説明してくださいました(^▽^)!

一番下に信頼があり、真ん中に連携がきて、一番上にチャレンジとなります。

人と人との繋がりを大切にされる千里さんのこだわりを感じます♬

工場を新設し、社名を変える等新しいチャレンジに取り組まれています。

有言実行ですね( ´艸`)

工場を新設するうえで、千里さんが特にこだわったのは衛生管理です!

例えば、品質検査室が工場と隣接しているため、品質検査室の窓は開閉できない物を取り付けたこと。

また、HACCPの認証を受けることも視野に入れています。

また現在、レインフォレスト・アライアンス認証を取得するため、申請の準備を進めています。

カエルのマーク見たことあるでしょ!

この緑のカエルの認証マークが、農業、林業、観光業の事業者が監査を受け、環境・社会・経済面のサステナビリティ(持続可能性)を義務付けた基準に準拠していると判断されたことを意味します。登録されている商品は、エコであり、社会貢献をしています。

詳細は下記HPでご確認ください。

レインフォレスト・アライアンス認証HP

様々な新しいことにチャレンジされている千里さん!(株)センリファームでは代表取締役を務めており、特に苦労したことが2つあります。

1つ目は、加工場を新設するための資金繰りや、実際に「工場を設立します!」と取り組み始めた時、何十人もの人たちが動いた瞬間に、その場では「すごい!!」と感動をうけましたが、今はこれだけの人たちが係わる仕事だと実感し、プレッシャーを感じる時もあります。

2つ目は、人の採用です。募集しても応募が少ない中、採用しても社員同士のコミュニケーションがうまくいかず退職する人もいました。元々頑張ってくれていた社員が新しく入社した社員と折り合いがつかず退職することがあり、採用する時は慎重に見極めることに気をつけています。

千里さんは、(株)センリファームとして営業・調整・連携など色々な会社のたくさんの人と係わることができる今の仕事に対して、「大変だけど楽しい!人とお話することで自分の中にはなかったものが生み出すことができる。これが、理念“新しい物を生み出す”につながってきます!」と素敵な笑顔で教えてくれました。

今後の展開として「今は国内だけの取組ですが、近い将来は海外にも展開してみたいですね」と語ってくれました。

普段はとても聞き上手な千里さんなので、会社のことをこんなに詳しくお話いただくのは初めてでした。人との関わりをとても大切にされ、社内外問わず、「人と関わることで何か新たらしい物を生み出し、さらなるステップに向けてチャレンジしていこう!」という気持ちがとても伝わりました。

千里さん!

取材へのご協力ありがとうございました。

【番外編】

農業法人ファーマーズマーケット運営委員として昨年までご参加いただいた千里さん!

第1回開催の時から出店いただいております。

12月は、お茶を生産されている方が出店しやすい時期のため、お茶の出店社が多くなりやすいので、千里さんのアイディアで(有)勝目製茶園さんは「わたがし」を販売しています( ´艸`)

気になってわたがしを販売している理由を以前聞いたところ、「ファーマーズマーケットはファミリー層が多く来場されるから、会社のことに興味を持ってもらうためには、まずは出店ブースに来てもらわないと!子供たちが喜んでくれるものを考えて、わたがしで出店することにしました」と教えてくれました。

実際、会場ではわたがし目当ての子供たちの列ができます!!

列ができると、他の来場者にもアピールになるので興味を引くことができます(*^o^*)

ファーマーズマーケットは直接、一般消費者の方とふれあえる機会なので、売り上げだけでなくこういった工夫をされて出店している会員さんもいらっしゃいます( ´艸`)

今年は11月30日(土)~12月1日(日)の2日間、鹿児島市のウォーターフロントパークで開催します。約60ブースの出店が予定されていますので、是非、会場へお越しください。

出店社や会場で行う催しについてはFacebookで随時更新しています★☆★☆

農業法人ファーマーズマーケット2019 Facebook

▲Page Top