農業法人の
紹介

農業法人って何だろう?

こんにちは。
前回のブログでお知らせしていた「農業法人について」書かせていただきます。

一般の皆さんは、農業と言うと”三ちゃん農業”に代表されるように、農家さんが家族で営み、お米や野菜など農産物を生産するだけで、後の商品化や販売は農協におまかせしているような姿をイメージされるのではないかと思います。
もちろん、そうした方もいらっしゃいますが、中には家族の範囲を超えて、従業員を雇用するなどより大規模な経営を行ったり、単に生産・出荷だけでなく、それを加工したり、消費者に直接販売するところまで手がける、しかもそれを会社を作って行うような方が増えてきています。

農業を法人形態で営む組織。それが農業法人です。
農業法人と農家さんの違いは、こと生産に関してはそれほど違いがあるわけではありません。
ただ、法人の場合、一般にそこで働く人数が多いため、規模のメリットによるコストダウンができるほか、これまで農家さんの経験に基づく勘が頼りだった部分をある程度マニュアル化し、きちんと計数管理するなどの取り組みが進んでいます。


また、安心・安全への取り組みなども組織的な体制が整っているため、取り組みやすい傾向にあります。
また、多くの人材を外から雇い入れることができるため、生産だけでなく、それを加工したり、直接販売するなど、より高付加価値を狙った事業展開(=6次産業化)に取り組んでいるところもあります。

さらに、中で働く人たちにとっても、家族など少人数のうちは、生き物相手のため、なかなか休みがとれず、また長期療養などの場合、経営にとっても大きなダメージとなりますが、法人化が進展すると、ローテーションで休みを取得できますし、長期療養者が出ても、残りの従業員でカバーするなど、より働きやすい環境づくりが期待できます。
農業法人は、こうしたメリットを追求してその設立が進められており、現在、農業法人数は全国で12,500法人、鹿児島県で990法人と10年前からすると倍増の勢いで増えてきています。

そのうち、鹿児島県農業法人協会には約100社の農業法人が加入していらっしゃいます。
事務局を執り行っている鹿児島県農業会議では、法人設立支援も行っています。

お問い合わせなどで訪問いただく場合には、事前にご連絡ください。

▲Page Top