(株)さくら農園
こんにちは。
私が、(株)さくら農園に行った時には、まだ栗が実り始めたころでした。
だいぶ遅れた更新となってしまい、申し訳ありません...
今月は、農業への異業種参入で、観光農園に取り組んでいる(株)さくら農園を紹介いたします。
(株)さくら農園は、鹿児島県の観光名所でもある霧島市にあります。
霧島市は、空気が綺麗で、環境的にも非常に良い場所です。
この環境の中で、(株)さくら農園の下田 勝代表取締役は、13品種のブドウ、2種類のワインぶどう、レモン、16品種のりんご、キンカン、5品種のさくらんぼ、4品種のギンナン、その他、ざくろ、洋なし、かき、くり、ネクタリン、スモモ、キウイ、ブルーベリーなどを栽培していらっしゃいます。なお、果樹だけではなく、地鶏牧場では約300羽を飼育され、その他、しいたけの栽培、養蜂などにも取り組んでいます。
面積は95,000坪(315,000㎡)と、東京ドームの約6.7倍の広さで、様々な果樹の生産に取り組んでいらっしゃいます。
地鶏牧場
2004年、農地の取得、果樹の栽培を開始するとともに(株)さくら農園を設立されました。
設立するにあたって、これからの農業は生産~販売まで自分の手で行わないといけないと考え、また、やるのであれば他人が取り組んでいないようなことをやりたいという想いで立ち上げました。特に、鹿児島では栽培できないような果樹をやってみたい。という思いが強かった様です。
まず、荒廃した土地を圃場に復元し、20haの地にハウスを作り、種なしキンカンやザクロ、ブドウ、リンゴ、さくらんぼ、レモンなどに挑戦されました。
実付きが良い果樹だけではなく、現在も研究を重ねていらっしゃいます。
全ての果樹が、実を付けるようになるまでには、時間がかかりそうですが、楽しみにしております。
レモン
逆に、思いがけない成果がでた果樹がブドウでした。
藤稔やマスカットオブアレキサンドリアなど、鹿児島ではあまり作られていない品種です。
2007年には、300坪(面積1000㎡)のぶどうドームハウスをつくられました。6品種のぶどうを13本植栽し、天井はすくすくと育ったまさにぶどうの空です。
ぶどうドームハウスの中、外は上から2枚目の写真です!
ぶどうドームハウスには(株)さくら農園では、お客様(特に子供たち)に自由に羽を伸ばしながら勉強できるようにという想いが込められています。
それは、取り組んでいらっしゃることを見ればよく分かります。
・親子の触れ合いもできるぶどう狩り体験
・世界一小さい「ミニチュアホース」を3頭飼育
・老人の方も利用できる多目的トイレやバリアフリー設備
ぶどう狩りでは、おいしいぶどうの見分け方を教えていただけます。
ミニチュアホースの小ささは実際にご覧ください!
病院や老人ホーム関係、学校やスポーツ少年団関係など、ぶどうドームハウス内でのバーべキューを楽しむことができます。
バーベキューは、(株)さくら農園で飼育された地鶏をいただきます。
ぶどうドームハウスは癒しの空間で、女性グループのランチにも最適です。
当日は、平日でしたが、様々なお客様がおり、皆さん、ぶどうドームハウスの空間に癒されていらっしゃいました。
デザートには、砂糖不使用のぶどうジュースやりんごジュース、季節の果物を使ったジェラートなどいかがでしょうか。
こちらのジェラート、ジュースは(株)さくら農園が製造されているものです。平成22年にぶどうドームハウスに併設して作った厨房&農産物加工場で作られています。
さらに、ワインぶどうを使って、下田社長自ら大好きなワインを作りたい様で「客層や年齢層に分けて販売していきたい」とおっしゃいます。
(株)さくら農園には約20名(アルバイト含む)の従業員がいらっしゃり、下田社長は、「農家でもあるが、我々は観光業としてプロになってほしい。ホテルマンを目指して頑張ろう」と従業員の教育に力を入れていらっしゃいます。
会社内のコミュニケーションもしっかりと取れており、農業の夢や、今後、~できたらおもしろいよねといったような想いを各従業員が持っていらっしゃいます。
また、地元の人たちに収穫作業を依頼するなど、地域の雇用についても力をいれていらっしゃいます。
(従業員の方々 一部紹介)
今後は、グリーンツーリズムにもっと力を入れていきたいと考えていらっしゃいます。
また、「地域一体となり、霧島市全体の観光と農業を盛り上げていきたい」と下田社長は、観光客を引きつけられるよう、様々なことを考えていらっしゃいます。
霧島市は、鹿児島市内から約1時間、鹿児島空港や九州自動車溝部インターから約20分と交通アクセスにも恵まれています。
空港の行き・帰り道や、鹿児島県内への観光の際など、是非お立ち寄りください!
HPはこちらをご覧ください。