農業法人の
紹介

(有)鶴の郷ファーム

いつも大変お世話になっております。

鹿児島県農業法人協会事務局の山野です。

今回は、出水市の【(有)鶴の郷ファーム】をご紹介します。

今回は、代表取締役社長の中塩 博一さんにお話を聞くことができました!

農業法人ファーマーズマーケット2021では運営委員をしていただくなど、当協会の活動に対してもご活躍いただいております。会議等でお会いしてお話することがあり、言葉選びを大事にされている方!の印象を持っていましたが、今回、仕事や経営に対する考え方を語る姿を見て、理論的な考えや積極性など、新たな魅力を再発見することができました!

卒園式後でお忙しいところ、ご対応いただきありがとうございます(*^▽^*)

(有)鶴の郷ファームを設立前、博一さんのお父様である正弘さんが、(有)中塩農園として農業を営んでいました。取引先の(株)スーパーよしだの前社長より「地元のものを使って加工したものを販売していきたい!そのためには農業法人を立ち上げることを考えているが、生産者として、是非、中塩(正弘)さんに役員を受けていただきたい」とアプローチがあり、お誘いを快諾した正弘さんが、(有)鶴の郷ファームの代表取締役として就任されました。

(有)鶴の郷ファームは、(株)スーパーよしだの関連会社として位置し、主に手作り餃子の生産・加工部門を担当しています。現在、役員2名、常勤パート5名で業務に励んでおり、主にお米とみかんを生産しています。

(有)中塩農園としては、生産だけでなくお米を販売する(株)出水キッチンも経営しています。

博一さんは、子供の頃から農業が身近にあり、高校卒業と同時に家業を営むつもりでしたが、近所の方より「一度は、外の釜の飯を食べることをしてみては?」と助言をいただき、県立農業大学校野菜科に進学しました。

特に印象に残っているのは、農家留学研修!

研修先の方は、優しいけれど大事なことは厳しく指導してくださり、時には号泣したが、乗り越えて、第2の家族として今でも付き合いがある。進学したことで、考え方も変わり農大に通って良かったと、今では実感されています。

会社として一番こだわっているのは“土づくり”です。現在は、有機農業で活用されているBLOF理論を使い「土壌分析を行い、足りないところを補う」ことを意識しています。

“土づくり”にこだわり、質・量ともに向上することを目指しています。

お父様の正弘さんへの感謝も語ってくれました。

「現在の土台を作ってくれたのは、会長。人を雇うことができるのも、会長が会社の体力を整えてくれていたから。会長の指導は、1~5年目まで様々な失敗の理由を聞くことだった。経験を重ねることで知識も増え、社員が失敗した時に対応できるのは、会長の指導方法のおかげだと実感しています」と照れながら言葉にしてくれました。

今では、博一さんが指導する側です。社員それぞれが自分で考えて農家になれることを目標に指導することを心がけています。社員に目標をもつように伝えたところ、目標のたてかたを知らなければならないことに気づきました。そのため、社員のマネジメントの重要性を感じ、それぞれの素質を知ろうとEQテストの実施を計画しています。

(有)鶴の郷ファームの生産する餃子について、(株)スーパーよしだの代表取締役川﨑繁雄さんにお話をうかがいました。先代社長より引き継いだ想いを聞くことができました。

スーパーよしだの主軸は「地元のものを!」です。

関連会社や取引先を考え、お店で販売できるものを協議した結果、「餃子ができる!」と約20年前に(有)鶴の郷ファームを設立するきっかけができました。

スーパーよしだの餃子の魅力は、もちろん地元産を使い素材をこだわっています。また、スタンダードなにんにくだけでなく、しょうが味も販売しています。

お店では、餃子を焼いた状態での販売が売れ筋ですが、焼く前の生の状態で購入いただく方が、より美味しく食べてもらい、餃子の魅力を伝えていけると考えています。そのため、味のバリエーションを更に増やすため、新商品を開発中。

加工場の中も見学させていただきました。

一つ一つ丁寧に作られています。

実際の商品も気になり、お店も見学してきました。行き先は「スーパーよしだ 米ノ津店」

惣菜コーナーに餃子が陳列されていました~

他にも、生の状態や冷凍された状態の商品も発見!

気になった方のために川﨑さんに確認しました,゚.:。+゚

スーパーよしだの店舗だけでなく、下記でも購入できます( ´艸`)

●楽天市場

●イスミ(熊本県人吉市)

●出水市ふるさと納税返礼品

最後に、博一さんから「自身の素質や2代目として、自分で得た利益を自分のことのように言わないようにしています。“誰でもできる農業”を目標に、まずは、何が分からないのかを知るためのフォーマットを作り、分からないことを知る方法を伝えていきます」と想いや今後の目標を語っていただきました。

川﨑さんからは、「地元のものをこれからも使っていきますので、是非、お声かけください!」と生産者へメッセージをいただきました。

博一さん!川﨑さん!社員の皆さん!

取材へのご協力ありがとうございました。

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