第12回食と農を結ぶ交流フォーラム
(趣旨)
県内の食と農に関わる企業・団体・個人が一堂に会し、最新の情報交換を通じて経営発展と地域活性化に資するために、例年、(株)日本政策金融公庫鹿児島支店との共催で開催。今回は「物流課題の解決」及び「若い力の農業経営」をキーワードに実施。
1 日時:令和6年2月19日(月) 2 場所:センテラスホール
3 出席者 133名
4 内容
(1)基調講演「福岡ソノリクグループの取り組みについて」
講師:株式会社福岡ソノリク 鹿児島支社長 妹尾 洋介 氏
<講演要旨>
拠点と配送網,物流2024年問題と当社の取り組み(拠点整備,保冷技術活用)従来の物流のみならず、農産物の輸入や販売、流通にも注力。2024年問題は全業種において課題であるが、特に鮮度やコストに関して鹿児島県農業が受ける影響は大きい。4月からの法改正を踏まえて、物流各社は対応を進めることとなるが、拠点活用や保冷技術の活用は特徴があり、出荷において農業者の安心感は高い。
(2)事例発表「山英野菜の取組と経営目標について」
講師:株式会社山英野菜 取締役営業部長 山口 新太郎 氏
<発表要旨>
当社の特徴は,野菜の自社生産販売に加え,30品目に及ぶ仕入販売。契約農家は30~40軒。特徴的なデザインの野菜パッケージは講師の母で社長が自ら作成。
同社は市場相場に左右されない販売をしたいという想いから,仕入れ販売事業をスタート。契約先に信用してもらえる栽培・販売方法に取り組んでおり,自信と誇りを持っていて農業経営を行っていることがうかがえた。