子ども食堂への食材提供活動を実施しています
いつもお世話になっております。鹿児島県農業法人協会事務局担当の坂口です。
今回は、地域貢献活動の一環として令和4年度から新たに取り組んでいる「こども食堂への食材提供活動」のご紹介です。
活動にあたっては、県下の子ども食堂で組織する「かごしまこども食堂・地域食堂ネットワーク」(以下「ネットワーク」と記述します)と連携。食材を提供した会員へ、必要経費の一部を助成しています。
今回は、同ネットワークで毎月実施されている、各企業から納められた食材を各子ども食堂へ仕分けする作業におじゃましてきました!こちらは鹿児島市卸本町で行われた作業の様子です。
まずは各企業から順次、食材が納品されていきます。作業されているのは各地の子ども食堂の方々です。
ほどなくして農業法人協会会員、「株式会社げん」から、さつまいもの提供です!いつもは社長の肥後玄十さんが配達していますが、今回は所用があり社員の橋口誠さんが届けました。ネットワーク事務局長の神野友美さんと言葉をかわします。神野さんも各社の担当者ひとりひとりに丁寧にご挨拶とお礼をされていました。
次に集まった食材を分配していきます。みなさん手慣れていて、てきぱきと作業は進み、1時間ほどで終了しました。
ネットワークには現在、鹿児島市のほか姶良市、霧島市、大崎町にも拠点があり、これらの作業が行われています。当日作業に携わった「みなと町子ども食堂(いちき串木野市)」の富永道明さんは、「農家の方のご支援大変ありがたい。みなさん難しく考えがちですが、街づくりや地域コミュニティの役割も子ども食堂にはあります。気軽な形でご支援いただけたら」とお話しされています。
鹿児島県農業法人協会では現在、のべ8会員がこの活動に取り組んでいます。ネットワークの拠点に納める他、普段から交流のある地元の子ども食堂へ直接納品するケースもあります。(一部ご紹介)
ネットワークの方々にもお話をうかがいました。理事の宝来良治さん(中郡スマイル食堂)と事務局の神野友美さん(ナポリ通りの子ども食堂)です。
「協会の皆様からのご支援、大変ありがたいです」と感謝されるお二人です。近年は子ども食堂への認知も深まり、各企業から食材が寄せられていますが、「やはり、子ども達にしっかりした料理を作るには、お野菜をはじめとした農産物が必要。可能なときに可能な範囲でご支援いただけたら」と宝来さん。神野さんからは、「もっと農家さんが提供しやすいように、拠点を増やしたい」と抱負を語られています。
提供者の(株)げん 肥後玄十社長からは、「少しでもお役に立てたらうれしい。これをきっかけにもっと農業法人のことを知ってほしい」と話されます。ネットワークでは今後、子ども食堂の関係者や利用者の方々に、農業法人の情報をしっかり伝達していくとのことです。
お二方は今年2月の当協会理事会に出席され、御礼と今後の取り組みを説明。理事会では来年度も引き続きこの活動を継続する方向で、次回総会に提案する予定です。
「こども食堂への食材提供活動」は、鹿児島県農業法人協会として初めて取り組む地域貢献活動です。もっと多くの会員が提供していける仕組みを、ネットワークと連携して進めていきます。
(令和5年3月8日更新)